ZAKKI    2005年1月から


○ 20050427  

 ザガードマンDVD 昭和40年から6年間放映されたドラマ。先日のプロジェクトXで、綜合警備保障がモデルとわかった。



イントロの曲が今見直すと、結構違う曲だった。
 これは福島では夜8時からの放映だったと思うが、これが始まると電気を消されて寝なさい、といわれていた記憶がある。
 ジャイアントロボ、悪魔くんに並び、この当時のテレビ放映素材が残っていてDVD化されるのは奇跡のようだ。だってVTRが無かった時代。フィルム素材しかないのだ。良くも見つけてくれた、という感想。

 今見ても、脚本の出来のよさが光るシリーズだ。
○ 20050426  マルチ

 AMAZONから届いたSACDカーペンターズシングルズB0002996-36でマルチを聞く。
 カレンカーペンターの声はあまりいじらず瑞々しさを狙っている。リア側にも楽器を配置、フロントLR、リアLRにボーカルエコーを入れている。
 これがまた気持ちいい。

 以前、リンダロンシュタットのホワッツニューをマルチで聞いたときと同じ心地よさ。気持ち良くって寝てしまうのだ。各楽器に包まれ、ボーカルが中空にほわっと浮かび上がる。これはいい。

 片チャンアンプがPA70CEでもこの効果だ。

 皆さんもSACDマルチをお試しあれ!


○ 20050424  修理

 会津坂下のIK氏がアマゾンを紹介してくれた。SACDや、DVDの新譜や掘り出し物など、割引で買える。初めて使ってみたが、発注の2日後には届いた。クレジットカード決済なので、代引き等の面倒くささがない。

 吉田美奈子の新譜を見つけたので購入。この人は、昔、山下達郎のバックボーカルをやっていた人で、歌唱力は凄いものがある。いまいちメジャーにはなれないが素敵なボーカリストだ。他に中島みゆきのライブやら、を購入した。最近は、もっぱらどうでもいいものはレンタルに移行しているCDだが、やはり気になるアーチストは購入にいたる。
バックアップものは絶対にオリジナルにせまれない。なおかつ、ビデオものと違い、バックアップものは耳で聞く分、違いが非常にわかるのだ。音の良いバックアップを作るディスクドライブができればよいのだが。それでも、昔、LPをカセットデッキでダビングしてた頃よりは、良い音で録れているのかもしれない。

 アンプがなになのでSACDのレヴューも身を入れて書くこともできない。早く戻ってきてね。アンプちゃん。

○ 20050417  悪魔くん、ジャイアントロボ

 悪魔くんDVDを懐かしく、一話ずつ見ている。主人公の悪魔くん役は、金子光伸といい、後のジャイアントロボの主人公役としても登場する。(今は何をしているのだろか?)
 ジャイアントロボは、ロボット特撮の原点たる作品。少し固めの外装で、中に人が入って操演する。今のCGどんな動きもしちゃうお手軽メカ、怪獣とは一線を画す。何せ、肩、わき腹、腕の構造がそんなに自由に動く設定になっていないので、飛ぶ姿もそれなり。そこが逆にカッコイイ。表情の無いロボの顔はゴム系のウルトラシリーズとも異なる硬質感をうまく出している。
 いろいろなミニチュア、前景と背景の合成、大きな手や足の造形など、これでもかって言うアナログの力技。火をはくときは怪獣の口から火が出る。これは今考えるとすごいことだ。こんな特撮を今もやってほしい。今の、東宝系、東映系のヒーローものは爆発シーン、メカ、ヒーローの変身シーンなど安物CGでお手軽特撮しちゃっているので面白くない。



  現在訳ありで右側がモデル9T、左側が、PA70CEという変則アンプで聞いているが、PA70CEの役不足が耳に付き音楽を楽しむ、という気持ちになれないのだ。どうでもいいドラマなどを見ている分には良いが。

 某S商店で、アヴァロンのアセントUが出物で出ている。120万円位だそうで、あきらめた。早くリアにまともなスピーカーを入れたいものだ。

○ 20050328  ウルトラセブン

 先日おやぢのシアターを旅立った、ソニーTA-P9000ESは富山県のユーザーの元へ到着しました。早速メールが届き、SACDマルチなどを楽しんでいるようでした。どうもソニーのTAシリーズを持っていらっしゃるようで、P9000ESがどんぴしゃだったようです。よかったよかった。

