avsoft201401-12


○20141219 

 松竹2作品 ブルーレイ化 吸血鬼ゴケミドロ 宇宙大怪獣ギララ

 東宝に比べれば良心的価格の2枚。
 LDをデジタル化したのが今年の春。ゴケミドロの併映の判明。ギララのソノシート盤が紛失などが起こった春先からこのリリースは予想もしていませんでした。
 
 宇宙大怪獣ギララ 1967日 松竹 BD  総合8   音質 7 LPCM モノラル 2.3Mbps中心  画質 7 AVC 30Mbps中心

 ちなみに、LDをDVD化したデータは次の通り。  総合 8 音質 6 ドルビーデジタル モノラル 画質 5 Mpeg2 5Mbps中心
        WOWOW放送版は            総合 8 音質 7 AAC モノ 74Kbps      画質 7 Mpeg2  20Mbps

 丁寧なテレシネ作業により、画質音質とも安定して、安心して物語に没入できる。

 吸血鬼ゴケミドロ 1968日 松竹 BD  総合7   
 
 額ぱっくりの高英男がすごすぎる、人間群像、エイリアン侵略、吸血鬼もの。盛り込み過ぎで子供にはわかりにくいものだった。


 エッジオブトゥモーロー 後にリブ ダイ リピートと改題 (おやぢ名づけ 生死回天)  (邦題 オールニードイズキル = 日本製のライトノベルが原作で、この原題です。)
  2014 米 BD  総合8   音質 8 DTSHD48K マルチ 5.3Mbps平均  画質 AVC 26Mbps中心
 
  生死回天、みたいな意味不明な和訳でも良いような気がする。

 オブリビオンに続いてSFづいているトムクルーズ主演映画。ダグ・リーマン監督。ヴェルダンの女神エミリーブラントが花を添えている。
 侵略エイリアンによって死後タイムループ能力を見つけた主人公が、見たことのない未来を求め奔走する。
 日本では、シュタインズゲート、アメリカでは、スターゲイトSG1、映画ルーパーなどでも繰り返しの時間を取り上げた作品が多数あるが、並行宇宙のパラレルワールドのお話として、何となく話が進むのは、シュタインズゲート方式の、過去へ遡れるのは意識だけ、という点だ。
 スターゲイトSG1では、ゲームでティルクがこれと同じようにゲームをクリアーするために何度も死を経験する。また、エンシェントの失敗作タイムマシンで、時間のループに放り出されたオニールとティルクも何度も同じ時間軸を繰り返し経験する。この辺は、飽きの来ないテーマだ。
 本作では、パワードスーツ(パワーアシストスーツ)が登場。これは、樹脂で作られた本物のスーツで、関節、シリンダーなどは実際に可動。単なるCGアニメにはない迫力をもたらしている。このスーツにミサイルランチャーや、レールガンランチャーなどを取り付けると30キロから50キロになるらしい。役者も大変だ。
 導入部は、プライベートライアンのようで、飛行物体、敵エイリアンはCGであるが、迫力十分。
 

 エイジオブイクスティンクション 絶滅の危機 (邦題 トランフォーマーロストエイジ) 
 2014米 中  BD  総合8  音質 9 ドルビーアトモス仕様 ドルビーHD  48k マルチch 4.6Mbps中心 画質 8 AVC 24Mbos中心  

 またまた邦題がめちゃくちゃ。ロストエイジとは、失われた時代のこと。原題は絶滅の年という意味なので、全然違う。

  ネイチャーに続いて国内発売された、ドルビーアトモス仕様のBD。

 これまでのとぼけたお兄ちゃんとずれたお姉ちゃんが出てこない、従来とは違う時間の物語。
 トランスフォーマーの第1作は、CGで遊びすぎで、変身が早すぎ、DVDの画質では、デジタルノイズが盛大に発生。コピーガードのせいもあって、じらじらしたノイズが画面に出て、画面に集中できなかった。
 現在になって、収録がIMAXや4Kカメラ、CG技術の発達、4Kディスプレイ、4Kプレーヤー、4Kプロジェクターなど高精細のCGを高精細に再生できる環境が整ってきた。
 今回のエイジオブイクスティンクション(絶滅の危機)は、当AVルームでの、パイオニアのBDP-LX88、プロジェクターがビクターの70R、AVプリがマランツのAV8801 で、高画質伝送、再生が可能になったので、安心してみることができるようになった。
 
  音声は、ドルビーHDという表示がなくなり、ドルビーアトモスのみ。アトモスは、ドルビーデジタル、ドルビートゥルーHDを複合した下位互換性のある規格のようだ。
 AV8801 の音場創成モードでも、十分にサラウンド、音の移動感は楽しめる。もともとが、フロントハイト、リアハイトSPを追加するのを企図した製品なので、現状の5.1Chのシステムに、天井側に4本のハイトSPを加えれば、疑似アトモス、どころか、製品当初の音場が創成出来るわけだ。
 最近、AV8801のパワーコードをプラズマドミナスに替えたので、低音の迫力、高域の伸び、さわさわした雰囲気、肉感的な音声帯域など音が良くなっていたのだ。    
 本文にハード的なことを記すので、そちらも参照お願いします。


