zakki 20070401


○ 20070625 ブルーレイ導入計画 -26

 PS3の音が中低域が薄い、と書きました。でも、じっくり考えてみると、PS3の音といっているのはAX1700のDACの音。AX1700のセッティングはどうだろうか?
 現在はレッグにTAOCの背の低いほうのピンポイントを挿入している。定番のサウンドスパイクは高さが足りず使っていません。このTAOCは中高域にピークが乗り、一見(一聴)中高域が立って聞こえますが、中域より下が消失してしまう癖を持っています。音に良くないものは、画には良い、と言う理由で使っていたのでした。

 中域、低域のコントロールには、J1Pの青いスペーサーがぴったり。J1Pのスペーサーは中域低域の音程が明確になり、どちらかというとピラミッドバランスになる。それでいて高域が死ぬわけではない。これをなぜ使わなかった?

 早速TAOCを外し、J1Pを挿入。
 AX1700の下、黒いレッグがTAOC。  この青いのがJ1P。

 音ががらりと変わりました。中域の薄さがなくなり、どどっという迫力が出てきた。同じアンプとは思えない。AX2700はこの部分が金属(鋳鉄?)製。で、なじむのにも時間がかかるのがJ1P。少し時間を置くといい具合に変わっていくのが通常。
 レッグに挟むだけでこんなに変わるのもオーディオの奥深さ。

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 今回、SPを替えました。SPケーブル、カルダスヘックスG5Cのトライワイヤが運良く手に入ったのです。ところが、長さが1.5メートル。これは結構短い。現在フロントに使っているヘックスG5Cは2メートル。それより50センチ短い。届くか!?

 リアのラディアンは、フロント(以下ラディアンA)のものより数十番シリアルが後のもの。前オーナーを想像すると、ばりばり鳴らしていたような雰囲気ではなかったので、リアのラディアン(以下ラディアンB)のほうが新しいもの。ラディアンAは前オーナーIK氏によってこれでもか、といった大音量で鳴らされていたので十分すぎるほどエージングが済んでいました。
 ラディアンBは、購入時の音は寝ぼけた印象。エージング不足を直感しました。数日PADのシステムエンハンサーを掛けっぱなしにしておいて少し目がさめてきたのでした。

 今回、1.5メートルのヘックスG5Cを導入することを契機として、ラディアンBをフロントにもってきて、ヘックスG5Cを取り付けてしまえ、となったのでした。(実はラディアンAのヘックスG5Cを外して付け直すのが面倒なだけだったりして)
 とあれ、リアに置いてあるラディアンBを移動し、ひっくり返してSPケーブルを取り替え、フロントのラディアンAをアンプから外しリアへ移動、ティップトゥー3点支持にやっとこさ乗せ、移動を完了するのに約4時間かかってしまいました。途中、各端子の「磨き」もやってしまいました。SPをひっくり返すのはあまりやらないので、手の届く端子にケイグの赤いスプレイ(型番失念)を塗布、清拭。このケイグの接点復活材ははじめて使用。これまでフィリップスの接点クリーナーを使っていたのが、廃版で手に入らなくなってしまったので、別製品として試しに導入したのでした。スプレイの液が赤いのです。一番初めは赤い液体でびっくりしてしまいました。強力な溶剤で、何かが溶けて赤くなってしまったのかとびっくり。ふき取って大丈夫だったので一安心。その後もびっくり。さびがすごく取れる。銀プレートが真っ黒になっている部分に塗布しふき取ると、銀色がぴかぴか。これはすごい。これだけ汚れていたのかとびっくり、と3度びっくりです。10時頃からはじめて移動完了が夜更けの2時過ぎ。音の確認をしていて3時半。何と夜が明けてしまったのにはがっくり。
 これにあわせて、2メートルのSPケーブルが届くようにリアにアンプを移動。



 フロントに持っていったラディアンBには、1.5メートルのケーブル。試してみたら何とか届く。届かなかったら返品だった。
 これまでのヘックスG5Cより新しいもの。なんとIK氏の知り合いで、アセント2、モデル9DCと一緒に市場に出したという。さすがにMODEL9DCは手が届かない。モデル8SPに対してモデル8DCが圧倒的に低域のドライブ力があったのは確認している。であれば、MODEL9Tに対し、MODEL9DCがさらにすばらしい制動力、DC駆動によるノイズフロアーの低減が期待できる。でも手が出ないなあ、、、
 さて50センチ短くなったSPケーブルはどうか。そんなこんなで白白と夜が明けて行く中、音を聞いていたのだった。

 最初は、このように、すっと立っているのだが、サイドに投射画像の反射光が写ってしまうのだ。見栄えを考えるとなにも無いのが良いのですが、写り込みを防ぐ意味でこんな風になりました。

