雑記帳 11月−12月
○ 20021230 早いものでもう年末
今回会津坂下に行ったのはもうひとつ目的があった。ジェフのモデル2とモデル6を比較試聴していたのだ。モデル2は家にくることになってになっていたのだが、先に会津坂下IKシアターで音質比較試聴されることになっていた。
モデル2の上級機モデル6がクライオトランスに接続され、グランドスラムを鳴らしていた。
つなぎ直したモデル9Tとは格が違った。グランドスラムを歌わすにはモデル6では足りないかもしれない。ただ、今回はトランス接続なので、鳴りがうまくいかなかったのかもしれない。以前IK氏のオーディオ日記では、「良く鳴っていた」と表記されている。今回は、だめだった。中域は甘く、低域の制動ができないのだ。モデル9Tを「横綱」とするとモデル6は「舞の海」クラスか?軽すぎる?では「土佐の海」クラスくらいか。
しかし、モデル9Tの4分の一以下の大きさでこれだけ鳴ればしめたもの。
さて、モデル2はといえば。

おやぢのシアター、ゾウセカスのラックに納まったのであります。とりあえず、レッグにソルボセインのインシュレーターをセット。J1プロジェクトのスペーサーは後から購入の予定。
音は、次元が違う。トリオのアンプKA2200も、ナカミチPA70CEも足元にも及ばない。ジェフのアンプは凄いことを改めて確認してしまった。
いつものDVDディスク、ハンニバルCH3の銃撃戦。打ち出される弾に重量があるような鳴り方。リヤチャンネルにも実体感が出てきた。音の内側に肉が入っているような(変な例えだなあ)鳴り方になる。スピーカーがLS−1000だったときのような鳴り方に近づいてきた。LS−1000はそれなりに鳴っていたのでアンプがサンスイのアルファ907Lエクストラでもどんぱち鳴っていたものだ。今回、モデル2でB&WのCM1を鳴らして、サイズを忘れるようなダイナミックな鳴り方が出てきた。低域の出方がまるで違う。B&Wのスピーカーはミニサイズ、ローエンドのものでもアンプが勝負なのだなあと判った。

○ 20041225 久しぶりのIKシアター
12月25日に会津坂下のIKシアターに行ってきました。ブラデリウスのゴンドゥールというマルチプレーヤー(ユニバーサルプレーヤー)が試聴できるというので行ってきました。また、前川電気商会から、クライオのトランスが入ったということでそれも聞きにいった。

中身はパイオニアのメカを使用。セットアップ画面などはパイオニアのそのまんまである。しかし、メカから取り出した信号処理はオリジナルの回路を使用。音はぜんぜん違う。パイオニアの最近の747から969へ至る製品で、画はすばらしいのだが、音はいまさんの経験が少しパイオニアのメカを使用しているということでひいてしまうところはあったが、音を聞いたら杞憂であたったことが判った。
シャーシは見てのとおりアルミの塊。4ミリはあるであろうアルミパネルの外装。重量は14キロ以上ありそう。音は、鮮烈。多少中域が張り出す傾向にあるが音の質はすばらしい次元にある。プリプロ品らしく細部に煮詰めの甘さがある。これで199万円ほどらしい。6CHDACと、ボリュウム調整込みだと安いのではないか、とIK氏は言っていた。うーむ、難しいところ。
下は、クライオ処理された部材を使用したアイソレートトランス。一個80万円ほどするらしい。うーむ、その予算があるのだったら、電源関系で他にやることが山ほどあるはず。
音は、、、アイソレーショントランスに共通することだが、一聴すると少しきれいに聞こえる。しかし、音楽の生き生きとした部分が損なわれる。ダイナミズムがなくなる。低域が詰まった感じになる。などなど。このトランスも例に漏れなかった。よほど電源が汚染されていなければ、使うことはない?