 DVDのウルトラセブンを見た。キャプテンウルトラ、ジャイアントロボ、悪魔くんなどなつかしの特撮もののレンタルDVDを借りてきてはみている。今回はウルトラセブンだ。ウルトラシリーズでも名作の誉れ高いセブンを今の装置で見てみるといろいろなことが見えてくる。

 アンヌ隊員は美しい。謎の円盤UFOのエリス中尉ことガブリエルドレイク、そしてアンヌこと菱見百合子は少年の大人の女性への憧れをがっちりつかんで離さない。
 アンヌ隊員の撮影シチュエイションは微妙だ。現在の風潮からすれば、男尊女卑。一応メディカル担当となってはいるが、キリヤマ隊長や、ダン隊員から命じられるのは、電話番、留守番、見張りの手先、小間使い的な仕事が異常におおい。その当時は、男性隊員の中でがんばっている女性として特に違和感は無かったのに。
 せりふも微妙、顔の出し方も微妙。今改めて見るとせりふは少ない。カメラに対して、常に背中を向けたり横顔のみのシーンや、男の後ろ、右や左の脇。一歩下がった場所のポジショニング。正面からの顔のアップは他の男優に比べると3割程度だ。それでも、アンヌ隊員は、セブン、怪獣、異星人、ウルトラホークなどのメカに負けず、ウルトラセブンを支えた大きな要素になっている。
 近年、「ウルトラセブンと私」などの菱見百合子嬢のエッセイを読むと、当時の撮影風景が伝わってくる。菱見はよく酒を飲み、二日酔いの状態で撮影に臨んだという。それが、いまDVDで見ると、まぶたのはれぼったさや「肌荒れ」という症状で確認できてしまう。高画質になるのもかんがえもの?
○ 20050326   ざぶとん

 今日3月26日大相撲では朝青龍が魁皇を下して優勝した。すばらしい内容だったが、何と座布団がとんだ。その一枚が朝青龍の頭にあたった。相撲では乱れなかった彼のマゲがその一撃で乱れてしまった。昨日は取り直しの一番で座布団が舞ったが、何が何でも座布団を投げるという風潮は良くない。
 審判、判定に問題があった場合とかはしょうがないかもしれない。今回は、普通に勝って、優勝を決めたのだから、座布団を横綱に投げるべきではない。

 ところで、バックアップしたメディアの画質だが、圧縮したもの(C)、そうでないもの(NC)とで若干違う。
 オリジナルとの差は、どちらの場合もわずかだ。

 (C)は、圧縮のため、背景とか、群集シーンで、映像情報の「はしょり」が目立つ程度で、解像度、色相、彩度についての劣化はあまり無い。というかほとんど無い。多少シャープさがなくなるとかの劣化はあるが、これまでのSVHSや、ベータなどのアナログビデオ、アナログ変換後のDVHS録画に比べると、かなり良い。
 (NC)は、じっくりとは検証はしていないが、背景や群集シーンでの情報のはしょりが少ない。画はかちっとした印象になり、シャープさの劣化度合いが少ない印象。
 デジタルの威力というべきだろう。

 バックアップ後の音質評価は、やっていない。バックアップ物がオリジナルを超えることは絶対に無いからだ。悪くなる度合いは、アナログ録音に比べるとかなり少ないが、それでもバックアップの音質はオリジナルには及ばない。
 ピュアオーディオとして考えると、バックアップはどうでもいいものに限る。例えば、ホームユースではなく、カーオーディオでの使用の場合だ。そのくらいであって、保存用途にはあまり適さない。DVDも、本当にコレクションする場合は、セルものを購入するが適当でしょう。でも、最近は、空からDVDより画質が良いハイビジョンが降ってくるので、あせってDVDを買う必要もなくなっているのが現状。