 これが、、、    

 これはリモコンお座ぶ。    今のセッティング。

 SPケーブルが短くなったこと。エージングが少ない。といったファクターで、音の広がりが少ない。ボーカルの口がほわっと浮かばない。力はあるのだけれど、高く歌ってくれない。自分自身ももう限界。PADのシステムエンハンサーをリピートにして寝ることにする。 
 こちらはRCH。SPケーブルはつんつるてん。    こちらはLCH。同じく長さはびっちり。このような配列でしか結線できない。後はアンプを真横に置くか、後ろ前にするか。いずれにせよ短くなったのだ。
 
○ 20070618  ブルーレイ導入計画 -25

 パイオニアの米国向けBDP−HD1が不調に終わったことがあり、販売店kさんからP社に催促してもらい製品を確認できるようお願いしてありました。そこへ、本ちゃん製品が来たよ、と連絡がありました。

 パイオニアのBDP-LX-70という機械は、ほぼ米国向けと同様の機能・性能であるが、CD再生機能などが出来るようして国内発売となったそうだ。

 今回は、セッティングして問題なくHDMIを認識。即再生可能でした。

 電源オンから使える状態になるのに、40秒以上、感覚的にいうと1分くらいかかる。その間はトレイオープンのキーを押しても開かない。
 BDディスクを入れ10数秒でディスク再生が始まる。

 上記の時間は、米国向け製品よりは速くなっている。米国向け商品では、試作機であるかのようなもっと長い認証時間であったもの。PS3に慣れていると、この時間はかなりストレス。

 はじめのセッティングは付属の汎用電源コード、HDMIケーブルはスープラ2メートル。

 ソフトはBDイノセンス、キングダムオブヘブンを使用。(時間の関係もあり、フィルム素材例えば007カジノロワイヤルで24Pの効果を確認するのを忘れてしまった)
 総合的に、色は濃く出る。濃いといっても、嫌味があるほどではない。赤味が強く出る。(PS3比)色の密度も高く出る。
 音は、中低域の音の密度感が充実。(PS3比)

 CH飛ばしは、リモコンのボタンを押してから少し考えてから移行する。(PS3に慣れていると、少し考える時間すらとろい) 

 次に、電源コード、HDMIケーブルをPS3に使用しているものに変更。電源ケーブルはオーディオクエスト(かもん特製)ケーブル。HDMIはワイアーワールドのスターライト2メートル。
 PS3に起こったことがこちらにも起きた。画は画素ひとつひとつがきらめきを増し、いきいきさが活性化する。スープラではなんとなく写っているものが、スターライトだと、みてみて!!と画面が誘ってくるようなきらめき、色純度が上がり、高コントラストとなる。
 音は、芯の強さも出てきて迫力が増す。

 しかしながら、PS3の再生画質、音質をはるかに超えたか!?というとそうではない。確かに違いはある。色の出方。赤が素敵。音もみちっとした再生音は魅力。
 一番違いがわかったのは、BDキングダムオブヘブンの冒頭、自殺した女の埋葬シーン。首にかかっている十字架を義弟が引きちぎる場面で、LX70では、喉元に赤く瘢痕が出来ているのが見え、PS3ではあまり良くわからなかった自殺の方法が、首吊りであったことがわかるのだ。この首の赤みは、PS3ではわかりづらい。LX70で判った上でPS3で見て喉の影になっている部分に赤い瘢痕があるのが判る。キングダムオブヘブンは作り込みがすごい映画なのだ。

 一番残念だったのは、米国向けHD1を見たとき、これでもかっていう高解像度であったものが、LX70では普通の画質になっていたこと。音質も、銃撃戦でばりばり、がんがん、ぱらぱらと音の粒が際立っていたものが、LX70では若干中低域が厚いと言う印象になってしまっていたこと。  

 今回は、フィルムの24Pの動作チェックまで気が回らなかったのは残念。しかし、LX70初期設定で、フィルム24Pはオンまたはオートにしていたので動作状態では見ていたはず。PS3も今回の1.8バージョンアップで24P出力設定が出来るようになっており、こちらもオンまたはオートにしてありました。どちらもフィルム素材では24動作になっていたはず。

 PS3は、こうしてみると、色の赤の出し方がゆるい。中低域の音が弱い、ということが判ってきました。
 
 松下のBDレコーダーのときにも色の密度感が松下が優れていると感じましたが、PS3が基本的にだめ、ということではなかった結果でした。今回も、同様に色の密度感でLX70が上回っていましたが、それでも、PS3の画質が全くだめではなく、音も、中低域は仕方がないとしても、ドアベルがからーんとなり、余韻がぐるぐる後方へ広がっていく様の描写、薬莢がかちんかちんと落下する音数の豊富さなど優れている点も多いので、特にだめ、ということにはなりませんでした。

 やはり、HDMIのマルチPCMが良い音の基本なのです。今月、デノン、オンキョウから新世代AVアンプが出ました。今後AVプリで安心して使えるものが出てくれば、AX1700からリプレースすることも可能になるでしょう。

○ 20070608 ブルーレイ導入計画 -24

 パイオニアのBDプレーヤーが発表されました。定価17万円のBDP-HD1のアメリカ向け製品のデモ機が販売店Kに来たということで、わくわくしながら視聴しました。

 メーカーさんのいう事には、画はきれいですよ。音も良いですよ。(おそらくPS3より、ということ)

 ところが、何度やっても、HDMI出力しないのだ。電源オンオフの順序、接続機器のHDMIバージョン、などなどいろいろ替えてみたがうまくいかない。音を上げ、販売店Kさんに戻すと、お店では簡単にHDMIを認識して出力。何だ!???

