avsoft201101


○ 20111230 年末まで
WOWOW 
ロードオブザリング 3部作 総合8  HD画質 7  AAC音質 7 
 旅の仲間   DVDに比べれば、格段に高精細ではあるが、今のHD画質から見れば、少し物足りない。ドワーフ王の間でのやり取りをチェック。ミイラのかぶとが井戸に落ちてがーん、がーんと反響が遠くまで響いていくシーンから続いてトロールが出てくる戦闘シーンの音響をチェック。音声は、DVD=UX-1は迫力があったのは当然だが、WOWOWAACでも結構がんばっている。シャリーンという鎖の鳴り方、戦闘シーンの効果音などなどまずまず。
 2つの塔    死の沼のシーンでは、モルドールへ至る遠方平野、山岳と手前のごつごつした岩のコントラストで奥行きをチェックしていたのだが、奥行きは出るが、沼水の透明感、どろどろとした奥行き感はすこし少ないかな、という表現。
 王の帰還   大人数での戦闘シーン。CGのくだりは水準並み。ワイドな画面を楽しめます。

 でかいフォントで字幕がまぶしく外せないのがWOWOWの弱点。日本語吹き替え版で字幕なしを視聴。声がかなり違うが、まあ、字幕がない分画面に没頭できるか?


BD
パイレーツオブカリビアン 生命の泉  総合8   HD画質  9    HD音質 8

 ディズニーなのに、前作から人が大量に死ぬ映画になっています。汚さも一級。リアルさを求めると、爪や歯の汚さが激しく汚い。CG人魚の乳首は絶対に見えません。(どこみてんのじゃ)リアルさの追求はそこには及ばないということか?CGはだから嫌い。実写だったら間違って写る、ってことがあるので。ペネロペの美しさもまずまず。

BD
ハリーポッター死の秘宝PART2  総合7  HD画質 9   HD音質 9
 
 ファンタジーで長時間だとなかなか見続けるのがきつい。ただ、最終話の本編は対決が終わるので、テンポ良く展開。画面の暗さは相変わらずだが、DILAプロジェクターの本領発揮で暗くても見ていられます。CGのこなれ方はすばらしく、ホグワーツを含め背景はすべてCG(のはず)なのだが息苦しさはほとんどない。回を重ねる毎に美しさが減じたエマワトソンもなんとか美貌復帰。ロン役のルパートグリントが逆にどんどん格好良くなっていったのと対照的。

 続いて、継続して見られなかったPART1も見たが、パート2のテンポのよさを見てからは、やはり少しタルかった。画面が暗いし。
BD
ハリーポッター 死の秘宝PART1 総合7  HD画質 8  HD音質 8

BD
世界侵略ロスアンジェルス決戦   総合 8   HD画質 8   HD音質  8

 よくあるB級映画かと思いきや、侵略ものの現代兵器での抵抗、逆襲もの。PS3ゲームのモダーンウオーフェアみたいな兵器使いののり。エイリアンも良く映さず、無機的(無感情、戦闘マシーン)な敵として描かれるので、ますますゲームのように見える。CGの使い方がうまく、息苦しさが少ない。  


○ 20110928 

 スターウオーズBD      総合10  画質9  音声 9

 1976年7月高校夏期講習の日に公開のEPW。昔は入れ替えなんてなかったから3回見て帰りました。
 それが、数々のコンテンツ、バージョンを乗り越え、BDに到達しました。VC1圧縮。DTSHDのHD音声。さらに、デジタルリマスターを経ています。

  食玩のミニチュア。震災で落下し、細かい部品が折れて飛んでいます。

 DVHSテープ。WOWOWもの。これも廃棄か?NHKHD放送の時は音声が今一で捨てられなかった。

  ハイヴィキャストは、HDチェックディスク。

 EPWを見ると、冒頭のダースベーダーのマスク、マント、ブレストアーマーの表面がこれまで最高に細かく見えます。後のシーンで、例えば、デススターで、総督と話している時、前方から光があたるシーン。マスクのレンズを通して、中の俳優さんの目が明瞭に見えます。
 脱出ポッドがタトゥイーンに落下後の、ハッチの裏が、DVDリマスター版では異様に青かったのが、それほどではなくなっています。また、R2D2が乾川で一人走っているシーンは、バージョン、メディアによって、めちゃ明るかったり、暗かったりしたものです。DVDリマスター版では、夕暮れの心細いイメージがよく判る暗さにしてありました。今回のBDでは、暗くなりすぎず、でも、夕方で心細い、という微妙な明るさ(暗さ)が表現されています。
 ジャバザハットのCGは、トリロジーで追加改修されたものですが、今回のBD版では、CGでさらに良い具合に修正されました。トリロジー版では、寸詰まり、小さいジャバであったものが、多少ぬめぬめした感じがで、且つ質感が状況に合うようウエザリングされ、違和感が薄まりました。
 ミニチュアワークで一生懸命作っているところは良いですね。火花はちゃちくても、リアルですので迫力があります。これがCGになると途端に実在感がなくなってしまうのです。よほどうまくやらないと。水や、火、煙などCGでの表現は難しいもの。

