avsoft201501-12
○201512月
11月 ビートルズ1 CD+2BD
BDの音は素晴らしい。(動画付だが。)
DVD バトルオブノルマンディー
なんちゃってタイガー1
おそらくT34 ベースのロシア製イミテーション。
偽物といっても、実写実物なので迫力は十分。
別の映画。
(題名失念)に登場のタイガー1。
これは、動かないので、フュ―リーに登場のバトルダメージ用FRPものか?
車体前面下部。補助履帯の左にステップがある。フュ―リーのボービントンティーガーは、このステップが向かって右についているのだ。
これが引っ掛かる。
インサイドヘッド 総合 8 画質 9.5 音質 9
CGで作られたキャラクターたち。4Kプロジェクターで見ると、その作り込が見られて感動する。JOYの輪郭がふわふわはじけ飛んで光点がホタルのように漂う。こんなに作りこんでいる、というのが4Kプロジェクターだと良く見える。ただのHDプラズマディスプレイでは、ここまで見えないのだ。
思い出ボールがこつんこつんとぶつかる音が心良い周波数で作られている。暗闇(忘却)の暗いシーンで、JOYが自分で出す光であたりを照らす工夫。これらの作り込みを楽しみながら見ることができるのがBDの楽しみです。
ゴジラ
ゴジラ×メガギラス BD 2000 東宝 総合8 画質 7 音質 7
平成ゴジラは、まともに見たことが無かったけど、60THBDで発売されていたので、見てみた。これが、聞いたことのない監督、音楽のみなさん。これまでのストーリーとは決別した独自の時間軸での仕切り直し。この潔さに感服したが、主軸兵器のディメンションタイドの扱いが、スターゲイトSG1を見続けてきたSFフリークには、どうにも納得できない。
2メートルもあるブラックホールが、少しの物質を吸収しただけで消滅するわけがないのだ。フレームをつくり、電磁場内に作った極小(マイクロ)単位のブラックホールでさえ危険が大きいのに、それを元気だまのように投射してしまう。これはいただけない。
監督は超兵器が好きだ、と言っているが、SF考証をしっかりしたうえで超兵器を出すべき。
でも、これはこれで面白い映画でありました。
次は釈由美子のメカゴジラだ。この監督は3作作っているようなので、続けてみてみよう。
○20151025 最近BDで新作目白押し。でも見る暇がない、という状況になっています。
こまめにここにアップもできません。
マッドマックス4 フューリーロード
これはすごい。ほぼ、(1、)2の世界観が支配しています。シャリーズセロンが主人公、マックスはどこかへ行ってしまいます。
マッドマックス1では、冒頭でペニス解禁までやってセックスバイオレンス映画でしたが、4にもなると、アクションが過激になり、どろどろ部分があっさりになっています。
サラウンド音声 特上です。現在我AVルームでは、ナントモス再生していますが、音の凝縮間、緻密さ、包囲感、移動感、飛翔感はすごいものがあります。(採点は時間の都合上割愛します。)
WOWOW ライブ 10月放送
ホールアンドオーツ 生ライブ
良く、生ライブをやったものです。いまだに、どちらがホールで、どちらがオーツかわからないのですが。
7.1chで視聴する生ライブは、臨場感がすごいです。
(実は、ラグビーワールドカップも、生で9.1chで視聴していましたが、あまりに臨場感がすごくて、音声をラフマニノフのピアノ協奏曲に替えてみていました。)
