zakki 200707-


○ 20070918  DAC

 UX-1のD出力を外部DACに導くと、良いDACであれば、より良い再生音で楽しむことが出来る。
 UX-1は、5.1CHのアナログアウトを持っているので、アナログについては、ダイレクト出力を使用してもある程度満足が行く。
 オーディオとして2CHを聞く場合、DACを使って見たくなる。ナカミチの1000P、DAC基盤DA111PはフィリップスのマルチビットDACTDA1541Aダブルクラウンを使っている。これはマルチDACのゴリゴリした力感が味わえるもの。その後流行のワンビットDACは速さがあるが、ごりごり感が減退してしまっている。これを光ではなくRCA接続で聴く。

 UX-1の2CHについて言えば、専用の1000Pのほうが楽しい音が出る。WADIAを持ってきても同じだろう。
 実は、1000pのDAC111Pには、WADIAにも使っているザイリンクス社のCPUを使って演算しているのだ。音はWADIAの方がカチッとして広大な音場、質感の高い音像が実現できる。(昔ワディアを置いてあった会津坂下のIKシアターでの視聴)
 これをゾウセカスのラックにセッティングすると、これはまた良い。
 
  1000Pの上にはパイオニアのDAT(完動品)。

 1000PからのXLR出力はカルダスヘックスリンクG5Cでコヒレンスへ。レッグは、メイドインスエーデンのサウンドスパイク3点支持。デジタルケーブルはワイヤーワールドのゴールドスターライト。


○ 20070914  PS3

 かないまるさんのホームページでPS3の扱い方が書いてあります。その中で、電源については、トランスを挿入するのが効く!とかいてありました。

 PS3はスイッチング電源を採用している。通常のオーディオコンポーネントは電源トランスを採用している電源でスイッチング電源はあまり使っていない。スイッチング電源のノイズが通常のグラウンドから進入、ループを作って音を濁してしまうのだ。と言うもの。それについてかないまるさんは、トランスを設置して、そのループを断ち切る。そうすると音が良くなる、と言うものだった。

 ふと考えた。確かに、おやぢのAVルームでは、PS3はUX-1のコンセントにパラでつないである。これまではテクニカのフェライトノイズフィルターをかましていたのですが、音の切れを求めて外したのでした。しかし、なんとももやもやと言う感じがぬぐえませんでした。

 そうか、このPS3のスイッチング電源ノイズだったのか。セッティングを変える前は、PS3は他の映像関係コンポ=DVHS、デジタルチューナー、とPS3を同じ電源ラインで、エアコンの専用電源から取っていたのでした。それを配置替えで電源をUX-1などオーディオコンポのコンセントと同系列にしていたのでした。電源コンセント、ケーブル、プラグ、すべてがオーディオグレードの構成でしたが、なにか音に伸びやかさがない。前述のノイズフィルターを外してもぱっとしない。本当はこのフェライトのノイズフィルターは音を甘くする傾向があり、オーディオコンポに対してではなく、ノイズ発生機器に取り付けるようにしていたのです。
 しかし、電源トランスを挿入するにはそのものがありませんし、トランスは唸りますのでなるべくこの部屋には入れたくない。

 そこで、PS3をクワドラのラックに移動。電源を以前使っていたエアコンラインから取るようにしました。で、AX1700の電源ケーブルをPS3に付けていたオーディオクエストのものに変更。PS3は長さの関係でアクロリンクの6NFケーブル電源コード、どちらもオーディオかもん特製電源ケーブルです。(オーディオクエストのものは元製品が廃版になってしまって品物はもう売っていません。このクエストのケーブルは非常によい性能です。音の粒立ちがよくなり、高域の抜けも良い。低域ももたつかずダイナミック。音の品位も下がらない、と優れたものです。)