 気になる話をひとつ。
 福島で、CD-Rや、DVD-Rのメディアを製造しているメーカーの方とお話する機会がありました。メディアの寿命について、ショッキングなことが判りました。メーカーでは、自社製メディアはさることながら、他社の製品も評価試験している。加速試験というもので、高温、多湿の環境で、光を当てたりする試験が繰り返される。
 なんと海外製のメディアはあっという間にだめになってしまうそうだ。通常の使用環境でも、一年でだめになるものもある、ということだった。記録部色素の問題、反射膜の蒸着金属の品質など、トータルで海外製のものは劣り、酸化などで、反射膜が劣化、レーザー光を反射しなくなり、まったく再生できなくなるということ。
 貴重な情報は、海外製の安売りメディアへのバックアップはしないほうが良い、ということです。メイドインジャパンという表示であれば少しは安心らしい。ソニー、JVCはこの会社のOEMなので安心ということです。

 ところで、今回ソニーの6チャンプリが旅立っていきました。次のユーザーのもとで活躍してくれることをお祈りしています。
○ 20050322  スキー

 今日は一年ぶりに家族でスキーに出かけた。まだやっている栗子スキー場。DUOという温泉プール施設の建物が撤去されていたので、入り口を見誤り、通り過ぎてしまった。
 午後からということなのだろうか、駐車料金は取られなかった。今回は、昨年何とか自分で滑れるようになった小2の長男が、どのくらいうまく滑れるのか確認するためだった。一年経っても、その間、ローラーブレードなどで練習していたので、ゼロには戻っていないはず。はじめの30分を経過した頃から、思い出したかのようにうまくすべるようになった。道具のほとんどが姉達のお下がりなので、板も靴もジャケットもピンク色だ。そんなことはぜんぜんかまわない。すべれればいいのだ。(ちなみおやぢのスキー靴は初めて買った20年前のものをそのまま使っている。)
 思えば現在高2の長女を4歳の頃からスキーに連れて来ていたことを思い出す。13年目にしてやっと子供たちが3人とも自分ですべることができるようになったわけだ。

○ 20050315  DVDレンタル

 福島市のソフト屋さんBOMというところはレンタルDVDが充実している。昨日Kさんから、ジパングというDVDが面白いということを聞いて探しに行った。残念ながら目的の作品は見つけられなかったが、面白いものを見つけた。
 「キャプテンウルトラ」「悪魔くん」のDVDだ。
 どちらも、全話分の巻数がそろっておりおやぢが狂喜したのは言うまでも無い。このような、歴史的作品がレンタルで借りられるということを考えた。文化的資産を公共の用に供することは、図書館的機能なのではないか。ペーパーではなく、電子データだが、個人のデータベースではなく、レンタルという商行為で、資産を共有化できるのはすごいことだ。

 悪魔くんは昭和41年頃の、キャプテンウルトラは昭和42年頃の作品だが、おやぢの記憶のかなたにあり、これまで、LDとかのボックスセットで出ていたかもしれないが高価で手が出せなかった。VHS素材のものも、見たことはあるがオーバーダビングで、鑑賞に堪える画質ではないものが多かった。今回のDVD、まだ悪魔くんしか見始めていないが、画質は良好。音声が一部聞きづらいところがある。しかし、この頃の素材をよくも集めたものだ。

 レンタル店の図書館性は一般の商用施設であるために恒久性が無いのが玉に瑕。売れない、となれば、売り場縮小、扱い停止となるのは必死。図書館も方針転換して、電子データ(画像の遺産)を扱うようにすればよいのに。そのために有料化されても文句を言う人はいないはず。

 上記BOMで、怪奇大作戦、ウルトラQ、マイティジャックや、忍者部隊月光、ラットパトロール、コンバットなどのDVDをおいていただけるともっと嬉しいなあ。
○ 20050302  パソコン

