ZAKKI   2005年5月から12月まで


○ 20051231  電源コード

 1000Pの電源コードを着脱式に改造。(改造は、一般の人は決して真似をしないように。改造した場合の責任はすべて自己責任になります。)いろいろ取り替えて試聴してみた。ベルデンのは品が無く最初に脱落。サエクのはエージングを期して残してみたが、これだけなのか、音像がにじむ。音に変なエコー成分が乗ってしまうのだ。これは残念。アクロテックのFケーブルを試してみた。これは以前聴いたとき、あまりぱっとしなかったので、選択肢に入っていなかったが販売店KのKさんに勧められ試聴。そうしたら、これがはまった。
 1000Pのアウトレットケーブルから、ノイズフィルターまでの導線には、ナカミチPA70の内部配線用のモンスターケーブルを使用した。したがって、モンスターのもりもりした音が基本的についてくる。これに無味なアクロテックのケーブルを組み合わせると、癖の無さが合って結果的に1000Pの音を楽しいものに変身させた。ダイナミック、シャープ、音の凝集感、音場の深さ広さ、など面白い変化がいい方向に向かった。これでエージングが進むとまた面白いのだろう。

1000Pのリア面 


 29日にMODEL9Tが戻ってきた。室温になじませ、再セッティング。やはりMODEL9Tはよいなあ。

 どなたかナカミチPA70CE、JDGMODEL2を買いたい人いませんか?どちらも良品です。MODEL2は、裏磐梯の人が検討するかもしれません。

 また、たまたま出物だったモンスターケーブルMΣ2000のバランス2メートル、RCA2メートル、45センチものを入手。それぞれ1000P、シナジー2i間、センター用CA5Uからブリッジアダプタまで、UX−1のリアRCAからシナジー2iまでに挿入。
 これが音が濃い。質感は向上するが、白人ボーカリストが黒人になってしまうような濃厚な味わいが出てしまう。今までのよりは質感が良いのでそのまま導入。音が固まりになって飛んで来る感じが、ジャズが好きな人にはまるケーブルなのだろう。

 2006年もオーディオを楽しんでいきます。では良いお年を。

○ 20051211  フェア

 今日は福島のN社のオーディオフェアだった。その中で気になったものが若干あった。

 アコースティックアーツ(以下AA)のブース。AAのスピーカー、トランスポート、アンプを聞いた。ジェニファーウオーンズのウエルを鳴らしていた。これが、まあまあ良い。再生環境はフェア会場だけあって劣悪。電源もヘロヘロのテーブルタップで引き回している状態。
 ボーカル帯域が魅力的にフォーカスしていた。

 ソナスファーベルのスピーカー。同社ミニマより一回り大きなコンパクトスピーカーを聞いた。これも、中域のフォーカスが合っていて素敵なスピーカーだ。ただ、能率が低いらしく、組み合わせのプリメインアンプで音量を上げると、中音量でクリップしていた。

 ビクターのリアプロ(リアプロジェクター)ハイビジョンモニター。ビクター独自のDILA素子による投射。これは美しかった。液晶より黒が沈む。大画面。プラズマよりちらつきはない。奥行きが出る。など優位性は明らか。ただ60インチ(上位機種は70インチ)というサイズが災いしている、と営業さんは言ってました。そんなことはない。この画質だったらプラズマよりいい。液晶より良いしでかい。これは売れるでしょう、といったら、営業さんは難しい顔をしてました。実売70万くらいでプラズマより良いのであれば、導入する人は増えるのではないか。ましてや、地デジ対応チューナーもついているのだからこれはお勧め。第一、明るいところでも使える、というのがファミリーユースにぴったりだと思うのだが。


○ 20051203  代替機

 UX−1を修理に出したので、代替機を入れた。ナカミチのDVD15を入れてみたが、DVD−Rがかかりにくい。画質も大味。ということで、ホーム用のパイオニアローコスト機DV585Aを持ってくる。映像DAC12Bit/108Mhz、プログレッシブ出力RGB出力付きSACD対応アナログマルチ出力という一昔前だったら20万円クラスのスペックを持った格安機だ。ナカミチと比較すると、すっきりした画が良い。色純度が上がっている。文字の輪郭のスムーズさが良い。
 UX−1のほうが奥行き、鮮鋭感、立体感が優れている。(あたりまえか?)音についていえばUX−1が圧倒的に良い。(あたりまえか)所詮ローコスト機なので音には期待しないで見始めた。