  AX1700にはFM、AMチューナーがついているのでアンテナ線もつけてあります。AMは聴いたことがありません。FMは比較視聴をしたことがありません。音は出ます。

 うーん、これは良い。音場が広がった。ノイズが低減したせいなのか。音量を上げていってもうるさくない。BDイノセンス、コンビニのシーンで、ドアを閉めたときのドアベルの響の広がりが豊かになった。ひそひそ話し声も右側後方からきちんと聞こえてくる。但し話の内容はわからない。蛍光管のじじじ音の移動感も良好。一番感じたのは、CH1冒頭、バトーが現場に到着したときの現場の喧騒。
 警官の走り回る足音、野次馬のざわめき。「あれ何か落としていったぞ!?」って言うせりふが無いかどうかチェックしてしまうほどだ。(つまり良く聞こえるようになり、野次馬の声の内容まで聞いちゃう、ってこと。「あれ何か落としていったぞ」、は映画ブレードランナーで未来のアメリカの街中雑踏の音声に繰り返し登場するせりふのことです。)

 PS3は300Wくらい消費すると言うことですので、それが通常のオーディオコンポと同系列に挿入されると、その電力もさることながら、スイッチング電源のノイズが悪さをすると言うことが実験で判明したわけです。300WというとメインのパワーアンプジェフローランドMODEL9Tと同じくらいの消費電力であることを考えるととんでもないことがわかります。PS3は性能もよいですが、それなりのケアをしないとまともに動かない、ということでしょうか?

 まともなケアというと、

 電源ケーブルは本体と同じかそれ以上の価格グレードのものを使用。
 設置台は、高級コンポーネントを設置するラック。熱気対策で開放型でなければならない。つまりラックの一番良い場所を必要とする。
 HDMIケーブルも本体価格以上のグレード(2メートルで)のものを使用。
 再生はブルーレイディスクのみとする。(PS3のゲームは少しやります。1080Pのリッジレーサー7はすごい画質です。これも極端ですが、PS2のゲーム、CD、SACDは視聴する気にはなれません。)
 電源ラインは他のコンポーネントとは別回路のものを使用する。別回路が取れない場合はトランス使用が大前提。
 他に、LANケーブルは挿したままにしておく。リモコンはワイヤードのまま一番左側のコネクターを使用して接続する。適度な重石を本体上部やや左側に載せる。などなど。

 クワドララックの最上段。クワドララックにビデオ系機材が集中。電源もエアコンの専用ラインへ。

  PS3用ワイヤーワールドスターライト。パワーコードは硬く取りまわしが難しいので、見えないところで重石を載せてある。(PS3が振り回されてしまうので)

 これだけで30万円以上の投資が必要。PS3は確かに本体価格は安いが、ある程度のグレードで使おうとする、それなりの扱い方が必要なデリケートなマシンなのであった。
○ 20070910  DTC9.8

 これはDTC9.8のパワーアンプ付バージョンDTX-8.8。フロントパネルはほぼ同じ。

 先日わずかながら聴くことが出来たDTC9.8
 他の感想を書きます。

 筐体は、AVアンプのDTX8.8からパワーアンプ部を取り去ったもの。したがって内部はヒートシンクなどパワーブロックそのものがありません。音出しはせず通電だけはしていました。その際天板はかなり熱くなっていました。HDMIの映像系のPCBが天板近くにあります。そこが発熱元。PS3のかないまるさんのページによると、HDMIは一系統で、1A消費する電気食い部分らしいです。1A(アンペア)って結構すごい量です。それが4系統もあると、相当電気を食うわけです。パワー部のみでなく、HDMIの映像部もかなりの電気食いと言うことは、AVアンプ設計にはかなりの難しさがあるということでしょう。AX1700の音が詰まって感じるのも、この辺に理由がありそう。

 AX1700は、映像部をオフにするピュアモードがあります。ピュアモードで、音のみを聞くと、DDもAACも、CD、DVD、SACDも極端に音の抜けが良くなります。HDMIの映像のみは通して(スルーして)音のみピュアモードにならないか?また、パワーアンプ部もオフにするスイッチが欲しいものです。

 DTC9.8はパワーアンプ部を外して電源部には余裕があるはず。その部分が音場の広さ、シャープでダイナミックな音像の要因になっている可能性が高いですね。
○ 20070903  AVプリ

 DTC9.8。デモ用製品を借用することが出来ました。

 先回のものはオンキョーの本社送りでも、不良品でした。こちらの使い方が悪いと言うわけではなかったようです。

 さて、今回のデモ品は、、、

 ヤマハAX1700に使っている電源コード、J1Pスペーサー、RCAコード、HDMIケーブルすべて同じ状態でリプレースしました。
 視聴ディスクはPS3再生のBDイノセンス。視聴時間が極端に少なかったのです。大学恩師の通夜、告別式が1日2日にあり、おやぢは受け付けお手伝いで出張っていた土日でした。

