AV soft03 2005年1月から
○ 20051211
鉄人28号 DVD 画質 C 音質 C 総合 C
CG多用の自称実写版鉄人28号。CGが戦隊ものレベルでまあ仕方ないか、という感じ。鉄人28号の映画というより、がんばれ正太郎君!!という映画。ブラックオックスを作った銀髪(白髪?)科学者が、キャシャーンの敵役とかぶってしまう。
がんばれ日本映画!
○ 20051206
アイランド DVD 画質A 音質A 総合B
近未来サスペンスSF。ユアンマクレガー主演。見始め、CGオンパレードで息苦しい作品かと思っていたが、それは違った。
「2300年未来への旅」(1976年米)のリメイクかと思ったのも違った。途中から、「バッドボーイズUバッド」並みのカーチェイスが始まったり、「SWAT」並みの銃撃戦になったり、ジャッキーチェン張りのビル落下もある。ポリ袋のコクーンから取り出される「製品」は「マトリックス」を髣髴させる。そんなこんなで見る者をあきさせない。
その根底にあるのが、クローン技術と社会倫理。このSF設定があるので、「ゴッドディーバ」のような息苦しさ、閉塞感は無いのだ。
SF好きの人も納得の映画。これは買いだね。
CG多用しているはずなのに、重量を伴った表現になっているのがすごい。チェイスシーンで、トレーラーから列車の車輪を落とすシーンはCGのはずだが、車輪にぶつかって大破する自動車は迫力があり、実写に見える。本当はどっちなのだろう。
ウルトラマン DVD 総合A
1966年7月からTV放送のウルトラマンDVD版。初回の頃は画質が荒いが、後半マスクがかっちょいいタイプに変わる頃の話は、画質が良くなっている。音声が編集されていて、ジェットビートルがぎゅーんと飛ぶシーンの効果音がとってつけたような音でいただけない。
しかし、オープニング「胸えーに、付けえーてる、まーくは、りゅうーせー!」の歌が始まると、ずっと昔に味わったどきどき感がよみがえってくるのは嬉しいことだ。
βテープで全話録画してあるが、DVD盤はさすがに画質は良い。
うる星やつら DVD 総合B
1980年代放映のうる星のDVD版。これもβで全話録画してあるが、DVD盤は画質、特に音質が良い。第一話を見た。コアなうる星マニアに笑われるかもしれないが、ラムの乳首がピンクに描かれているのは、第一話だけではなかろうか?
コレクター DVD 1965年英米 一般の人は見ないほうが、、、 でも好きな人はランクAでしょう。
おやぢの幼少期にテレビで見た衝撃映画。
テレビの再放送は40年間に2回だったと記憶している。いま流行っている、「完全なる飼育」シリーズなど拉致もの映画とはちょっと毛色が違う。
これを見た模倣犯がでないことを望む。
コマ送りで確認したが、とらわれ女優の入浴シーン。おっぱいに胸当てカップをつけている。前張りならぬパイ張りだ。これが1965年の現実であるわけだ。その当時は映画ポスターの乳首に☆マークが張ってあったりマジックですみ塗りされていたものなのだ。現在のように、たわしのような陰毛をも露出できる時代ではなかったのですね。
○ 20051128
バットマンビギンズ DVD 画質 A 音質 A 総合 B
背景はほとんどCGのはずだが、全く違和感がない。スカイキャプテンとは大違いだ。
手作りのバットマンのお話が結構面白い。
エイリアンビギンズ DVD D
似たような題名だが、こちらはB級SF。レンタルだが、レンタル店で見かけてもレンタルしないほうがいい。
ハウルの動く城 DVD 画質 アニメだがA 音質 A 総合 A
宮崎アニメの最新作。
主人公ソフィーの声が倍賞千恵子なのがちと苦しい。少女にしてはおばちゃんだし、90歳のバーちゃんにしては老けてない。最後まで違和感がある声優選択。ハウル役のキムタクは好演。感情移入しにくい不可思議な役を(そのままか?)やっている。恋をするストーリー展開の説明が不足している。
炎の悪魔役カルシファーは悪魔ルシファーからか。荒地の魔女役の三輪さんはもののけ姫から引き続き登場。
今回は宮崎アニメにしては少し大人年齢になってきて、主人公の女の子がキスをする。終盤キスのシーンが登場。これまで無かった点だ。カリオストロでも、ナウシカでも、ラピュタでもキスは無かったのだ。それが、キスをして魔法が解けるシーンもあり、主人公が多少高年齢化したことを表現している(のかも)。
DTS盤ではなく、DDのサラウンドだったが、これはいける。右後方から左後方をぐるっと回って右手に着陸するカラス姿ハウルの飛翔音は秀逸。とにかく音場感は宮崎アニメの中ではもっとも検討されているサラウンド感だ。DDでも十分に楽しめる。
世にも不幸な物語 DVD C
ジョニーデップ出演。ノリは「マスク」並みの変身ものだが、ストーリーが多少難解。モノローグで不幸だ不幸だといっている割には、人が殺されるだけで、不幸という意味はあまり少ない。映像は、ファンタジーっぽい。情景全編でCGを使用しているが違和感は少ない方。メリルストリープ、ダスティンホフマン、など名優が登場しているが、???な役で???