 PCデポから調達したデスクトップ機が調子悪い。DVD8倍速の焼きが普通にできていたのに、突然生ディスクを認識しなくなった。ソフトをそれぞれ再インストールし、再起動をしても生ディスクが認識できない。2回PCデポに修理で持ち込んだ。一度目はソフトの入れ替えNEROのバージョンアップということで戻された。確認したらだめでもう一度持ち込んだ。だめなメディアもつけてだったが、それでも再現せず。問題なし。とのこと。
今回確認したが、やはり生DVDを認識しない。それでは、ということでウィンドウズの再セットアップを行った。ソフトのコンフリクトならそれで解消されるはず。ところが、再セットアップしたのに、メディアを認識しない。どうなっているんだ。NEROのバージョンを新しいものにすると、それからは書き込める。DVDシュリンクではだめなのだ。なぜ、、、

 ということで今日一日再セットアップなどにかかりきりで仕事にならなかった。

 困ったものだ。

○ 20050227  バランスケーブル

 先週は毎日役員会、出張などでオーディオをやっているひまは無かった。土曜日は、日本ラグビートップリーグのサンヨーから、プロップの相馬選手を招聘し、あづま総合公園体育館にてラグビー指導者講習会を開催。土曜日講習、夜懇親会。日曜実地の指導、という日程だった。

 さて、今回リアのプリパワー間のバランスケーブルを試聴することにした。用意したのは、1.カルダスヘックスリンクG5C。2.AET。3.オルトフォン。の3本。
 現在は日立電線のLCOFCラインケーブルRCA1メートルを使用。それを取り去り、1.2.3.の順に聞いていった。試聴ソフトはリア音声が充実しているDVDハンニバルCH3のフィッシュマーケットのシーン。
1.は音の実体感が増す。音場の広がり感は良好。バンバン打ち合っている弾の方向性が明確になる。飛んでいく弾の高さが現れた。



 ちなみに一番手前がジェフ付属のRCAXLR変換プラグ。2番目が自作変換プラグ。手持ちのRCAピン受け部品と、別途調達したXLRコネクタ部を切ったり張ったりして組み立て。コスト的にはジェフの5分の1くらいである。ただし、現在RCAピン受け部が無いので自作はこれだけ。秋葉原にはあるんだろうけど、福島では入手が難しい。

2.AET。これはフレッシュな印象。大きな真っ白なキャンバスに、きれいな絵の具でぱぱぱと絵を書いたような表現。明確な表現だが、奥行き、味わいのある部分は薄れる。左右の移動感は明瞭だが、高さが若干低くなる。



3.オルトフォン。オルトフォンの音がする。高域にきらきらする部分があり、ふわーと広がる。低域にふんわりと膨張する音場。しかし、音の出かたが半拍遅れる。音の芯もやわらかくなる。このような音が好きな人もいるはず。




 やはり、当初の予想通り、カルダスが一番合っていた。AETのフレッシュな表現も捨てがたいのだが。
 トランスポートからプリのRCAコードも吟味しなくては。

○ 20050226  アンプ

 モデル9Tを修理に発送した。相変わらず重い。梱包作業を終えるとひと汗かいてしまう。ちゃんと直ってくるだろうか?
 一時的にナカミチPA70CEを入れている。



 リアのときも感じたが、表現が平板。音がスピーカーの周りにへばりついている。
 音のみずみずしさとか、躍動感、実体感、奥行き、音場の広がり、などのファクターが無いのだ。今回の修理でアイドリング電流を規格内で、高めにあわせてくれと頼んだら、フィンが少し暖かくなった。以前は通電、大音量で鳴らしても、ほとんど熱くならず不満だったのだ。今回は、通電しておくと多少暖かくなり、気持ちがいい。これで音が良くなれば、という気持ちもある。
 現在のセッティングは、本品のこれまでの置き方の中では一番高級な置き方で、そこそこの音で鳴るようになってはいる。PADのシステムエンハンサーを一日掛けっぱなしにしておいた結果、多少の改善効果はあった。がナカミチがジェフになるわけではない。このアンプはスケルトンシャーシという、鉄骨のシャーシにがっちりコンデンサー、トランスなどのパーツを取り付けたもの。それで音が若干硬めなのだ。鉄骨の重量があればまた変わった可能性もある。骨材がコの字型の部材なのだ。これがムクのアルミ材などを使っていたらまた違った音になっていたに違いない。大容量コンデンサー、トロイダルトランスなどのパーツは良いものを使っている。まとめ方がリジッドだったのが災いしたか?いじるにしては大変なのでやらないが、あとはパワーコードを換えられるようにインレットを取り付けるか?そうするとメーカーの修理が受けられなくなる可能性があるのでやらないほうが良いだろう。