 スターウオーズEPV。低域の出方がUX−1と大いに異なる。(あたりまえか)ずどーんと来るところが無い。画が健闘しているだけ寂しい思いがする。

 DVD585Aの組み合わせ、置き方としてはありえない、再生システム、ラック等周辺セッティングではあるが、UX−1が無いのでは仕方が無い。そういう意味では、このDV585AはUX−1の100分の1価格の割には、価格差をどうのこうのということをあまり感じさせない出来であることのほうが驚き。
 ゴールドムンドがとっている方法もなるほどと思わざるを得ない。ゴールドムンドはパイオニアのローコスト機を購入、中身のメカ部、一部映像処理回路を自社の製品に組み込んで売っている。リモコンはP社そのままだ。ゴールドムンドいわく、これだけのメカは自社では作れない、作ってもパイオニアを超えることはできないから、P社の製品を使っているのだ、と公言しているのだ。価格比はUX−1をはるかに超え、150倍から260倍、ゴールドムンドリファレンスにもP社製品を使っているとすれば1000倍にも達する。ここまで来ると、価格比を論じること自体意味がなくなる。

 

 CDで、ハードロックを買ってきた。ハードロックを聴きたかったのだ。ちょうどフジテレビの朝の番組で来日したボンジョビをインタビューしていたので、ボンジョビの新譜ハブアナイスデイ。それと販売店の陳列棚にハードロックとして売っていたので、ストラトバリウス(ストラディバリウスではない)のアルバムを買ってきた。
 なぜボンジョビを買ってきていなかったのかは、聴いてみて判った。ハードロックというには、ハードじゃない。甘甘。そしてボーカルの声質がだめなのだった。あのようなだみ声は好きじゃないな。
 ストラトバリウスは典型的なゴシックハードロックを目指して、それに縛られている窮屈な音楽だった。確かに、Dパープル、レインボウ、などの直系亜流としてがんばっているのだが、ワンパターンでどの曲も同じに聞こえる。これだったら、コンチェルトムーンでもおなじだな。でも、ボンジョビよりは良いか!?

○ 20051128 IKシアター

 会津坂下町のIKシアターに行ってきた。マイ柱上トランスを入れた結果、音質が向上したというので聴きに言ったのだ。また、センター用にコヒレンスを入れたというのでそれも聴きに、また、パワーコードをダイナから借りたというので、それも聴きに行ったのだった。日曜は、町会で、防災訓練を実施したので、その終了後に会津に向かって出発という時間帯になってしまった。

 到着して音を聞く。確かに低域の確固たる軸が微動だにしない様がありありと聞き取れた。これは凄い。
 しかし、パワーコードの試聴ものは、現状のプラズマドミナスに対して凄く優れているということにはならなかった。現状の方がいいのである。詳しくはダイナのメールマガジンに載るそうなので、そちらを参照していただきたい。

 トランスを取り替えたばかりの時、低域が出ない状態だった。今回は、エージングが進んでいい状態になってきていた。エイドス38Vも調子がよく、チェックディスクを取り替えては、パワーコードを取り替えてチェックできる状態になっていた。

 今回、福島からも視聴用に何本かパワーコードを持っていった。ゴールドムンド、PSオーディオ、特製ベルデンケーブル、特製サエクケーブルだ。これに、IKシアターのプラズマドミナス、ダイナからの視聴用Pケーブル。IKシアターにあるのは、ハイエンド製品、おやぢが持ち込んだのはローコスト製品。(といってもゴールドムンドのものはネットで5万円くらいの値がついているらしいのだが)福島から持ち込んだ製品は、今回の試聴対象ではなかったが、やはりゴールドムンドのケーブルは面白い鳴り方をした。

 パワーコードによって、音にエコー成分がつく。これは解明しようながない話だが、事実なのだ。良い悪いではなく、音楽として楽しめるかどうかがチェックポイントになる。
 ダイレクトに中域が充実して、メリハリがつくケーブルもあれば、実体感、血が通った表現、語りかけるボーカルとして聞こえるケーブル。などなどチェックポイントは数々。そのなかで、プラズマドミナスはいいパワーコードであることは確認できたのだ。

○ 20051031   アンプとLP

 MODEL8SPのセッティングは結局タオックのベースを外した。高域にきついピークが乗ってしまうのだ。これだったら、直置きの方がよい。TAOCベースを外して、純正ピンポイントフットの受けに、オーディオテクニカの合金ベースを挿入。この合金ベースはなかなか侮れない素性を持っている。この合金ベースの前には、ステンレスのピンポイント受けベースを使ってみた。これはステンレスの音がしてくるのだ。テクニカの合金ベースは、余分な音がしないので、使い勝手が良いのだ。
 これで、DVDハンニバルCH3の倉庫内の飛ぶはとの羽音の高さが出るようになった。マーケットに入るときの貨物列車の通過音が、後方の上のほうに定位するようになった。マーケット銃撃シーンで、リアで打ち合っている発砲音が近寄ってきた。それでも、まだバンバン打ち合うすさまじさが少し足りない。トリオLS1000がリアSPだった頃がなつかしい。