宇宙戦争 DVD 画質 A 音質 A 総合 B
トムクルーズ主演なので、あまり期待していなかった。しかし共演ダコタファニングが好演。CGもこなれていて、結構「恐怖」感はある。特に三脚機械(トライポッド)がゆっくりと歩行し町を破壊していく様を横から捉えたショットは夢に出てきそうで怖い。ただそれくらいで、どろどろした恐怖は少ないし、地下室にこもって狂気にかられていく人間の描写はいまいち。長男がエイリアンに向かっていく描写もいまいち。でも、音響は低域が充実して恐怖感を盛り上げる。
ただし、ダコタファニングの叫び声はいただけない。
○ 20051011
砂と霧の家 DVD D
主演 ジェニファーコネリー 2003年米。美しいジェニファーが身を持ち崩した馬鹿女を演じ、家族思いのイランの元大佐(ベン・キングズレー)と、自分の家を巡るトラブルを起こす。結果、馬鹿女が、他人の家族を巻き込んで不幸にしていくというストーリー。美しいジェニファー、もっとすばらしい映画に出て欲しい。その美しさを生かす映画に。
ピエロの赤い鼻 DVD B
フランス 2003年 ピエロの芸をする父を嫌う少年リュシアン。今年もお祭りで父がピエロの芸をする。そんな息子をピエロ芸人ジャックの友人アンドレがリュシアンを連れ出し、なぜお父さんがピエロの芸をするようになったかを話し始める。
第2次世界大戦の末期、フランスのある町で小さな戦いがあった。ジャックは町の先生、アンドレは帽子工場の社長。Dデイを機にパルチザン活動に触れ、さらに二人の憧れの女性にいいところを見せようと二人がパルチザン活動をした。それが元で小さな町は大騒ぎに、、、
ほのぼの系の映画。ビューティフルライフほど重い映画でなく、安心して楽しめます。
アイアムデビッド DVD A
2005年米。1950年代冷戦下のブルガリア。反政府思想家は収容所送りの世の中。少年デビッドはある男の指示で、収容所を脱走、デンマークを目指す。その途中、いろいろな人、家族、仕事、と出会い、彼の「作戦」はどうなってしまうのか!?
あまり書くとつまらなくなるので、このくらいにしておこう。子役のベンティハーが良い。そこはかとない、不安、恐れ、遠くを見る眼、など、名演。シンレッドラインのジム・ガビーゼルも重要な役で出演。彼は戦争で命をかける男を演じるのに適役ですねえ。
キングダムオブヘブン DVD B 映像 A 音声 B
リドリースコット監督、オーランドブルーム主演 ブラックスミス(鍛冶屋です。ははは。(^^;; )役。リーアムニーソン(U571、スターウオーズ)がしぶい。
時は中世、十字軍遠征で、エルサレムが戦場になっていた時代。(鎌倉幕府のできるちょっと前の頃です。)
十字軍の意味と、宗教の聖地の考え方を示した一品。
オーランドは、「パイレーツ、、」に続いて、鍛冶屋役。ひげを生やすと、同じ役。「トロイ」に比べ、CGがこなれて違和感は凄く少ない。「トロイ」はブラッドピットの作品でいまいちだったが、この「キングダム、、、」はオーランドに焦点が当たっていて、まあまあ良くできた作品。映像はおそらくカリフォルニアあたりの砂漠だろうが美しい情景描写が印象に残る。
ただ、エルサレムの攻防戦、エルフのレゴラスか??という感じもぬぐいきれないところもあり少し苦しい。
○ 20050912
コンスタンチン DVD C 画質 C 音質 C
キアヌリーブス主演。タバコ吸いすぎの肺がんで余命幾ばくもないエクソシストを彼が演じる。
マトリックスの面倒くさい設定を抜きにして、サスペンスとして楽しめる一品。シュワちゃんの演じた世界崩壊を一人の普通の人間が食い止めるといった設定ではないので安心だ。
特殊な能力を持った人物が登場。人には見えないものを見る能力で、それぞれの職業を全うしている。そこに神やら、半分神半分人間やら、特殊能力人間が絡んでいく。
フライトオブフェニックス DVD B 画質A 音質B
デニスクエイド(デイアフタートモローのパパ役)、ミランダオットー(ロードオブザリングでエオウイン役)らが登場。墜落した飛行機を、作り直して、砂漠から脱出できるか!?
漂流物の一種。とにかく砂漠と青空がきれいだ。CGまみれの映画が多い中、これは息が抜ける。勿論CGは使われているが、何を描写したいのかが判るCGのつくりなので可。
空の向こう約束の場所 DVD B アニメ
ストーリーが難解。並行宇宙、夢の接点などハードなSF設定があったり、青春ラブストーリーありなのだが、いかんせん、ストーリーが判りづらい。説明も少ない。塔の設定がいまいちわかりづらいし、塔と女の子の関係(必然性)もわかりづらい。語ろうとしているところは、純粋な愛なのだろうが、こんなにひねくりまわさなくてもいいのではと思う。
ドッジボール DVD C
まあ、普通に楽しめる気楽な映画。難しい事抜きに、深刻にならず、主人公がそれほど窮地にも陥らず、問題解決しちゃうストーリー。もう少し深みがあったら、また面白いかな?