 確かに音は出ているのだが、ハイエンドには合わないアンプだ。これがブリッジ接続だと化けるのだろう。ブリッジ接続のセンター用PA7はまあまあの音が出ているから。早く直ってきてほしいものです。



 黒い円盤。左側が、モデル9Tの電源部のレッグ部に入っていたプラスティックの円盤。多分何かの樹脂なのだろうが、何だったのか覚えていない。モデル9Tの標準品だったのだろうか。J1Pのインシュレーターはパワー部のレッグのみに使用していたのだ。重くて交換したくなかった可能性は非常に高い。
 右側は、ジェフ標準のソルボセインインシュレーター。
 
 パソコンも調子が悪い。新規開店のパソコンショップから購入したオリジナルブランド品でDVD焼きがうまくいかないのだ。修理に出したがソフトのコンフリクトという説明で戻されてきた。今確認しているがやはりだめそう。PCデポしっかりしろ!!

○ 20050220  J1P

 販売店KさんにあるJ1プロジェクトの4019Rは厚さがハードオフのものよりかなり厚いことは前に書いた。
 これが音質に影響があるはずと考え、フロントプリにも厚いものを入れてみることにした。パワーアンプが調子がいまいちなのだが、交換前と交換後では明らかに音は変わった。厚いほうが、音の実体感は向上した。少し腰が低くなるのだが、音の充実感が良好なのでこのまま行くことにした。外した薄いほうのインシュレーターは電源部のソルボセインのものと交換した。
 シナジーもインシュレーターの厚さで音が変わるとは、オーディオも奥が深い。

 今日はアイロボットを見た。冒頭刑事が目覚めるシーン。目覚し時計のベルが右側から視点が変わっていくシーン。目覚ましのベルがスムーズに右側リヤへ移動する。これはすばらしい。連続した移動感が再現されると、映画の音の奥行き(の設定=製作側の意図)がより判りやすくなる。
○ 20050217  DVD-R

 最近デスクトップパソコンを入れ替えたので、DVDのバックアップができるようになった。ソフトはDVDシュリンクというもの。これはデータを圧縮して記録するもの。4.7GBのメディアに、6Gとか7GのDVDをバックアップする。どの辺に違いがあるかというとト、動きがある部分とその背景について、動きがあると動きがあるほうにデータが使われ、背景が多少おろそかにされる。つまり、同じ画面の中で、使うデータを動くほうに使ってその他の部分をはしょってしまう、という考え方。例えばトロイなど戦争もので、主人公が中央で戦っているとき、背景の軍団は、ぼおっとしてしまうのだ。極端ではないが、よく見ると所々ぼおっとしていることが確認できる。解像度はそれほど落ちない。これはデジタルの凄さ。VTRだったらこんな風にはいかない。色もにじみが増えるとか、色相が変わるというような弊害はない。アニメーションの場合はオリジナルとほとんど変わらない。恐ろしいことだ。

 DVDシュリンクのバックアップ音声の基本はDD。DTSのデータ量はDDの2倍くらいある。DTSもバックアップしようとすると圧縮率が高くなり、あまりよろしくない。DTSにこだわるなら、DD音声はバックアップしないように設定するようになる。その音声は、オリジナルと比べあまり変わらない。恐ろしいことだ。

 メディアは、4倍速対応品が基本で、無名台湾メーカー安売り10枚980円品、リコー10枚(×8)1400円くらい。フジフィルム10枚特売1260円、三菱10枚特売1260円、IMATION、10枚1000円くらい。などなどいろいろ試してみた。
 台湾製980円は、DVDプレーヤーでの再生ができない。PS2でも画が飛ぶ。これはだめ。
 IMATIONは大健闘。これは、良い。
 リコー。これのみ8倍速対応品。8倍速のメリットはバックアップの時間が短いことだが、若干エラー=ブロックノイズが発生することがある。
 三菱、普通。
 フジフィルム、良好。
 