オーディオテクニカ AT682 8ヶ入り  定価3600円



 福島市のハードオフという店で、LP、LDも売っている。一時期よりは値が下がってきたので、LPを数枚購入した。それを今のセッティングで聞いてみると驚きの連続だった。
 ターンテーブル、フォノアンプ、は10年以上同じ。カートリッジは新しいが、それ以上にゾウセカスのラック、パワーアンプとの接続ケーブルのグレードアップが効いているのだろう。
 アリス1981年の解散コンサートのライブアルバム。ライブだろうということで音質は期待していなかった。しかし、これは誤りだった。観客側の騒音、谷村のMC、アリスの楽曲がうまくまとめられており、ミキサーの技量の高さが納得できるのだった。
 谷村の声の若さに出会えただけで、このLPを買えた意義がある。他にも、ジャケットにはドームになる前の後楽園スタジアムの姿が見られるし、堀内孝雄の声はあまり変わってないこともわかる。アリスはすばらしいユニットだったんだなあ、と改めて思い知った。


 高校3年の時に喫茶店で聞いていた思い入れ深い女性ボーカルもの。ベスト盤だが、思い入れがあるので買ってみた。カーリーサイモンと、リタクーリッジ。カーリーサイモンはおやぢのオーディオ時代の前に聴いていたもの。当時聴いていたベースはAMラヂオだ。その後、FM→カセットで聞いていたこともあるが、LPでの再生はこれがはじめて。リタクーリッジは、高校生の頃、恋とコーヒーの香りに包まれた喫茶店でかかっていた曲。これも、おやぢのオーディオ前史時代のもの。LPでの再生は初めて。1979年から80年ころのベスト盤になっている。どちらも、現在の再生装置で聴くと、よい音でなってくれた。思い出が矮小化されるような鳴り方ではない。逆に芳醇な彼女達のボーカルがこんなにも感情がこもっていたのか、ということが判り、改めて、良い曲だなあ、、、と納得するのでした。左右両チャンネルに振り分けられている各楽器。そのセパレーションの良さもCD並み。それでいて、センターに現れるボーカルは、美しいなあ。



 現在のシステムは、カートリッジ AテクニカART2000 ターンテーブル ヤマハ GT2000X フォノアンプ ナカミチ CA50−2 のRECOUT 日立電線LCOFCRCAケーブル プリアンプ シナジー2i カルダス ヘックスリンクゴールデン5C パワーアンプ ジェフローランドDG MODEL9T  SPケーブル カルダス ヘックスリンクG5Cトライワイヤー スピーカー アバロン レイディアン というもの。これに、ラックは、ターンテーブルがクワドラスパイア、フォノイコ、プリ、パワーがゾウセカス。
 このような配置で初めてLPの音のよさがわかってきた、そんな状態ですね。リタクーリッジのLPを聞くと、音の良いCDで味わえる音像定位。センター空中にほわっと浮かび上がる歌い手の体。実体感。これがLPでも現出する。これはLPでは期待していなかった定位感だ。LPの偏心、カートリッジのオーバーハング、など、アナログ特有の位相ずれで、音像定位などできないものだとばかり思っていた。それが、今聞くと、CD張りの音像が現出する。それも20数年前のベスト盤でだ。これはすごい。おそらく、世のハイエンドの皆様は20数年以上前から、そのレベルで、評論等をお書きになっていたのだな、と思うと、今まで、結構オーディオが好きでLPを聞いてきたのが、実は、LPの実力の数分の1しか聴いていなかったのだと知り、少しがっかり。でも、その当時手に入れられる、分相応のシステムで楽しんできたのだから仕方がないなあ。
 今こうして1980年代のLPは少しづつ手に入れることはできる。結構欲しい70年代のもはすくない。90年代は音楽自体思い入れのあるものが少なくなってきてしまったので、欲しいLPも少ない。LPからCDに移行していく時期だからLPも少ない、という事情もある。
 LDはかなり見る気がうせてしまうボケボケ感だが、LPはまだまだ聴けるメディアです。(LDも実は音はいいんですよ。それと小さ目の画面で、離れてみればLDもまだ見られます。)

 ステレオサウンド誌別冊、ロックとオーディオの雑誌が書店にあったので買ってきた。音質的には評価が低いロック系のアルバムに焦点を当て論評しているもの。LPの音質評価、型番は無いが、CD、SACD、DVD−A、バージョン違いの音のよしあしが書いてあり、興味をそそられる。同じアルバム名でも、こんなにメディア違い版があったのか、という驚き。自分が持っている盤はいい音バージョンだった、で安心、、、など。ロックが好きでオーディオも好きな人には一押しです。

