zakki0804-
○ 20080630 早いもので6月が終わります。7月になると夏!という感じです。6月は梅雨の季節のイメージですが、今年は暑い日が多く、梅雨という感じではありません。昨日は終日雨が降り、東北地方でも今季一番の降水量でした。
月末でAVルームに入れる日が少なく、雑記も少なめです。
○ 20080622 2500BTアップデート
突然、デノンから2500BTのアップデートディスクVer1.1が届いた。なにやら特定ディスクへの対応を良くする改定らしい。
とすぐに思い立ったのは、ナショナルトレジャー2BDだ。これは、再生し始めると、映画紹介が始まりすぐに本編が見られない。飛ばしていくと、本編で音声がまともに出ない。というディスクだった。
早速アップデート作業を開始。例によって、リモコンボタンをタイミングよく連打する工程。アップデート終了。
しかしながら、ナショナルトレジャー2の再生が良くなったわけではなく、逆に、音声デコードが「NO SIGNAL」表示になってしまう最悪の結果になってしまった。前のバージョンでは、何とか再生出来ていたわけなので、前回のアップデートディスクで、元に戻そうと作業しても、「アップデート失敗」になってしまう。仕方が無いので、新バージョンでもう一度アップデートし直し。やはりナショナルトレジャー2の再生がうまく行かない。ドルビーデジタル2CHの音声は難なく再生ロックするにもかかわらず、HDオーディオはだめなのだ。
他のドルビーHD音声のディスクは難なく再生。ドルビーHD、DTSHDが入った「未知との遭遇」も難なく問題なしで再生。
いったい何が悪い?電源ケーブルを外し、設定を初期化しても、再生がうまく行かない。
結局、再生中、HDMIケーブルを抜き差しするとHDオーディオをロックすることが判明した。
なんだったのか。今の所、ナショナルトレジャー2にのみ発生する不具合なのだった。
こうしてたまたま、ドルビーHDと、DTSHDの音声を同時に聞いてみるということを行ってみると次のようなことに気が付いた。
AVプリインテグラDTC9.8のデコード能力、特性によるところが大きいのかもしれないが、HDオーディオについては、どうやらドルビーHDのほうが音がスムーズなのだ。音場感、音のつながりがスムーズ。音場の広がりも自然。上下左右の音場空間も多少広めに感じられるのだ。
対してDTSHDは、転送レートではドルビーHDより優位のフォーマットのはず。ドルビーデジタル対DTSでは、圧倒的にDTSのほうが映画にマッチしたダイナミックな音が聞けた。なのに、HDオーディオでは、DTSHDは、音が硬めなのだ。音場の広がり、ダイナミック感がドルビーHDに対して多少狭く感じられる。「未知との遭遇」で比較すると、ドルビーHDのほうが音が自然だし、低域のダイナミック感が強い。
なぜなんでしょう?