○ 20041128 DPX1000
プロジェクターには、投影用のランプがセットされている。これには耐用時間があるらしい。DPX-1000のランプは2000時間の使用で、交換が推奨されている。一個6万円位する。
これが、「ランプ交換の時期になりました」と表示された。うーん。取り説を読んでみると、2000時間を過ぎるとランプが暗くなってくる、とある。暗くなるのだったら、暗くなるまで使ってみよう、と考えた。
これまでは、エコノミーモード、アイリス=シネマ、ホワイトブーストオフ、で使用している。それぞれあまりに明るいので暗いほう、暗いほうに設定してある。これで暗くなったら、それぞれ明るくしていけばいいと思ったのだ。いったいランプはどのくらい持つのか、これからランニングテストとなる。
ランプの使用時間は自動で累積されるので、今回リセットした。毎回「ランプ交換、、、」と出てくるのはうっとうしいからだ。
それにしてももう2000時間映していたのか。毎日4時間づつ見て、500日。以前三管で見ていたとき、10年使っていてもぜんぜん明るかったのに、DLPのランプ部は一年ちょっとしか持たないのか!?まあ確かに、2003年4月導入だから、毎日見ていたとしてほぼそのような日数なのだろう。
○ 20041125 TX-1000
販売店Kさんからお借りしたアイソレーターTX-1000。電源のノイズを除去し100Vのほか115Vや電源電圧5%アップとする機能を持っている。
まず、プリアンプ3台の電源をTX1000から取ってみた。、
あまり芳しくない。低域の力が無くなり、さっぱりした印象になる。ボーカルの生き生きとした伸びやかさが失われ、ぐっと小さくなった音像。確かにノイズっぽさは減るが、ダイナミックさ、力強さはなくなってしまう。これはいかん。
電源ノイズが無くなる、ということは、画には良いかも、と思い立って、プロジェクターの電源ラインに入れてみた。
これは、少しよかった。ガラスの透き通った感じがよく出る。でも、これくらいの向上に、一台のアイソレーターを入れるのだったら、電源関係で改善すべきことがもっとある。うーん。よくはなるのだが、、、


○ 20041123 ゾウセカスラック
20041122 発注していたゾウセカスのラックがいきなり届いた。はじめは3段のはずだったが、話が変わり4段のものになった。背が高いので少し心配だったが,まあ、結果オーライということで良い事にしましょう。

上から、緊急試聴用たな、今は、チューナーとカセットデッキが置いてあるが、とりあえずの置き場所。
2番目が、リア用シナジー2i。
3段目が、センター用プリと、デジタルハイビジョンAACデコーダーAD-100。
4段目が、リア用アンプ。これまでのアンプが設置場所を換える前に突然故障してしまったので、サブにおいておいたKA2200をメインアンプ部のみ使用。
やはり、フロントと同じ振動モードになるので、フロント・リアの響きが統一され、よい音場感になった。
リアのアンプが変わると、これもまたよいことになるか?
ついでに、クワドラのラックもやっとばらすことができ、棚板の裏表をひっくり返すことができた。
デジタルチューナーに鉛インゴットを三本、AD用1キロくらいある、インシュレーターも載せてある。これでボタンを押すたびに動くことは無くなった。また、下のビクターDVHS DHX1にもインゴットを4本、ナショナル DHE20にも3本載せた。これで、テープを挿入するたび、ボタンを押すたびに機器が後ろに動くことが無くなった。まったくこれらのデジタル機器は、アルミの弁当箱といった趣で、触ると後ろに動いてしまう、という安っぽさがたまらなかった。がっちりと設置したことにより、多少画質音質が向上したような気がする。
トップのADプレーヤーGT2000Xのレッグのところに、クワドララックの支柱取り付けボルトが出っ張っており干渉。そのため、ピンポイントベースを底板にあて、浮かしてしまった。試聴してみたが、特にハウリングなどのトラブルはない。

また、QRDを入手したので、正面に張ってみた。
これが、次のようになった。
販売店Kさんから、CSEのアイソレーターTX-1000をお借りした。その結果はというと、、、
○20041119
結局デスクトップは、ハードディスクの回転が早くなるとシャトダウンしてしまうので、現役から外した。動いている間にデーターを少しづつ動かす。
新しいパソコンは、早くて快適。DVDも作れるし、これで、ビデオキャプチャーがあれば、ビデオ素材や、テレビ番組をDVDに移すことができる。
20041112、会津坂下のIK氏のシアターに遊びに行った。ソニーのCDP-R10という、弩級CDトランスポートを試聴しているタイミングだった。久しぶりに豪快なCDの音を聞いた。長岡鉄男氏がいたら大絶賛な音だ。ハードで、シャープ、ダイナミックな音。筐体はひとつ30キロくらいあり、DAC部と合わせると、60キロくらいになるというとてつもない代物だ。