○ 20051018 その後

 コンポの落ち着きが出てきたようで、音もしっかりしてきた。
 このような点はオーディオの楽しみなのだろうね。エージングは必要、と故長岡先生は力説していた。
 今回のシナジーの2段重ねは、それを証明しているし、あせってやり直しをするということ考えないで様子を見ようという気になるもの。機器がラックの新しい環境になじむのには、数日から数ヶ月に及ぶこともある。(部屋の場合は6ヶ月以上だった。)今回は、新しいセッティングで、なじむのにもう少しかかるかもしれないが、以前のセッティングに近いものが出てきており、いい感じになってきた。
 リアのパワーアンプのセッティングも、もう少し様子を見て替えよう。
○ 20051012  模様替え

 MODEL9Tが戻ってきたので、オーディオの楽しみを再開し始めた。
 MODEL8SPをセットするため、久しぶりに、コンポを移動。ついでに接点も磨いた。場所の関係でリアのアンプをリアには置けないので、前のほうにおくことにした。プリアンプはシナジー2iが2台、これを電源部とアンプ部を別にして、ダブルに重ねてすっきりさせるのと同時に、結線距離を短くするねらい。

 

 リア用MODEL8SPを前にセット。ベースは、TAOCのベースを試用。このベースは、音が硬くなる傾向があるので、どうか。またこの写真では、入れていないが、試聴のあと、純正の円錐ベースを挿入。現在エージング中。
 シナジー2iの電源部は右側に移動。電源コードが短いので、電源部は斜めにセット。これで目一杯。かっこ悪いが仕方がない。
 プリを一箇所にするメリットは、各信号ケーブルの流れが統一され、ある程度各コンポまでの距離が最短になった。
 音は、低域がずっと落ち着く傾向。セッティングしたばかりなので、これから落ち着いていくだろう。
 リモコンで音量調整はずっとしやすい。いったんリアの音量のゲインをあわせてしまえば、あとは連動するボリュウムでらくちん。
 
 この状態で、SACDマルチ、DVD-Aマルチのディスクを試聴。れれれ???
 オーっと、PADのシステムエンハンサーを掛けていたのでセンターの音声が、フロントLRの出力になっていた。
 んんん???リアの音声が変だぞ。DVDチェックディスクで、サラウンド音声を確認。やはりリアの左右が逆。接続入れ替えで改めて試聴。
 
 リンダロンシュタットのホワッツニュー。うーん、気持ちいい!このボーカルの鳴り方でセンターの接続ミスが判明。
 カーペンターズのリマスター判。うーん、カレンが生きているようだ。
 ピンクフロイドの狂気。4曲目。打ち鳴らされる鐘が、いい歪を伴って再生される。この鐘の鳴る場所で、リアの左右の違いがわかった。

 その後、DVDサラウンド再生。(映像付き)
 接点を磨いたせいもあるが、画も音も結構元気。生き生きとした表現でいい気持ち。
 ただ、リアの音声がいまいち。
 TAOCのベースに、純正スパイク、間にJ1Pの青いスペーサーを介しているが、ハンニバルのCH3の銃撃戦。射撃音がいまいち遠い。もっとばりばり鳴らしたい。エージングで様子見。
 
 


 シナジー2段重ね。電源部はコード長の関係で斜めにしか置けなかった。まあいいでしょう。

○ 20051003 セッティング

 MODEL9Tが戻ってきたので音を聞ける環境にもどった。逆サイドのセットもセッティングをやり直した。
 まず、スペーサーを交換するために、ゾウセカスから降ろす。あいかわらず重い。すると、ゾウセカスの棚板横木の目隠し板が脱落していた。触ると、前後両方とも外れてしまった。



 真中の黒い樹脂板が外れてしまったのだ。ボンドで接着。音的には無くてもよさそうだが、ぶんなげるわけにもいかず、接着となった。若干の手直しもして、再セッティング。
 モデル9Tはその昔、ゾウセカスラックが来る前、スパイクを履かせていた。そのため、スペーサーは、黒い樹脂のJ1Pのスペーサーを使っていた。今回ひっくり返してみると、やはりそのままだったので、今回は、青いタイプに変更。最近のは厚さが厚いのでかなりレッグからはみ出てしまう。写真は、J1Pの青いスペーサーを取り付けた状態。

フラッシュで飛んでるのはご愛嬌。

 音は、というとピラミッドバランスになり、低域の安定度は格段に向上。ついでに、UX−1のレッグにこれまでのJ1Pの硬い黒のスペーサーを挿入した。高域の暴れが無くなり、音の立ち上がりが向上。結構良いようなのでエイジングしてみることにした。
 それに伴って、リアのアンプも変更したいのだが、置く場所の問題で実行にいたっていない。

