zakki 0904-0907


○ 20090725  引越し2

 おやぢの事業に関して、事務所移転を行いました。期限は7月16日。17日の午前9時までにS不動産に鍵を返却しなくてはなりませんでした。時間が押すにつれて選別廃棄をしている時間がないものがほとんどとなり、とにかく事務所建物から物を搬出することが最優先になりました。
 結局17日午前3時に事務所建物から撤収完了。事務用什器備品、生活用旧型家財をそれぞれ新事務所、自宅庭、居間、駐車場に運びました。これはきつかった。とにかく物が多すぎ。使うかもしれないという家財、事務機器が大量に。
 それを、とりあえず、仕事、生活ができるようにするのに、20日過ぎまで掛かかりました。寝る場所がなくなってしまったのです。移転先の事務所も大量の過去の書類の山で埋まってしまいました。それを要る物、要らないものに分けて整理していくわけです。

 ハードオフ、事務用什器の中古買取店、パソコン店、オーディオ店いろいろな店に行きました。事務用什器は流行があり、旧式のものは買い取り不可。土曜日に来てもらった買取店に買い取ってもらえたのは、ホワイトボード月間予定表のみ。他のサイド引き机。パソコン台。プラ製、鉄製書類キャビネット、事務用いすはすべて持っていってももらえませんでした。
 オーディオ関係は、たまたま土曜日に廃品回収業者が回って来たので、ジャンク品のビデオ、アンプ、カセットデッキなどを持っていってもらえました。7月は燃えないごみの日がもうないのでありがたいことでいた。不思議なことにスピーカーは2本ものは回収可なのに一本しかないものは回収してくれません。サラウンドのセンターSPなどは「だめです」、と言われました。
 パソコン関係では、周辺機器が全くほとんど値がつかなかったのですが、PCデポでは、パソコン本体、ディスプレイは一回一式100円で引き取ってもらえました。パソコン本体、ディスプレイはそれぞれ3000円くらいリサイクル料がかかってしまうのでありがたいことです。
 こうして、残ったものは、応接用椅子。これはF大学教官室の椅子で、ひとつは経済学部のS先生のもの。もうひとつは教育学部の研究室のものでした。これは全く人気がなく粗大ゴミでもっていくしかありません。30年以上前の文机、茶箪笥も同様に廃棄。事務用椅子も2脚廃棄。その他プロフィールモニター31インチも廃棄。まだ動くキャノンアルファー30ワープロ。とにかく古いものはだめです。骨董的価値も全くない、ということでしょう。それもこの1週間の雨で濡れてしまいただの粗大ゴミと化してしまいました。

 現在はパソコン関係のデータ整理に追われています。旧方式のメディアに入っているものは移し換えるしかありません。スカジー接続の外付けハードディスク、ZIPなど。これらを移して後は廃棄するしかありません。スカジー環境もZIPドライブももう動かすマシンがなくなってしまうからです。

 とにかく片付けは不毛です。何の生産的効果も、知恵を発する歓びもありません。過去の思い出を殺ぎ落としていくだけ。実際には、生活、仕事の時間空間を維持するためにやらなくてはならないことですが、なかなかきつい。仕事分はある程度ドライに徹することが出来ますが、生活分でのデータ。カセット、β。VHS。LD。ハイ8。DAT。紙ベースの写真などなど整理が追いつきません。それぞれに対応する再生機械もメンテナンスと置き場の問題が出てきます。皆さんは平気でβ、VHS、LDなどを捨ててしまっているのでしょうか?