○ 20080620 HDMIケーブル
オークションで、ワイヤーワールドのシルバースターライトの出品があり、運良く現品を入手することができました。
先日オーディオクエストのHDMIケーブルを使ってみましたが、やはりシルバースターライトとは雲泥の差でした。白ピークがのびのびと輝きます。色の深み、純度が上がります。画に奥行きが出ます。画がしゃきっとし、鮮鋭感も良好。もちろん音も良い。ワイドレンジです。音の品位が向上。
オーディオクエストは、色が濃く出るタイプなので、(多少もっさりとした感じになります。鮮鋭感は減退気味)PS3に使って見ると良い組み合わせになるかもしれません。
最近福島は30度を越える気温になりました。こうなると、エアコンを使わないと、生きるか死ぬかの問題になります。エコという言葉はオーディオには無縁なんでしょうね。
○ 20080609
ラックを増設しました。数ヶ月前は、高硬度のパイプを使ったプレーヤーラックを考えたことがありました。パイプラックは、リジッドで、非常に良い感じを直感したのですが、パイプの立方体であり、中には棚は無いのでした。
今回、たまたま、山本音響工芸社のラックの出物があり即導入。LPプレーヤーの台にしたのでした。
導入したのはOS92。
棚板が桜合板。柱も桜無垢木材。響はこつこつとしたもの。この天板にGT2000Xを載せ試聴。2段目にプリ(フォノイコ)を載せました。音出し一発目は、高域がでない、もこもこした音。うーん、こんな音ではなかった。プリからコヒレンスまでは、遠いのでΣ2000RCAを使っている。これが良くないのか?これまでは音が固めのLCOFCのRCAケーブルだった。
そこでGT2000XのTAOCのピンポイントシュー(低)を挿入。プリの電源を延長タップから壁コンに変更。音がシャープになるようにセッティングを変更。プリにも鉛インゴットを3本載せました。プリは、以前からのサウンドスパイクをかましています。
すると、高域が出てきました。で、ヴァンヘイレン伝説の爆撃機、レインボウのバビロンの城門を聴く。ギュイーンと唸るギター。結構いい感じだが、奔放さが足りない。切れ込み、どんっ!!と前にでる迫力がたりない。もう少しセッティングを詰めて行きます。アナログは奥が深いなあ。
○ 20080602 ケーブル
UX-1のケーブルをフルカルダスに変更。DTC9.8も同様にカルダスへ変更した結果、音のグレードが著しく向上しました。
音場の見通しが良くなり、なにより今まで聴こえなかった音が聞こえてくるようになりました。
UX-1では、これまで聴き慣れていたソフトでも、こんな表現だったのか!?ということがしばしば。例えば、岩崎宏美DVD-Aナチュラル。1曲目の愛する気持ち!からして違う。リアチャンネルの情報がこんなに入っていたのか。音楽の表現自体が変わってしまう印象を受けました。
しかし、HDMIでDTC9.8に接続して再生すると、その音質差に愕然としちゃいます。いかに、HDMIといえ、AVプリのDTC9.8とはいえ、DVD-AのマルチCH音声はUX-1の横綱級再生音には遠く及ばないのです。これが現実か。さすれば、UX-1でBDが掛かれば最高なのだが、、、
さらに、いまはUX-1のセンター、SWにPADのXLRRCAアダプターをかましている。PADの特長ある響が、センター、SW音声についてくる。好みもあろうが、この辺も面白い効果になっている。
○ 20080526 DTC9.8
HDオーディオをデコードするAVプリ、インテグラDTC9.8。この出力は、フルCHXLRと、RCAです。ジェフのプリ、パワーはXLR端子なので、フルバランス伝送が可能となるわけです。ところがこれまでは、その接続ケーブルを全部同じカルダスにはそろえられないでいました。
たまたま板下のIK氏から紹介があり、カルダス社ヘックスG5CXLRの出物がある、とメールがあり、即答で導入。先週中に届きました。最近のカルダス社のラインアップの最上級機種は、ゴールデンリファレンスになっているらしい。ヘックスG5Cはラインナップから落ちているようです。Gリファレンスは線材シースが柔らかく、表面がさらさらしているゴム系です。対してヘックスG5Cは。硬い表面がきゅきゅとなる金色の樹脂系シースです。これだけでも音が違うのが判ります。今回のヘックスG5Cは、端子部ピンが真っ黒。相当使われてきたものの証。赤ケイグの出番です。(5月10日雑記参照)綿棒を4本使っても黒い酸化物が取れません。途中で方針変更。クラモリン(赤)でざっと端子部をぬぐい、その後でケイグでクリーニングに変更。鈍いですが金色が戻ってきました。オスの方は良いとしても、メスのほうは、また汚れが取りにくい。綿棒を途中でカット。紙軸に赤ケイグをなすりつけピン穴端子部を磨きます。この作業で、最後の赤ケイグが無くなってしまいました。現在、接点クリーナーの良いものがなくなってきており、現行品はクラモリン(クリーニング)接点復活系は無い状態です。(CRC556はかなり前からオーディオ使用を止めています。)ここしばらくは、残存物が少ないフィリップスの清浄剤と接点復活剤のペアを使ってしましたが、製品が絶版。その後に導入したケイグの赤スプレイも入手困難。でクラモリンスプレイになっています。クラモリンスプレイも使って見ると、結構残存物があることに気が付きました。効果も高いのですが、残り物があるとCRC556の件もあり、いやなのです。