○ 20050929 MODEL9T

 MODEL9Tが修理から戻ってきた。
 やっとオーディオに取り組むことができる。これまで、ナカミチのPA70CE、MODEL8SPなどを入れてはみたが、MODEL9Tの音との違いに音楽を楽しむことができなかった。

  再セッティングのMODEL9T。

 アンプラックのゾウセカスも、実は若干手直し。フレームのひび割れに対し、金属の木ねじで補強していたのを、木のだぼで、補強するようにした。フレーム下側後方の白くポチと見えるのがそれ。
 また、レッグのスペーサーを、J1プロジェクトの青いものに変更。新しいJ1Pのスペーサーはこれまでのものより1.5倍くらい厚さが厚くなっている。写真でも青いスペーサーが確認できる。これまでは、J1Pの黒い円盤だったが、青い円盤に変更した。右側も近日手直しする予定。

 今回修理する時、クレームにしていたトランスのうなりも軽減された。うなりは調整等で直るものなのだろうか?


 センタースピーカーのアンプとして、比較試聴したPA70、PA70CE、MODEL8SP。
 MODEL8SPは、音のグレードが一気に向上するが、生声のひずみ、かすれ、肉肉しい(?)表現が若干後退してまじめな表現になる。PA70CEは、硬い音だ。PA70CEのスケルトンシャーシは鉄で、がっしりした構造なので、それが音に現れてしまう。肉声の生生しさが減退してしまい、面白みは少ない。PA70、PA70CEともブリッジ接続での試聴。MODEL8SPはRCA入力の片チャン使用だ。
 
 結局センター用には、現用のPA70で行くことにした。さて、MODEL8SPをリア用にするために、どこに置こうか。悩んでしまう。


○ 20050902  スイッチ

 パワーコードを外して電源オンオフするようにしたが、オンの時、ばしばしっとリレー音がするのは精神衛生上あまり良くない。
 フロントのスイッチのみでは、電気を食うし、熱いしで、電源は切るしかないのですね。

 さて最近事務的な仕事でプロジェクターを導入した。液晶で写ればよい、という考えである。
 1200ルーメン、コントラスト800:1くらいのもの。EPSONの安売り品だ。10万以下ということで探したのであるが、考えてみれば、480PのパネルでDVD再生には十分という製品だ。
 実際、DPX1000をそこへ持ち込んで、というには危険すぎる仕事だった。10分の1の価格で、写ればオーケーの感覚で導入。その結果は?次回へ。

○ 20050818  電源スイッチ

 モデル8SPの取り説を読んでいたら、リアパネルのサーキットブレーカーは電源スイッチの代わりに使うな、と書いてありました。電源のオンオフはフロントのスイッチで行い、電源自体を切りたい時は、パワーコードをコンセントから抜け、と書いてある。
 いままで、電源を切るのに、フロント、リアのブレーカーと、切っていました。これってまずいのかなあ?
 今後は、電源コードを外すようにします。

 

 フロントで試用中のモデル8SP。


 ナカミチの1000DATが調子いまいちのため、パイオニアのDATD07Aを試聴。メカ動作は大丈夫、外装もまあまあきれい。
 音はパイオニアサウンド。低域がどよーんと出てくる。デジタルアウトをナカミチ1000Pに入れると良くなるか?
 1995年頃の製品。(当時の定価は160000円)HSモードで、120分テープで60分記録。48Kじゃなく96K記録を行えるのが売りだった。ところが、やはり何を録音するのか、録音するソースが無くて、いまいち自己証明を立てられなかった。
○ 20050810  MODEL8SP

 片チャンに入れたモデル8SPはさすがジェフのアンプ。音が違和感無く出てくれる。
 モデル8シリーズ特有のさらさら鳴る感じ。軽やかになる感じは、モデル8DCと同じような鳴り方だ。
 モデル9Tとの大きな違いは、低域の制動力。モデル8SPだとラディアンの低域を制動しきれないで、ほわーんとした鳴り方になる。これもまた、聴いていて面白いのだが。早く、リアに入れて、バリバリ鳴らしてみたい。
 現状は、J1プロジェクトの青いスペーサーを介し、ゾウセカスのアンプラック。パワーコードは付属のコード。ハッベル社のプラグがついている。線材はベルデン社のようだ。SP端子は純正の方を使用。前オーナーが特殊なオイルを使用していたらしく、端子カシメ部の回転がグリスっぽい。いったんはフィリップスの洗浄スプレーで洗浄したのだが完全には取れていないようだ。
 リアに持っていく前に、両チャンネル均等に使うように、左右CHの入出力コードを入れ替えながら使っていかねば。
○ 20050731  MODEL8SP

