jeff beck
JEFF BECK
訃報
福島民友新聞
20230113 の記事。
一般の地方紙に、複数面に渡りジェフの死を取り上げた。
編集人もロックが好きだったのだろう。
2023年1月10日細菌性髄膜炎で死去。78歳。1944年英国で生まれる。10歳でギターを自作。ヤードバーズに加入。
エリッククラプトン、ジミーペイジとともに、(奇しくも3人ともヤードバーズに所属していた)世界三大ギタリストの称号が与えられている(らしい)。
ロックの黎明期のロックバンド、ヤードバーズ。
数年前、エリッククラプトンの深堀でヤードバーズも収集した。1966年頃の録音で、そもそもロックの録音が良くなかった時期。
音質云々より、ただただ熱いライブの状況、演奏を聴くことができる。
今回はジェフベックにフォーカスを当ててみた。
ジェフのヤードバーズ加入期間はごく短い。と言うよりヤードバーズ時代が、時代の変化の中で、自らの姿を変えていった、(メタモルフォーゼ)の塊みたいなものだ。
この当時のロックシーンは、いわゆるイギリスのフォーク(※)・カントリー(民謡)からでた歌謡曲と、アメリカから来たブルース音楽、さらに電気音楽の発展で、いわゆるサイケデリックなシンセサイザーなどの導入、を行い、音楽=ロックがどんどん変化していった時代だ。(※リッチーブラックモアズナイトのような民族音楽)
1960年代はビートルズが、恋愛の歌で世界を熱狂させた時代。朝鮮戦争が終わり、米ソ冷戦が始まり、ベトナム戦争が始まると、ロックは反体制、反戦の流れも作り出していく。
その中心は英国だった。(私見です)
もちろんアメリカにもロックはあったが。アメリカの民謡=フォーク、カントリー、ウエスタンなど。または黒人音楽のジャズ、ブルース。(教会系の聖歌もあるが、この辺はシスターズアクト(天使にラブソングを)を見ると、歌の変化、現代化が良くわかる。)の融合が顕著。いわゆり泥臭いもの(英国ロックに比較して)になった(私見です。)
1970年代になると西海岸で、ポップ(歌謡曲)の音楽性を取り入れたロックが大流行した。東海岸はどちらかと言うと南部のジャズ、ブルース、ソウルミュージックなどの融合が進んでいた。(私見です。)
アメリカの音楽の歴史も最近の映画などでかなり語られてきているのが幸い。
アメリカのフォーク、カントリー、ウエスタン、ジャズなどの歌は、労働、使役に伴って歌われるものだった。
最新では、エルヴィスという映画もあり、アメリカの音楽シーンの一端が見て取れる。
話がずれてしまったが、要は、これまでだれもやったことのなかった楽曲の構成、リズム、演奏法などを変化させ、変化しながらロックを表現していった過程が、クラプトン、ジェフ、ジミーのヤードバーズで行われ、拡散、発展、変化していったのだった。
1960年代のイギリスはロックの宝庫、いや火薬庫で、ばんばん爆発を繰り返し、変化し拡大し同じことを繰り返しつつ変化していった。
ジェフベックは、そんな中多くのギタリストがブルースを大いに取り入れたのに対し、ロックにブルースを取り込んだと言えるかもしれない。
基本的に格好良い!のである。しびれるー!のである。ここが、他のギタリストたちと違うところ。
ヤードバーズから彼の演奏したディスクを集めてみた。
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