 販売店Kさんで確認したところ、確かに音は厚みがあり良さそう。なぜHDMIというデジタルで音が変わるか?これはCDのデジタル伝送の時から言われているのだが、今回も確かに音は違い、PS3よりも音が厚く実体感も高そうだ。

 画は、細かいところまで表現され、プロジェクターは三菱の720PDLPプロジェクターであったが、十分な精細感を発揮。
 BDイノセンス、コンビニのシーンで、バトーがひっくり返り、カウンターの親父のほうを見るシーン。左方からばらばらと飛び散る白いちりの数がはっきり増えているのが判りました。なかなかすごい。家でPS3で確認してみたが、あれほど、はじけとぶちりの数ではない。もしかすると、パイオニアのBDプレーヤーはすごいことになるかもしれない。その後、再び本機を借りて家のAVルームで接続を試みるも残念ながらHDMIを認識できず、家でのPS3との比較は出来なかったのです。残念!

 6月下旬に国内仕様のものが出るらしいので、そのときにまた視聴してみたいものである。そのときには、電源オンから立ち上がるまでの時間。BDを入れてから絵が出るまでの時間。これらが、デモ機ではじれったくなるほど長く時間がかかったので解消を望みます。 

 PS3がゲーム機になる日は近い!?

 そうそう。かないまるさんのPS3のページが6月8日現在見られなくなっています。工事中ということです。早く見られるようにお祈りしています。みんなPS3を愛しているのです。ページは無くさないで欲しいなあ。

 PS3は発熱がすごく、AX1700との上下のセッティングでは、容易に熱暴走(!?)が発生しやすくなります。これでは、補助空冷ファンは必須か?この組み合わせ初の夏です。うまくこなして行きましょう。

 IK氏のホームページで、オフ会があり、遠方からお客人がIKシアターに来たそう。そのインプレッションなのだが、「デッド」なのだそうだ。
 おやぢがIKシアターで、デッドだと思ったことは、多分ないなあ。なぜデッドだと思うかというと、外音、他の音が聞こえないからだと思う。暗騒音も結構静か。トランスなどのハム音が結構目立つほどSN比が良い部屋なのだ。だからといってデッドという言葉ではくくれない、音響処理がIKシアターには施されているのだ。拍手をしてみると、部屋の音響特性はすぐに判断できる。はじめての部屋、場所は拍手をしてみてください。それで結構音響特性が判るものです。
 親父のAVルームはエアボリュームが少なく、お客様がくると、ベストポジションでの視聴が難しくなる部屋だが、IKシアターでは、スイートスポット(チェア-)を少し外れても、サラウンドの効き方は十分に確認できるのです。皆さんもIK氏とお友達になって一度、会津坂下のIKシアターに行ってみると良いですよ。良い「耳の革命」になります。
 
○ 20070531 ブルーレイ導入計画 -23

 PS3のバージョンアップ1.8が配布されました。かないまるさんのサイトを見ると、5月24日に劇的なファームウエアアップデートが発表された、とあります。

 内容は、1.SACDの音声が、ビットマッピングタイプ1(ディザリング) 2.DVD再生画質を1080Pへアップコンバージョン(HDMI)出力。

 詳しい技術的説明は省きますが、1については、ディザリングということをするのは、歪みを抑えるために、ノイズを加える、というものです。カセットテープで、バイアスという高周波ノイズを加えていたのと似ています。このノイズを加えることにより、耳につく歪みを減らすことが出来るということです。ノイズは聞こえないが、歪みは聞こえる、ということの技術的活用らしいです。

2.については、アップスケーリングではなく、アップコンバージョンとかないまるさんは記述しています。確かに、PS3のメニュー表示はアップコンバートとなっていますね。SD画像を、1920×1080まで拡大する。この辺はかないまるさんのサイトにリンクが張ってあるサイト(本田さんの記事)を見てください。

http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/PS3/0fa13.htm

 おやぢのAVルームではどうだったか。

1.画質 DVD ハンニバル CH3 アショカバンが倉庫にバックして入っていくときのフロントガラスの光り方。まずまず。CH17、夕暮れの太陽が川の水面に反射、橋脚の右側にさざなみが立つ場面の波の数は少し少ない。その後のオペラ会場での黒の表現、垂れ幕の表現などもまずまず。ただ、暗部にノイズが目立つことがしばしば。
 プロジェクターHD1の表示でも、入力1080Pと表示されている。
 その後、同じディスクをUX-1に掛け視聴。こちらは、カチッとした表現。暗部でもノイズが立つことはない。