レベッカ復活ライブ プレミエでの演奏で、だめだめな発声だったノッコでしたが、このライブ、ドキュメンタリーではもとに戻していて、キュートな声で演奏。子供も産んでいたとは、それなりの人生を送っていたんですね。お元気続けていただければ、幸いです。
○201510月 音楽もの
今回は、音楽ものです。
DVD-A Yes close to the edge
HMVで、購入可能マークがついていたので、いぶかしく思いながらもぽちり。
数週間後、ちゃんと届きました。DVD-Aは制作中止になって久しいので、本当に届くとは思ってませんでした。ありがとう、HMV。
このDVD-A。フォーマットそのものが素晴らしいものであったことの里程標になります。ほかのDVD-Aもそうですが、一音一音が細かくしっかりと定位(サウンドデザイン)されています。音数がCDに比べ桁違いです。こんなに音が詰まっていたのか、と改めて感激。
DVD-Aは、フランチャイズ料金(マークや、このフォーマットの使用料、コンポーネントにインストールする料金)が高過ぎて普及を阻害したといわれています。フィリップスのカセット特許公開見たいなことをやっていけば良かったのに。結果的にそのフォーマットが発展していったわけですから。
怪しげな音質向上グッズ。
実際に効果あり、でした。1分程度このケースにしまっておくだけで、消磁とナノ粒子の盤面トリートメントの効果が得られます。
松田聖子 SACD ステレオサウンド社
学生の頃は、一ポップスとしてしか聞いてこなかった松田聖子。実は、声の質がキャンディボイスで特異な声質であることを後日体感。
LPからカセットへダビングして聴いていた時代の後、CDではこの声の良いところはなかなか出ず。
今回、SACD化を嫌がった松田聖子を説き伏せ、ステサンが発売した高音質SACDシリーズ。
このSACDを、消磁、ナノコロイドでトリートメント、上のケースで処理すると、極上のボーカルに変身します。
ノーマルのままだと、高域が固く、80年代の録音の固いところが前面に出ちゃいます。バックコーラス。バックバンドとの親和もいまいち。かりかりした感じが耳に着いちゃいます。
処理後は、バックと一体化した多重録音ミキシングの妙義が光ります。当時のコンパーザー(録音技師)は素晴らしい腕を持っていたのです。それがSACDという器を持ってした初めて、演奏とボーカルが行き返って歌いだすわけですね。
レッドツエッペリン デジタルリマスターCD群。
実は、LPもセット。デジタルリマスター音源、重量級盤での再発を同じタイトル分購入しました。
バーン!によると、リッチーブラックモアがハードロック復活(限定6ライブ?)
キャンディスに異世界にとらわれてしまったリッチ―ですが、この年になって、限定6会場位でのハードロック(レインボウ、パープル、新曲合わせて演奏)を復活させるようです。
関連して、リッチ―の演奏が聴ける近年のリマスター系CD群。パープルのカムテイストザバンドはリッチ―はいませんが、パープルの一面が聴ける良盤と思います。
なんといっても、レインボウ最盛期、コージーパウエルも、ロニージェイムスディオも亡くなっているので、その時期レインボウの再結成はあの世でしかできません。
別世界のリッチ―。
バンヘイレン
これは、ターンテーブルを変えたGT2000X試聴に使ったバンヘイレンの伝説の爆撃機。
気持ち良い〜!