右がフィリップス。左側がクラモリン。
さて、クリーニングしたヘックスG5CをDTC9.8に取り付け。リアのLR。これでDTC9.8XLR出力はカルダスの統一できました。
現在 初期
フロント ヘックスG5C ← ヘックスG5C
センター、SW ゴールデンリファレンス ← ゴールデンリファレンス初期型RCA ← モンスターΣ2000RCA
リア ヘックスG5C ← モンスターΣ2000 XLR
ジェフのプリにはAV用のバイパス入力があるのでそこへ接続。その先、リアパワーアンプにいたる部分が、カルダス化できていないのであった。
カルダスで統一していくと、違うメーカーの線材が入っていると、すごく気になる。音が違うのだ。気になり始めると、映画、音楽に集中できなくなってしまう。これまで、リアにはモンスターケーブルのΣ2000というケーブルを使っていた。これが、中低域に黒人音楽のアクの強さ、腰の強さがばりばりの線材。音が黒っぽいのだ。(ナカミチのDAC1000pのような音質がワイドレンジだけれど音の魅力が薄いコンポにはぴったりなのですが)その先のリアンプケーブルは、トーレンス、レイオーディオ、現在ではXLOの借用品を使っていました。その線材も影響が大きいのですが、DTC9.8からプリアンプまでの線材の影響はかなり大きいのです。
今回、モンスターケーブルからヘックスG5Cに替えると、まずその情報量の多さに気づきます。これまで音量の大きさでカバーしていたものが、音の種類の豊富さ、厚み、奥行きなどのファクターが上昇し、結果音数が増え、SN比が向上、ダイナミックレンジも向上するという流れです。
BDイノセンス、冒頭の監視ヘリが回りこんできて、現場の上空にホバリング、バトーが現場到着、そのローター音、車のエンジン音、群集のささやき、警官のブーツ音の回り込み、効果音が上下左右、奥行きが、こんなに豊かだったか?というほどの変わりようです。これでは、早くリアのパワーアンプまでのケーブルもカルダスにしていきたいですね。
○ 20080519 クエストHDMI3
さて、先日導入のクエスト社HDMIケーブルはどうだったか。接続前に、端子部をフィリップスの接点復活剤でクリーニング。これもまた、新品なのに多少汚れていました。
UX−1に接続して視聴。まあまあ普及クラスの音と画。スターライトのきらめくような発色、輝きは余り強くありません。ただ、色を丁寧に再現したい、という画調。音も、ぎんぎん鳴らすというよりおおらかな鳴り方。ただ、銀コートモノなので、エージングで変わってくる可能性が高いです。今後どのような変わり方になるか。
シルバースターライトは数ヶ月以上たってから輝きが増し、音も良くなっていきます。クエストの銀コートものはどうか楽しみです。
○ 20080514
今、UX−1の映像は、オーディオクエストのコンポーネントケーブルでプロジェクターにつないでいる。これまでUX−1に使っていたワイアーワールドのHDMIケーブルを、デノンのトランスポートに使ってしまったからだ。
それで、とりあえず接続用のHDMIケーブルを捜したのだ。画質音質を極めるとワイアーワールドになってしまうが、財政事情もあるので、とりあえず、そこそこの性能のHDMIケーブルがあればよい。
スープラは色が薄く、素直すぎる画、音。
デノンは色が濃い。
ワイアーワールドは、シルバースターライトが格別。一本あたりのコストも最高。しかし、画も音も濃密で最高。
UX−1の画は、スープラでは、淡白すぎた。そこで、銀コートの製品を捜したのだ。これまで、オルトフォン製品、オーディオクエスト製品、ワイアーワールド製品を含め、銀コートモノは映像系に良い結果をもたらしてきた。今回は、たまたまオーディオクエストのHDMIケーブルの中では最高グレードのHDMI−3の出物があった。クエストのHDMIはA→X→1→3というラインアップ。UX-1のバージョンアップ前はDVI端子だったので、DVIケーブルはクエストのDV1というケーブルだった。
5月13日現品が届いた。シルバースターライトの6分の1のコストだ。仕事が忙しく接続してのレポートはこれから。お楽しみに。
忙しくてまだつないでないHDMIケーブル。どんな性能か?