 メディアの背中がインクジェット用の白コーティングされているものはあまりよろしくない。そのまま透明か、メーカー名、商品名などがきれいに印刷されているものの方が動作が安定していた。

 昨年末からいろいろな機械が壊れてきたと書いた。2月に入ってもその傾向が止まらない。機械は使っていればいつかは壊れる運命だが、壊れるのはなるべく避けたいもの。
 今回のは、音の再生に関して中枢のパーツに問題が出てきそうな予感。現象が出たり出なかったりいやな感じ。どうなるか。

○ 20050207  J1P

 J1プロジェクトのスペーサーを販売店Kさんから購入。これは、ハードオフで売っているものより1.5倍くらい厚く厚さ4ミリくらいある。お値段も張るが、厚いとさらに効きそう。リアのプリに使ってみる。

 シナジーUiにはレッグがない。インシュレーターの材質がもろに音に現れる。純正は、ソルボセインの円盤がついてくるが、ソルボセインだと音を殺しすぎる嫌いがある。音が平板になってしまう向きがあるのだ。
 このJ1Pのインシュレーターを使うと、音楽に表情が生まれる。ジェフのアンプに良く合うインシュレーターだ。ためしにタオックの鋳鉄レッグを入れたことがあるがこれはまったくだめだった。シナジーはどちらかというと樹脂系が良いみたい。



 入れた結果はあまり薄型J1Pとは変わらないが、相変わらずフロントとのつながりがよくなっているのは判る。
 フロントの爆発音がリア側へ余韻としてふうっと抜けていく様がよく表現される。

○ 20050129  トゥイーター

 先日びびり音が出て交換したトゥイーターであるが、子供がぶつかって倒れた際に壊れたということが判ったので「オーディオ保険」を請求した。これは部品が経年変化で勝手に壊れたり、経年変化で電気的に不良になったのには効かないが、壊したものや、落雷等の損害については補償が効くもの。請求して4日くらいで修理代金着金。いやあ助かりました。
 でも、壊さないのが大前提なんですがね。パーツを交換すると以前の音にはなりません。これは絶対そうです。メーカーでやってもそうです。それがオーディオの面白さではあるのですがね。

○ 20050126  ラディアン

 トゥイーター交換した音は、、、(続き)

 まる一日PADのシステムエンハンサーを掛けっぱなしにしておいたその結果は、というと。

 当初は硬い音がするのではないか、という予感があったが、これははずれだった。このトゥイーターが鳴っているぞ、という鳴り方ではない。でも、確かに鳴っているのは判る。よく言うと自然な感じなのだ。奥行きが良く出るようになった。以前は、結構トゥイーターが鳴っているぞという感じの部分があったのだが、今回は、しゃらららん、という部分も非常に落ち着きがあり、奥行き左右の広がりが良い。内側へのボーカルの現出も自然かつピンポイントとなった。

 どちらがラディアンの姿かは不明。ただ、新トゥイーターにはパンチンググリルによるカバーがついている。ネットの有無により音が変わるラディアンだから、このグリルの有無は当然音に影響を与えているはず。できれば外したいところだが、壊すとやばいのでそのままにした。

 試聴を繰り返していると、リアアンプモデル2への変更、ゾウセカスのラックに追加によってシステムの音場形成がかなり向上していることに気づいた。

 SACD ピンクフロイド狂気の一曲目、冒頭にどっくんどっくんと来るとき、「どっくん」の「ん」の余韻がフロントからリアへ抜けるのが聞こえるようになったのだ。これは凄い。これまで、どっくんどっくんはフロント側に張り付いていたのだが、リアへ抜ける「ん」の余韻は音楽の楽しさを倍増させる効果がある。
 4曲目の時計の鐘が乱打されるときも、フロントLRリアLR、フロントリア間のそれぞれの間に音場が形成されるのだ。これは良い。これまでは、鐘の音が各スピーカー周辺に張り付いているような状態だったが、今回は、音場がトータルで、リスナーを包囲し、すばらしい音のパノラマを形作ってくれる。