○20150430
ベイマックス (原題 Big hero 6) 2014米 総合 9 音質 9 画質 10
big hero 6の中の一人、ベイマックス。
ヒロ(主人公)が手を入れなければ、機動性のある戦いはできませんでした。
ディズニーが初めてアメコミヒーローもののマーベルコミックものと手を組んだ。
人畜無害のディズニーアニメだが、お涙頂戴も、ファンタスティック4やらアヴェンジャーズのような戦隊ものの乗りもあり。
最近の邦題は、どうでも良くなって来ている風潮があります。アニメでいえば、シュガーラッシュ。前振りで邦題を刷り込まされると、本編を見たときにどうにも違和感が出てしまいます。
ベイマックスは、非戦闘用ケアロボットであり、多少のファームウエア書き換え位で、戦闘形態に使えるよう天才主人公にいじられています。
ロケットパンチは、後々までいい味を出します。
その流れで、「悪」と対決する際パワーアップしないと!と協力グループの面々をアップデート。
この画面に映っているBig hero 6、で物語が判る。
ゴーゴー、ワサビ、ベイマックスとヒロ。ハニーレモン、フレッド。ケアロボットが、ヒーローになってしまう、という部分はあまりクローズアップされず、基本、主人公のケアをするためだけに、ベイマックスは動いているのでありました。
狭い隙間をすり抜けるとき、本が落ち、お尻がぷるるんと揺れるあたりがかわいいベイマックスでありました。
風景の中で、光(と遠景の空気)を表現するCG画質は素晴らしい。
メイキング画像が特典であり、このCG風景の作り方や、ベイマックスの歩きあ方の原型など勉強になります。
○20150413
インターステラ― 2014米英 BD 総合9 音質 9 DTSHD5.1 48k 3.2Mbps中心 画質 9 AVC 22Mbps中心
このポスターの白い世界。この凍てついた惑星(世界)は、なんと雲が凍って空に固定されている。
なんとSFマインドに満ち溢れた作品だろう。
2001年スペースオデッセイや、コンタクトなどに通じるところがある。重力、時間、などの言葉がセリフとして出てくるとSF好きにはたまらない。
結局、エイリアン、超絶者(神)、など、人間以外の存在は証明されないのだが、タイムりープ、次元移動ものとしては、面白い仕上がりになっています。小物(宇宙船、宇宙服、その他)の作り込みがすごい。また、CG多用ではあるが、その境目がほとんど検出不能の良好画質になっています。
アンハサウエイが、このSF作品に登場する。一番最初は戸惑うが、やがて慣れます。彼女は、現実に生きる女性を演じるのが得意で、SF(空想)の世界に合わないかな、なんて先入観がありましたもので。
冒頭、ずっと続く不気味な地鳴りに似た超低域音は、サウンドチェックに良いかも。
○20150406
Fury 2014米 前回外盤評がありますが、こちらは邦盤。 総合 8 音質 9 画質 9
非常にぬけの良い画質で、素晴らしい。音質も、弾丸が鉄にぶつかる、衝撃音や、跳弾して飛んで行く音も素晴らしい。
ただ、画質音質が向上すればするほど、映画の設定がおかしく思えてくる映画だった。
1945年4月の時期を考えれば、米軍シャーマンが孤軍奮闘で大部隊と戦う必然性は全くなく、逆に、このつくりで、あのティーガーを主人公にして、十字路で戦わせればよかったのだ。
ドイツ軍のシュトラハビッツ戦闘隊、クンマースドルフ戦闘団のような大戦末期に結成されたドイツ軍の戦闘団が、孤軍奮闘物量で圧倒する米英軍相手に絶望的な状況の中戦う、といった設定の方がしっくり来る。
実際は、ヤークトティーガーが十字路で頑張って連合軍の進出を食い止めていた事例はある。
以下4月1日ネタ
「アイアンクロス」という題で、クルトマイヤーじゃなく、オットーカリウスか、1944年の7月に死ななかったMビットマンを主人公に、クンマースドルフにあったマウス、ポルシェティーガー、パンターF、パンターUなどに、ハウステンベックにあったE100、4号J、初期型ティーガー+ティーガーU、パンターGなどで小隊を作り、押し寄せる連合軍に対抗する。