5月12日ソニーロリンズライブに行って来ました。
http://i135.photobucket.com/albums/q135/sunken55/IMG-1.jpg
2008年ツアーは東京、大阪、そして原町(なぜ?)の3箇所という。齢78歳の御大は、無事開演の時にステージに立っていました。私の母は、73歳で、GWにいわきから横浜に旅行するのに、かなり体調を悪くしてしまいました。78歳で海外から来るということでもすごいのに、サックスをふけるだろうか、という危惧を抱いて会場に向かったのです。今回は、原町在住のMYさんにチケットを手配してもらいすごい感謝です!前列4列目のほぼセンターというよい席でした。
午後7時開演を10分過ぎて、演奏が始まりました。ドラム、ベース、パーカッションのリズムを先行する曲でした。一曲目の一発目のPAのひどいこと!何じゃこれという音響です。
猫背スタイルでソニーロリンズが登場、サックスを吹き始めると、これまでの危惧は杞憂であることが判りました。歩く姿はよれよれでも、サックスを吹き始めると、きちんと!?演奏するのです。
トロンボーン奏者はジャズを心得ている人だったので、演奏のまとまりは取れていました。しかし、ギター奏者は今一。
1982年か83年のライブアンダーザスカイで、ソニーロリンズの演奏をFMラジオの生放送を聞いていたときえらく感動しました。学生の身分で東京のライブに行けるはずがなく、FMラジオ生放送にかじりついて聞いていたのです。
それが25年の歳月を超え、目の前7メートルのところにソニーロリンズの生姿、生演奏を見られるとは奇跡みたいなもんです。PAの音は3曲目のころから落ち着いてきました。それでも、楽曲の生の音と、PAからの音がコンマ何秒ずれて聞こえるのは閉口モノでした。特に立ち上がりの速いパーカッション、シンバルなどの打楽器音は、ずっとエコーのように聞こえてしまっていたのです。
最後の曲は、ライブアンダーザスカイで感動した「モリタート」。先のサキソフォンコロッサスに収録されている曲です。実に円熟した演奏でした。学生の時からの年月を思い起こし、少しセンチになってしまいました。あっという間の2時間。満場のアンコールの拍手で追加1曲のアンコールをし、お開きとなりました。
びっくりしたのは、サックスをずーと吹きながら、唇の脇から、呼吸するという離れ業をしていたことです。サックス奏者のTKさんがそのやり方の名称を言っていたのですが、忘れてしまいました。
○ 20080510 カルダス
カルダスゴールデンプレゼンスRCAケーブルを入手しました。
RCAケーブル。中古ですが新品同様。ケイグの赤クリーニングスプレイで端子部をクリーニング。ケイグの赤は、銀メッキ、金メッキ部分に使うと酸化膜が取れてさらにピカピカになります。
DEOXIT というクリーナーです。内溶液は、赤。綿棒に付けると血のようにみえる。これで拭くとあっという間に綿棒が黒くなる。で、端子はぴかぴかになるというわけ。
現在、UX−1のリアCHはモンスターケーブルのΣ2000。これをゴールデンリファレンスに変更というわけ。
モンスターケーブルΣ2000。中低域にガッツがあり、ジャズにぴったり。であったが、、、
リアCHがこってりしていると感じてはいました。DTC9.8のリアCHもモンスターケーブル。これも、カルダスにしたいなあ。
こうしてUX−1の接続ケーブルは、カルダスに統一できました。
見にくいですが、上がヘックスG5CXLR、下が手前から、ゴールデンリファレンスRCA初期型借用品=センター、SW用。奥が今回入手のゴールデンプレゼンスRCA。=リア用。それぞれが、コヒレンス、シナジーUiへ。
結果、音の広がり、高域の透明度が高まり、すっとのびる高域、なにより、こってり感が無くなり、音がフロントとスムーズにつながる。いやあ、これは気持ちが良い。これまで聴こえなかった微小な高域の情報がさらさらと出てくる。DVD-A、SACDを次々と試してしまいました。