○ 20090720 引越し

 おやぢの事業の見直しを行っています。仕事=収入があっての趣味です。仕事が近年の厳しい情勢で単独で事業をしていくことに難しさ(元受メーカーからの一方的収入削減)が増加していく一方でした。このたび、事務所を先輩と一緒の事務所に統合、仕事をその店舗建物の中でやって行くことにしました。自分とお客様相手の対応は何ら変わりはありませんが、元受のメーカーとの関係が一本化され、収入ポイントが正常化されるのを見込んでの事業統合です。

 その結果、これまで6年営んできた借家事務所での営業を移転することになったわけです。他販売店との事業統合とすることにより、元売メーカーからの収入増加、販売側のコスト削減が見込まれます。顧客サービスも向上する予定です。
 実際、この仕事を16年やってきた、過去の会計資料、営業資料などが事務所に積み重なってきたわけです。これまでの事務所に営業上の資料として大量に。かつ、日常生活、趣味の物品置き場としての倉庫として事務所建物を使って来ました。それを撤収するとなった期限が7月16日。物理的に収納不可能な物量を事務所建物から搬出しなくてはなりませんでした。移転先の事務所には、すでに事務所機能を維持する物品が存在しています。こちらの事務所にも同様に物品があるわけですから、当然物が余るわけです。使うものを持っていくわけですが、持っていかない事務机、脇机、鉄製アングル棚、作業机、電灯、書類棚、などなど大量に発生するわけです。これまで仕事のために買い揃えてきたものが、その用を廃するとき、処分が問題となります。
 今流行りの中古屋さんに持っていきますが、事務用什器備品も陳腐化が速く値段がつかないもの(引き取り不可)がほとんどです。これにはがっかり。確かに仕事用の会計上の耐用年数は6年くらいです。それを超えれば帳簿上の価値はなくなります。そう考えると、仕事用の物品は潔く捨ててしまえばよい、となりますが、今度は処分搬入先が問題となります。日用品は、市のクリーンセンターに持っていけます。事務用什器は難しそうです。個人用、として持っていけるとは思いますがどうなることやら。後は、燃えるごみ、燃えないごみ、資源物回収の時に分別して出すほかはありません。

 「整理する技術」

 以前新書でこれを読んだことがありますが、自分の仕事、生活のスペースを侵略されるまでは、真剣に考えたことはありませんでした。
 今回、仕事ができるように。寝食ができるように、という観点から、物理的に空間を支配している物品を処分することが当面危急の課題となりました。その結果、当り前のことですが次の結論に至りました。
 「こうしたらこうなる、と思うものは使わない、こうしないので、捨てる」
 「いつか時間が出来たらこれをこう加工して使えるようにする」は加工する時間が持てないので廃棄する。
 「きっと、多分、いつか、おそらく、使うだろう、というものは、使う可能性が限りなくゼロに近いので廃棄する。」
 
 捨てる技術というものは、実はありませんでした。単純に今使わないものは(3年使わなかったものは)不要、廃棄する」というロジック(論理)だったのです。期限も実は、3年使わなかったら、と書きましたが、現在新しいフォーマットが出来たものは、間違いなく使いません。これは、道具としてのすべてに当てはまります。現在使っている道具は、使うために存在しています。使うためにお金を出して購入しますが、その金額は使った、ということで消滅すると考えます。道具そのものに価値(購入金額)があるわけではありません。そして新しい規格、用法、手段などで使わなくなったら、その価値も消滅する、と考えた方が良い、という結論です。

 例えば、ワープロ。文章その他を作るための道具として購入、使用していました。これがPCに取って代わりました。ワープロは10万円くらいしたものですが、現在、引き取り手もない、オークションに出せば買い手が現れるかもしれない、しかし、現実そのように、時間をかけ、買い手が現れるのを待ち、決まったら梱包して発送するという手間ひま、時間、場所は著しく限られているのででやれません。これは、捨てです。
 3管プロジェクター。これも70万円以上したものですが、アナログであることのデメリットが、より安価な現在の固定画素、デジタル処理ぴロジェクターを凌駕しません。これも廃棄するしかありません。ハードオフでは引き取りすらしてもらえませんでした。
 OSがWIN95のノートパソコン。これも、30万円くらいで購入しましたが、OSの仕様でセキュリティホールに穴があきっぱなしのため現在のネットワーク環境では使えません。リナックスを入れればスタンドアローンで使える、という話もありますが、これも、廃棄でしょうか。(PC関係も処分料が取られる世の中になってしまっています。福島市のPCデポでは、100円買取を行っているので、そこでの処分となる予定です。)