クローサー DVD C 画質C
ナタリーポートマン、ジュードロウ、ジュリアロバーツ、クライブオーウエン共演ということで観劇。
大人の4角関係を描いた映画。エロっぽさを期待したが、おっぱいの露出はナタリー、ロバーツともになし。本当は凄いどろどろの4角関係何だけど、肉体をさらけ出さない分さらっとしている。
クライブは甲冑をつけ、剣を持っているほうが似合うのだが、渋い中年男性を演じている。ジュードロウはお金は無いが若く危険な感じがする役。ナタリーポートマンはストリッパー役だ。但し、おっぱいもあそこもさらしていないのは残念。まあ、大人の映画を見たいときには、、、という作品でした。
スイミングプール DVD C 画質C
Sランプリング主演。ミステリー作家役のランプリング、娘の起こした事件で彼女が取った行動は!?
ランプリングが、全身を披露。胸も陰毛も陰部も丸見えで体当たりの演技だが、抑制された演出で淡々と話が進む。ナタリーポートマンもこのくらいがんばって欲しかった。
○ 20050906
スペースウォーズ DVD D
パッケージイラストが派手なSF物は注意が必要、その見本。原題がSTAR FORCE。原題のままの方が良いことは間違いない。B級SFでした。安易なCG多用。
戦闘装備に、スターシップトゥルーパーに使用された胴当てを使用。スターシップトゥルーパーでは、ヘルメットや銃器、胴当て、太もも当てなど、大量に作ったため他の映画でも使いまわされている。もとの出来が良いのでそれほど違和感はない。
○ 20050905 レンタル店で、黒沢明の映画DVD集をやっていたので、まとめて借りてきた。(おまけに100円日だったのでね。白痴などはデジタルリマスター版だった。白黒の黒澤映画は、WOWWOWでも放映されづらいだろうから、レンタルしてもいいだろうと考えた。DVDは22作品レンタル用に出されたらしい。最後の作品が30作だったので、3分の2の作品がDVDになった、ということか。残念ながら「7人の侍」は、100円期間の1日から4日の間には戻ってこなかった。)
隠し砦の悪3人 DVD B
黒澤明監督 1958年 白黒
これは面白い。人間の強欲、しぶとさ、むごさ、時には、利を求める浅薄な行動が幸運も呼ぶ、ということを描いた佳作。
冒頭、攻め込まれた城の瓦礫が胸を打つ。人の肉体が、白黒の画面の中に、脈々と息づく。
悪3人というタイトルが、「誰が」悪なのかずっと考えさせる名づけ方。百姓の太平(千秋実)又七(藤原釜足)と、六郎太(三船敏郎)が悪三人なのだろうが、「ワル」という面はあまり出てこない。百姓のほうは人間が持つストレートな「欲」を表しているだけだし、六郎太は忠義に篤い武将を演じているのだ。
いずれにせよ、金(きん)に目がくらみ、命をも顧みず、金に執着するある意味純粋な人間の生き様描写が、面白さを引き出している。
スコープサイズを意識した人物配置の構図。斜面を登る、階段を上るなど、斜めの構図も生かしている。隠し砦と、金を仕込んだ木のアイディアは秀逸。雪姫役の上原美佐も当時のぎりぎりのエロティシズムであろう、太ももを舐め上げる百姓の目線で色っぽさを出している。
何より、体中からオーラを発散している三船がすばらしい。目からもすばらしいオーラが出ている。黒澤明は、三船敏郎とこの時代でなければできない映画を作ることができたのですね。
ただ、この映画とスターウオーズを絡めて論じるのは、正しくない。この映画はこの映画でとても面白いのだし、スターウオーズはスターウオーズで面白いのだからそれでよいでしょう。
○ 20050902
ネバーランド DVD B
ジョニーデップ主演、タイタニックのケイトウインスレット共演。
いやあ、ジョニーデップいいですねえ。ブラッドピットや、ディカプリオは一生懸命やってもいい映画に見えない悲運の俳優さんなのですが、ジョニーデップは、シザーハンズからなんとも味のある役をこなしていますね。
最近の海賊役も出色のできだったし。
劇中劇のピーターパンで、登場人物がふわっと飛ぶシーンは鳥肌もんです。
最後は涙してくださいね。
ミュージックオブハート DVD B
メリルストリープ主演。いったい彼女は何歳なのだろうか?30代から40代?を演じている彼女。
シングルマザーになった彼女が、対子供、対職場、対世間、対男という人生を演じる。それをつないでいるのが、音楽。バイオリン。
テンポのある展開で、各時代の彼女の姿が目にしみる。中盤での成功、後半でのクライマックス、エンディングテロップで、これは実話である旨の紹介がある。ラストは感激に浸れます。いい映画ですよお!