 リア用にモデル8SPを導入した。ネットで売りたい人にめぐり合った情報を会津板下のIKさんから情報をもらって、数回メールのやり取りをした上で、交渉成立。今回も良い方でよかったです。

 そのような状態なので、とりあえずフロントの左側に入れて、片チャンずつエイジングをしていこうかと思案中。




 美しいフロントパネルに若干のすり傷が。リアパネル。下段のSPターミナルが他社製に交換されている。





○ 20050710  パワーコード

 リアのアンプジェフのモデル2のパワーコードを、カルダスのゴールデンリファレンスに交換した。標準品はベルデン社の標準物。
 早く替えておけばよかった。
 替えた結果は、よい。
 音の質感が向上。高さも出るようになったのが凄いところ。
 DVDハンニバルCH.3の冒頭、はとがぐうぐう、ばさばさばさと、建物の中を飛んでいくのだが、その高さ。マーケットに車が入っていくとき、後ろの高架を走る貨物列車の騒音の高さ。銃撃戦の時のリアで打ち合う銃口の高さ。など改善された。
 SACDピンクフロイド狂気4曲目、時計の鐘ががーんがーんと打ち鳴らされる、その打撃音のリアルさ、フロントリアのつながり、そして、やはり鐘の高さが良く出るようになった。

 これからエージングが進んでどのようになるか、楽しみ。



 良く見ると、使った跡がない、新品のようだ。プラグのブレードに金属がこすれた跡もないのだ。

 リアの音がよくなってくると、フロントの音となじんで、つながりがよくなってくる。音場が形成されるのだ。

 販売店Kさんで、YAMAHAの新製品AVアンプを聞いたが、セパレーションが、すごくて、いかにも、右が鳴ってますよ、後ろの左が鳴ってますよ、という音の裁き方だった。音声デコードのデバイスが最新タイプだという。デモには好都合かもしれない。移動感が明瞭。
 それとはまた違うアプローチなのだなあ、うちのシステムは。

○ 20050623  β



 家用のβデッキHF705がおかしくなった。RECするときはカウンター動くのだが、再生すると、カウンター動かず、画も音も出ない。早送りすると、映っていいるのが見えるがPLAYにすると見えなくなる。
 いよいよ家のベータの最新機SL2100を家庭用に投入することになった。子供は「かっこいいねえ」「今βのデッキって売ってるの?」など素朴な意見が次々と。最新といっても、15年ものなのだが。
 ただオリジナルのリモコンを出すと、使いづらいの一言。デザインは未来的(シアターマスターのリモコンと同じタッチパネル方式。ソニーも一時期このリモコンをシリーズで出していたが、使いづらいためか、姿を消した。)



 この2100は一台目を交換したが、後はおおむね良好。画質はベータハイファイ機中最高。キャプスタンモーターが動かなくなり、昨年交換したが、後は大丈夫。あと何年持つだろうか?

○ 20050617  電源コード



 20アンペアのコネクターがついたカルダスのゴールデンリファレンスを購入した。初めて、ヤフーのオークションで入手したものだ。これまで、オーディオの売買でトラブルはあったことがない。古くは、ステレオ誌、FMレコパル誌、FMFAN誌などで、売ります買います欄を使ったことがあるが、すべて問題なしだった。今の振り込め詐欺の世の中を見ると、オーディオ愛好家の皆様は良識ある方が多いということでしょうか。

 さて、これはリアのジェフのコネクター用に合っているので、さっさと交換すればよいのだが、なかなかその気になれない。

○ 20050606  ETC

 仕事用の車にETCをつけました。福島市から5000円の補助が出るからです。以前も取り付けようと思ったことが合ったのですが、ETCのカードがないと、セットアップできないとAバックスから言われめんどくさくなって取り付けを止めていたのです。
 今回福島市の社会実験として、辺鄙なところにETCのゲートをつくり、そこを利用した場合は、助成金を出す、という制度です。今回申し込んだとき、2000台の募集予定に対して、後100台です、というところまで助成は進んでいたのでした。機器が13860円取り付けに8000円ほど。これに対して、助成5000円、カードのポイント6550円を今回使用して、差し引き1万1千円ほど。
 50000円の前払いで58000円の利用ができる制度を使っても、ETCのメリットが出てくるのは、しばらく先。いわきへ行くと片道3,000円ほどの高速料金。とすると、約10回で58000円、次の58000円で、ようやくメリットが。ETCの機器代金、取り付け費用を回収するのに、15万円以上ハイウエイカード(旧)を買わなくてはならない。これはどう考えても、おかしい。道路公団はETC取り付け費用を全額出すべきだ。普通の人は、ETCはつけなくてもいいよなって考えてしまう。