 AX1700に比べ、音は良いです。定価33万円ほどのAVアンプからパワーアンプをはずし、AVプリにしたものが23万円。AVアンプで約17万円のAX1700とはおのずと格の違いが出てきます。今回は時間都合上、XLRではなく、RCA出力での比較です。

 DTC9.8はAX1700に比べ音場が広がります。また、AX1700では若干つまり気味の音像ものびのびと鳴ります。DTC9.8は、ハードでシャープな音。爆発音、射撃音などダイナミックに展開。犬の爪の音も、かつかつかつ、とリアル。ドアベルの音の広がりも十分。天井の蛍光灯のじじじ音も移動感十分。オルゴールの残響音も、広大な音場を感じさせる残響音の広がりを再現。音の出所が明確に定位します。さすがにAVプリ。AX1700では、スルーでつないでいるJEFFをドライブしきれない感じでした。同様にスルーで使用したDTC9.8は、プリアンプとして出力アンプに余裕があるように感じます。

 ただ、ハードでシャープなので、ウオームな展開を期待する人には合わないかも。(この辺はパワーコードの性格が強く出ている可能性大)
 おやぢのAVルームでは、映画のドンパチの再現が出来ればよろしいので、合格点ですね。(AX1700よりは良いと言う意味で)

 HDMI1.3aと言う規格がいかにすばらしいかを検証している時間がありませんでした。SPとか、音量バランス、の設定がやっとこさでした。デジタル入力の性能とか、HDMIの性能とか、まだまだ検証できませんでした。

○ 20070822 AVプリ

 オンキョーのAVプリが発売間近。発売日は7月20日でとうに過ぎているが、全国的に品薄らしい。
 実は、販売店Kさんから、デモのオンキョーDTC9.8を借用したのですが、プリアウト出力しない、と言う不具合で残念ながら聴けませんでした。

 AVアンプは要らないのです。映像入力を振り分け、ドルビーデジタルや、MPCM、AACなど音声をデコードしてくれるAVプリが欲しいのです。デジタル信号をアナログに戻す部分が一番金がかかるのに、パワーアンプをくっつけたAVアンプではおのずと性能限界が決まってしまいます。パワーアンプは除いてDA部に金をかけたAVプリが欲しいのですね。HDMIと言うHV伝送のためのインターフェイスを十分に生かすAVプリ。今のところオンキョーしかAVプリは出ていないので期待度が異様に高まってしまうのですね。

 先日導入したエアコンは調子がよいですね。これまでのエアコンは、「暑い、ちょうどいい、寒い」のスイッチしかなく、温度設定はありませんでした。暑いときは、「暑い」ボタンを押すとどんどん冷えていって「ちょうどいい」ボタンを押すまでどんどん冷えてしまうタイプでした。今回のエアコンは温度設定をすると、その温度になってくれるのです。これはすばらしい。音も静音モードだとプロジェクターより静かです。
 いずれにせよ、エアコンがないとAVルームに入る気も起こらないのが現状ですね。

○ 20070730  フォノプリ

 AX1700の下に置いてみたフォノプリであるが、AX1700のピンコードがつんつるてんなのでシナジーUi電源部下側に移動した。

 ゾウセカスの響はやはり代えられないなあ。CA5Uの音も、ゾウセカスによるところが大きかったわけです。その代わりGT2000Xは床に直おきです。


 DATも結構良い音で鳴ります。DATはパイオニア、DACはナカミチ。
○ 20070729  HDMIケーブル 
 
 先日導入したシルバースターライトは、他のコンポーネントと同様に、バーンイン(エージング)が必要だと感じた。おそらく良い方向へ向かう予感がする。



 いまWOWOWで放送されているスターウオーズのリピート放送と、UX-1の画質音質比較をしているが、このシルバースターライトにすると、これまで少し気になっていたアップコン時のノイジーな部分が消えるのだ。濃厚な画素表現、色表現は、DVDをアップコンにした場合の中抜け感を減じてくれる。シルバースターライト恐るべし。
 これなら、将来AVプリで、HDMIのLPCMマルチデコードをもくろんだとき、AVプリの能力をフルに発揮させることが出来そう。現状では、シルバースターライトを使用しても、UX-1の音声アナログ出力のグレードのほうが、AX1700のプリ出力より格段に良い。