 トゥイーター、J1Pのスペーサー、モデル2、ゾウセカスラックでこれだけの効果があったわけだ。今後リアスピーカーが変わったり、プリパワー間、UX1プリ間のケーブルをグレードアップしていくともっと良くなる可能性があるわけだ。

○ 20050123  トゥイーター交換

 本体トゥイーターはこのようにパンチンググリルはない。



 トゥイーターがびびり出して、部品を発注してからしばらく、突然部品が届いた。
 


 このように新しい部品は、パンチングメタルで覆われている。本体についているものを外してみると、フェライトマグネットの二段重ね、側面に、べたべたのブチルゴムのような粘着物質がついていた。交換部品にはそれがついていないので、べたべたの粘着物をはがして、交換部品に貼り付けた。
 配線は、ちょん付け。(からげしていない、単純にはんだのみでくっついている状態。機械的にはあまりお勧めできないはんだ付けだが、端子部分と、はんだの熱関係で、無理しないちょん付けで、再はんだ付けした。

 音は、作業が深夜に及んだため、しっかりとは聞いていないが、多分硬めだと思われるので、PADのシステムエンハンサーをかけっぱなっしにしてみた。
○ 20050121  アーム

 アナログプレーヤーのアームの動きが悪くなっていたので、修理してみることにした。アームを外して中を見てみる。



 右側の○がアームの回転基部。○の下側にクラックが入っているのが判るだろうか。アルミダイキャスト製であるが、経年で、クラックが入っていた。これが膨らんですれて動きが悪くなっていたわけだ。アーム基部を外すのにはかなりリスクが伴いそう。○の中心部にマイナスの溝が切ってある部分がアームの回転中心軸。これをいじると致命的損傷にいたる可能性があるので、膨らんでいる部分を修正することにした。

 耐水ペーパーの800番を短冊型に切って隙間に挿入。水をつけつつ、少しづつ水平回転を掛けふくらみを修正した。水平方向に動く部分だけだがペーパーがけを行った。クリーニングスプレイでかすをながし、潤滑剤をつけ完成。



 このメカメカしさがたまらない。

 

 
 ターンテーブルに取り付け試聴。うーん、すばらしい!!カートリッジはA.テクニカのART2000(限定品)。
 LPはヴァンヘイレン、ギュイーン、ギュイーンとうなるギター。ロック特有のひずみ感も良好に再生。大音量にて再生してもハウリング等はまったくなし。こんなに音が詰まっていたのか、という再生音。ベースがもりもり演奏している様がはっきり聞き取れる。昔はこんな聞き方、聞こえ方はしていなかった。

 もっと聞きたかったが、時間も遅かったので終了。LPもいいものです。
 

○ 20050117  J1P

 J1Pのインシュレーター。値段が安いと思っていた。16日販売店KさんにJ1Pのインシュレーター4019Rが4千何がしかで売っていた。(このページを見て入荷したのかな?でもジェフは36ミリタイプでないとレッグの溝にはまらないのですよ。)よく見ると、厚みが違う。下のものより1.5倍くらいの厚みだ。同じJ1Pのものでも、厚みが違うものあるということ。それが値段の差になっているのか。厚さによって音に違いがあるのだろうか?

 オーディオルームの冬は寒い。今は10度以下になっている。これを暖めるのがまた大変だ。ファンヒーター、ストーブは結露がひどいのではじめから導入のつもりはなかった。これまでは、デロンギのオイルヒーターを入れていたのだが、即暖性はない。例のDPX−1000の暖排気は、温風ヒーターにするには力不足なのが判った。冬に役に立たず、夏は温風ヒーターというのもオーディオ製品という特徴をあらわしているようだ。
 仕方がないので、オイルヒーターをこまめにつけるようにした。

 ホットマンという室外温水器から導管で温水を導き室内機で温風を出す装置がある。これは空気が汚れない優れものだが、今回見積もりを取って暗くなった。室外機セットと室内機2台で約30万円くらい。結構高い。これだったら、その何分の一かでファンヒーターを使いまわしていくほうがいいかも。空気が清浄でないとだめな家庭や、灯油を入れ替えられない老人世帯では有効有用かもしれない。見積もりをとったが高くてどうしようか迷っている次第。