 PS3では、ややフォーカスが甘く感じる。シャープネスが足りない。色の純度が足りない。輝度ピークが伸びきっていない。暗部にノイズが乗る。など、高周波になることによって、ノイズが乗ってしまっているのだ、と想像できます。しかしながら、480Pよりは高精細であることにはまちがいはありません。このノイズ関係の処理がうまくいくと、より見やすくなるかも。

2.音は。

 SACDの音はよくなりました。以前からボディ(音の芯、ボーカルの場合、歌っている人の体、実体感)が少ないと感じていました。それが改善され、少し、血が通った表現になってきました。SACDカーペンターズの1曲目から、カレンのボーカルに血が少し流れ始めた、という感じを受けました。
 しかしながら、UX-1と比較すると、まだまだです。やはり、デジタルからアナログを受け持つDAC部分の性能がものを言います。今は、HDMIデジタル復調はヤマハAX1700です。前作よりは音質はよくなっているというもの、UX-1のチャンネルあたりのDAC価格1CH分くらいのAVアンプでは、おのずと、音の品格は決まってしまいます。

 ただ、どういうわけか、BDのリニアPCM音声がよくなっています。細かい音が良く出るようになりました。BDイノセンス冒頭バトーが事故現場に到着したとき、現場で走り回る人の脚音が、左後方から、右後方、右前、左前とぐるっとかつかつかつ!と走っていくのが判ります。この移動感はこれまでありませんでした。暴力団のシーンも、銃撃の薬莢の転がる音数、後ろの壁がぱらぱら落ちていく音数が増えました。後ろから、ばん!!と撃たれると一瞬びっくりします。この辺がどういうわけか、よくなっているのですね。今回のバージョンアップなのか、それとも、他のファクターの影響なのかはわかりませんが、よくなっているのは事実です。

 別のサイトでは、今回のPS3のアップデートについて酷評しているところもあります。しかしながら、PS3はゲーム機です。それなのに、一般コンポのBDプレーヤーとして、とか、SACDプレーヤーとしての性能を求めるのは酷です。今回のPS3アップデートはPS3としては、すごい進化ととらえたほうが適切ですね。

 はじめ、アップデートで、DVD1080P出力可能、ということで、UX-1はどうなるのか!?とびびった時期がありましたが杞憂に終わりました。やはりUX-1はすごいです。そこに、少しでも迫ろうとするPS3もすごいですが、製品筐体のつくり、電源、各電子パーツのグレードが総合的に関係しますので、CELLという高性能のエンジンを持っていても、セニアカー並みのプラスティックの筐体により最高速が決まってしまう乗り物と同じことが言えます。
 でも、UX−1でも、BDというフォーマットの画質は出せません。PS3のBD画質はそれはすばらしいものです。音も、リニアPCMは方式的に優れています。それぞれ良いところがあるのです。良いところを見ていければ、良いのではないでしょうか。

 ところで、テープライブラリーを整理していたら、DATのソフトテープが出てきました。

 デイブグルーシン ハーレクイン

 それを、パイオニアのDAT D07A、ナカミチDAC 1000Pで再生、UX-1での同タイトルCDの比較聴取をしました。

 これは面白い結果。DATのアドバンテージは、接触メディアであるということ。CDはレーザーで読み取る非接触メディアです。昔、ナカミチのDATが出ていた頃、CDからDATに落としてから聞いたほうが、接触メディアであるDATの方が音が良い、などとまことしやかに宣伝されていたことがありました。今回は、DATの音はCDより良かったのです。これは、DAC1000Pの性能によるところが大きいのです。CDを、UX-1から同軸接続1000Pで復調した場合と、UX-1から直接アナログ出力したのでは、実は1000Pのほうが音が良いのです。確かに6ch分のDACをつけて130万くらいの機械と、2CHのDACで70万円近い製品では、2CHのDACのほうが良かろうと思われるのです。で、今回のハーレクインは、DATのほうが音楽として楽しく聴けたのでした。ソフトの数が基本的にないので、これで楽しむわけには行きませんが、48KのDATは結構可能性はあったはず。

○ 20070524 ブルーレイ導入計画 -22

 今回PS3を核としたBD再生環境の整備を実施してきた。PCMマルチ再生の要は、ヤマハのAVアンプAX1700。プロジェクターはフルHDパネルのビクターDLA-HD1。そして、HDMI接続のケーブル、ワイヤーワールドです。

 PS3は生まれがゲーム機ですが、ブルーレイディスクを再生するプレーヤーとしての能力が、PS2でDVDが再生できるゲーム機とかなり意味合いが異なる天才機です。PS2はDVD-Rに対する再生がうまくいきませんでした。DVD画質はシャープですばらしいものでしたが、プログレッシブ出力、DDからDTSのマルチ音声出力など機能の多様化についていけませんでした。PS3はDVD-RもOK。この辺がPS2とPS3の格の違いです。何といっても、SACDもマルチ出力してしまう能力が光ります。もっともその音を生かすには、かなりのDAコンバーター部への投資が必要ですが。
 松下のBDレコーダーとの画質比較でも、極端な画質差はありませんでした。画の緻密さは松下のほうがよろしいですが、価格を考えると、PS3の性能はピカイチです。何といってもPS3は松下BDレコーダーの5分の1の価格です。

