tokusatu1940-
1949年
戦後間もないこの時期に、特撮SF映画ありました。
透明人間現る
これまでは、DVDまでのみ。
2021年米アロー社が、デジタルリマスターでBDを発売。
透明人間現る、と1957年の透明人間とハエ男の2本立て。
実作品について
透明人間現る 87分 白黒
1949年 大映 1949年9月25日公開
監督 安達伸生
原案 高木 彬光
特撮 円谷英二
喜多川千鶴 中里真知子
水の江滝子 水城麗子 ダンス
月形龍之介 中里謙造
HGウエルズ1897年Invisible Man(透明人間)が原作。
1942年ハワイマレー沖海戦の特撮担当の円谷英二が、GHQから「このような映画を撮影できるのはアメリカをスパイしたからだ」と嫌疑をかけられ公職を追放されてしまった。
それを復帰させたのが、本作。ただし、円谷は、力量不足を理由に大映には就職しなかった。(ウィキより)
1954年東宝で、透明人間を円谷はリメイクしている。
大人向けのきちんと考証が生き届いた作り。
科学の進歩と、それを使う人間の在り方を説いた佳作。
1950年からは朝鮮戦争が勃発。(1950年6月25日から53年7月27日)
そのような時期であったことは留意する必要があります。1950-1952年は朝鮮戦争により、日本は特需(好景気)を迎えました。
併せて、共産主義の防波堤としての役割をより強く意識されるようになった時期でした。