○ 20050818 映画 スターウオーズ EP3 A
冒頭のみ、音楽がこれまでと違う。パーカッションを使った、テンポ重視のBGM。
ギャラクティカ、グリーンディスティニーなどに通じるところがあり、これまでのメロディアスなSWのBGMとは異なる。
戦闘シーンのスピード感は、シリーズ最高。またおそらく、この画面に登場している戦艦、宇宙船、ドロイドなどのクリーチャーの数も最高だろう。
あのかわいかったアナキン坊やが、悪の化身ダースベーダ−になってしまう過程を追体験するわけだ。
まあ、なってしまったが、なんとも、EP4に続くなし崩しのつじつまあわせが、苦しくも有り、楽しくもあり。
宇宙船、ドロイドなど、雑多なデザインが混在する。クローンであれば、戦闘メカは愚直なくらいデザイン、機能を統一して戦うのが普通だろう、などと考えてしまう。次の帝国軍、反乱軍に展開する、戦闘メカの系譜として、雑多なデザインを導入しているのが苦しく見える要因なのだ。
パドメが生きる意欲を失ってしまうところの突っ込みがいまいちだったが、まあいいとしよう。
そして、またEP4から見たくなる。肝心のC3POがアナキンに作られていたのに、EP4では、そのようなことを一言もいわなかった理由も明らかになる。まあよしとしよう。ただプロトコルドロイドの記憶は消せ、といっていたような気がする。R2D2は航宙ドロイドだから、記憶というものが無いのかもしれない。ドロイドの記憶を消せ、だったら、R2も3POも、一緒に記憶を消されるわけだが、その辺のせりふを確認したいなあ。
ルーカスが27年前からこの展開を構想していたとしたら、凄い監督だなあ、と感心仕切りでした。
○ 20050810
戦略大作戦 奇跡のカラー映像 第2次世界大戦27作戦 7、8、9、DVD C
奇跡のカラー映像と銘打っているが、カラー着色っぽい映像には辟易。今回は大戦後半のノルマンディ上陸以降の話数巻を購入。大戦後半の癖に、ドイツの機甲師団、というシーンに、1トンハーフに旧式榴弾砲、4号D型、2号戦車などがジャーマングレー色で登場、それが何回も使いまわされているのにはがっかり。
ME262の出撃シーンのつもりの場面では、フォッケウルフFw190やメッサーシュミットBf109の戦闘シーンが使われているし、結構眉唾物だった。
ただ、一瞬動くパンターD型が出てきたり、一瞬3突が写ったり、結構目が離せない。
シャークテイル DVD C
ドリームワークス作 魚類が話したり、人間同様の暮らしをしている世界の物語。はじめは、ニモの時と同じく気持ちが悪い。リアルな魚が口を動かしてしゃべるのは、感覚的におかしいと思う。しかし、見ていると慣れてくる。はじめから、数万年後の世界、などSFにしてしまったほうが入りやすいのかもしれない。現代の御伽噺だと気持ちが悪い。ストーリーはまあこんなものか。
声優が豪華。ウイルスミスをはじめロバートデニーロ、レニーウイゼルガーなど。実写にして本人達が実演したほうが面白い映画ではないか?何も魚にしなければならない決まりはないのだから。
○ 20050707
Mr.インクレディブル DVD A
CGアニメ。スーパーヒーローが一般人に混ざって暮らすようになったが、能力はそのまま。子供達にも超能力があって、、、ヴァイオレットの黒髪が本物のよう。この辺の造りが凄くうまい。
GODDIVA、スカイキャプテンが凄く息苦しかったのと正反対。こういう痛快なアニメは面白い。
○ 20050623
スカイキャプテン DVD C
ジュードロウ、グイネスパルトローの共演。架空冒険活劇。
CGのオンパレード。GODDIVAと同じくらい息苦しい。このような、人物だけをCGにはめ込む手法はやめにしてもらいたい。空間が息苦しいのだ。本来見えるはずの詳細が見えないからか。または、空間を作っているエンジニアの感性に合わないのか。見ているうちに慣れてくるが、それでも、CGの作りこみに対する生理的拒否が出てしまう。
第一、急降下した飛行機が、壊われずに潜水機に早代わりするか。プロペラが形を変えて、前後に動くか。などなど、違和感続出。まあ、空想活劇として捉えればいいのだろうけど、そしたら、フルアニメにして実写を捨てればよいのだ。この中途半端さも好みでない。
これだったら、スチームボーイの取り組み方の方が好感が持てるし、はちゃめちゃも許せる。スチームボ−ルで空を飛ぶのも、あの設定だったら許せるかな?第一水蒸気が急激に膨張するために、通常の気圧の中で、凍ってしまうという設定もはちゃめちゃだが、まあきれいだから許しちゃおうか、とか。
○ 20050617
ボーンスプレマシー DVD C
記憶をなくしたCIA職員が、自らの過去をたどりつつ、危機を乗り越えていく。
全編を通して悲しい物語。特筆すべきは、カーアクション。カーチェイスのシーンで、本当に車がぶつかり、それを車内で撮影している。車同士が、がんがん当たるたびに、いててっ!いてっ!!と悲鳴をあげそう。日本版DVD発売前に見せていただいてKKさんに感謝。
○ 20050613
アウトオブタイム (nine lives ) DVD C
ウイズリースナイプス主演。巻き込まれヒーローもの。純愛、親友愛情もエッセンスとして混ぜられている。
FBI、CIA、軍隊、元軍隊、市警がくんずほぐれつ合いまみえる。まあ、こんなものでしょう。
恋は邪魔者 HV B
ユアンマクレガー、レニーゼルウイガー出演。2003年。小気味良いカット割。ぐんぐん進むストーリー。見ていて楽しいラブストーリーもの。まだテレビが白黒だった頃、テレビが白黒でも、実際は、カラフルな世界だった、というのも映し出していた。
早くスターウオーズが見たいです!
○ 20050530
ターミナル DVD A
トムハンクス主演、監督スピルバーグ。造りが違うことが一目で判る。徹底して構築された構図。パースを尊重した画角。
メイキングで見たと思ったが、あのターミナルのビルをセットで作ってしまったはずだ。さすがにターミナルに向かってくるジェット機がCGだとわかってしまうのはご愛嬌。
近年、ハンディカメラで手ぶれをわざと作ってドキュメンタリー風に作る映画もあるが、このターミナルは、画がどっしりと落ち着いていて見ていて疲れない。キャサリンセタジョーンズも嫌味にならない程度でのからみ。
最近の映画の中では、やはりスピルバーグは映画作りがうまいなあ、と思う一品でした。
○ 20050516
スクールオブロック DVD A
収入のために詐称して小学校の補助講師になったロッカーが、子供達に研究課題として「ロックバンド」を設定する。
子供達が枠にはめられた「プライベートスクール」(私立小学校)のなかからアイデンティティを模索していく様が面白い。
はらはらどきどき、結末も可。なんと言っても、ロックをまじめに愛している人たちが作った映画であるから、良い。みんなで見よう。そしてロックしよう!!