1944年4月。ベルリンにソ連軍が迫る。ヒトラーは西方軍集団を再集結させ、米英軍をすり抜け、首都防衛に戻るよう指令を発した。
E100、ポルシェ砲塔ティーガーU、パンターUなど出動も、E100はミッション機械故障で、ハウステンベック敷地から出るところで早々に脱落。
パンターUは、パンターFとともに活躍。
ティーガーUは燃料切れで放棄。(パンター、ティーガーUはソミュール博物館の実働車を撮影に活用する。)
ポルシェティーガーは、試作型ではあったが、エレファントと同等の改修を施され、エンジンは3号戦車のエンジン2基へ換装、機械的信頼度はかなり向上していた。しかし、モーターと起動輪間のギヤが焼き付き、脱落。
また、クンマースドルフにあったマウス1号車は、ダミー砲塔を撤去し、身軽になってクンマースドルフから自力走行し、ハウステンベックで擱座したE100から砲塔を載せ替え、ティーガーに付き添って進軍。実は、マウス1号車は、エンジンを脆弱なポルシェエンジンからBf109のエンジンに換装して、強化していたバージョンだった。しかし、燃費の悪さはどうしようもなく、泣く泣く十字路手前の丘陵に砲台として置き去り。直掩歩兵、直掩戦車を持たない超重戦車は、狙い撃ちされるのがおちだ。12.8センチ砲も撃ち尽くせば、クルーは撤退するしかない。
側面を担当していた4号Jは良く戦うも、シャーマンにより撃破。
パンターU、パンターFはティーガーとともに最後まで健闘するも、両車とも側面に回り込まれたシャーマンにより撃破。
物量にモノを言わせる米軍は、ドイツ戦車1台につきシャーマン6台で襲い掛かり、正面2台がやられる間に、左右に2台ずつ回り込んだ僚車に側面を撃たせる戦法で戦火をあげてきた。
最後に残った初期型ティーガーが、十字路で戦う。この十字路を米軍が突破すれば、散り散りになって各地で米軍に包囲されている西方軍集団が、ベルリン防衛に向かう機会が永遠に失われる。
米軍も、英軍のファイアフライをあえて使用せず、新鋭T26戦車を投入。正面からティーガーと撃ち合える機会をものにした。
迫る新鋭戦車を擁する米軍と、老兵ティーガー。決戦の行方は!?
この裏話で、クンマースドルフで実地試験中だったすべての車両=バッフェントレーガー(8.8センチ砲自走砲)、ヤークトティーガー、ティーガーU10.5センチ砲、マウス2号車は、ベルリン防衛隊に組み込まれ、西方には回されなかった。クンマースドルフには、他に、エレファント、ティーガー試作車(フォアパンツアー付)、パンター試作車(パンターU車台)、パンターF8.8センチ砲搭載型、などがあった。これら実用度の高い車両はすべてベルリン防衛隊に回されたのだった。ヘッツアーを作っていたチェコは3月にはソ連軍に飲み込まれていたので、ここには登場しない。
これは行けるはず。実際、オットーカリウスは東部戦線で同様の生き残り戦を戦って来たし、パンターは西部戦線のバルクマンコーナーで健闘した。ビットマンもやられなければ、ビレルボカージュ戦のような活躍を1945年4月にしたに違いない。(この妄想映画、できないかな〜。)
○20150227
ゴジラ 1954日 デジタルリマスター版2014 総合9 音質 6 画質 7
1954年東宝の白黒映画。最近、60周年のデジタルリマスターが登場したので、以前のBDと比較してみた。
音声 映像
BSP 60周年デジタルリマスター版 AACマルチ 448Kbps Mpeg2 17.7Mbps DR
BD クライテリオン 米盤 LPCMモノ48k 2.3Mbps AVC 32.7Mbps 中心
スペックのみ見ると、BDクライテリオン盤の方が優れているように見える。しかし、60周年版のデジタルリマスターの効果はすさまじく、フリッカーの低減、ごみ、傷の除去。その結果として、コントラスト改善、グラデーション改善。ひと肌が美しく見える。暗い場面でも、何が写っているのかわかる。音声もAACながら、セリフも明瞭になっている。などで、BS放送ながら、今回は、放送録画ものの勝ち。
トランセンデンス 2014英中米 総合7 音質 8 ドルビーアトモス 視聴はドルビーHDマルチ 48k 3.1Mbps中心 画質 8 AVC 29Mbps中心