 最近ある方から、これまでの2CHから、マルチ、サラウンドにしてみたいと相談された。現状のシステムを捨てて、AVアンプを入れようというのだ。そう勧める販売店も販売店だ。
 現状の2CHのシステムを基本として、リアCHを追加して、4CHサラウンドを試していけばよろしいのでは、とアドバイスしました。5.1CHは部屋の広さからして難しい。SWを置く場所がない。
 映像を入れる場所がない、という。それも、現状はブラウン管。それをどうやってサラウンド、大画面にしていくか。

 現状でのお勧めは。
1.トランスポート。アナログ出力付き、かつ、センターレス、SWレスで、他チャンネルにその音声を振り分ける機能を持っているもの。というと、UX−1しかない、か?中古で70万円台。

2.リアスピーカー。広さは6畳でのサラウンド再生とすると、リアはミニスピーカーか。音の出る少しまともなSPをリアにセットして、とにかくサラウンド音声を出してみる。それを駆動する、アンプ、プリ、パワーのセパレートが無理なら、少しまともなプリメインアンプを持ってくる。中古で5万円程度。

3.プロジェクター。最近DLPプロジェクターは30万円クラスでも良いものが出てきているので、三菱の新機種あたりで約30万円。スクリーンは投射距離がどのくらい取れるか問題だが、40から70インチは取れる。現状の21〜29型クラスのテレビよりは大画面になる。なぜプロジェクターか。大画面の液晶はまだまだ高い。プラズマも同様。50、60、70インチとサイズがあがるにつれ迫力倍増、感動も比例して大きくなります。スクリーンはローコストのNAVIOで十分。これで3、4万円

 トランスポートを除けば5、60万でとりあえずサラウンドする環境へ持っていける。トランスポートは難しい。現状で、エソテリックのVRDSメカを使って2CHを楽しんでいる方なので、それと同等以上の2CH再生能力を持っていなければ、サラウンド、マルチCHは導入してもすぐ飽きてしまうでしょう。DENONのマルチプレーヤーは、センターレスの設定とかできるのでしょうかね。
パイオニアのDV969AViは映像はピカイチなのですが、音はいまいち。ダイレクトで、アナログ出力を聞く場合、かなりがっかりします。映画しか見ないのであれば、何とか我慢できるかもしれませんが、低域がパイオニアのドローンとした音なので、これはパス。何しろVRDSを搭載しているユニバーサルプレーヤーはUX-1とUX-3しかありません。UX-3はリアチャンネルのアナログ出力が無いのでサラウンド再生が単品ではできません。UX-3+AVアンプを買うより、UX-1を買ったほうが安くなるということです。

 トランスポートが決まるまでは次のステップに進めませんね。がんばれHさん。

○ 20050531  レンタル

 BOMの最終貸し出しのとき、ジパングの新作VOL5を借りてきた。他は、通常版。これが1週間貸し出し。ところが新作は2泊3日なのだった。通常版の返却のつもりで返しに行ったら、いきなり延滞料を560円も請求された。くっそー!!大失敗。

 DVDのバックアップの話。映像は、アニメはほとんどオリジナル。一般動画は若干甘くなるものの、SVHSよりは良い、というレベルでバックアップできる。ところが、音声については、プアーになってしまう。
 音声については、書き込みの速度が影響するという販売店KさんのKKさんの話があった。それで実験をしてみた。書き込みソフトはネロ。設定で、書き込み速度を1倍とか2倍など遅くできない。遅くして4倍。実際に動かしてみると、書き込みは16倍になった。しょうがないから、その最低の速度、と最高速(この2種類しかネロでは選択できない)で、バックアップディスクを作成。音の違いを検証してみよう。元ソースは、超絶ナチュラル録音、大貫妙子のCDアトラクシオン。結果は後ほど。

 5月29日に福島市文化センターで、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートがあった。チケット代もリーズナブル。娘と二人で鑑賞に行った。東京佼成ウインドのディスクは、2002年のシカゴライブのSACDがある。これは優秀録音といわれているもの。5.1CHだが、センターにはほとんど楽器音は入っておらず、会場のセンター音のようだ。リアもホール暗騒音を含めホールエコーが記録されている。
 実際に生で聞いた後、同じ演目は、マスクというオープニングの曲だけだった。AVルームで聞いてみると、同じ曲には聞こえなかった。それぞれが違う曲のようだった。娘も、こんな演奏だったか?と首をかしげた。特徴的なさびのメロディは部分的に覚えているが、他の部分は、聞き覚えがない。アレンジが異なるのだろうか?それとも、オンマイクで録音された曲と、文化センターの真中あたりで聞く音楽は異なるということか?