校長先生にもブレイクしてほしかった。
ドリーマーズ R18バージョン DVD C
何が凄いかというと、性器が写っている。
映倫の判断基準が、勃起していない男性性器は、性器ではない、という捉え方をしているのではないか、という考え方である。本映画では、はっきり、にょろんとしたペニスが写っている。
また、以前は、交接と見える、腰の接する場面は一面ぼかしが入っていたものだが、本映画では、腰の部分にはぼかしは入っていない。性器が見えなければ、交接を意味する腰の接触場面ではぼかしは不要とする考えか。
正面から見た女性の陰部もアップとなり、詳細が見える手前まではぼかしが入らない。アダルトビデオではなく映画、いわゆる芸術作品、としての規制緩和が進んだのだろうか?
内容はともかく、ぼかしの入れ方の今後の考えを示す作品といえるだろう。監督 ベルナルドベルトルッチ 1968年のパリを瑞々しく描いている。
オールドボーイ DVD C
韓国の映画って濃いなあ。これほどまでに業が深い映画って日本では絶対作られないよな。
15年もの間監禁されていた男が世の中に出されてみるとそこは、、、
エロティックなシーンもあるが、後を見るとそればかり喜んでいられなくなる。こんな映画は韓国でしか作れないよ、と思わざるを得ません。「殺人の追憶」に通じる底の黒さを感じました。主演男優チェミンシク。女優カンヘギョン。監督パクチャヌク。(JSA、シュリなど)
2046 DVD C
よくわかんない。エッロティっクなシーンはあるがおっぱいが見えるシーンはなし。SMAP木村拓哉君が出ていますが、いまいち存在感不明。なんだか訳わかんない映画です。飛ばし見。
○ 20050507
クライモリ DVD D
巻き込まれ殺人もの。殺人者が白日の下に描写され、殺人ものとしての恐怖は低い。女優がナイスボディだが露出ゼロ。レンタルものだがこいいうカスもたまにはある。
ボーン・アイデンティティ DVD C
記憶をなくしたCIA工作員がたどる自分発見の道のり。
実は、続編ボーン・スプレマシーをKKさんから借りたので、その前にアイデンティティを見ないとわかんないよと言われ、時間がたっていたのだけれど、改めて見た。
まあ、こんなものでしょう。007は記憶をなくさないけれど、記憶をなくした工作員はこういう仕打ちにあうのだなあ、というストーリー。たまたま居た、女性が巻き込まれ型謎の女ではなく、普通の女性、という設定に一ひねりほしかった。
キャシャーン HV C
DVDで見たときより、ハイビジョンの高画質による説得力が増した。DVD版では、これもでもか、という監督の映像表現への思い入れのかったるい感じがいやだったのだが、HV版は、映像の奥行きが増えたため、多少見方が変わった。
扱っているテーマが重いのだ。その重さに、映像が追いついていない。もっと気楽に、新造人間キャシャーンのかっこよさとか特殊能力とかを描いていったほうが楽しかったはず。何せ、ラストでは、恒星を越え、新天地で、生命を創造しちゃうのだから。
○ 20050426
スイングガールズ DVD A
音 DTS音声で視聴。
最後のバンド演奏のシーン。映像を見ないで音楽だけを聴く。基本的には正面からマイクを立て収録。この音像は変わらない。会場入り口に先生がやって来るシーン。そこで会話する場合でも、演奏は、後ろ向きにならず、正面からの演奏のまま。
各パートのソロは、音量が変わるだけでこれも、恐らくあまりダビングはしていないと思われる。
リア側は観衆の拍手、残響がたっぷり。ライブで、ジャズをサラウンドで聞くということはあまり無いことなので、オーディオマニアの方にお勧め。

○ 20050420
ヘルボーイ DVD B
ハルクがだめだめな作品だったので期待を少なめにしていたところが、ヘルボーイは面白い。
CG量が少ない物量投入型作品だった。
主人公に魅力があるところが、同じアメコミヒーローものとしては、ランクが上。
サブキャラも魅力あり。半魚人あり、発火人あり、何か、XMENになりそうなところを、大人の魅力でしのいでいる。
ジパング DVD B
架空戦記ものに属すのか。現代の自衛隊のイージス艦が60年昔の太平洋戦争時にタイムスリップしてしまうというもの。かわぐちかいじの漫画のアニメ化。
原作が現在連載中で終わっていない状態でのアニメ化。すぐに追いついてしまいそうなこのDVD、毎月16日頃に出るそうだ。3月現在VOL3まで出ている。
角川映画の「戦国自衛隊」のようになってしまうのだろうか。ある程度結末が見えてしまっているのがつらいところだが、結末に行くまでに、どのような行動を、登場人物たちがしていくのだろうか、というところが興味をそそる。
自衛隊や、旧日本軍の艦船、装備についてきっちりした考証がなされているのでミリタリーファンには特にお勧めだ。
○ 20050417
リディック DVD CよりのB 映像 B 総評 C
ピッチブラックというB級SFからスピンアウトした映画。ヴィンディーゼル主演にしたことで、多少予算額がアップしたことが、逆に作品世界の狭さにつながってしまった。2作目のジンクス。
ピッチブラックで暗闇でも見える能力を持つ主人公が、異星生物との戦いで生き残る。本来の彼は、一匹狼、他人がどうなろうと知ったことじゃない、という設定だったが、やはり人間で、約束は守るし、女も助けたい、という設定が面白かったのだ。