ジョニーデップ、レベッカホール出演。
肉体を離れた精神が電子情報としてネットワークの中に存在するというお話。この主題は、スターゲイトSG1やアトランティスに頻繁に登場している。それを見ているから、本作がアトモス仕様ではあってもあまりどきどきしない。
映像も美しく、高精細だが、この主題であればあれもできるこれもできる、それはないよな〜とか考えちゃうので楽しめない。(退屈なのだ)
電子人間になってからのセリフの空中感が雑誌で褒められているけど、その辺は、オペラ座の怪人(2004)で、後方上方から怪人の声が鳴り響くという演出の方がかなりリアルでドキッとするのでお試しあれ。別にアトモスでなくても頭上後方から声は降ってくるのだ。
ザラストデイズオンマーズ 2014英アイル 総合6 音質 7 DTSHDマルチ48k 4.5Mbps 画質 8 AVC 22Mbps中心
ツタヤだけが売り文句のSFホラー。でも、ホラーになりきってない。ツタヤでは、連日借り切れ(?)状態なのが良くわからない。普通の人はこういうのが好きなんだろうな。
アポロ18(2011)クラスの中途半端SFホラー。小物の作り込はしっかりしているし、俳優も頑張っているのだけれど、このぐだぐだ感はなんだろう。脚本のせいか?駄作は記憶に残るという格言に近い。
○20150126 新春から新盤ラッシュ
転送レートの表示は、PS3 によるものです。5.1CH以上のチャンネルになると、PS3では、Multiという表現になります。
かぐや姫の物語 2013年11月 日本 BD 総合 9 音質 8 DTSHD Multi 48k 4.0Mbps中心 画質 8 AVC 21-27中心ー44Mbps
(この44Mというのは、ピーク値ではありますが、恐ろしく高いレートです。)
風立ちぬよりはるかに面白い。デジタル彩色、モノラル音声。飛行機の擬音が口。というわけのわからないこだわりで大人の童話を作っちゃった宮崎に対し、紙アニメ風、水彩着色風。あえて省略を効かせて、人物の美しさ、感情の移ろいを心細やかに描写。
キャッチコピーが災いし、今一流行らなかった。(プロメテウスの人類の起源とかと同レベル。下手なキャッチコピーは先入観を生み、良いことはあまりない。)
ガーディアンズオブザギャラクシー 20149月 米 BD 総合9 音質8 DTSHD Multi 48K 3.9Mbps 画質9 AVC 30Mbps中心
久しぶりに頭をからっぽにして楽しめるスペースオペラの登場だ。
スペースオペラ、という言葉はここ久しく使われていないが、この映画は、古き良きSF小説のスペースオペラそのもの。導入部で、悲しい出来事があり悲痛な重々しい物語になるかと思いきや。すぐに、ドタバタの大展開。
異世界に没入出来るのは、作りがしっかりしているから。
まず画質が素晴らしい。CGの出来も10点満点。アライグマは、有り得ないので、CGだ、と頭の中で処理するものの、画像が本物に見えるから混乱してくる。そのくらい素晴らしいCGの出来。グルートという木のヒューマノイド。これも、CG。ロードオブザリングで動いていた木の種族たちよりはるかに実物っぽい。
監督 ジェームズガン 出演 クリスブラット ゾーイサルダナ(ドラムライン、アバター、スタートレック新版など)、ヴィンディーゼル=グルート(声、モーションキャプチャー)、マイケルルーカー(クリフハンガー、ジャンパーなど)、ジョンライリー(デイズオブサンダー、ブギーナイツ、シンレッドライン、25年目のキス、パーフェクトストーム、シカゴ、アビエイター、こわし屋ラルフ(邦題シュガーラッシュ)のラルフの声、グレンクローズ(101、マーズアタック、102など)そうそうたる脇役陣。
メカの造形、小道具の作り込み、主人公の金属マスクはアイアンマン。などすごい作り込み。
続編ありまっせ!というエンディングもOKの作品でした。
NATURE 2014英 BD 総合7 音質8 ドルビーアトモス ドルビーHDMulti48K 4.3Mbps中心 画質9 33Mbps中心
映像は実に美しい。