 AX1700は、1080Pのスルー出力が出来なかったAX1600の代わりに導入。上位機種のAX2700は、ヤマハが肝入れして売り込みを図っていた機種。AX1700と2700で何が違うかというと、
1.HDMI3系統入力
2.スケーリング機能 アナログ入力を1080Iまでアップスケーリングできる。
3.出力130W
4.足が金属製

AX1700は、1がHDMI2系統入力。2.一番大きな違いのアップスケーリング機能。AX1700はアップコンバート機能で、HDMI出力が出来るが、480Iが480Pまでが限界。3.AX1700は出力が120W。4.AX1700は脚が樹脂製。この差に10万円が費やされているのだ。HDMIのセレクターが4万から8万円。アップコンバート機能で8万円から10万円の単品がある中、AX2700の選択もあったかも知れない。しかし、この1から4の差で10万円だとすると、考えてしまう諸氏は多いのではないだろうか。ソニーのAVアンプ3200も良さそうだが、今回は試聴機もなく判断材料が乏しかったので触ってもいない。

 AX1700には、PUREAUDIOのスイッチがついています。ONにすると、映像系の電源が切られます。映像が出力しなくなります。また、フロントパネルの表示も消えます。この状態では、いきなり音が瑞々しくなり、音の粒立ちがよくなり、音がよくなります。これなら、SACDもいけるかも、と思わせる音です。パワーアンプは要らないから、映像系と音声系を筐体内で分離し、映像を出しても音が悪くならないAVプリが欲しいですね。ヤマハさん。

 プロジェクターはかなりすごい映像再現力を持っています。ビクターDLA-HD1。1080Pの再現がこれほどすごいものなのかは見た人はわかります。これを支えるHDMIケーブルは吟味が必要。PS3、AX1700、HD1ともHDMIケーブルで再生映像、音声がガラガラ変わります。
 ワイヤーワールドのケーブルは高価です。スターライト5メートルで、8万円。シルバースターライト5メートルで11万円。今回パイオニアの新BDプレーヤーが17万円(実売13万くらいだろう)と考えた場合、シルバースターライトの導入は厳しいものがある。でも、スターライトの実力を見た場合、これよりもシルバーの方がもっとすごいのだろう、と予測がつくのが悩ましいところ。

 BDは、これまでの最高画質のBSデジタルハイビジョンより画質・音質で優れており、今後の発展も期待できるフォーマット。HD-DVDもあるが、もうBDで統一してもらって、早期の低価格化、ソフトの充実を望みます。 
 
○ 20070506 ブルーレイ導入計画 ‐21

 福島市では日中26度を超え、いよいよ暑さとの戦いが始まります。
 アンプ、プロジェクター、PS3、などをONしエアコンを入れないでいると、普通に30度を超えています。湿度は30%を割ります。したがって、エアコンを入れないと、ミイラになってしまう!?

 乾湿計  湿度が50%ほどになっていますが、これが30%を切ってしまうのです。

 湿度補充用のタオルです。水でぬらして軽く絞ってハンガーに掛けますが、すぐ乾いてしまいます。加湿器は恐ろしくて使いません。

 PS3があまりに熱く、下のAX1700も温度上昇、結果、リミッターが働いて音が切れてしまいます。緊急冷却用の水霧吹き付きミニファンです。

 プロローグ6。センター音声のにじみが気になったので、真空管カバーを外しました。カバーが、スネアドラムの鳴り弦のようにびりびり言っていたのです。

○ 20070502 ブルーレイ導入計画 -20
 
 4月末にUX-1がバージョンアップから戻って来ました。詳細は、別項「今日のUX−1」をご参照ください。
 で、DVDもかなり良い画質で見られるようになりました。

 4月29日に、会津坂下のIKシアターに遊びに行きました。そこにはシャープのBDプレーヤーHP1が、納入されてました。残念ながら、再生画像、左端のバー状のノイズがでており、初期不良の製品でしたが、BDのハイビジョンをG70で映し出していました。