今月はSFがげっぷが出るほどスゴイリリース。
続いては、

X-MEN Days of future past  日々去来(これも、おやぢ名づけ)  (邦題 Xmen フューチャーアンドパスト)
2014 米英  BD 総合8   音質 8 DTSHD 5.2Mbps中心  画質 9 AVC 28Mbps中心

  11月20日にレヴューを書いてますが、再生環境が変わったので、見返しました。

 ウルヴァリンだけ年を取らない、のだけれど、実際のヒュージャックマンがどんどん年を取っていくので、実際は結構老けて行ってしまっています。(しかし、CGでしわを取っちゃうし、肉体もCGでムキムキ。ラストでは、ジーンが出てくるが露骨なCG修正で笑ってしまうほどだ。)
 BDP-LX88はすごい。高精細収録、高密度のCGものの再生は、プレーヤーがこんなに影響があったのですね~。


○20141205 3D

 3D作品を見直すきっかけがあったので2作品を見てみた。

グラビティ (邦題 ゼログラビティ) 2013米 3D総合 8   3D画質 9  3D音質 6 (音は良い。作りこまれている音場、音像は良いが、感覚が決定的に違う)


 3D作品は目が疲れるためあまり見ていなかったが、今回改めて視聴。3D設定にしてみると、、、
 素晴らしい。冒頭、地球をバックにシャトルが浮かんでいるシーンは視差弱め設定。ところが、よく見ると、地球の大画面が、立体表現になっている。以前、3Dについて、切り絵細工のように対象が2次元的に切り取られ、その前後感が3Dだ、というつくりで3D映画だとしていた時期がありました。これだと、大画面の球体の表現、または、人間体表面の凸凹、立体感が出ない。
 今回のグラビティは、大面積の立体感を出そうという試みに成功した作品でした。
 しかしながら、きちんと調整した4K画像であれば、3Dにしなくてもこれくらい(地球)の立体感が出せるのでありました。

 今回も気になったのが、題名の重力の捉え方。(邦題はその点を全く履き違えているのでこのような邦題は採用してほしくない。)
 上の画像にあるところが端的。いったんロープが伸びきって加速度がゼロになっているのに、向こうに飛んで行く、という描写になっている。これが絶対におかしい。いったん加速度がなくなれば、それから先に行く力は、遠心力など力が加わらなければ発生しない。これが、この映画が画質音質に優れていながら評価が出来ない理由です。(他にも突っ込みどころは複数あります)
 音響も、宇宙空間は無音。ヘルメットの中はイヤホンで2チャンネル。それなのに、ヘルメットの中のイメージで、後ろ、遠方からの音声に対しては、リアサラウンドに音を振っている。(有り得ねー) 音響としては面白い、と思うが、ここまで徹底して作りこんでいる画面に対して、音場設定がめちゃくちゃなのも評価が低い。


 スタートレック イントゥダークネス 3D 2013米  3D総合 8  3D画質 8  3D音質 8 

 冒頭の赤白の対比が鮮やかなシーンが3Dの見どころとなりました。結構視差設定が深い。まあまあ楽しめる作品です。


○20141203 

テルマエロマエ2  日2014   BD   総合 8   画質 7  音質 7

 スターウオーズのパクリ。

 T2のパクリ。
 このくらいのパクリはオッケーの風土が日本に出来て来ていることに少し安心。もっともテルマエの設定が、現代日本のお風呂事情をパクって古代ローマに普及したお話だから全く無問題。

 日本の、タイムスリップもの=SFだ。今回は、ラストのエピソードが、タイムパラドックスをうまく回避したようなつくり。
 グラディエーター(2000年)を意識しまくりのコロッセオ、グラディエーター、群衆、街並みのCGは、及第点くらいか、、、
 前回お色気ゼロだった上戸彩が、今回は、背中と横乳を大サービス。
 普通に笑って楽しめる日本映画です。


レヴュー漏れのため追記します

FROZEN (邦題アナと雪の女王) 2013米  BD  総合8   画質 8 AVC26Mbps平均  音質 8 DTSHD 48k マルチ 5.0Mbps平均 

 これも、邦題がいまいち。原題はFROZENなのだから、アナと氷の女王だろう。氷の女王は昔の東映アニメにあるのではあるが、明らかに雪の女王ではない。

 アナとエルザの姉妹なのだから、わざわざ誤訳の雪の、、、といれなくても良いのではないか?