久しぶりにDVD-Aのマシンヘッドを取り出してみた。会津坂下のIKシアターでの印象が強く、当AVルームでは、聞くとがっかりするので余り出番が無かったディスク。
すべてのディスクの視聴で、音場感が統一され、心地よい表現となった。特に「狂気」では、フロント側の低域の出方までさらに低く深く出るように聴こえた。これはPADのボードのせいもあろう。いずれにせよ、ここまで構築しているのか、という音の遊園地のような狂気の世界が改めて楽しめた。
○ 20080507 暑さとの闘い
福島では、25度を越す日がやってきました。
当AVルームでは、パワーアンプを入れておくと、36度超。スタンバイにしておいても30度超になってしまいます。
30度を超える室温。
プロジェクターも高熱の排気を出すので、5月では、エアコンをつけないと、からからになってしまいます。
エアコンをつけていても、乾燥してしまうのがたまに傷。
○ 20080502 ソニーロリンズ
5月12日相馬にソニーロリンズがライブをやりに来る!
齢78歳になる御大、福島県に来るということ自体奇跡的なので、相馬、という地理的要素は無視して、チケットを現地の知り合いに取ってもらった。有難うございました。MYさん。後は、御大が健康上問題なくすごしてもらい、無事公演を果たしてもらいたいものだ。
そこで、ソニーロリンズのサクソフォンコロッサスを引っ張り出してきた。
右側がXRCD。
CDはビクターのVDJ-1501と、XRCDのVICJ‐60158。もともと昔は1501を聴いてきたわけだが、改めて聴いてみるとシンバルの高域が張り出し安っぽい録音だった。対してXRCDは、バランスが整い、聞きやすい。低域もボリュウムが出ている。この比較時に、新兵器を使ってみた。
実はこれまで使っていたディスクトリートメント液?「銀河系エンハンサーSHEER」がまもなくなくなってしまう所であった。販売元の金沢CSフィールド社がなくなって入手が困難な現在、同様な効果のあるトリートメント液を探していたのだ。たまたま販売店Nで、ナノテックシステム社のトリートメント液NP-1+が置いてあった。銀の超微粒子コロイド液で光の透過を良くする、という触れ込みだ。
これってSHEERと同じ考えじゃないか、と思い立ち即購入。その効果は?
SHEERと異なりスプレイ式ボトル。
SHEERと同じような効果が現れた。音がほぐれ、奥行きがでる。音場がさっと広がり、ふわっと音像が浮かぶ。これは良さそう。
○ 20080501 クリーニング
4月29日久しぶりに時間が出来たので、接点クリーニングを行った。赤い袋のクリーニング剤、名前失念。
電源コードのプラグ〈イン・アウト〉、キャノンプラグ、RCAプラグ、HDMIケーブルで手の届くところを重点的に実施。
XLO社のクリーニングリキッド含浸ペーパー入り。
音がリフレッシュした。画も明るくなった。やはりクリーニングは大切。
で、ふとしたことであるCDを手にした。ロブワッサーマンのトリオというCDアルバム。10年前のものだ。本人はベーシストでいろいろなセッションに参加。このアルバムもいろいろなミュージシャンが参加している。10年前は余り面白いと思わなかったが、今聞いてみると、いろいろな音楽の要素が詰まっていて面白いのだ。音は良い。2CHなのに、音に包まれる感じがする録音。これはご機嫌だ。
ついでに、HIVICAST(DVD)を使用してセッティングの確認も行った。クリーニングをしたせいか、SWの音の出方が違う。いろいろカットオフ周波数、位相、音量などを変えてみたが今一しっくりこない。少しエージングさせてみるか。
2日たってみると、音に落ち着きが出てきた。クリーニングしたときは、剥いたばかりのりんごという感じだが、時間がたつと、味に深みが出る感じだ。
○ 20080419 DVD-2500BTアップデート