 IKシアター最近のフロントエンド。

 IK氏のシアターは、オールウイルソンのマルチチャンネルシアターです。音の出方がアバロンとはかなり違います。IKシアターの音はいうならば、そのものの音がする、のです。金属ががんがんなるのは、がんがん。人の声は人の声。風のささやきはかぜのささやき。この当り前の表現がどれだけ難しいかは、オーディオファイルの知るところではあります。
 そこで、視聴のために持参した、BDイノセンス、キングダムオブヘブンを見てみました。イノセンスの暴力団の事務室で銃撃戦をするあのシーン。ばんばん!!という音は勿論、薬莢がチンチンからんからんとはじけまくる音の数がけた違い。頭の後方で事務所の壁が崩れてからからと壁材が散らばる音もかなりリアル。続くコンビニのシーンも、ガラスが割れ崩れ落ちる音数も1.3倍くらいある感じ。とにかく音がすごく感動もの。(ただし、このドアベルのカラーンに続く音の波紋の広がりはPS3のリニアPCMマルチに軍配があがります。)
 画質は、残念ながら色温度を下げすぎているのか、ガンマの設定がずれているのか、白が赤味かかってしまっていました。IK氏いわく、見てれば慣れるから平気、とのこと。この辺のおおらかさが私は好きです。

 キングダムオブヘブンでも、音はすさまじい。ただ、チェックポイントでは、フルHDパネルプロジェクターでチェックしている点が3管式では再現が難しいらしく、逆光バリアンの顔と、日の光がまぶしい対比シーンは眩しさが足りませんでした。でも、3管式はそんなことはお構いなしに、150インチという画面サイズも手伝って、そんな細かいことは気にするな!と迫ってくる迫力の方が大きいのでした。でも、このままBD導入を進めて行くとIKシアターにもDLP、DILAなど固体素子のプロジェクターが導入される日も近い気がします。画面サイズがでかいので、例えば、DLA-HD1だったら、2台スタックするようになってしまうか?

 家に帰ってきて、おやぢのAVルームで同じシーンを再生。知らず知らずに大音量になっていました。家では、IKシアター並みの音量を出すと、隣近所に結構音がもれ大迷惑になってしまうのですが、まあ良いや!てなのりで深夜まで確認していたのでした。(日中ラグビーの試合をやってきたので、中盤からはほとんど寝てましたが、、、)

 さて、こうなると、HDMIケーブルの質が問題になります。現在ワイヤーワールドのスターライトは、結構高価ですが、この上のシルバースターライトになると、さらにきれいなんだろうなあ、とため息をつきつつ、どうせ導入するなら、後悔しないものを導入したほうがよい、という経験則に従うべきか、悩むところです。

○ 20070417 ブルーレイ導入計画 ‐19

PS3のゲーム、リッジレーサー7は、高画質なことが判りました。ゲームケースの裏側に、出力解像度の表示があるんです。その内容が、リッジレーサーは1080PまでOKなんです。他のゲームは480Pとか、720Pまでなんですが、このゲームだけは1080Pまで出るのです。これはすごい。
 現状で、かなり高画質になってきてます。一昨日、HIVIの調整用DVD、HiviCastを使って、HD1を調整してみました。コントラスト、明るさ、黒の表現が、DPX1000で出来なかった区分けがHD1で出来たのには驚きました。
 調整終了後の画質もすばらしい。いじると、画面の印象が、また変わります。素性が良い機械だということでしょう。HD1は。ちなみに、再生機はバージョンアップに出したUX−1ではなく、PS3です。コンポーネントではなく、HDMI接続ということも影響しているかもしれません。
 サラウンドの調整もHiviCastで出来ます。結構音量差があり、悩みました。これから、また追い込んでいきます。すると、またサラウンド音声もつながりがよくなります。

 その結果、超ハイグレードな画と音で、ゲーム!!になってしまうのでした。「これはゲーム機じゃないんだ」といっても聞く子供達ではありませんね。困ったことです。 

○ 20070414 ブルーレイ導入計画 -18

 PS3のセッティングを詰めてみました。何とかPS3の画と音を良くしていきたい。そのために、何をするか。

 今回は、シナジープリへの入力をバイパス入力にしてみました。AX1700にしてから結構音がよくなったので、プリボリュームを最大にして使うより、バイパスして、AX1700のボリュームを使ってみようという算段。

 PS3のトップカバーはポリカーボネートという素材。樹脂です。金属の筐体であれば、鉛インゴットをのせて防振するのですが、樹脂の筐体では、筐体自体にゆがみ(ストレス)が発生し、それが音にも現れる、と予想しました。長岡鉄ちゃんも、筐体に合わせて鉛のみでなく、樹脂タイル、鉛入りシート、などいろいろ使っていました。前述かないまる氏のサイトの情報を使用し、現在使っている、鉛の円盤の置き場所を変えて音質の変化を見てみました。


 本体の右側   ---------------------------------------■--
 

 本体の真中   ---------------------■---------------------


 本体の左側   -■----------------------------------------

 
に円盤を動かすと、それぞれ音調が変わります。右に乗せると、高域が押さえられます。不思議です。周波数特性グラフの低域から高域のラインが、PS3の左(低域)から右(高域)に対応しているようです。
 円盤を左にずらしていくと、その場所の周波数の余韻、情報などをコントロールすることが出来ます。ど真中は、ボーカル帯域が押さえられます。
 真中左気味(PSの文字があるところから左に数センチ)がスイートスポットです。