 今回、ホーム用のWVHSビデオ HR-W5を手放し、デジタルハイビジョンのなんとか5500というビクターのビデオを入手した。DHX1と言うデジタルハイビジョンビデオと同じデザインのものだったので、同等の機能・性能を持っていると思っていたのだが、違った。

 これは、DHX1にあった、HD画像のアナログデコード機能が無かった。デジタル放送のみ、I-linkで録画できる。しかし、アナログ放送は、自前のチューナーでの録画。これも、I-link出画できない。コンポーネント出力もない。音声5.1CH出力もついていない。これには少しがっかり。でも、今回のI-linkでのデジタルハイビジョン録画さえ出来れば多くは言うまい。ついていない機能は、この目的には不要のものばかりだからだ。つまりI-linkでの録画としての機能しか考えてない、と言う機械。思い切りのよさわかる。しかし、こうなると、かなり筐体はしょぼい。メカの動作、反応はのろい。いちいち、ぎいぎい、ぎゃっと音がするのも高級感がまるで無い。まあ動けばいいか?W5と言うデッキは、ビクターのアナログVHSの最高峰のひとつであった。同時代のDVHSデッキ、HR−DR10000、20000番など懐かしいなあ。

 そのビクターがケンウッドとの業務提携の流れ、今後どうなっていくのだろうか。ケンウッドは実質的に現在活動はしていないように見える。ケンウッド=トリオといえばFMチューナーではトップメーカーだったし、25年前には、アンプでもユニークな製品を出していたし、14.5年前には突然変異的に良質なLDプレーヤーを出したりしていたもの。最近はミニコンポも流行らず、オーディオメーカーとしては鳴かず飛ばずであった。方や、ビクターはVHSの開発メーカーであるにもかかわらず業績不振にあえいでいたという。製品は面白いものが多く、最近では、DILA素子を使用した画期的なプロジェクターも発売している。ハイビジョンカムでも成功しているはずなのに、なぜこんなに苦しくなってしまったのか。パソコンを出していなかったからか?業態が単なるオーディオメーカーとして生き残るには、厳しい世の中になってきているということか。単なるオーディオというより、パソコンからのデータを使用するDAP(デジタルオーディオプレーヤー)システム、大衆ホーム用大画面平面テレビ+サラウンドシステムなど、今の世の中にあった商品開発が必要だった、という訳か。いずれにせよ、ソニー、松下にはない面白い性格をもった企業として存続を望む。
 
○ 20070724  HDMI

 HDMIケーブルによって、画質音質が変わることは経験上確認している。
 今回、UX−1のHDMIケーブルをワイヤーワールドのシルバースターライト1メートルにしてみた。1メートルでPS3が1台買えるこのケーブル、HDMIスターライト(赤)を導入してみて、RCAデジタルで実証済のゴールドスターライトの効果を期待して導入してみたもの。
 果たしてHDMIシルバースターライトは、、、



 次元が違う。
シルバースターライトにしてみたら、1.画の緻密さ、奥行きが増した。2.色の濃さが充実。3.コントラストが向上。4.音質も向上。これはすごい。

 シルバースターライトで接続した画質は、彫りの深い(若干暗めの画質にはなるが、)色の濃い画調。スターライトで見られた、自分をみてみて、というきらめきも若干維持しながら、重厚な画質を再現。なぜケーブルを代えるとこれほどまでに変わるのかは不明。ただ現実変わっているのだから仕方が無い。
 音質も厚くなり、すばらしいもの。

 HDMIは音が薄い、という雑誌評論が多いが、基本はデジタル伝送。デジタルケーブルの質を追求すれば、音は厚くなるもの。シルバースターライトは、画も音も進化するケーブルなのだ。

 DVDスターウオーズEP4をUX-1で再生。D-VHSでWOWOW録画の同EP4を再生比較。
 色の濃さ、奥行き、タトゥインの青い空の純度、安定度はUX-1の勝ち。WOWOWのじらつき、色の薄さなどHV放送に対して、DVD基本480Pのアップコン1080Pのほうがすばらしい再現を見せた。これはいかに!?