○20141130  ゲーム

 このコーナーはAVソフトですが、今回はゲームソフトです。バイオハザードは、セガサターンのゲームでした。その当時、環境音。靴音。特に、ドアの開くときのきしみ音など、音響に配慮したゲームでした。
 2014年11月23日に、PS3HD版として発売された。
 


 ちょっとだけやってみたけれど、ドアが開くじらすような時間の間は健在。おそらく、音響も良いのだろう。(深夜に試しやりだったので、音響チェックができませんでした。)

 PS1のパンツアーフロントをぜひ、リッジレーサー並みにHD化して欲しいものです。ガルパンでもCGタンクが動くことを確認していますのでね。


○20141129

 キャプテンスカーレット 1967 英 DVD 総合 7   画質 7(SD)    音質 7(原語でDDマルチチャンネル)

 ボックスセットを購入していたが、一回も見たことが無かった本作。スターゲイトのリピート観も10回近くになったので、新シリーズに挑戦。
 サンダーバードの次の作品で、人形が7等身になった。

  アンダーソン作品として、
海底大戦争スティングレイ(1964)
サンダーバード(1965)
映画 サンダーバード(1966) 日本公開は1967年7月15日。小学校2年の夏休みに見た。

キャプテンスカーレット(1967) (火星探検車は1966年映画版サンダーバードの素材を使用しています。)
 
 ZERO-X号の火星探検車シーンをキャプテンスカーレットでも使用。

ジョー90(1968)
映画 決死圏SOS宇宙船(1968)、
映画 サンダーバード6号(1968)
ロンドン指令X(1969) 私の生まれ育った地方では、放送なかったと思う。
謎の円盤UFO(1970)
プロテクター電光石火(1972) これも見た覚えがない、、、
スペース1999(1975) ネット局の関係で私の住んでいた地域では放送なし
地球防衛軍テラホークス(1985)
など

 日本語声優、シンフォニーエンゼルに鈴木弘子(スターゲイトでサマンサカーターの声)

 原語の声優で、キャプテンブルーに、後の作品「謎の円盤UFO」のストレイカー司令官エドビショップ。1968年2001年宇宙の旅にもシャトルの船長として出演している。かなりすごい声優陣だ。メイキングの特典映像が面白いセットだった。

 お話は、突っ込みどころ満載。最終回でも、決着がつかず。戦いは続く、、、と終わる。何とも子供には難解なドラマだった。
 一番は、物質再構成、物質転移、テレキネシスを使える万能ミステロンが、なぜ、簡単に地球を征服できないのか!?という事。人類には戦うすべがないのだ。うーむ、これは設定に無理があったのだな~。
 この作品から後の謎の円盤UFOで実写になったのもうなずける過渡期の作品でした。

 メカ。サンダーバードからの継承で、メカと爆発はすごい。デザインも新進気鋭の物であった。
 追跡戦闘車

  地面の溝がガイドになっている。
 この車体後面のキャタピラーは劇中使われたことはなかった。どのような時に使うのだろう?

 第2話での居室になんと薄型テレビがある。これはすごい先見の明だ、
  これは薄型TVでしょう。
 と思っていたら、後のシーンで鏡になっていた。(これはTVとして使ってないときは鏡になるのだろう、と解釈)
 はめ込み合成をおこなわない作品だったので、TV画面としては撮影できなかったのでしょう。壁に作り付けのモニターはブラウン管で映し出される指令室などはある。
 ただし、技術の結晶であるクラウドベースには、画像のモニター装置はない。隊員の通信は音声のみだ。1967年のウルトラセブンでヴューコム(腕時計型ビデオシーバー)を実現していたのは円谷プロの頑張りがあったからか。


○20141120

XMEN デイズオブフューチャーパスト 訳せば、過去未来の日々か? (邦題 Xmen フューチャーアンドパスト)
     2014 米  総合 9  音質9  DTSHDマルチ 5.6Mbps平均    画質10  AVC 26Mbps平均   

 今回の邦題もまたひどいもの。過去と未来、じゃなく、過去未来が同時に存在し、過去未来、という状態になっているのが主題なのに、まるで正反対の題である。
 ウルバリン=ヒュージャックマンは、レ・ミゼラブル(2012)で激やせした肉体だったが、Xmenでは、血管もこもこ筋肉隆々の体。CG処理なのかもしれないが、ある程度筋肉は戻っているはず。役者は大変だ。
   ミスティーク(レイヴン)も第2の主人公のようなお話。なんとジェニファーローレンス。ほとんど裸のコスチュームだが、CG処理なのでディティールがほとんどつぶれているのが残念。

 画質が超素晴らしい。サラウンド音声も良い。下手な3Dよりも4K視聴で十分な立体感が得られる。


○20141104

300 Rise of an empire  2014米  BD 総合7    音質 8 DTSHD7.1ch 5Mbps中心   画質 8 AVC 30Mbps中心

  
 前作300よりはCGの息苦しさは減っているが、血しぶきが、ロードオブザリングのオークのどろどろした血のりみたいなCGで辟易する。
 オープニングからオッパイ全開でキャッチアップ。エバグリーンが、上半身裸をふるまう後半。などCG以外での見どころもある。
 今回は、海戦中心。うそっぽい世界を楽しむのが吉。