CDを聞く人にとっては、レファレンス機になりうる機械だ。おやぢは、CD、SACD、DVD、映像、マルチ再生もやるので、本機は対象外だが、CDを愛している人には、最上の一品だろう。ただし、使いこなしが大変。パワーコード、ワードシンクのコード、デジタルケーブル、それぞれで音がガラガラかわる。
一番よかったのが、パワーコードがドミナスプラズマ、ワードシンクがオルトフォンの7Nコード、AES/EBUコードはカルダスのゴールデンリファレンス。これだけでも、新しいトランスポートが買えてしまうだろう。使いこなしをきちんとしないと、がちがちの硬い音になってしまう。はまれば、ほわっとボーカルが浮かび上がり、素敵な音像再生ができるようになる。
11月14日久しぶりに接点を磨いた。オレンジ色の紙袋にはいった接点復活シートを使用。品番などを控えてくるのを忘れた。やる前は、ぜんぜん期待していなかったこのシート。きつい独特のにおい。これを、各接点、電源コードの差込端子を拭き吹き、届かないところは綿棒にこすりつけてこしこし、ピンプラグのオスメス、各接点。シートがよれよれ、真っ黒になるまであちこちを拭きまくった。最後はリモコンの電池端子部まで拭き拭き。
結果、これはよかった。PADのシステムエンハンサーをしばらく掛けたような、音像がふわっと浮かぶ感じがよろしい。音が生き生きと鳴る。これは期待していなかった接点復活材だが、効果はグッドなお勧め品だ。後で商品名など調べてアップします。
家にも、近々新しいコンポーネントが仲間に加わる予定。今から楽しみ。これも使いこなしが大変そうだ。
○20041102 パソコン
デスクトップ機が勝手に再起動したり、電源がオンできず、何度も電源スイッチをオンオフしなくちゃならなくなったので、新規デスクトップを購入することにした。
もとより、DVDのバックアップが出来るドライブが欲しかったところ、WINXPのマシンも増やしたかったので、ちょうどいいころだった。98SEマシンでも十分働いてくれているのであるが、XPで、高速のCPU機があるとやはり、見劣りがしてくるのだ。
今あるXPのノートは1ギガのCPUデュロンなので、今回いきなりペンティアム4まで背伸びしてみた。といっても、有名メーカーの製品ははじめから除外。
DELLからファックスメールが来た。まずそれから検討が始まった。DVDドライブがついてない。CPUもカスタムメイドでセレロンからペンティアム4にあげるといきなり高くなる。OAシステムプラザは高めのものしかなかった。パソコン工房に行ってみた。店頭品でいいものがあったが、モニターがなく、モニター込みだDELLとどっこいか。でも、PEN4だった。
パソコン指導員のkkさんから助言をいただき、さらに検討。情報収集のため土曜に郡山のヨドバシカメラにいくことにした。
いろいろ見たが、店頭品ヨドバシカメラオリジナル商品がスペック・CPU・DVDドライブ3拍子そろっていいものが見つかった。PEN4、DVDマルチドライブ、160GBHDD、おまけにカードリーダーもついていた。モニターはちょうど良く特選品で、I-OデータのTFT17インチのものが限定5本というものにした。だから、3拍子どころか値段、品質の2拍子を加えて5拍子そろっているわけだった。
パソコンについてはマスターと呼べる人がたくさんいるのであまり書かないが、ここでオーディオがらみの話を。
このパソコン、DVD再生ソフトがついている。リアパネルには音声出力端子がたくさん。フロント2チャンネル、リア2チャンネル、バックサラウンド2チャンネル、センター・サブウーファー出力8チャンネルが出るらしい。モニターにくっついている2チャンネルの音声もまあまあ聞ける音が出ている、ということは、これってDTSESあたりのマルチチャンネルをかけるとしっかり再生されるのだろうか。ということだ。パソコンの例に従ってマニュアルはないに等しい。
雑誌で、パソコンによるDVD再生をやっている人が紹介されていた。パソコンの音が良いはずはないという体験と先入観があるので、期待はしないが、今後情報収集が進めば、オーディオルームにパソコンが入る日がくるかもしれない。