 それより左に動かすと、今度は低域が押さえられ低域の躍動感がなくなります。

 スイートスポットに円盤を置くと、高域は適度にきらめき、発散します。中域のにじみが減少。低域も伸びやかに鳴ります。野放図ではありません。

 PS3は繊細かつ微妙な機械です。AVレビュー誌4月号の記事のような鉛インゴット3本も乗っけてしまうのは避けたほうがよろしいかと思います。

 電源ケーブルも、クエストの電源ケーブル。AX1700にアクロリンクのケーブルにしてみました。

 その上で、SACDカーペンターズを聞いてみると、、、

 やはり瑞々しい表現で、少しボディが出てきました。サラウンド側の細かい音を良く再生します。しかし、プリの能力、D-Aの能力のせいなのでしょう。気持ちよくはなりません。(残念)
 SACDプーランクのオルガンコンチェルトの2分11秒、4分11秒のブオーも出るようにはなりましたが、UX-1で聞ける、音に芯がある鳴り方ではありません。
 6万円のSACDプレーヤーにしては良い音になってきたのでは、という感じです。

 で、画も出してみました。再生画像はより美しくなっていました。音の対策をしていくと、画もよくなってくるのですね。クエストの電源ケーブルが効いているのかもしれません。


○ 20070409 ブルーレイ導入計画 ‐17

 PS3のサイト、かないまる氏の話によると、PS3はHDMIケーブルをおごると画も音も良くなると書いてあります。電源ケーブルも太い物を持ってくると良くなる、と。

 今回は、AX1700からHD1へのケーブルを借用物から、ワイヤーワールドのスターライトに変更しました。これがまた良いです。色の純度が上がる。画面全体がしゃきっとする。白ピークが上がり、文字がすっと浮き出ます。これは、すごいことです。HDMIケーブルは、グレードでかなり再生画像が変わります。DVIケーブルでも、コンポーネントケーブルでも感じましたが、デジタルの最新ケーブルも、メーカー、材質、グレードでこれほど変化があるとは驚きです。

  DLA‐HD1の裏側。電源ケーブルはPSオーディオ。ノイズフィルターはTDK。赤いきしめんがワイヤーワールドスターライト。

 AX1700の裏側を上から見る。右側がHDMIケーブル。左側の金色のプラグは、UX−1からのデジタル接続、ワイヤーワールドのゴールドスターライト。

 基本はハイビジョンなのですが、その中でも、精細感、細かな部分の立ち上がり、色の純度、きらめき、コントラスト、グラデーションすべてにおいて、一皮も二皮も剥けます。見ているのが幸せな気持ちになれます。これは、ワイアーワールド社の製品に起こることだと思います。(他社比較はスクランブルテストをやっていませんが、これまでの映像、デジタルケーブルと同様の傾向が各メーカーにはあるようです。)

 UX−1のDVI接続も変換アダプターを介して試しています。詳しくは「今日のUX−1」のページをご覧ください。
 
デジタルBSチューナーの裏側
 現在音声は光、映像はD4。DVHS間はi-linkです。これが、最新のDVDレコーダーや、HDDレコーダー、BDレコーダーであれば、HDMI端子がついてくるでしょう。するとBSデジタルハイビジョンの画も音もHDMI接続で格段に良くなる可能性があります。この辺も今後の検討事項ですね。
 実際、会津坂下のIKシアターでは、これと同じデジタルチューナーであったものを、シャープのハイビジョンHDDレコーダーにしたら画も音も良くなったと聞いています。それであれば、HDMI接続にすれば、1080IのBSハイビジョンもさらに高画質になる可能性が高いです。BSハイビジョンの音声は、AACデコーダーを外し、AX1700を入れてしまったので極端に良くなるとは考えづらいのですが。いずれにせよ、BDレコーダーを導入するより、HDMI1.3対応するくらいのHDDレコーダーの安価なものを入れればおそらくBSハイビジョンも良くなるはず。

○ 20070401 ブルーレイ導入計画 ‐16

 年度末、月末が過ぎ、休みが取れました。
 PS3のセッティングを追い込んで見る気にやっとなれました。
 1.HDMIケーブル 2.パワーコード 3.スペーサーをいろいろ試してみました。

 1.HDMIケーブル  「HDMIケーブルで画も音も激変する」

 上がスープラ、したがワイヤーワールドのスターライト。

 箱はそれぞれゴージャス。手前がワイヤーワールド、奥がスープラ。

 現状でPS3からAX1700まではSUPRAのケーブル。AX1700からHD1へは借用もののデノンの汎用HDMIケーブルです。
 SACD試聴のとき、PS3の音について「音は良いわけではない」とのコメントを書きました。
 でも、いろいろ追い込んでみてないのでその結論はなんともだったのです。