ハミングバード  2013英  BD 総合7   音質 7 DTSHD5.1ch 2.2Mbps   画質 8 AVC 39Mbps  



 トランスポーターシリーズのジェイソンステイサム主演。英国版ランボー(ランボーはベトナムだが、こちらはアフガン)といった趣。
 英国風味がこってり。
   


○20140930 

 ローンサバイバー 2013米 BD 総合 9   音質 9 ドルビーHD96khz  7.1ch  3.3Mbps平均   画質 9 AVC 32Mbps平均



 戦争もの 映像が美しい。アフガン、イラクの砂漠と違い、樹木のある山岳地帯でのロケ、ということもあるが非常に高精細かつ色が美しい。
 音質は、サラウンドばりばり。周囲がタリバンだらけ、四方八方から銃撃される音場感が最高。

 マークウオルバーグ(最近では、ハードラッシュ、2GUNSなど)乗っている男優さん。テイラーキッチュ(最近では、ジョンカーター、バトルシップなどSFものに出演。魅せています。)などなど男臭い俳優さんたちがずらり。
 ヘリコプター、銃火器、軍装、などマニアがうなる品揃え。

 久しぶりに面白い戦争ものを見た。CGだらけのSFものに比して、明らかに自然光でのロケはリアル感が満杯。
 タリバンには絶対屈しないアメリカの構図が明確。アフガンの中にも、タリバンと袂を分かつ人たちがいるという現実も活写。
 JDFは、こんな風に戦えるのだろうか?などと余計なお世話。   


○20140928

 ソー ザダークワールド (マイティソー ダークワールド) 2013米 BD 総合7  音質 8 DTSHD48k 5.7Mbps平均 画質 8 AVC 28Mbps 平均



 2011年マイティーソーの続編 アベンジャーズ2012年とも世界はリンクしている。
 ノアを見たばかりで、キリスト教の世界観、神話の世界などと、世界の終り、のようなスペクタクル映画で揺さぶられていたから、まあまあ楽しめた。というのは、ナタリーポートマンが、やけに冷たいのだ。色温度が低いというか、血が熱くないというか、、、美人なんだけど、こちらが熱くなれない女優さんなのだろうか?
 刃型飛行物体の空中戦は、効果音も含めスターウオーズの世界になっちゃっうのでした。


 武器人間 2013 蘭、米、チェコ BD 総合 4  音質   画質   評価しない



 ブルーレイでも、このようなC級以下の駄作が出てくるのか?という作品。むかで人間よりは反吐は出ないが、何の恐怖もミリタリーへのこだわりも、フランケン伯爵への尊敬の念もない。ああ、むかで人間もオランダものだったな~。


 大脱出 2013米 BD  総合 7  音質 7 DTSHD7.1ch 3.4Mbps平均  画質 8 AVC 36Mbps平均 



 シュワルツエネッガーが政治から身を引いて、銀幕に戻って来た。I'll be back!
 エクスベンダブルズでちょい役では出ていたが、今回は本当にスタローンと一緒のカメラフレームに収まっている。エクスベンダブルズでは、たぶんCG合成だったはず。

 で、脱獄評価マンのスタローンが脱出不能の牢獄の古株となっていたシュワちゃんと共同で脱出に取り組む、というお話。
 あっと驚く展開を楽しもう。

 
 ザマシーン  2013英 BD  総合6    音質 7 DTSHD5.1ch 2.3Mbps平均  画質 7 AVC 38Mbps平均      



 アンドロイドSFもの。T2にも、ブレードランナーにも遠く及ばない。 
 英国製になると、なんというか、陰湿というか、湿度が一気に上がって粘着度合が高まるみたいな雰囲気がある。
 特撮は頑張っているのだが。


○20140926 

RUSH  2013 米英独 BD  総合8  音質 8 DolbyHD 96k 2.9Mbps平均   画質 8 AVC 35Mbps平均



 監督 ロンハワード  ジェームスハント役 クリスヘムズワース (マイティソー) ニキラウダ役 ダニエルブリュール

 1976年F1世界選手権の様子を再現。ジェームスハント、ニキの対決もさることながら、JPSロータス、タイレルシックスホイラーなど、今や版権の問題でタミヤ模型で販売できなくなってるF1カーが走る、動く! 一部実写、実際はほとんどCGだとは思うが雰囲気は十分。
 
 F1のエグゾーストノートが響き渡る快感をあなたもでいるだけ大音量で再現してみてください。


ノア  2014 米  BD  総合 8  音質 8 DTSHD  48K  6.0Mbps平均   画質 8 AVC 29Mbps平均



 監督 ダレンアロノフスキー  出演 ラッセルクロー ジェニファーコネリー エマワトソン アンソニーホプキンス 他

 聖書に書かれている天地創造から少し経ったある時代、悪がはびこる人間世界を一掃し新たな世界を作る神の啓示を受けたノアさんが、方舟アークを作って大海嘯を乗り切る、というお話。
 映像は美しい。風景が見たことのない山や荒れ地、洞窟。これらは、ロケ、だという。アイスランドだった。オブリビオンの風景もアイスランドの実写だったが、こんな風景が地球上に残っている、ということが驚き。一昔前は、ニュージーランドロケが流行りだったが、最近は、アイスランドが流行りなのだろう。