4月17日にデノンからCDロムが届いた。18日にインストール。これが、テレビゲームのキー連打のようなリモコンの数字キーを押すタイミングが必要という恐ろしいやり方が必要。しばらく悩んでしまった。
で、結局インストールでき、これまで強制2CHだったAACが、マルチCHとなった。
噂のアップデートCDROM。
連打せよ、と書いてある説明書。
1BA9と表示されると、作業終了。
BW800
最近単なるBDプレーヤーの使い方から、レコーダーと編集機としての使い方を覚えてきたBW800。
これまではビデオ素材を編集すると、一回編集するたびに水平解像度が20本以上なくなってしまう。ベータ260本、VHS240本、SVHS360本、ハイ8250本から400本あたりからすると、編集すると言うことは、画質を落とす行為でしかなかった。ベータ、VHS、ハイ8機で、編集機能がついたデッキがあまたあったが、いずれも、解像度を落とさずに編集できるものは無かった。EDベータは水平解像度500本であった。メタルベータといえるEDベータであったが、登場が遅すぎ、おやぢは使ったことがない。プロ映像現場ではベータカムSPという名前でしばらく活躍していた。対するメタルVHSといえるVHSM2は、今でもプロ現場で活躍中。DVは民生用編集機が無かったし、これも編集時にいったんアナログに落とすと画質は劣化するものであった。
それが、いきなり、ハイビジョンのデジタルデータをHDD、BD、さらには、DVDに落とせる機械が登場したのだ。それが、BW800、BW900。これは映像編集革命。
ハイビジョン(+HDオーディオ〉登場で、視聴環境が激変した2007年。実は、画像編集においても革命の年であったのだ。
まずは、HDV。これはDVをハイビジョン化したもの。メディアはミニDVテープ。ME(蒸着)テープを使用すると高精細な画が撮れる。安価なMPテープを使うとあまりよろしくない。これはハイ8のテープと同様な傾向だ。MEテープはMPテープの3倍のコストだが仕方がない、と思っていた。そこに、デジタルデータのまま、HDDに残せるBW800があることに気が付いた。BW800では確かカタログの片隅か、新製品ニュースコメントで、HDVの取り込みもできる、と書いてあった記憶があった。しかし、取り説のどこを捜してもHDV取り込みの説明はない。取り込みの方法を知ったのは、HiviかAvレヴューの記事であった。
BW800のHDDに取り込み、BDもしくは、AVC変換してBD、もしくは、AVCRECしてDVDに落とすか。いずれもハイビジョングレードの解像度だ。
HDV → BW800 はDR(ハイビジョン非圧縮)
↓
BD DR ファイナライズ後はPS3 2500BT再生可 (2500BTではファイナライズしなくても再生可)
BD AVC (MPEG4圧縮) ファイナライズ後はPS3 2500BT再生可 (2500BTではファイナライズしなくても再生可)
DVD AVCREC (MPEG4圧縮dvd) ファイナライズ後 PS3 不可 2500BT不可
したがって、安価なDVDを使った記録は他機再生が保証されない以上使えない。
DV → BW800 → DVD HG (DVDで120分モード)
元がLPモードで撮ったDVテープのためDVDで60分のモードが使えず、120分モードで撮ってみた。SDのLPモードなので、再生画質はハイビジョンモニターで見ると結構ひどい。しかし、デジタルダビングの恩恵で、色のにじみ、画像の揺れ、などは極小に抑えられている。
もとがSD画質だったら、DVDで残すのが吉。
HDV(DVではもう撮らないと思うが)では、高価なMEテープの画像データをBW800に落とすことにより、テープの使いまわしが可能になる。そうなると悩んじゃうのがバッテリーの問題。今の標準バッテリは60分しか持たないのだ。予備バッテリを調べてみると12000円もする。テープの問題はなんとかなったが、録画を続けるには、追加バッテリを準備しなくてはならない。やれやれ。