 画質の良いDVDについてはUX-1のバージョンアップ画質の優位性が実証されてしまったのだ。元画質がだめだめのDVDは話にならないが、高画質DVDの再生に関しては、UX-1の基本性能のすばらしさが、HV放送に対してもまだまだ有効であることが判った実証実験だった。また、スターウオーズEP4のように、古いもので、現在のHD画質に及ばないものの、フィルム画質画望めるものは、WOWOWとUX-1の1080PDVDと良い勝負になってしまうのです。

 オンキョーインテグラのAVプリ。AVアンプにあらずプリ。これを期待している昨今。発売日を過ぎても現物を見ることは出来ていない。AVアンプ全盛の今、アンプ部を省略した、AVプリを望んでいる人は多いと思う。現在使っているヤマハAX1700はAVアンプだ。アンプ部が無く、同じ金額なら、プリ部に多くのコストを振り分けられるのだ。HDMIマルチの音が薄いなど、言われなくて済むはず。ヤマハ、ソニー、デノンなどAVアンプしか出していないメーカーは早くAVプリを検討して欲しいものだ。
○ 20070719  来客

 エアコンの代替機が7月14日午後やってきた。実は、7月14日早朝妻方の祖母が亡くなってしまった。朝から葬儀の段取りで福島の南、Y町まで出かけていたのだ。とんぼ返りで帰ってきたところに、工事の電気業者がやってきたのだ。
 富士通のエアコン。家電量販店K電気で見ると、同じ型の機械が1万5千円安く売っていたが、いつもの販売店に頼んだ。こういった機械は、メンテが発生する。こまめに対応していただくのも含んでの価格設定と考えたわけだ。販売店Kさんの言によると、量販店モデルというのが存在し、似たような外観でも、内部の作りが異なる、というのだ。量販店モデルは手を抜いている分安い可能性がある、というのだ。家電量販店モデルの存在は聞いてはいたが、実際の製品を見たのは(類似商品、価格差)はじめて。まあ、設置工事で、パイプカバーつきと言う話が、従来カバーの流用だったりしたのが気になったが、まあ良しとしましょう。

 さて、これまでのエアコンは約17年前の三菱霧が峰2.8KWのインバーター冷房専用機。当時18万円くらいで買ったと思う。確か、夏のボーナスで買った記憶が、、、それが最近は、ジェフのアンプの熱気を冷ますことが出来ないくらい弱くなっていたのは確か。(エアコン強にしても、温度計は30度から下がらなかった。)
 新しいエアコンは、マイナスイオン発生機能つき。温度設定可能。と言うことで、使用開始。これはすごかった。静音モード使用で、かなり静か。これにはびっくり。これまでは、プロジェクターと同じくらいの動作音がエアコンから出ていたのが、エアコンの音はほとんど聞こえなくなってしまった。リモコンで温度を26度に設定すると、温度計の値は、26度を指している。これもすごいこと。ま、多少金額の差異はあるとしても、結果商品の性能に満足すると言うことで、了承することにしましょう。

 この工事のあと、リアのMODEL8SP用に、電源を引っ張ってきた。エアコンのコンセントから持ってこようと考えていたのが、エアコンの取り説にノイズのことが書いてあったので、AVルームの電源ボックスから取ることにした。プロジェクターの回線の延長になるので、プロジェクター画質の低下を心配した。
 結果は、まあまあ。エアコンの電源ノイズを心配するよりはよいか?