 方舟も入口付近は実際に作られたセット。舟内部も主要な場所はセット作成、かなり手が込んでいる。
 音響は、重低音ばりばり。サラウンドもたっぷりで楽しめます。
 


○20140911

キャプテンアメリカ ウインターソルジャー  BD 米 2014  総合 8  音質 8 DTSHD 48K 4.8Mbps中心 画質 8 AVC 32Mbps中心
  


 マーベルのスーパーヒーローもの。アベンジャーズの後の世界でつながっているらしい。
 スカーレットヨハンセンが美しく撮られていない。
 

リディック (邦題リディック:ギャラクシーバトル)  BD 米 2013 総合 7 音質 8 ドルビーHD96k 3.6Mbps中心 画質 8 AVC36Mbps中心



 リディックで3匹目のどじょうを狙い。
 邦題が、別にバトルがギャラクシーでもないのに、ギャラクシーとしているのも、変。
 2作目で迷走してしまった孤高の悪役リディック。今回は原点回帰を目指したが、また少し中途半端。
 ギャラクティカ(TVドラマ版)のスターバック役のケイティザッコフが乳房を出して熱演。 
 ピッチブラックの闇の恐怖というのがいまいち出てこなかったのは残念。まあ、あまり言わず、この世界を楽しみましょう。
 愛犬(?)がCG過ぎてのめり込めない。残念。


○20140828  

 千と千尋の神隠し 2001日  BD 総合 8   画質 8 AVC 25Mbps中心  音質 8 LPCM2ch  DTSHD48kマルチ 4.3Mbps中心

 新規BD化の千と千尋、とにかく色がきれいだ。音声は、DVDから環境音の丁寧な表現が際立っていたが、今回もDTSHDでサラウンド音声が楽しめます。風、草のざわめき、水の音、遠くに聞こえる列車の音。
 画もきれい。特にジブリお得意の背景画の緻密さは、BDで初めて楽しめるようになった。

    BD版のジャケットは、モノトーン仕様で統一されており、賛否が分かれる。
 
 色の抜けが素晴らしい。色数の多さ、グラデーションの表現も素晴らしい。
 はく(こはく主)輪郭線が、非常に繊細、かつしっかりとした描写になっている。この輪郭線はDVDでは出ない。(くまのぷーさんと同様)


スノースピアー  2013 米 BD  総合7    画質 7   音質 7

 奇怪な設定だと思ったら、監督が韓国映画殺人の追憶のポンジュノだった。欧米人の感覚ではあのどぎつさは表現できない。
 ヤク中のSE(プログラマー)も、殺人の追憶のソンガンホ。その娘役が、リターナーの時の鈴木杏にそっくりの女の子。
 あまり詳細にこだわらず(閉鎖系での衣食住の生活と、人間の数)、物語の進展を楽しもう。





風立ちぬ 2013 日 BD    総合7  画質 8  音質 6 

 ジブリの新作。飛行機の擬音が人の口で作られているメイキングを先に見てしまったために、どうにも物語に入り込めない。
 昭和初期の時代だから、携帯、ゲームの電子音(人工音)がないというが、風、草の音はサラウンドで収録してほしかった。
 LPCM2chはモノラル2chである。音質評価はサラウンドでないという点で辛口になってしまいました。
 画質は安定してジブリ品質。かつ手書き風味も加味。ストーリーはあって無きがごとし。マンガを先に読まないとわかりにくい。

 


シークレットライフ (邦題 ライフ) 2013米  総合8   画質 9   音質 8

 監督主演 ベンスティーラー

 この邦題も最近の変な邦題シリーズの一つ。原題は、The Secret Life of Walter Mitty 。ここは、ライフよりは、シークレットライフの方がわかりやすいし、伝わりやすい。
 映像がきれい。4K収録ではないそうだが、器材が優れたものを使っているらしく、気持ちの良い画を楽しめます。
 人生を、自分で生き始めた主人公は、いつしか妄想を見なくなり、、、という展開。
 
 
 


○20140606

アフターアース  2013米 BD   総合7    画質 8 AVC 27Mbps中心   音質 8 DTSHD5.1 48K  2.3Mbps中心



 ウイルスミス、ジェイデンスミス親子共演作。
 恒星間飛行を可能とする技術を持った人類が、宇宙嵐に遭遇、荒廃し近づいてはならない星=地球に落下。人類を救った偉大な戦士=司令官ウイルスミスが重傷で全く動けない状態で、戦士予備軍の息子が、救難信号を発信するために、宇宙船後部落下地域まで行軍するというお話。
 SF的に突っ込みどころ満載。
 文句を言っても始まらないので、異世界の情景を楽しむのが吉。


○20140604

エンダーズゲーム 2013米 BD  総合8  画質 9 AVC  28Mbps中心   音質 8 DTSHD7.1 48K  6.7Mbps中心 



 ヒューゴ(邦題ヒューゴーの不思議な発明)のエイサバターフィールド主演。子供はあっという間に大きくなります。
 設定はさておき、CG画面の美しさ、無重力空間に表現が素晴らしい。グラビティ(邦題ゼログラビティ)より重力のとらえ方は科学的合理性がある。
 ジョンカーターあたりから、CGの描写力が格段に高まってきていましたが、今回の風景、シャトル発射、宇宙空間の無重力表現、宇宙ステーション、宇宙艦隊、そして敵方エイリアンの造形。などなどかなり良い出来です。