 など、など見所満載。

 CG初期のEP1は、画質が向上。EP2の冒頭、NHKHD放送で欠落していた、銀色の無尾翼宇宙船が下りてくるときのゴゴゴという轟音もしっかり入っています。
 音声は、EPWでは、かなりリマスタリングされており、明確なサラウンドの意識がエンジニアにある、その音作りが再生に表れています。これはすごい。映画館で余り感じなかったサラウンド音声。LDが出てきたときルークが砂を踏みしめる音が鮮明に聴こえ感動した時期。今回は、EPWで表現したかったサラウンド音声が、HDオーディオで現代化され、過去最高の画質音質で味わえます。
○ 20110909

スターゲイトアトランティス シリーズ5(最終シーズン)  DVD   総合8  画質 8  音声 8

 すでに終了しているスターゲイトアトランティスのレンタル版がリリースされました。
 毎年7月、8月にリリースされてきたスターゲイトシリーズ。今年は9月の初旬にリリース。盤面を見ると指紋跡がないのでバージンレンタルと思います。貼ってあるラベルを見ると7月20日から、とありますが、結構チェックしていてなかったのだから、最近レンタル開始のはず。

 スターゲイトSG1が終了していた2008年、アトランティスに、オニール、ティルク、カーターが登場していました。S4では、カーターが大佐で、アトランティスの指揮官となっていましたが、S5冒頭で解任となってしまいました。

 画質はぐっと向上していますが、CGの甘さも結構目に付くお話が多いです。明確な敵(レイス)との対決が少なくなり、お話がとっ散らかる傾向がありますが、最終シーズン、どのような結末となりますか。ネタばれは抜きに、皆さんも早めに見てみてください。

○ 20110828 

 ウルトラQ カラー版  WOWOW  総合 9    画質 8    音質   7
 特別放送となった、ウルトラQカラー版は、宇宙からの贈り物となった。ナメゴンの話である。
 第2次世界大戦の白黒フィルムカラー化とかなり異なり、デジタル処理の恩恵を目一杯受けた観がある。
 無理のない着色。特に金属部分の表現にうなった。博士の腕時計の詳細を見ると、単に着色しただけでは得られない、金属の輝き、質感が表現されているのだ。これは、すごい。
 他には、ジャンパーの色、ゆりちゃんの衣装の色。ナメゴンの色は控えめだが、このようなものだろう。光学合成の境目が高画質によりよく判ってしまうのも、CG全開の現在に比べれば優秀。
 BD盤のウルトラQ総天然色も期待できる仕上がりであった。

 宇宙戦艦ヤマト キムタク版  BD  総合9  HD画質 9   HD音声 8

 期待していなかった実写版宇宙戦艦ヤマト。模型店の☆☆☆さんの勧めもありBDを購入。これがはまった。冒頭の火星域での艦隊戦から、手抜きのないCG作画が見て取れた。ヤマトがめりめりめりと干上がった海底から発進する雄姿を見るだけでも感激。キムタク臭がぷんぷんだが、それも監督の意向なのだろう。オールドファンべったりの宇宙観でなく、今風のつくりと、一作限りの劇場版であるので、設定をアニメ版と同じにするのは時間がなさ過ぎたわけ。
 CGは、艦隊戦が、スターシップトゥルーパーの水準。コスモタイガーのシーンは、宇宙空母ギャラクティカのような、デジタルズームで寄せて、手ぶれも入れるという表現。
 映画作りとしては、SFへの愛を感じるが、放射能、ガミラス、イスカンダル、の描写は、SFとして視聴者が補わなくてはならない部分が多い。これもご愛嬌。

 バイオハザードW BD 総合7   HD画質 7  HD音声 8

 3Dで視聴。わざわざ3Dにする必要もないか?アリス(ミラジョボビッチ)がいっぱい。という映画。まだまだ続くぜ、というエンディングもげっぷが出る。

 エバンゲリオン 新劇場版 破  2009日
 
 DVD  序 に比べると、またまた作画技術の向上が見られました。すごいけれど、エヴァでこんなに長く食えるとは思ってもいなかったのでは?庵野さま。
 地デジ放送版
 DVDより、高画質であるのはあるが、地デジの限界か、若干奥行きが不足。テレビ版ということでラストが違っていた。地デジ版は、エンディングロールを省き、カオル君がざしっ!!と登場。
 TVアニメ、コミックとまるで違った世界になって来ました。

 
○ 20110707 

ウルトラQ WOWOW デジタルリマスター版  第1話から  総合8  HD画質 9白黒   音声 7

 非常にすばらしい修復。色がない分、詳細なものの表面の描写が克明に伝わります。ロケ、セット、の違いが明瞭。ゴメスが、モスゴジあたりのゴジラを使いまわししている作りこみもよく見えます。
 これから発売される総天然色デジタル彩色ウルトラQはどのような出来栄えか。7月の最終回頃に、一部カラー化した怪獣を放送する番組もあるようだ。