 技術革新で見たり、書いたり、聞いたりする機械(方式、基幹的技術)の変革にあったら、いかに高価なものであっても現在では無価値であることを身に染むべし。
 ということで、これまでがんばって維持しようとしてきた、ナカミチ博物館、ベータ博物館は、閉館いたしました。維持する場所も、メンテする時間も見込まれないのです。残念です。
 
○ 20090626 マイケルジャクソン死去

 26日早朝のニュースを聞いて驚いた。最後のライブをロンドンで今夏実施予定のマイケルジャクソンが心肺停止で病院に運ばれたという。その後、亡くなった、ということが確実になった。
 最近は音楽よりもゴシップの方が露出が多かった彼だが、1980年代の多くのヒット曲は時代を動かすすごい力があったのは事実。ご冥福をお祈りいたします。

 7月号HIVIに会津3人衆という巻頭特集がありました。会津坂下のIK氏の友達関係、ということでした。イルンゴボードを多用している。電源が前川さんのアイテムが使われている、などの共通項が多い3人衆でした。
 マルチというより、映像サラウンドの入門というお話でした。皆さんもここ(サラウンド)から入ってマルチの世界にいらっしゃーい、となれば面白いですね。
○ 20090619  ゾウセカス

 たまたま文京区S社のサイトを見ていたら、ゾウセカスラックの出物を発見。某Dオーディオでは過当競争でなかなか手に入らないゾウセカスです。今回はアンプラック。もしかしたら、会津坂下のJ君の放出品か?とも思いましたが、ボードの傷の出来方が3点支持なので彼の物ではないようです。多数のスパイクの穴がボード表面の金属板を貫通していています。外観は余り気にしないおやぢですのでまあ良いとしましょう。
 今回は、フロントSPのパワーアンプに用いました。これまでは、イルンゴボードでしたが、各パワーアンプがゾウセカスになっていましたので、センターSPパワーアンプもゾウセカスにしたかったのです。その効果は会津坂下のIKシアターのレポートにすでに書いてあります。
 ゾウセカスラックの特長は音像がピシッと立つこと。音場が深くなること。ノイズフロア−の低減。音の響きが良い感じになる、などなどです。

    アハのプロローグ6を載せたゾウセカスZブロック2。

 これはすごかった。スパイクの直置きからイルンゴボードにしたときは、ボーカルに血が通ったような表現に驚いたが、今回ゾウセカスにしたら、音の響が統一されることによる音像のつながりの滑らかさ。音像がピシッとたつ小気味よさ。音量がアップする聴こえ方。
 なじむのに2週間ほど掛かるのが通例のゾウセカスだが、これは端から良い予感。
 これまでノイズ、効果音の雑音(?)の埋もれていた細かい声が際だって聴こえます。これはすごい。硬質な表現のカブ2がすきっと立ち上がりの良い音で鳴ります。これで、各パワーアンプがゾウセカスに統一されました。プリアンプ、プレーヤーもゾウセカスにのっています。また、各チャンの接続ケーブルもカルダスになりつつあります。プリパワーはカルダスに統一してあります。もうちょいです。

 で、BDの小沢指揮、チャイコフスキー悲壮を視聴。画像はLX91で24Pにするとカクカクするので、変更しないとまずいです。音はLX91のアナログマルチ出力。小気味良い、歯切れの良い表現です。きもちがよくなってすぐに寝てしまいました。
○ 20090616  プラズマディスプレイとヤマハAVアンプAX1700

 PS3が直ってきてホーム用ディスプレイでBD視聴環境が復活。HD素材をリビングで見る機会も増える。
 先日、イノセンスの改訂版BDをホームシステムで再生してみた。
 PS3−AX1700−B&WのフロントDM220、リアSpB&WCM1。DM220は古いSPだが、異常に低音が出る。SWとしてオンキョーSL10を入れていたが、不要になってしまったほど。
 プラズマで見るイノセンスは、画素が発光するプラズマの特性で色が鮮やか。かつ黒も結構よく沈むので映画を楽しむのも明るい室内で可能だ。
 同じメーカーのSPでのサラウンド。AX1700の音場設定は、際立つセパレーションが特長。AVルームの音は、音場を連続して形成し、音像が3次元に立体的に展開するのに対し、AX1700は各SPからサラウンド収録されている元音を各個別SPから独立させて音を出している音作り。サラウンドの感覚はあるがいかにもわざとらしい。それでも、娘は「すごい!後ろから音が出てる!」と感動しているのだが。

