hdmi 2.1


HDMI CABLE 2021年4月

 当AVルームのレファレンス アルネアラボラトリの光ファイバーHDMIケーブルが、3840 60pのジェミニマンの映像でブラックアウトしてしまう現象が発生。


 アルネアラボラトリ社の記事  AV WATCH
4K/60p、HDR映像を100mまで伝送できるアルネアラボラトリのHDMI光ハイブリッドケーブル

2017年2月17日 10:00


アルネアラボラトリは、光ファイバー技術を活用し、4K/HDR映像を100mまで伝送できるHDMI光ハイブリッドケーブル「HDMI 2.0a Active Optical Cable(AOCHDM2.0a-EXT)」を2月下旬に発売する。販売元は完実電気。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10mで55,000円前後、15mで63,000円前後、20mで72,000円前後、30mで83,000円前後、100mで130,000円前後。10m~100mまで、要望に合わせた長さの注文も可能。

 






アルネアラボラトリの光ファイバーケーブル。
方向性があります。





 2001年に設立したアルネアラボラトリは、カーボンナノチューブ技術を基盤とした超短パルスレーザーや光サンプリングオシロスコープなどを開発。光測定器、特殊レーザー、光増幅器などの光通信分野を中心とした製品を手がけるほか、非接触電界センサーなどのセンサー事業、レーザーを使った工業用非接触3次元形状測定器、産業用各種レーザーなども開発・販売している。

 そこで培った光ファイバー技術を、コンシューマ向けのHDMIケーブルに活用したのが「HDMI 2.0a Active Optical Cable」。高速なデータの伝送が困難な金属線ではなく、光ファイバーを使っており、18Gbpsの伝送に対応。4K/60p、4:4:4/8bit、4:2:2/12bit、HDRのハイスペックな映像も伝送でき、HDMI 2.0aに対応。ドルビーTrueHD、DTS-HDなどの音声伝送にも対応する。

 光ファイバーは、マルチモードファイバー(OM3)を使用。最小曲げ半径は5mm。給電用にPS-USBケーブル×2本を、長さに関わらず同梱しているが、30m以下の場合、電源供給は不要という。

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 当AVルームの品は、USB電源を取るタイプの10mの製品でした。
 
 ジェミニマンのほか、インターステラー他、超高画質な4Kソフトだと画がブラックアウトしてしまうことがしばしば起こるようになってました。

 このケーブルは、非常に純度が高い精製水のようなクリアな画を再生することが出来る優れものでした。
 AVアンプからプロジェクターに使用。通常の4K画像はOKだったのですが。

 そのほかの部分で使っていた光ファイバーケーブルのメーカーはATZEBE。

 今回は、ATZEBE社の製品でより高速のケーブルがないか調べました。光ファイバーで実績があった同社でしたが、2021年4月では、10m以下の製品で光ファイバーは撤退しているようでした。
 代わりに、金属導体の超高速ケーブル。何と48Gbpsを謳った製品が出ていました。

 規格上は、8K HDMI2.1対応を謳っています。
 おまけに、安い。アルネア社の10分の1以下の価格。
 2mで1099円  (2021年4月で)
 5mで2699円  (同上)
 
 ATZEBE社のHDMIケーブル  ATZEBE 8K HDMIケーブル 2m 

 ペットネームはないようだ。
 高純度無酸素銅を導体につかっていると書いてある。 28AWG。
 
 5月16日確認すると、アマゾンサイトから5mものが消えていた。すこしショック。48Gで5mはやはりきつかったのだろうか。

 2mものは、4Kを表示しているプレーヤー、レコーダー、PS4PROに使用。
 プロジェクターへはAVアンプからの1本に整理した。

 これまで光ファイバーHDMIケーブルは、プレーヤーからの1本と、AVアンプからの1本の2本使い。
 これだと、再生機器のチェンジに伴ってプロジェクターの映像がロックしない不具合が普通に起きていた。
 機器の電源を入れる順序、と言う風に考えていたのだが、そもそもが光ファイバーケーブルの速度によってプロジェクターがロックしない、という事が入力機器のチェンジにより発生していたのだ。

 AVアンプのプリアンプ機能もあるのだろう。
 プレーヤーの映像出力のパワーは、数メートルのディスプレイだったら問題ないのであろう。それが4m、5mとなると送り出しのパワーが不足するのかもしれない。
 AVアンプの映像出力段は、(おそらく)バッファーが付いていて、送り出すパワーがあるに違いない。
 AVアンプからプロジェクター1本してからは、映像の途切れは無くなった。

 さらに光ファイバーの18Gbpsだと、速度が足りないのかも。結局、プラグ内に、デジタルー光コンバーターがあって、デジタル信号をLEDで細かく発光させるプロセスがあるので、その発光回数の限界があるのかもしれない。

 で、このATZEBE社48Gbps品を試しに2本(5m×1、2m×1)と、比較用に他社のものも導入。
 安価なので失敗してもダメージは少ない。

 ATZEBE社48G品が、良好な品質を見せたため、追加で4K ディーガ、4KプレーヤーUB90、パイオニアLX800、PS4Pro、4KAVアンプー液晶4KTVなどに接続した。

 以下の品は、比較用に購入したもの。

SWEGUARD社

2mで、1899円


SNOWKIDS社

2mで1899円

 どちらも8K 48Gを通すと謳っているが、どうだろう。
 この辺の中華のメーカーの違いは、ほぼないのだろう。同じ工場内の可能性がある。でなければ、同じスペック、同じ長さで同じ価格はありえない。まあ、なんでもありの中華だからな。

 で、この2本は、そこそこ4Kは通したが、アトモスか、DTSXかで、音声が途切れるとか、コネクターのプラグ部の差し込み(嵌合)がちょっと違うとか、パナソニックのプレミアムハイスピードのケーブル(18G)よりは良好だったが、不安のある品はあまり使いたくないのが本音で、ATZEBE社のものに付け替えて様子を見ることにしました。