AVsoft 200811-
○ 20081211
ダークナイト 2008米 BD 総合A HD画質 VC−1 A HD音質 ドルビーTHD B
VC-1のHD画像で初めて高画質のソフトを見ました。
バットマンの映画ですが、これがすごい。ジョーカーが主人公になっているといっても過言ではありません。ロックユーのヒースレジャーの遺作となってしまいました。それを予感していたか、していなかったかは不明ですが、彼のジョーカーは完全に切れたジョーカーを演じきっていました。
映画のつくりがハード。CGを使っているはずなのに、ほとんど判らない。ゴッサムシティはCGなんでしょうけれど、きれいな画像で本物にしか見えません。
バットマンも超人ではなく生身の人間として描かれ、苦汁を飲みまくりのダークナイトです。
○ 20081208 映画あれこれ
リンダリンダリンダ 2005 日 DVD 総合 C 画質 C 音質 C
ブルーハーツの原曲の題名で、興味を持ってみたのだが、、、青春の一ページ、学祭の一こまを切り取ったような映画。主義主張、悩み、恋愛、すべて、さっと日常を切り取った画面に流れていく。
ほぼ同時期に撮影をしていた(はず)のローレライ出演の香椎由宇出演。特に何の感動もないが、日常を切り取った映画としてみれば、コーラのような飲み口。
THE TOUR OF MISIA 2008 EIGHTH WORLD ライブ 2008BD 総合 B HD画質 B LPCM 音声 B
2008年のミーシャライブが早くも登場。LPCM5.1CH。リア側の音声が、変なエコーが掛かっていて違和感があるが、フロント側、センター音声はすばらしい。ライブながらHD画質の恩恵は享受できます。EVERYTHINGといったヒット曲がないのは残念だが、ミーシャのすばらしいボーカルが聞け気持ちの良いひと時を味わえます。
○ 20081125
スマイル 聖夜の奇跡 2007日 WOWOW 総合B 画質 B 音質 C
数回見ないと良くわからない。冒頭のエピソードと、エンディングのエピソード。何度見てもこの表現なのか、というもの。説明がないから、見ている人の感覚によるエンディングとなる。(それが奇跡というか?)
日本映画というより、テレビドラマの延長というつくりか?子供達の個性の深堀は余りせず、病弱短命のヒロインも、特に深堀もせず、寡黙な少年の成長劇、という部分を主軸としている。育成会、スポ小など運動をやっている小学生には受けるかも。アイスホッケーをやるのに、道具類はいくらくらい掛かるのだろうかと余計な心配をしてしまう映画でした。
○ 20081107
UDON DVD 2006日 総合C 画質SD C 音質 C
ある人が、うどんをテーマにしているものの、ちっともうどんを食いたくなる映画ではない、と評していた映画。見てその意味がわかった。伊丹十三の「タンポポ」を見たら、まず確実にうまいラーメンを食べたくなる。この映画はどうか。うどんを冠しているが、うどんより、うどん屋の跡取をめぐるお話、といった方が当たっている。
本広克行監督、ユースケサンタマリア、小西真奈美共演。小西のキュートな魅力が今一発揮されていない。ユースケサンタマリアは演技がうまいことには定評があることが改めて判る。
エンディングにいたる直前。小学校のシーンでは涙必至。であるがそこまで。
○ 20081105
フレディハイモアつながり
奇跡のシンフォニー DVD 2007米 総合 A 画質SD A 音質SR DD DTS A
心温まる良い映画です。まず音が良い。冒頭からDDでも良い音で、DTSに切り替えるとさらに迫力あるサウンドになる。心洗われる音楽が多用され、主人公の境遇がかなりひどいにもかかわらず、音楽が天から降ってくる!!という素敵な展開。チェロ奏者とロッカーの出会いとすれ違い。音楽により、再びめぐり合えるか!?というストーリーが、良いですね。モーツアルトの再来のような超人的音楽家の主人公の設定も、違和感がないよう作られている。