 現在のPS3はドルビーHD音声をPCM変換して出力することになっていて、それが、AX1700でデコードされる。HD音声の優越分は少しは出ているのでしょう。イノセンスノーマル版のLPCMより音場の広がりは良い。

 結構リビングでも楽しめることが確認できたイノセンスでした。

 後は、PS3で、マルチチャンネルAVCのBDRも再生できるバージョンアップして欲しいです。
 現在は、2チャンネルのAVCディスクしか再生対応しません。DVD2500BT、LX91は大丈夫なんですがね。
○ 20090603 エアコン

 福島では気温が30度くらいになる日がやってきました。そうなると、オーディオルームの温度管理が大変になります。
 アンプ、プロジェクターをONにしておくと、2時間くらいで36度を超えます。ジェフローランドのアンプのヒートシンクの温度は自動で42度になるようプログラムされているようです。また、プロジェクターの排気はかなりの高温です。
 エアコンを入れると快適な温度になりますが、乾燥するので、これまた喉が痛くなるなど問題が発生。あまり環境が悪いとオーディオルームに入れなくなってしまう、ということになりかねません。

 家庭用システムもプラズマディスプレイの周辺は高温になりやすいのです。冬季は良いのですが、これからきつくなります。また、PS3の排気もかなり高温ですので、ディスプレイ周辺は結構暑い、ということになります。この暑さとの共存がこれからの課題となるのですね。

○ 20090602 FTP

 レンタルサーバーの管理会社が変わってこれまでのFTPソフトの設定ではコンテンツのアップロードが不能になっていました。パソコンマスターの皆様にご指導を仰ぎ、FTPソフトの設定を変え、今日やっとアップすることができるようになりました。
 やれやれ。

 4月、5月と家の中のものが壊れました。前回のPS3もそうです。その他、シャワートイレが壊れました。
 バラしてみると、タンクにクラックが入っておりそこから水漏れ。外側からの粘着、接着ではだめなのが判り、メーカーサービスを呼び、部品不良で交換してもらいました。

http://i135.photobucket.com/albums/q135/sunken55/R0014151.jpg

 4月末には玄関のガラスにソフトボールがあたり、ガラスが割れました。

http://i135.photobucket.com/albums/q135/sunken55/R0014100.jpg
 
 こちらは火災保険でなんとかなりました。しかし、質権が設定されている契約で、保険金支払が異常に時間が掛かってしまいました。修理業者様代金は振り込まれましたでしょうか。

 3月末ころには、長男通学のために買った新品自転車のペダルが走行中はずれ、長男がケガをするという事故もありました。こちらの製造物責任保険の示談はまだ完了しておりません。BS社はSJ社を使っているようですが、対応が遅いですな。

 4月は、バイクも車検を通しました。5月の連休中吾妻山に登って練習しました。
 5月連休は、庭の畑をうなりました。約3坪ほどの畑ですが、うなると手がまめだらけになります。耕運機が欲しくなりました。
 5月20日ころ事務所庭の桜の木にさくらんぼがなりました。しかし、例年食べごろの夜に、小動物に全部食べられてしまいます。果たして今年もこの画像を撮った夜に全部、一粒残らず食われてなくなりました。

 http://i135.photobucket.com/albums/q135/sunken55/R0014194.jpg

 いやあ、この事務所も近日撤収する予定なので、サクランボもこれが最後のお楽しみでした。

 気が付くと、無料ホームページサービスが終了していました。アダルトものも載せられる無料ホームページサービスだったので使っていたのですが、アップしたコンテンツも消え去ってしまいました。

 http://www.csx.jp/

 広告収入だけでは維持できなくなった、ということでしょう。でも一方的になくすのもなんかなあ (~~;;