 さて、祖母が亡くなったので、親戚が集まってきた。「音の仲間達」に登場の千葉県のKJ氏が、7月17日帰る前に家にやってきたのだ。新しいセッティングで、お客様が聴きに来たのは初めて。

 KJ氏が持ち込んだのはタイムトゥセイグッバイCDと、バイオリンのバッハCD(諏訪内)。で、タイムトゥのCD版と、SACD版の違いを聴いていただきました。その後、SACDマルチのディスクを聴取。マルチの音場を楽しんでいただけたでしょうか?
 LPもということで、EWFのレッツグルーブ。「以前聞いたときの印象と違う。低域の伸びが無い」という。これは、コンポのセッティングを変えたので十分に考えられる。フォノアンプのCA5Uはゾウセカスからクワドラスパイアのラックに。重石の数も変わった。また、GT2000Xからは、ピンポイントシューを除いてあったのだ。
 一番は、ゾウセカスのラックだろう。原因を考えながら、確かに低域のドス、ドスというバスドラムの音がないなあ、と聞いていたのでした。

 KJ氏は2chステレオを基本として聞いている方。最後に、映像を付け視聴。BDのイノセンス。暴力団事務所でのドンパチを大音量で。後ろから撃たれるシーンではどのような感想だったのだろうか?その後、以前福島訪問時に見たと言うプライベートライアンDVDのDTS版を少しだけ。MG42の乾燥した射撃音はいかがでしたでしょうか?右後方から左前方に飛んでいく砲弾、爆発音はどのようにお感じになったでしょうか?とにかく新幹線の時間が気になり、十分な聴取ができなかったのが残念でした。

 さて、昨日18日の夜中。考えられるフォノアンプの設置場所をゾウセカスへ。GT2000Xにピンポイントシューを挿入。をやってみた。


  AX1700の下にCA5U。これで、15キロくらいの重石になる。

  タオックのピンポイントシューの大をまず挿入。今一。続いて背の低い方を挿入。4点支持。こちらの方が低域が豊かになった。タオックのピンポイントシューは使い方が難しいなあ。一般的に音が悪くなる傾向の背の低いほうのもの。これが、今回は低域の音程の明瞭化。多少低域が豊かになる、などの効果があった。

 こうして、KJ氏が来たときよりは低域が出るようになった。よく考えてみると、もしかすると、以前の視聴のときは、プリアンプとして使っていたCA5Uの出力につながっていたSWが動作していた可能性がある。センター、SWのプリアンプとしてCA5Uを使っていたので、入力をフォノにしたとき、RECOUTにつながっていたSW出力にLPの低域がはいっており、それで低域のどすどすが出ていた可能性があるのだ。いずれにせよ、結構低域が出るようになってきた。気持ちよくなって、すっと眠ってしまうおやぢであった。
 
○ 20070711  エアコン故障

 9日の明け方までかけて、音を聞いて、さて寝ようとしたら、突然エアコンのリモコンが効かなくなってしまった。リモコンの発光部を携帯カメラで見るとピカピカ光っているのでリモコンは大丈夫なようだ。すると、エアコンの本体リモコン受光部がアウト。
 受光部だけを直したとしても2万円くらいかかるらしい。17年くらい使っているエアコンなので、いっそのこと新規発注したほうが良い、ということになった。

 ということで、前回確認できなかったサラウンド、マルチ再生の音場構築についてのレポートはエアコン工事が終わってからになりそう。
 
 リアにもっていったMODEL8SPの電源は、配線の関係で、エアコンのコンセント(専用コンセント)から取るようにした。これまでは、AVルームの分電盤からオーディオへ配電している。今回、エアコン専用一回線から電源を取るようにしたところ、これまで唸っていた電源トランスの唸りが減少した。
 これは、独立配線からの電源取得で、ノイズループが無くなったか。電圧降下が少なくなった結果か。エアコンはおよそ10A。回路は20A。MODEL8SPは使っても10A使わないからOK。エアコンのノイズより、独立配線の電源供給能力のメリットのほうが上回っている結果となった。 
 さらに、エアコンのコンセントは現在、汎用のコンセントだが、ここをホスピタルグレードのコンセントに交換し、MODEL8SPの電源コードを刺すコンセントをオーディオグレードのコンセントにする予定。コンセント間には6NのアクロリンクFケーブルを使う予定なのだ。おごっているなあ。PSE法の関係で良質な電源ケーブルがなくなってしまっているのが心苦しい。販売店Kさん、良質な電源ケーブルをまた発掘してください!!