 どのくらい遠方の話なのか、コールドスリープで移動するようだけど、浦島効果にはならず、突っ込めばいろいろ破たんがある。そんな細かいところより、物語がすいすいと進むその感じを楽しめばよい。」


20140531 映画館で映画を見る!  劇場版

フローズン (邦題 アナと雪の女王) 2013 米  吹き替え版  総合 7   家のAVルームで、英語版でぜひ見たくなりました。
 
 この題も、フローズンの方が良いね~。バットマンライジズの邦題もひどかった。(ライジング。これは、バットマンビギンズに相対するもので、ライジングはあきらかにダメ) 邦題シュガーラッシュもひどい。カタカナの邦題もみっともないが、「氷の女王」でも良かったのではないか。以前のアニメとかぶってしまうのは仕方がない。雪の女王ではないよね~。
 基本「悪」が登場しない、良い人ばかりのディズニー映画。ラスト近く、氷のかけらが心臓に刺さって死にそうな主人公が、かなりの距離を歩き、なおかつ愛する人を助けるために、、、など突っ込みどころ満載ですが、その辺は、涙涙のシーンなので水を差さないようにしましょう。


○20140502

PLANES  2013米  BD  総合8   画質 8 AVC 26Mbps中心    音質 7  DTSHD7.1 48K 6.1Mbps
 


 カーズのスタッフが、飛行機ものに取り組んだとされる作品。
 レシプロ機を中心に据えたのが当たった。農薬散布機が、世界一周レーサー大会に出場と、突飛な展開。
 初めから農薬散布装置はいらねーじゃんと思っていたが、進化の第2段階として、レース途中に外すことになった。
 進化に第一段階は、WW2 の名機コルセアに、教えを乞うたこと。第3段階は、大破した後、おきて破りで、ジェット機の主翼と、高性能のプロペラに換装したこと。ネタバレになるので詳細は省きますが、ラストで色々なことが起き、溜飲を下げることになります。

 まあ、あまり固いことを言わず空中飛行を楽しむのが吉の映画です。


謝罪の王様 2013日  BD   総合 7  画質 7 AVC 38Mbps中心  音質 DTSHD5.1 48K 5.4Mbps中心


 宮藤官九郎と阿部さだおのペア。舞子はーん、泣いてたまるか、に続く面白映画である。
 エグザイルやEgirlsなど時代の人たちが登場。話が凝っていて、なるほど、と腑に落ちる展開は、官九郎お手のもの。
 阿部さだおが軽いだけのお話にしない演技で、日本映画としては、優秀作のランク。


○20140404

ホワイトタイガー 2012露  DVD  総合9   画質 6 Mpeg2 4.2mbps平均   音質 7 DD 5.1ch 384kbps



 いやあ、何が面白いかというと、戦車がリアル戦車だから。実物の戦車が動き回り、発砲、破壊される。といっても、破壊されるのは破壊用のセットだけど。
 徹甲榴弾は、装甲を貫徹後戦車内部で爆発するけど、徹甲弾は、装甲を貫徹して内部を物理的に破壊する。この映画では、見栄えのために、着弾はすべて石油系の燃料が爆発するような表現で撮影されている。違和感はあるが、CGじゃないのが高得点。

 タイトルのホワイトタイガー(ティーガー1の改造、ということになっているが、架空の戦車、劇中でもあり得ない戦車だとドイツ軍人が証言している)は、正面装甲250ミリ、重量100トン、700馬力のエンジン搭載、とロシア側は分析している。正面装甲250ミリは、フェルディナント、エレファント、マウスあたりで実現してはいる。100トンは、少し重すぎ。700馬力エンジンは、ティーガーⅡ、ティーガー、パンターのエンジンと同じ。マイバッハHL230P30は700馬力だからそれは良いとして、デザインは、サイドスカートが下まで下がってマウスをイメージしたようなものだが、砲塔はティーガー1のものに似せてある。
 映画に登場のホワイトタイガーは、IS2を改造したもののようだ。マズルブレーキの名残がそれとわかります。
 T34 は76/41、85、76/43の角形砲塔が登場。マチルダは履帯が違いますが、そっくりさん。4号戦車G型(破壊)は、レプリカ。起動輪、転輪など一所懸命作っていますが、残念。納屋に潜んでいる動く方の4号戦車はT44 からの改造ものだそうです。
 M3 リーや、ジープ、マチルダはレンドリースの物という設定ですが、M3 リーは、何かの改造車、不動。マチルダも動かない。
 ISU152は実車。 sdkfz251DのそっくりさんOT810も登場。ZIS3 76.2ミリ砲多数。ドイツの7.5センチ対戦車砲もどき。も登場。
 T34/85がわらわら、ばりばり動きまくる心地よい映画です。ラスト近く、T34とホワイトティーガーが対決するとき、T34が泥の中で信地旋回を行い転回します。しびれます。でも、立ち向かっていくとき、くぼみにはまった勢いで砲身に泥がつまり、、、など憎い演出がてんこ盛り。
 ホワイトタイガーの設定自体は、PS1のパンツアーフロントのストーリーに登場するティーガー1にあるようです。
 ガルパンのラスト、ティーガー1と4号戦車で対決するのと同じく、IS2とT34/85で対決する戦車兄弟の因縁があるのでしょうね。