 結構いろいろなことがあった、4月5月でした。6月衣替え。今日福島市は30度を超えました。今年もクールビズでノーネクタイだ!!
○ 20090514 PS3

 PS3が壊れてしまった。修理に出したら、予想していたBDドライブがだめなのではなくメインボードがだめだという。ボード交換すると、HDDを初期化しなければならず、データがすべてパーになるという。天下のソニーなのだからゲームデータのみ吸い出して初期化した後戻して欲しい、とサービスに伝えたが、「出来ません」ということ。2女、長男、そして私のデータがすべてパー!みんな泣きました。

 その間、家庭用システムにデノンのBDトランスポートDVD-2500BTを設置しました。これが驚く結果に。

 PS3の画質音質は十分に吟味して確認してきたのですが、専用のトランスポート2500BTはそれをはるかに凌駕する画質音質でした。その違いが家庭用システムでも十分に判るのです。

 PS3 −DENON HDMIケーブル  −  AX1700  − SUPRA HDMIケーブル −  506HD

 のPS3を2500BTに換えたわけです。画質は奥行きが増し、色の濃さも十分。音質もダイナミックレンジが広がり、音声ものびのびします。これだけ違うのですねえ。 BDしか見ないのならこの組み合わせもありかな?でも、PS3はゲーム機です。それが肝。


○ 20090503  ゾウセカス増設

 4月下旬販売店Dの出物がありゾウセカスZブロック2を入手することが出来ました。ゾウセカスは生産終了で、なかなか入手が出来ない状態になっています。今回のはアンプラックで本当は2台欲しかったのですが、残念ながら1台のみの調達でした。

 フロントのモデル9T左側のゾウセカスは訳あり品で少しばかり苦しい音質でした。右側の純正品に比べ響の出方が異なっていたのでした。それを外しリアのモデル8SP用にし、新規調達品を左側に入れることにしました。色が不ぞろいですが暗くしているので気になりません。

  左側に設置したゾウセカス
 
  右側


  リア側に設置したゾウセカス。

 ゾウセカスがフロントとリアで統一されたことにより、音場の周波数、振動、響が同じになり音場の連続性が格段に向上しました。センターアンプのみイルンゴボードなのでそこが少し毛色が違います。まあ仕方がない。

 BDP-LX91のアナログアウトの活用とともに、HDオーディオの広大な音場表現が豊かになったのでありました。
 待っていたDTSHDのアナログアウトのアップデートも4月下旬に完了。パイオニアホームページには5月20日と書いてあったのですが、販売店Kさんから連絡があり、即導入しました。

 4月月末、5月の休みとなり、じっくりDTSHDを確認している時間がありませんでしたので、連休に確認しようと思います。
 
○ 20090415 

 2009年4月1日のエイプリルフールねたにいろいろ書いてみようと考えていたのですが、考えているうちに15日もたってしまいました。うそネタより現実のお話がありました。

 出物で、ウイルソンのシステム6を導入しないかというお誘い。リアにウイルソンのウイットを入れる。アバロン4本は売却してしまう、というお話。アバロンとウイルソンは音楽への考え方が全く違います。
 ウイルソンはそのものずばりの音の再現を目指します。下手をすると高域があれ低域が不足してしまうことにもなりかねません。しかしうまくセッティングするとその再生音は楽器は楽器、歌声は人の歌声、金属音は金属の音、など非常にリアルな再生が出来ます。
 対してアバロンは音をきれいにまとめるのを至上とします。音が美しく聴こえます。下手をすると狭い音場、だらしのない低域になりかねません。しかし、ドライブ能力のあるアンプを持ってきて適正なセッティングをすると、バイオリンの音がきれいに、ただし、金属をたたく、爆発する音もきれいな表現になってしまうものです。

 アバロンをウイルソンに変更するという目論見は、最近の事業収入の低減、家庭での子供への仕送り支出の増額で、あえなく没。すこしだけエイプリルフールネタのわくわく感を味わうにとどまりました。うーん、ウイルソン、また会うことができるでしょうか?