○ 20110603 

月にとらわれた男 2009 英 WOWOW HD 総合7  HD画質 7  音声AAC 7


 
 良くも悪しくも英国映画。月面基地での孤独な男の仕事を描いているが、月面車などはサンダーバードを生み出した英国らしくミニチュアのようだ。派手なアクションはないが、企業論理、クローン、機械知性などを組み合わせて面白い映画になっています。サイレントランニング、2001年宇宙の旅、エイリアン、などに通じるSFの気骨を感じました。


 
○ 20110502 

サロゲート 2009米  WOWOW 総合7  画質 HD  6  音声 AAC 7   (プラズマディスプレイ、PS3、での視聴)



 髪の毛が生えたつるんとした顔のブルースウイリスが登場し驚くがそれだけ。CG処理されているので解像度が悪く見える。冒頭車がひっくり返るシーンでははめ込みCGがありありとわかり興ざめ。アバター(2009)と同様の代わり身のお話。
 アンドロイド、精神でのコントロール、本物偽者、など気になるテーマが、消化しきっていない。はげたブルースウイリスが活躍するとダイハードやシンシティになってしまい、サロゲートがどこかへ行ってしまう。
○ 20110204

タイタンの戦い  BD  総合 8  画質 VC-1  6  音声 DTSHD  8

 

 映画館で見たときも画質が甘かったと思ったが、BDメディアでも画質は甘かった。これが功を奏して、CG合成のはめ込み感を若干緩和しているようだ。後半、メデューサとの戦い、クラーケンとの戦いの場面では、クリエーターの作りこみが見て取れ思わず見入ってしまう。
 ただ、お話を切り詰めている関係で、各エピソードが短く、繰り返し見ないと判らないところも多い。(実際映画館一回ではちょっと足りないかも。BDで見てふーんなるほどと思ったところもあり)
 超美人のヒロインが出てこない。クラーケンがタコの軟体動物でもない。メデューサが瞬間的にかわいく描かれる。神様たちがひどく人間的に描かれている。など突込みどころ満載のSFファンタジー。

パイレーツオブカリビアン ワールズエンド  BD  総合 8  画質 AVC 9   音声 LPCM  8



 クラーケンつながりで突然パイレーツオブカリビアンを見たくなった。ディスクを入れると、これは凶悪なディスクだと感じた。ディスク初めの注意書きの画面は、停止できない、飛ばせない。メニュー画面へ行くまで他の番組の予告編が延々と続く。これはチャプター飛ばしはできるが、メニューまで行き着くのにスキップキーを何度も押さなくてはならない。リモコンのストップキーを押しつづけるとプレーヤーがフリーズしてしまった。LX91は、ストップしてディスク停止状態にしないと、本体のメニュー画面の音声切り替え画面にできないのだ。
 ディズニー映画史上最高に人が死んでいる映画ではないか?ばんばん人が死にます。絞首刑、剣殺、などの他、殺しの直接表現シーンは少ないけれど、死人の小船で死んだ人の数を表現。それでも重苦しくなりすぎないのがディズニー風。
 画質は良好。ほとんどの背景がCGの世界なのだが、違和感はほとんどない。これだけ高精細に、海賊の世界を作り出している技術・感性に拍手。音声はLPCMで広大な音場、広いダイナミックレンジ。ロスレスHDオーディオで忘れられている素直さが快感であります。
 今年の夏第4作が出るそうなので期待度高し。

○ 20110115

 第9地区  BD  総合 9  画質 AVC 8  音声 DTSHD 8 
 


 AVCにして良好な画質。いろいろ言われている第9地区ですが、SFものとしては水準以上。SFなのだから政治的メッセージ性とか、なんちゃらは抜きにしましょう。
 巨大円盤の空中浮遊は、古くはACクラークの小説にある、オーバーロードの来襲のイメージが原初体験ですが、第9地区のように、よわよわで、人類に隷属しちゃうようなエイリアンの描き方は面白いですね。結局人類を凌駕するハイテクはあるのですが、強力なエイリアンが出てくると話が進まないのでこのようなつくりになっているわけです。
 兵器の描き方が良好。銃撃の効果音もパパパと分離明瞭。ハイテク兵器の重低音も良好。
 エイリアンの声は、スターウオーズの虫型エイリアンの声とそっくり。

 ザパシフィック  WOWOW 2010年10月  総合9  画質HD 9 音質AAC 8 
 
 随所にCGを盛り込んでいるにもかかわらず、違和感なく仕上がっている、さすがスピルバーグ+トムハンクス。

 マッハ2  WOWOW     総合8  画質HD 9  音質AAC 8



 スタント、CG合成を使わない根性の映画。主演・監督がトニージャー。実物が物語る迫力がCGまみれの今の映画界に強烈な一撃を食らわせる。ただリアルさを追求する余り、「汚い」描写になっていますので、好き嫌いが分かれるかも。

 アバター WOWOW 吹き替え版   総合 7   画質HD 7   音質AAC  6

 字幕がない、WOWOWの放送ということで吹き替え版を視聴してみましたが、残念。色彩が薄れ、奥行き不足。一部ボケが見られるような精細感不足。音声も日本語版でセリフのみ吹き替えでサラウンド部分は同じはずだが、今一。