 これまでのロシア映画にはない描写、T34の中に女の子をを連れ込んだり、装填手がドイツの酒を持ち込んでくる、など松本零士の戦争マンガに出てきそうな設定が面白い。また主人公イワンナイジョノフが、戦車の声が聞こえるとか、戦車の神などのたもうのもツボを押さえています

 これまでにないこなれたロシア戦車映画でした。
  


○20140321 

ガッチャマン 2013 日活  BD  総合 6   画質 7 Mpeg4 AVC  38Mbps中心   音質 7.5 DTSHD5.1  5Mbps中心



 CG満載だが、今一こなれが足りない。日本映画としては頑張っているけど、求める画と、CG制作力に差があるのか?
 小間物の作り込みは魅力あるけど、ほとんど鑑賞することができないカット割り。
 
 剛力が登場しているのが、映画に活力を与えている良い点でもあるか?大人手前のはつらつとした女の子を演じている。
 
 バトルシップ、東映戦隊もの、ゴジラファイナルウオーズ、Xmen、ファンタスティック4、アクエリオンなどの良いとこ取りのようなつくり。コミカルな部分に竜の子プロの残滓が見え隠れするタツノコプロ50周年映画である。  

 音響は、戦闘シーンの効果音がちりばめられているが、映像に力がないので、空回り気味。
 緊迫感はまるでない。冒頭のタイヤ型自走破壊兵器(爆弾付き)も、ラストのモスコーン発射阻止もダレダレ。メカの作り込みはしているのに残念。


シュタインズゲート 負荷領域のデジャヴ 2013日 DVD  総合8   画質 7 Mpeg2 4.6-6.5-8.8 Mbps   音質 7 DD 2ch 192kbps      


 レンタルでBDの設定が無かったのでDVDでの視聴となった。まあ、良い作品はDVDでも良いけど。
 アニメ版終了の後のお話。おかりんがいない世界線を実験大好き助手クリスティーナ!が岡部を救出するお話。
 3回ほど涙が出そうになるシーンがある。SF小説ハイぺリオンの中にもあったような心揺さぶられるお話だ。

 マドマギみたいに見えるときもあるけど、シュタゲはシュタゲで楽しめます。


○20140223

キャプテンハーロック  DVD  総合 7   画質  7  音質  7

 レンタルがDVDしかなかったので、DVDでの視聴。
 まあ、こういう世界観があってもよかったのか。アルカディア号が、従来のデザインでなかったのが残念。ヤッタランがかっこよくなっちゃった。


宇宙戦艦ヤマト2199 DVD  VOL7 最終巻  総合9  画質 8  Mpeg2 3.42Mbps  音質 8 DD2.0 448kbps

 2199は高品質アニメですごく良かった。乳首規制のあおりを受け、メディアと放送もので改修が入った2199。最後の方で、サービス水着とウエディングドレスがあっても、着替えサービスはなし。ここはこだわって欲しかった。

 


○20140205

エリジウム  2013 米 BD   総合7.5    画質  8  AVC 23-32.6 平均26Mbps  音質 8 DTSHD7.1 48K 2.6Mbps平均



 マットデイモン、ジョディフォスター。監督・脚本 ニール・ブロムカンプ
 近未来アメリカロスが舞台。超リッチな人たちは荒れた地球を離れ、円環型コロニーに移住。無病、長寿を堪能している。
 コの字型のコロニー円環は、内側がオープン。遠心力で空気があるという設定。う~ん。
  技術的背景がどうも飛んでいるので、物語の説得力が薄れてしまっているのは残念。今から140年後の話なのだが、次のような革新が起こっている。(描き込みが詳細だからこそ、突っ込みたくなるのだ。)

 医療装置  スターゲイトに登場するゴアウルドの石棺のような、光線でスキャンするだけで遺伝子改変を行い治療、ほとんどの病気けがを治してしまう。死んだ人、脳細胞破壊には効果が無いらしい。
 空中機械  VTOL型の飛行機(これが航宙もできてしまう)
         シャトル 空中タクシーともいえる存在。数分で大気圏離脱し、コロニーについてしまう性能は凄い。
 どちらも動力についての描写はない。
 アンドロイド 2脚自立歩行のアンドロイド。会話もできる人工知能、他センサー搭載。人間並みかそれ以上の戦闘能力がある。
 円環型宇宙コロニー  宇宙に存在しない、土壌、水、空気。それから大量の鉄などの金属。それがこのコロニーにはふんだんに使われている。近くに採掘衛星などがない限り、これだけの物質を宇宙空間に建造するのは大変なことだ。
 神経連動パワーアシスト装具 ケース画像にもある補助機械。これもスターゲイトに登場のレプリケーターが人間に取りついた時のような代物。アンドロイドの技術を応用すれば(おそらくこちらの方が先だったに違いない)実現できそうだ。
 