BBCのLIFE、アースなどの自然ものシリーズの一つ。今回は、ドルビーアトモス第1作目という事でレビュー。
当AVルームのシステムはアトモス対応ではありません。もともとがピュアオーディオでのマルチチャンネル再生で、きりっとした音像、音場再生を目指してシステムを組み立ててきました。ピュアオーディオマルチ再生がうまくいっていると、映画のサラウンド再生もうまくいきます。AVアンプで音場創成をしてもしなくても音場再生ができるからです。もちろんAVアンプでの音場創成(ヤマハで言う、シネマDSP、他社でのオウデッセイ)は、基本のマルチ再生が出来ていれば、さらに臨場感が増すもの。
昨年暮れ、会津坂下のIKシアターでのアトモス再生イベントで、アトモスがどのように再生されるのかを聞いてきました。
現状、当AVルームで、AV8801でのサラウンドは、かなりの水準に達しており、通常のHDオーディオのデコードで、強烈な再生が可能になっています。
IKシアターでも再生した本作ネイチャーで、そのサウンド構築を確認。
冒頭の雷鳴の低音は、当AVルームでもごごごごと地を揺るがす再生です。
マグマが吹き飛び、後方に落下する場面では、しぶきの一つ一つの落下位置がそれぞれ異なる場所、と聞き取ることができます。
これは、SACDマルチで、五嶋みどりのバイオリンの弦の弾く場所が変わることを聞き取れるのに似ています。
だから、私は、私のマルチチャンネル再生システム以上のおそらく日本最上級のシステムであるIkシアターには、あえてアトモスは要らないのではないか、と考えていました。氏のシステムの問題点は、AVアンプのDTC9.8にあると。コヒレンスU3台使いのウイルソンSPシステムに、17万くらいのAVアンプではボリュウムの質が違いすぎるのでした。今回、おそらくパイオニアのSC-LX88
を導入すると思われるのですが、それでかなりグレードアップするとは思います。しかし、もともとが超絶マルチ再生システムです。アトモスにこだわらず、フロントハイト、リアハイトの(いわゆりプレゼンス)SPを追加して、AVアンプに音場創成をしてもらえば、(アトモスにしなくても、もともと強烈サラウンドなので)、気持ちの良いサラウンドが楽しめるはず。
FURY 2014年英米 BD外盤 総合10 (動くティーガーに) 画質 音質
M4A3E8 (イージーエイト)
E8は、水平懸架装置(HVSS)、ダブルピン幅広履帯、溶接車体で識別は容易。長砲身76ミリ砲でようやくドイツ戦車と戦えるシャーマンとなった。実際は、英の17ポンド砲を載せたシャーマンファイアフライが、ドイツ戦車キラーとして恐れられた。かのヴィットマンティーガーもファイアフライによって撃破されたのだった。
この撮影場所に移動するのも大変なことだったろう。
苦労して色調を合わせたアフリカ迷彩色はそのまま。1945年5月にティーガーの初期型がドイツベルリン西方にいたかどうか、なんて関係ない。(実際、末期ドイツ軍は、動く戦車は試作車だろうが、試験車両だろうが、実戦化していたのだ。)
FRP製のダメージ用レプリカ(本物そっくり)が作られた。(この画像がその可能性もある)
戦闘の最後に破壊される車体は、CGか、もしくはFRP車体の可能性がある。
とにかく、ボ−ビントン博物館の動くティーガーが主人公の映画である! シャーマンは刺身のつま。ブラピには悪いが、君は主人公じゃない、とティーガーマニアはささやいているのだろう。
監督は、PS1のゲーム、パンツアーフロントをやったに違いない。覘視孔(またはペリスコープ)、または、照準器から見る画像がまさにそれなのだ。
8.8センチ砲弾が、シャーマンの傾斜装甲に跳弾して、ヒュルヒュルヒュルと後方に飛んで行く音の揺らぎも聞き取れて面白い。
作画は、プライベートライアン、バンドオブブラザーズ風。だが、CGの出来が格段に向上。弾丸で足がもげたりするシーンはCGなのだが、全く入替画面の違いが判らない。
WWUつながりで まさに1945年4月中旬、ベルリンでは何が起こっていたか。
ヒトラー 最期の12日間 2004 独墺伊 WOWOW DVHS 総合 8 音質 7 AAC 画質 7 MPEG2
鬼気迫る熱演!