今回は、CG多用で、表現の内容は盛りだくさんになったが、逆に作品世界が狭くなってしまった。主人公の説明をすればするほど、解釈が狭まっていき、リディックの種族の話やら、エレメンタル、ネクロモンガーなどの戦闘軍団という設定も、リディックの世界を狭めるだけだ。ラストは腑に落ちない。
AVP DVD 総評 B
エイリアンがプレデター族の狩猟の対象になっているということ自体、すでにエイリアンがプレデター族に負けているということを示している。
人間が、この地球上で、どうして、エイリアンとプレデターとの狩猟に関係してくるかというところが、脚本家の苦労したところだろうが、逆にこじつけになってしまっているところが残念。はじめから、透視装置装備のプレデターに人間が勝つのは至難の技。それをシュルツェネッガーが根性でやっつけたのがプレデターの第1作だった。今回は、シュワちゃん(スーパーヒーロー)は出てこないので、やはり登場するのは、女性。
プレデター族も、強力なエイリアンに負けることもあり、常勝とは行かない。
最後のどんでん返しも、ご愛嬌。
○ 20050322 バトルスターギャラクティカ DVD B
これは1978年の宇宙空母ギャラクティカのリメイク版だ。パッケージのポップに「よりセクシーに、、、」とあり、その文面で中身がだめだめでもいいか?と見始めた。
ところがどっこい、この映画はすごい。以前の軽薄な感じのギャラクティカではない。すごいSFに仕上がっている。
音響、映像、しかけがそれぞれすばらしいできだ。
音響は、壮大なBGMではない。グリーンディスティニー、ヒーローのようなドラミングが多用されている。音楽によって無理やり盛り上げる手法は使っていない。たんたんと、パーカッションが緊張を盛り上げる。
映像は、ハンディカメラで、わざわざぶれを作ることによって、ドキュメンタリーのような感覚を見るものにあたえる。
仕掛けは、たくさん。サイロン(メカ)を作り出した人類が、そのメカに侵略、虐殺される。メカはロボット風のデザインから、人間そのもののサイロンも登場。その登場人物が、単なる敵役メカで人類を殺す、という任務をこなしているのではない。メカなのに、自我を持ち、愛することもする。さらに、その入れ物が滅びても、その個性(データ)は他の容器で生き続けることができる。このようなテーマは、恐ろしくSF的だ。さて、人類は人間と見分けがつかないサイロンを相手に戦っていけるのだろうか?
先進のネットワークを駆使した防御システム、人類のメカニズムは、サイロンの電磁波攻撃で無力化、あっという間に全戦力を粉砕されてしまう。ただ一隻のこったのは先のサイロン戦争での教訓を忘れなかった宇宙空母ギャラクティカのみ。ギャラクティカは、なんと、通話機が有線。艦内にコンピューターはあるが、人類の防御システムとはリンクしていない。たまたま博物館として展示するために集めた20年以上も昔の戦闘機バイパーマーク2は現在のマーク7に比べると、電子化の度合いが低く、サイロンの電磁波攻撃にもやられることは無かった。
ストーリーは他にも複雑多岐にわたる。謎も多い。一話完結にするのかどうか?それでも、ほとんど話題にならなかったこのギャラクティカリメイク版は、最近の不毛CG多用のSF映画の中ではキラ星のような存在だ。
ところでパッケージポップの「よりセクシーに、、、」」というのは、いわゆるもろミエではない。節度のあるもので、それを求めてみる人にはまったく向いていない。
全編を通して悲しい映画だ。なぜだろう。
○ 20050313 卒業 HV B
これは、戦争映画でもSFでも無いけれど、おやぢの原体験に関連することなので取り上げた。その昔、ウエストサイドストーリーと、この卒業が映画館で上映された。2本立て、というもの。今のように、総入れ替え、一本のみなどという上映方式ではなかった時代、母親が先に行って「卒業」を見に行くという。そのとき、「あなたたちには合わない映画だから、卒業が終わってから映画館に来なさい」といわれたのだ。その頃は小学校2年生のころだった。ちょうど田宮模型でウオ-カーブルドックが発売された頃。兄とおやぢは、ウエストサイドストーリーを母と一緒に見てきたのであった。
改めてハイビジョンで「卒業」を見た。ダスティンホフマンが若い!!あたりまえか。奥様との不倫物語が、子供には不適ということだったのだろうが、あの映画を見ても、おそらく訳がわからなかっただろうな。
画質は、年代相応に甘いが、それでもハイビジョン画質が発揮されており、俳が目で演技するところが確認できる。先日のタワーリングインフェルノのSマックイーンの青いひとみも凄かったが、今回のダスティンホフマンのひとみの色もすばらしい。
○ 20050220 アイ・ロボット DVD C
ウイルスミス主演近未来SF。未来のアメリカ都市でレトロ趣味の刑事が、科学者の自殺事件に巻き込まれていく。
CGオンパレードな映画だが、かなりこなれているので違和感は少ない。でも、CGには実体感が少ないので、あまり好きになれない。例えば、ターミネーター1作目は低予算で、動くターミネーターの骨格モデルはある部分しかなかった。CGも使っておらず、ある部分はアニメーションを使っていた。動かないものの、骨格モデルは実物だからある程度の迫力があったわけだ。スターウオーズもしかり。第一作目はミニチュアを大量に使用。爆発シーンはモデルを火薬で爆発させていた。確かに爆発の迫力は小さいかもしれないが、本物がもつ実在感には換えられないものだった。後の作品では、爆発シーンは、規模がでかくなったがCGのため実在感が薄くかえって迫力をそいでいたのだ。