というように、編集機、録画機の中心としてこのBDレコーダーは活躍することになったのだ。これは、画質劣化がない!ということでは、編集革命である。これは民生機でどうしても発生していた編集画質劣化をなくしたということで、もっと宣伝しても良いはずなのだが。家庭用ハイビジョンムービーが、HDD、SDカード、BD、DVD(AVCREC)、ミニDVとメディアが乱立。そのインターフェイスに各社が苦労しているせいもあるだろう。ビクターのハイビジョンカムはMPEG2記録で、そのままではBDレコーダーにつなげられない、いったんパソコンに取り込んでから、と6月号AVレヴューに書いてあった。いずれにせよ、編集して画質劣化なし、はもっとアピールすべき。この中で忘れてならないのが、DVHSだ。これはテープが安価。記録が2時間。MPEG2TSでの記録。だから、BW800に納めたデータを、まだ検証されていないBDRの長期保存品質のバックアップでDVHSへの記録が重要な鍵となる。
というのは、実は昨日、パソコンショップで安売りBDRを購入してきた。一枚500円。台湾製だ。Ridataというメーカーのもの。貴重な家族の記録を海のものとも山のものとも知れない台湾製BDRには保存したくない。そこでBW800で、WOWOW放送のシンシティをムーヴしてみた。はじめのフォーマットからして、TDKのBDRの倍くらい時間がかかる。これは余り気分の良いものではない。

CDRで、台湾製のメディアで時間経過後再生不能という苦い経験をしているので、BDRも同様に記録はできるが、色素が変質して再生不良になるという可能性はきわめて高い。早くザッツのBDが安価で提供されるよう望む。
○ 20080411 DVD-2500BT
デノンのトランスポート2500BTは、ファイナライズしたBD−Rも再生できる。しかし、音声がAAC5.1CHが2CHの出力になってしまうのだった。以前から噂のあった待望のアップデートが登場。
http://denon.jp/update/dvd2500bt/index.html
ユーザーに無償のCD-Rが届くそうだ。これで、WOWOW録画の5.1CHハイビジョンが楽しめる。AACの出力は、ストリーム出力となるそうだ。
最近のセッティングはこうだ。
DVD-2500BT パワーコード オーディオクエスト電源コード オーディオかもん特製 クエストの銀メッキもの 映像系にも良い結果。クエストのケーブルは残念ながらもう手に入らないらしい。
レッグは、サウンドスパイクにJ1Pをレッグ基部に挿入。高域のシャープさと、低域のどすーんという効果を狙う。
HDMIケーブルはワイアーワールドシルバースターライト。重石で、上にBDレコーダーパナソニックのBW800.レッグにJ1Pの青スペーサー。
これが、結構いい線だ。クエストの電源ケーブルは、高域のきらびやかなところ、ダイナミックな展開、そして映像系へのきらびやかな傾向の効果が期待できた。実際使って見ると、これも良い。PADドミナスや、カルダスのゴールデンリファレンスはおとなしくなってしまう傾向がある。BDでは、どかんすかんという効果音の映画を主に見るので、派手目なセッティングが良い結果となる。
インテグラAVプリDTC9.8には、さらにシャープでダイナミックなアクロテックのFケーブル。これは素材が硬く音もそれなりなのだが、適材適所の使うと気持ちが良い。これも、オーディオかもん特製ケーブルだ。
こうして、BDAVPのマザーエイリアンが鎖から解き放たれるシーン、ピラミッド爆破、爆風、その後の対決シーンを確認。マザーエイリアンがどすどすと歩く重量感はまずまず。(これでも、会津坂下のIKシアターのどすどすは出ないのだが、仕方がない)ピラミッド爆破の衝撃波は部屋が揺れる。爆風は、前方から後方へ実体を伴った風として表現される。結構なサラウンドだ。
今後も、いろいろセッティングを替えていくとまた違った音がして面白いかも。