たまたまヒトラー最期の12日間を見たいと息子が言いだし、DVHSに録画しておいたWOWOWのDVHSを引っ張り出してきて視聴。
AVアンプでアップコンというか、高画質化されるので、DVHS−BW800でも -ヤマハ3030で、十分に切れのあるHD画像+AAC音声で観ることができた。
こんなに作りこんでいたのか、すごいお宝を見つけてお得な感じ。今まで観なかったのは、DVHSというフォーマットのせいか?
トラウドゥルユンゲという、実際にヒトラーの秘書を務めた女性の証言をもとにこの映画が作られた。
ヒトラー役に、ブルーノガンツが熱演。ほか、ゲッペルス、シュペーア、エファブラウン、ヒムラー、モーンケ、ゲーリングなどが、ある程度似ている俳優さんが熱演するので、まるでドキュメンタリーを見ている気分になる。
なんちゃってタイガーがご愛嬌。キューベルワーゲン、OTOだろうハーフトラック、サイドカー付バイク、オペルブリッツなど車両も頑張って揃えている。
砲撃の重低音など結構すごい。
パンツアーファーストがちょっと安っぽいつくりだが、大戦末期と考えればまあ納得。
FURYと合わせてみると、大戦末期に、あんなくそ指導者のためになぜ死んでいくんだ!と感慨は深くなる。
20150115
LUCY 2014仏 BD 総合 8 音質 8 DTSHDマルチ 48K 4.5Mbps中心 画質 8 AVC 32.2Mbps中心
いやあ、面白い。見始めたら止まらない。リュックベッソン節全開の映画。
冒頭から台湾台北のごちゃごちゃした街並みに、すれっからし徹夜明けの女の子がポン引き風薬売人に何やら巻き込まれる、この展開。
CG全開なのだが、それほど気にさせずに話がどんどん進む。
ミラジョボビッチやシャーリーズセロンが主人公やっても良いこのお話で、アベンジャーズのスカーレットヨハンソン。多少ロンパリ気味のヨハンソンだが、豊満な胸を強調して頑張ります。(お色気はゼロです)
スカーレットヨハンソンつながり
アンダーザスキン 2014 英米スイス DVD 総合6 音質 6 画質 6
LUCYで頑張ってたスカーレットが、こんなマイナーな実験風映画にヌードを出していました。
冒頭のシーンで、オールヌード。
どうやら地球にやってきたエイリアンが、地球人に化け、地球人の女性の服を着て行くというシーン。バンの荷台の中なのだが、異空間らしく、背景は真っ白。
後に、男を誘っては食糧にするため暗黒の地面に沈めるのもこのバンの中。どうやら時空をあやつる能力のあるエイリアンらしい。
地球人に化けたは良いが、自分の女性としての魅力に、いまさらながら気が付いて、鏡を見いる主人公。
自分の魅力に気が付き、愛を覚えた段階で地球征服を放棄し、男に走った主人公。地球征服のサポートアンドロイドのバイクライダーに追われるが身を隠して地球人の思いやりに触れていくのであった。
と、見る人に状況解説を要求する映画である。
このほか、地球の男性に愛情を覚え交合しようとすると、なんと自分には女性器がない!ということに気が付き、(地球征服をあきらめ)自滅していくというお話。
全く、観る人に説明を求めるのが好きな監督らしい。 以上は筆者の説明だが、観る人により、内容が変わる可能性がある。そういう意味で実験的な映画なのだ。
スカーレットヨハンソンが、LUCYで見せなかったヌードを見るために見る映画であった。