今回は、「ロボット3原則」が何度も出て来る。アイザックアジモフの小説「私はロボット」に登場する名原則だ。人間を殺さないはずのロボットが、殺人を犯すか?というところが本映画の中心軸となっていく。
ただ、ラストシーンの解釈を観客に任せる方式を取っているため子供にもわかりにくい話になってしまった。小2の息子が「少しはわかったけど、、、」といっていた。おやぢにも難しいラストでした。
ゴッドディーバ DVD C
CGの映像世界に一部生身の人物があてはめられているというつくりの息苦しい映画。この手の作風はどうしても息苦しい。CGが嫌いなのもそういう息苦しさがぬぐいきれないから。フィフスエレメント、ブレードランナーを引き合いに出したライナーノーツがあったが、どうだろう。
登場人物は主人公ニコポルと、女性学者(シャーロットランプリング)、それと問題の謎の女性ぐらいが生身の人間で、後の人物、風景はCGというもの。
何千年に一度だけ全宇宙に1体現れるという神の子を宿すことができるという女性が、未来のニューヨークに出現する。どうして現れたかは誰も知らない。つれてきたと思われる人物(異星人?)も登場するが、説明はなし。冷凍で刑に服していた主人公ニコポルが偶然に解凍され、死刑を宣告された太陽の神に体をのっとられ、、、という破天荒なストーリー。主人公ニコポルという男性は刑に服す前に何らかの思想的な活動をしていた、位の説明しかない。謎の女性を連れてきたと思われる、異星人についても説明なし。かなりむずかしい映画だった。SFの素養がないと、「何のこっちゃ、訳がわからん」、で終わってしまう映画だ。
タワーリングインフェルノ HV B
1974年作のかなり前の映画だが、ハイビジョンでの放映を楽しみにDVHSに録画した。
色がかなり鮮明。解像度も悪くない。これまでのTV、LDなどと一線を画す。Sマックイーン、Pニューマン、フェイダナウエイなど豪華キャストが生き生きとよみがえった。ちょうど、スペインマドリードで高層ビルが燃えた事故(2月13日)があったが、実際はあんなふうに全部燃えてしまうのかもしれない。
○ 20050206 ロードポブザリング 王の帰還 スペシャルエクステンデッドバージョン B シリーズでA
「王の帰還」何と50分も長いバージョン。
通常版で説明が不足していた部分が、補足追加されている。追加の主な場面は、例えば、ミナスティリスで、ガンダルフの杖がいつの間にか無くなっていたことの説明場面。おお!こうやって杖がなくなっていたのか、と判る。
死者の戦士たちを説得に行ったとき、死者の王が戦いに参加するのを決意した部分。
死者の戦士たちを引き連れて、海賊たちがやってくるところに出くわすシーン。これらがあると、ローハンの王がやられてしまう大ピンチのときに、増援で来たと思われた海賊船から、アラゴルンが飛び出してくるシーンに連続性が生まれるのだ。
その他、細かい点がきちんと説明され違和感が少なくなっている。画質も良好。音声もDTSでDDより良い。
プライベートライアン DTSバージョン B
名作の誉れ高いプライベートライアンにDTS版が登場。DTSとなってさらに映画の出来が良く見えてきた。
冒頭のオマハビーチでの戦闘シーン。MG42、MG34の発射音がさらに軽やかに再生される。ぶぶぶぶぶぶ!!ときこえる発射音が恐怖を盛り上げる。どーんという爆発音がフロントから、爆風の余韻としてリアへと駆け抜ける。これは凄い。
音が良くなると、画もきれいになったような気がする。通常版は、褐色が過ぎるような表現だが、今回のは、そこそこの効果としての褐色効果が見られる(気がする)。
○ 20050202 ゼブラーマン DVD C
哀川翔100作目記念ムービー。ヒーローにあこがれただめ教師が、侵略ゲル状エイリアンと戦うヒーローとなってしまう荒唐無稽なストーリー。
今やっているヒーロー物が2040年の日本を舞台にして活躍するということから、今やっているヒーロー物の主人公に、将来なってしまうという面白い設定にはなってている。ただ、エイリアンの深堀とか、なぜヒーローのパワーを得たのか、など突っ込めば説明なしの部分があるが、まあ、ラストがカッコイイから許すことにしよう。
中2の娘が「昔ゼブラーマンってやってたの?」と聞くくらいのヒーロー物の作りこみに拍手。
バイオハザードU アポカリプス DVD C
ビデオゲームバイオハザードから始まった映画のパートU。ミラ・ジョボビッチ主演。今回は、ゲームのほかの登場人物、ジル、STARSのメンバーなどが登場。
サスペンス度、恐怖度は薄まった。まあ、パートUでは仕方がないか。今回は、最後のほうに乳首を見せただけのミラ、結局、エイリアン4のように、主人公が適役の能力を身に付けてしまう展開。パート3用のつくりが見え見え。
○20040128 コールドマウンテン DVD C
アメリカ南北戦争物。ジュードロウと、ニコールキッドマン共演。アメリカの南北戦争の悲哀を美しく、かつ悲惨に描写。
冒頭の大爆発シーンは迫力があるが、おそらくCGと思うと迫力も半減する気持ち。実写かなあ?あまりにきれい過ぎる爆発なのでCGと思う。いかがか?