○ 20050111  成人式

 今年は、成人式で不埒な行動をする若者の報道が少なかったようですね。去年騒ぎ過ぎたから。
 
 トゥイーターは、温度が上がるとびびらなくなるようだ。とりあえず精神的にはひどいことにはならないのでほっとしている。
 早く修理パーツがこないかなあ。

 昨年末からの宿題だった、リアアンプのスペーサー交換をやってみた。これまでは、ジェフの付属のソルボセイン。これをJ1プロジェクトの青いスペーサーに交換。




 IDSコンジットという樹脂系のスペーサー。これは、フロントのモデル9Tの電源、パワー部にそれぞれ使用していてその効果は確認してある。フロントのプリにも使用してあるもの。
 音は、高域のにじみがなくなる。余計なきしみ、音像の輪郭のにじみのようなものがなくなるのだ。そのせいで、音場がすっと開ける。中域は充実、実体感が向上、低域は芯がしっかりし、ローエンドまで良く伸びる。聞き方によっては、バランスが低域よりになるように聞こえる。

 これを、リア用のモデル2にも装着してみた。直径36ミリタイプ。4ヶ入り。(福島では、オーディオ店に常備はなく、何とハードオフで売っている。)接着シートは付属していないので、両面テープを5ミリ角程度に切り、貼り付ける。これ以上小さいと作業中にはがれる可能性があるし、大きいと、両面テープの音が乗ってくるのを避けるためのサイズなのだ。

 結果は、良好。
 フロントの残響、ホールトーンが、リヤへきれいにつながる。これまで聞こえなかった響きだ。響きの振動モードがそろうからなのだろう。リアのLR間は勿論、フロント右と、リヤ右、フロント左とリヤ左の間にも、音像が形成される。
 フロント、リヤ込みで、立体的な音場が形成されるようになった。これは良い。これで、リヤのプリ・パワー間にまともなバランスケーブルがくればさらに良くなるはず。 


○ 20050105  トゥイーター

 アバロンラディアンHCのトゥイーター交換を会津坂下のIK氏は2年前にやっていたそうだ。そうとなればさっさと部品発注しよう。トゥイーターがびびると精神的にかなり悪い。

○ 20050104   新春

 新年明けましておめでとうございます。
 年末の31日に、アバロンの左トゥイーターがびびり出した。これは困った。音量を上げるとびびる。新春早々修理になってしまう。年末にかけて、パワーアンプは壊れる。ビデオデッキ(ハイエイト)は壊れる。プロジェクターのランプは寿命の表示が出る。仕事用のプリンターが壊れる。などなど、一度に不良現象が発生した。まあ、機械だからしょうがないといえばしょうがないが、こうも一度にくると、やんなっちゃう。

 右チャンネルは大丈夫。これは、子供がスピーカーにぶつかり倒れたときに受けたダメージか?子供がけがしなかったのは何よりだが、外装だけだと思っていたダメージがトゥイーターにもあった、ということだ。よく見るとドームの下部に打撃の後がうっすらと見える。うーむ。

 さて、年末、販売店Kさんから、バランスケーブルとパワーコードを借りてきた。
 パワーケーブルは、ネオ○○という、一本1万5千円くらいのもの。「元気に鳴るよ」、ということで、うまくするとジェフに合うかもと、と試聴用に借用。これは、あまり良くなかった。超低域端がカットされてしまう。音楽が2D的(平面)に整列してしまう。その結果、表面的には鳴りが良くなったように聞こえるが、音楽的にはつまらない表現になってしまう。これは、トランスポートにつないでみたときの感想だ。パワーアンプに接続するようにしても結果は同じくらいだろうか。

 バランスケーブルは、SAラボのハイエンドホース3.5を使用、それをバランス用に仕上げたもの。これは、中高域が張り出すようになり、低域が少し弱くなる。素性は良いのだが、少しクールになり過ぎるようだ。システムエンハンサーをかけて少しよくなるか、と思いシステムエンハンサーを掛けっぱなしにして半日。あまり傾向は変わらないが、フレッシュな感じがなかなか捨てられない。
 いずれにせよ、カルダスのケーブルが狙い目。とりあえず、導入しておこうかな?