 今回は、SUPRAのケーブルをワイヤーワールドのスターライトにしてみました。試聴ディスクは、BDキングダムオブヘブン。
 替えてみると、予想以上の画と音の変化にびっくり。まず画はしゃっきりします。肌のアップ部分での滑らかさが向上。コントラストも向上します。輝度が上がるので、しゃっきり見えるのですね。色の純度も向上。細かいところまでフォーカスが合うようになります。CH50。レゴラス(じゃないって!)バリアンが一般人に「騎士になれ!!」と鼓舞するシーン。修道僧が口を挟むシーンで、彼のつばで一瞬画面が白くなるのもケーブルを入れ替え気が付きました。
 また、CH50以降、砂漠に一人の騎馬が来るシーン。こおろぎ(?)の鳴き声が明瞭になります。また、遠くから馬が接近してくるかっぽらかっぽらというひづめの音もリアからのサラウンド音が明確になります。
 一番の変化は、低域です。低域が出ないなあ、とずっと思っていたのです。今回、ずどーんという最低域が出るようになりました。PS3とAX1700に組み合わせで、低域が出ない、と思っていたのは、何とHDMIケーブルが原因だったのです。ワイヤーワールドにしたらこれはすごい。低域もばりばりどすんと鳴ります。ワイヤーワールドのケーブルは以前CDトランスポートと、DAC間にゴールドスターライトを入れていた時期がありましたので、ワイヤーワールド社の信頼は裏切られませんでした。
 HDMIケーブルでこれほどまで音が変わるとはびっくりです。
 スープラの画は汎用品よりは良いのですが、音がこれほどまでに変わり、且つ画も良くなるとは。恐るべしワイヤーワールド。

 PS3の裏側。赤いきしめんがワイヤーワールドのスターライト。後ろに少し写っている電源ケーブルインレットが販売店K謹製アクロリンクの電源ケーブル。この裏面は、放熱で灼熱地獄と化すのです。


 2.パワーコード  「PS3はパワーコードでも画も音も変わる!」

 付属パワーコード。

 PS3をセットしたときは、付属のパワーコードでとりあえず動かしていました。
 
 今回はGOLDEN STRADAケーブルをまず入れてみました。このナノテック社ゴールデンストラダ♯301のケーブルは、金コロイド粒子がケーブルに付着しているのが売りのケーブルです。
 音は、明るく散乱し、きらめきます。まさに金の輝き。低域も弾むように軽やかに鳴ります。ただ、音の芯が今一。ボディがないのですね。音的には面白いのですが、、、

 販売店N社謹製パワーケーブルサンプル。

 次にアクロリンクの6N電源ケーブルを電源コードにしたものをセット。これはドンシャリ系のバリバリドスンとなるケーブルです。これははまりました。ガッツのある音に、明瞭さが増す画。これはいけます。このガッツのある音に対しては、金も負けますね。

 アクロリンクのケーブル。電源ケーブルはこれにシースをかぶせハッベル社のプラグを使っています。販売店K社の謹製。
 
 パワーコードもかなり音に効きます。PS3ってこんなに敏感なのですね。
 ヤマハのAACデコーダーAD100の時も感じましたが、パワーコードはひとつのコンポーネントだということです。パワーコードを替えると、機器自体をグレーアップしたようになるのです。勿論本体の素性がよくなければこの変化は現れません。AD100の場合は本体と同じくらいの額のパワーコードを導入しました。それでAACでもばりばりどすんと鳴っていたのです。今回PS3では、本体定価の2分の1くらいの価格のコードです。通常の製品にこのアクロリンク6Nストレスフリーも持ってくると暴れ馬のように扱いにくいのですが、今回は良い組み合わせです。これだからオーディオは面白い。

 3.スペーサー 「PS3はレッグにも気を使う」

 PS3は、ゾウセカスラックに載っていますので、基本の音調はよいはずです。響きのモードが共通なのです。しかし、PS3にスペーサー(レッグ)を入れると音ががらがら変わります。

 左から試聴順にTAOC、J1P、サウンドスパイク。

 いろいろ替えてみました。音に合わないものは映像系には合うもの、ということを考え、TAOCのピンポイントシューをまず入れました。しかし残念ながらこれは今一。音がやせてしまうのです。
 つぎにJ1Pの青いスペーサー。これは中域が充実し、ボーカル帯域は良くなりますが、高域、低域が物足りないと感じるときがあります。
 そして、スエーデン製サウンドスパイク。これは、ニュートラルでいろいろな機器に合うスペーサーです。今回も、高域のシャープさ、低域の確かさ。全帯域に渡り音の立ち上がりが良くなります。これは良い。もう一度J1Pスペーサーに戻してみましたが、やはり中域が良い半面、高域低域の物足りなさ、音のクオリティの差があり、サウンドスパイクにしました。

 PS3のスペーサー。三点支持です。PS3は底面のサイズが上部筐体に比べ5分の3ほどしかないのでスペーサーもかなり内よりです。
 
 こうしてPS3の音もだんだん良くなってきました。
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 センター用パワーアンプ

 ケーブル長のため場所を左に替えました。

  重石は鉄アレイ4キロ×3=12キロ。   それをステンレスティップトゥー3点支持。
 接続は、プリからゴールデンリファレンス。SPケーブルはヘックスゴールデン5C。