ジュードロウが「スターリングラード」に続いて、戦争に翻弄される主人公を演じている。無口でありながら、純愛に生きるという役柄を演じている。終盤ニコールキッドマンが乳首、陰毛を一瞬披露してがんばっている。(おやぢはそんなところしか見ていないのか!?)
○ 20040116
アイデン&ティティ WOWWOW C
ふと見始まった映画が面白くて最後まで見てしまうと、なんか得した気分になってしまうことがある。この映画はそんな映画だった。
ロック好きの主人公が、バンドブームで有名になり、バンドを維持するために悩むが、、、レコード会社社長役の岸部四郎がいい味を出している。岸辺は、グループサウンズ時代に同様の苦汁をなめてきているからだ。
ラストは涙物。ただ、ボブディランがムーミンのスナフキンになってしまっているのは残念。ロックを愛する人必見。
以前WOWWOWで、800メートルツーラップランナーズと言う映画を見たときも、期待してなかったのに見始めたら面白くて見通してしまったことがあった。今回と同じ得した気分になったものだ。
このような映画を作れる日本もまだ安心というべきか?
華氏911 DVD C
有名になったマイケルムーア監督のドキュメント物。ブッシュ批判色がかなり強く出ている。でも、このような映画が普通に上映できるアメリカは懐が深いのだなあと思う。しかし、映し出される現実は悲惨で、暗くなってしまった。誰がテロリストなのだろうか。そのことを考えると、世の中は一筋縄では行かないと、痛感する。
知人に反骨精神を持った映画監督がいる。気が付くとこのマイケルムーアと同じ位の年齢だ。彼は、家庭教師物語、ざざんぼ、腹腹時計など社会風刺、社会問題をえぐる作品を制作してきた。ところがそのメッセージ性のため、上映を拒否する公民会、ホールが後を立たなかった。彼は、表現の自由を掲げ、上映を拒否した地方公共団体を訴え、次々と勝訴してしまった。今は、元気で映画を作っているのだろうか?
○ 20050110 ビッグフィッシュ DVD 画質 − 総合 BよりのC
ティムバートン監督ということできわものか、という先入観があったが、まったくの勘違い。
死に際の父のもとに帰ってきた息子が、父の姿を確認する物語。荒唐無稽なお話が、実は、、、
終盤には涙なしには見られない感動があります。
中二の子供は「ウォルター少年と夏の休日」ものだね、と指摘。たしかに。子供は時に的を射た話をする。
○ 20050103
年末年始番組
年末 デジタルハイビジョン WOWWOW等
大魔人 大映 196−年 HV B
色が濃い。こんなに発色が良かったか、という印象。怪獣映画おおはやりの時代、大映特撮の技術結集といった感じで製作された。重量感、ミニチュアの作りこみ、勧善懲悪のすすめの見本のような映画。すばらしい。
ベンハー WOWWOW HV B
長いのが欠点。ロードオブザリング王の帰還の前に放映。
過去、LD、DVDで複数枚購入済。今回はHV放送ということで期待度高し。
ハイビジョンということで、テレシネ処理にもノイズ除去の苦労が見て取れる作品。とにかく30年以上も前の作品でありながら、豪華絢爛、重厚長大、貫禄十分、映画の醍醐味が味わえる。何度見ても、ジュダベンハー(C.ヘストン)が窮地から這い上がってきてメッサラと対決する構図はすばらしい。闘技場のシーンは映画の金字塔だ。これをハイビジョンで見られることは幸せだ。でも、LDやDVDはなんだったのだろう、という気持ちになってしまう。
ロードオブザリング 王の帰還 WOWWOW HV B シリーズでA
2005年1月1日の目玉。ハイビジョン王の帰還だ。
DVDで、UX-1に120万円のルビジウムをくっつけて得た画質をあっさりクリアしてしまっている。これが空から降ってくる放送なのだからこの世は凄いことになっている。
画像も凄いが、音質もDVDに負けていなかった。すばらしい。
紅白歌合戦 NHK HV D
年末の番組。K−1、プライドと切り替えてみていたため、ハイビジョンでは生ではよく見ていなかった。DVHS録画物で見ると、確かに画質はすばらしい。音声も5.1CHで健闘しているが、コンテンツが視聴者をつなぎとめていられるかというと???だ。歌合戦という形式が限界にきているのか?
ガメラ 1 2 3 WOWWOW HV A
録画したもの。
テープの関係で1と2の録画となった。やはり期待にたがわずすばらしい画質だった。音声も充実。AACのおとが悪いという風評はなくしてほしい。
というのも、旧ガメラシリーズのDVDボックスは脅威の鮮明画質だったからだ。今回ハイビジョン放送ということであれば、新作映画でHVという好条件。おまけに5.1CHだ。ガメラ2で、ヘリコプター、落下してくるレギオン隕石、飛来するガメラなどよく回る。リアチャンネルが大健闘だ。