 前半がクラシック系の楽曲、休憩をはさんで、後半はジャズ系の楽曲だった。A列車で行こう、は、安心して聞けた。やはりプロの楽団は素晴らしい。スイングガールズの演奏とは一線を画していた。
○ 20050524 BOM貸し出し最終日

 なんとも悲しいことだがBOM福島西口店が23日最終貸出日だった。皮肉にもジパングVOL5が新入荷した日だった。いつもはKKさんから借りていたのだが、最終日ということで、借りる事にした。
 他に、スタートレックDVDシリーズを借りて、BOMの最後のレンタルは終了。
 スタートレックも、話により、画質のばらつきは大きい。第1話は、ブルーの色ずれがはなはだしい。画質もボケ気味。
 新しい話になればなるほど、画質は良くなってくる。LDではこの画質は出せない。

 ジパングは、原作漫画を読んでいないので、なんともだが、どんぱちがなかなか始まらない。おさえているのは判るが、破壊のカタストロフィが少ない。SFなのだから構えていないでさっさとどんぱちをはじめてほしい。
○ 20050512  BOM閉店

 レンタル愛用店福島駅西口のBOM店が今月で閉店となる。ツタヤに併合されてしまうためらしい。
 ライブラリーの項で危惧した通り、店がなくなるとライブラリーがなくなる。はあ。
 ツタヤでどのような品揃えをしてくれるか不明。

 以前モデル9Tのレッグに装着してあった樹脂の黒い円盤がなんなのか不明と書いたが、今日判明した。
 J1Pの製品だった。ICPコンポジットPA35D/4Pだった。忘れるもんですねえ。

 青のIDSコンジットとは異なるJ1Pの製品。ICPをIDSに替えるどのようになるのだろうか?早くアンプが戻ってきてほしい。
 福島のN店では店内模様替となり、J1Pの製品がどーんと展示されていた。

○ 20050507  スイングガールズ

 CDでスイングガールズライブが出ていたので聴いてみた。
 実は映像がついていないと、かなりつらいものがある。あの女の子たちが演奏しているのだ、という映像があると、ガンバレー!!と応援してしまうのですが、音だけ聞いていると、これは、結構効きます。演奏は下手。
 映画のために練習してうまくなってきた人たちですが、音のみで聞くとつらい。ジャケットや、冊子の写真を見ながら想像して聞くのが吉。

○ 20050501  早くも5月

 あっという間に5月、それも巷ではゴールデンウイークという連休時期になっているようだ。連休だからといって、仕事が自動的に進むわけでもなし。休むこと=減収というおやぢの仕事の特性があるので、もろ手を上げて、心身ともに休みモードに入れない事情がある。

 さて、先日壊れたおやぢのデスクトップ機。友人のパソコン愛好者から故障個所と考えられるパーツを借用することができた。KKさん有難うございます。
 借用パーツは、電源とハードディスクだ。不良現象は、起動がうまくいかない、かってにシャットダウンしてしまう、アプリケーションを動かすと、シャットダウンする、など。
 借りてきた電源は、奥行きが3センチほどでかいものだったが、コネクタ部は共用なので、現状のものを外して、借用電源を取り付けた。
 起動。
 うまくいった。電源がだめだったのだ。不良電源をバラしてみると、電解コンデンサーがブローしていた。これではだめだね。
 電解コンの上部が膨らんで液漏れしているのが判るでしょうか?



 350Wの汎用品が2500円ほどで売っている。借用品も同様の汎用品らしいので譲ってもらうことにした。
 こちらは無理やり押し込んだ借用電源部。CDドライブの後部のコネクタとの隙間がほとんど無い。
 使わないコネクターも多い。まあ、動けばいいや。
 修理したデスクトップ機は、この当時ハードディスクが一番でかかったので、各ノートパソコンのデータバックアップのおおもとになっていた。
 バックアップしていたノートパソコンも、まもなく更新の時期が近づいている。仕事のメインに使っているIBMTHINKPADがいよいよ危ないのだ。かなり使い込んで、後継機もTHINKPADにしようかと考えているが、高いので、迷っている。現行機のX40またはX41は、デスクトップ機で超高性能機が買えてしまう金額なのだ。

 こうしてみると、パソコンも家電なのだなあ、と思う。ユニット事になっているが、それぞれの開発、設計、製造、品質管理などがきちんとしていないと、悲惨だ。キーボードがあったり、ソフトによって使い方が異なるものの、結果としての出来上がりのプリントなり、文章なり、はその製品の性能を表すのだ。
 今回の電源部を見ていると、デジタルのパソコンといえども、アナログ(電源)が基本なのだなあ、と感慨深いものがあった。