ギターの響がとても素敵な作品です。
ペネロピ DVD 2006米 英 総合 C 画質SD B 音質 DD C
先祖の悪さが災いして、呪いをかけられてしまった家系に、生まれてしまった娘ペネロピ。クリスティーナリッチ主演。
豚の鼻がついているのだが、造型が幸いして、普通の顔よりチャーミングだ。そんなかわいいい顔なのに、見合いで訪れる男どもは恐ろしさの余り逃げ出すのみ。さて、そののろいを解く方法は、、、
のろいを解くオチと、エンディングは、あまあまでいただけない。児童監禁、外見での差別、など問題を深堀りするともっと面白かったかも。
○ 20081103
スパイダーウイックの謎 DVD 2007米 総合B 画質SD A 音質SR B
CGの使い方がこなれていて、違和感は少ない。美しい画像になると、CGでも良いものに見える。人間をCG化するのではなく、妖精や、ゴブリン、エルフなど伝説の生物をCG化するのは見られると言うこと。
チャーリーとチョコレート工場のフレディハイモアが双子役で一人二役。はめ込み合成である。双子の性格の違いを好演している。声変わり、家庭内のトラブル、親の離婚、親兄弟との関係など難しい年頃の男の子を好演。それに、妖精図鑑を手に入れようとする悪役マルカラスとゴブリン軍団、妖精たちも決して人間を許容する存在ではなく、美しいが容赦のない存在として描かれる。
チャーリー、アーサーとミニモイで好演のフレディハイモアと、共演者達の演技によって軽くない映画に仕上がっています。
画質は美しいもの。双子のはめ込みには明らかにはめ込みとわかる画面が続きますが、CGはめ込みより奥行き感はあります。パイレーツオブカリビアンでタコ艦長がはめ込みされる画面より良いということです。「ライラの冒険」は甘甘のつくりでも、画像が美しいので見ることが出来る、というレベルに仕上がってしました。スパイダーはさらに美しく。妖精たちがしゃべらないのが良いですね。風の精、花の精など美しいけれど容赦ない自然の力の代表として描かれています。伝説上のオーガ、ゴブリン、ホブゴブリン、グリフォン、ブラウニー(ねずみサイズのシンブルタック)などは言葉をしゃべるし字も書く。ファンタジーファンにも強くお勧め。
フレディハイモアつながり
アーサーとミニモイの不思議な国 WOWOW HD 2006仏 総合C 画質HD B 音質 AAC B
HDによるCGアニメ。実写部分は奥行きがあり良いのだが、CG部になると、とたんに窮屈になってしまう。水の表現などは秀逸。
CGによるミニモイの国はそんなものか、というつくり。CGアニメ部の声優が豪華。ヒロインセレニアにマドンナ、王様がロバートデニーロ、マルタザールがデビットボウイなど。まあ普通のファンタジー。夢オチでないことが救いです。
○ 20081103
クローバーフィールド DVD 2008年米 総合D 音質 − 画質 −
「ブレアウイッチプロジェクト」風の手持ちカメラ撮影風画面ぐらぐらのつくり。恐怖の対象に一切説明のないつくり。救いのなさは、「オープンウオーター」並。したがって、評価はかなり低い。
何か怖い事が起こっているぞ!っていう予告編の効果はあったが、中身を見ると、とても見つづけることに根性を要する映画。
ミスト DVD 2007米 総合D 音質 − 画質 −
変な映画が2作続いてしまった。霧の中、何かがいる!スーパーに集まった人々の群像映画。「ゾンビ」、「ドーンオブザデッド」などにも通じる閉所恐怖もの。「28日後」にも通じる。こういう救いのない映画は見るのに根性がいる。ひどい映画が印象に残る、という効果をもっているが、ひどい映画はあまりみたくないものだ。恐怖映画とはそういうものだといわれればそうかもしれないが、、、