 画像が、精細なCGで、書き込みをすればするほどリアルさから遠ざかってしまう、良い見本のような映画。
 「タイム」「オブリビオン」「ブレードランナー」「ボーンシリーズ」などをごちゃまぜにして、スターゲイトを振りかけたような映画。
 あまりくどくど言わず、マットデイモンの活躍にはらはらしながら見るのが吉。

 140年後も変わらぬラップトップのパソコン。これは???データの移動に今と同じソケット付リード線で対応するのも苦笑してしまう。コロニーから地上の人物まで解析できる望遠鏡をもっていながら、セキュリティシステムは、ラップトップにリード線でつながれたカードにいとも簡単に破られてしまう。突っ込みどころ満載の楽しい映画である。
 
 監督のニール・ブロムカンプは2009年「第9地区」の監督だった。道理でテイストが共通している。おまけに履歴を調べたら、スターゲイト SG-1 Stargate SG-1 (1997-2007) - 3Dアニメーター担当だった。なるほどなるほど。1979年生まれというから30代半ばでこの作品とするとこれはすごい才能なのかもしれない。


○20140118  

パシフィックリム 2013 米 BD  総合9    画質 10 AVC 22.7-29-44 30Mbps平均    音質 9 DTSHD5.1 48k 2.5Mbps平均



 CGの出来が素晴らしい。CGの高精細画像は4K再生にマッチしていると思う。描き込めば汚く見えるCGも、4Kベースの画像だと高精細で、書き込みが堪能できる。バトルシップ、ジョンカーター、(ハリーポッター)、オブリビオンなど最近のSF映画のCGは、実写風景と見まごうばかりの素晴らしい出来が多い。(もっとオブリビオンは風景は実写だが、、、)
 今回のパシフィックリムは、音声(サラウンド)が好調。セリフの分離が良く、効果音が非常に自然。なおかつ低音の馬力感も相当ある。
 雨、水のシーンが多いのも本作の特長で、機械、硬質な物体の表現はCGは得意だが、生きているひと肌など柔らかいものは不得手。それをあえて水でてからせることで、軟質の怪獣表皮の表現もクリアーしようとしたかもしれない。

 菊地凜子が登場。攻殻機動隊の少佐がモデルか?エヴァンゲリオンほどのお色気があっても彼女のばやいOKなのだが、今回はなし。 まさかの芦田愛菜が子供時代で登場。悲鳴キャラだが、こんなものか、、、
 
 異次元チューブは、スターゲイトアトランティスで、マッケイが考案したものが先行するが、似たようなものだろう。つまり、そんな異次元からの侵攻者もOKというわけ。
 ただし、巨大メカの動作原理、設計思想、製造。操縦するためのドリフトの説明。また、怪獣を作り出したエイリアンの説明。などは省略されている。それを入れればだれるのが判っているのだが、メカ好きには、少しアイアンマンやバットマンみたいな手作り感があっても良いかな、という感じです。

 ハンニバルチョウという怪獣捌き屋(ロン・パールマン)がかなり良い味を出しています。
 


○20140112  
 2013年はSF映画の当たり年でした。というより、この3年、SF映画の公開数がかなりの分量に上っています。
 世の中が訳の分からないことに満ちてくると、希望に満ちた未来のお話を見たいという人が増えるのでしょう。SFは人々の希望の糧だと考えています。
 本年もよろしくお願いします。

今年の一発目はスタートレック イントゥダークネス です。

 スタートレック イントゥダークネス BD 2013米   総合 9  画質 9 AVC 23Mbps平均  音質 9 ドルビーHD7.1  48K  4.1Mbpbs平均


3Dディスクも同梱だが、4Kでの視聴を経験すれば、無理に3Dにして観なくとも十分立体的。

 監督JJエイブラムス。テンポの良いのりのりのスタートレック新シリーズ。
 前作で、旧来のスタートレックの時間軸から外れ、新たな時間軸(世界)でのお話展開と思ってましたが、今回も、オールドミスタースポックが登場(レナードニモイ)。これはどういう解釈か?まあ、そんな細かいことを考えずに楽しむのが吉。今回は、TV版、映画版2の宿敵カーンが登場。これまた奥深い世界(=暗闇世界)。


モンスターズ ユニヴァーシティ BD 2013米  総合 8  画質 AVC25Mbps平均  音質ドルビーHD7.1 48K 4.8Mbpbs平均



 冒頭の風景描写が半端なく高画質。風景のCGはハリーポッターやジョンカーターで実現しているが、今回のは、あくまで仮想空間の実写版を目指している、つまりアニメ世界での実写風風景なのだ。
 第1作目から主人公のサリーの毛がいかに一本一本みえるか、とHD(BD)黎明期に見ていたのが昨日のようだ。
 今回も毛が細かく描かれてその技術の高さを堪能できる。