   PS3の重石を替えました。LPレコード用のおもりです。材質はおそらく真鍮か。かないまるさんのサイトはPS3の改造記事が復活しています。その中で、底板にガラスエポキシ基盤の端材を使って補強と書いてあります。考えるに、その取り付けはダブルフェイス(両面テープ)。PS3はかなり熱くなります。普通のダブルフェイスは熱くなると軟化し、はがれやすくなります。きっと使っているとはがれてしまうのではないでしょうか?まあ、予想ではだめなので、とりあえずやって見ることにしよう。おやぢの手元にもガラエポ基盤端材と、強力タイプのダブルフェイスがあります。どうなることやら。テフロンテープがないのが残念。
 
  いじめているわけではありません。力のないコンポに効く手法です。AX1700のトップカバーはボンつき音質的によろしくありません。放熱孔をふさがないように鉛インゴットを乗せました。

○ 20070709  プリ変更。機器入れ替え

 2007年7月7日プリアンプがやってきました。ジェフローランドDGのコヒレンス。

 フロント用に導入、これまでのフロントリア用のシナジー2iを、それぞれリア用、センター、SW用に変更。
 それに伴って、機器の入れ替えを行いました。これらは、主に線材の長さによって、機器が接続できるか否か、と言う観点でおこなったもの。

 またまた機器のセッティングで数時間。外した線材は、たまにしか端子を磨かないので、ここぞとばかり、接点磨きを実施。
 各バランス、RCAのピン、コネクター、を、ケイグのデオキシット(DEOXIT)DN5MS、フィリップスの清浄材と接点復活材を使用して磨きました。ケイグは赤い液体のスプレイ。ひどい汚れの端子部に一吹きし、少し後にふき取るとかなり酸化物(黒)が取れます。液体が残ると気持ちが悪いので、フィリップスの清浄剤を一吹き。飛んだあと、フィリップスの接点復活剤をごく薄く染み込ませた綿棒、ティッシュで仕上げ拭きです。これを、十数本、機器側にコネクターも込みで何十箇所も、磨きました。このような入れ替えのときしかできませんね。

 さて、出来上がりは、
最短で機器が結べる配置となりました。後は、発熱が尋常ではないPS3は空間が開けている場所へ。AX1700も熱いので、一番上へ。






暗くすると
  UX-1のFLディマーオートモードでFLが消灯しています。


 シナジーの右側に置いたときには届かなかった電源ケーブルも、左に置くと届きました。

 リモコンは、シナジー2iのもので、コヒレンス、シナジー2i×2の3台動きます。一番上の赤い表示がコヒレンス用。

 出てきた音は、

 2CHCD。シナジー2iの若さあふれる音とは少し違い大人の色気が出てくる。鮮度の高い音傾向は薄れるが、緻密な音の広がりは全く別世界を創造している。スピーカーの存在が消えてしまうかのようだ。
 音像は、SPの外側にも展開。ボーカルは少し大きめながらどしっと構える。それでいて地中に埋まってしまうような表現ではなく、空中に口が浮かんでいる、というより、人物の口の高さが表現される、といったほうが良いか?
 音の質感のグレードが数段アップした印象。特にワイドレンジ、高解像度になったということはない。しかし、静かな音の世界の中で、楽器、ボーカル、音の出るもの、それぞれの音が大事に表現される、と言う意味で音場表現が高まったようだ。

 今回、UX-1からプリアンプへの接続ケーブルを、カルダスのゴールデンリファレンスからカルダスヘックスG5Cに変えてみた。それによって、多少マッシブな表現によってしまっているかも。あくが強そうなら、またゴールデンリファレンスに戻してみよう。

 今回の機器の移動によって、センター用のプリアンプをナカミチのプリアンプから、シナジーへ変更。ナカミチのCA5Uは、同社パワーアンプPA7とペアリングすると、まったりとした良い音が出るよう作られている。多少ナローレンジなので、センター用にぴったりと言う考えでこれまでセンター用に使用してきた。今回はジェフのシナジー。

 過去、パワーアンプをフルジェフにしたときがあった。そのときより、今回プリをフルジェフにしたことにより音色の統一性がでた。何といっても、音の質感が大いに向上。音の密度、熱さが出てくる。その代わり、スピード感は若干後退。しかし、音のグレードが上がるほうのメリットには替えられない。
 SWについては、ナカミチのプリアウトに回路上挿入されているサブソニックフィルターのせいで、プリアウトをSW用には使えなかったのです。
 ジェフは低域までフラットな特性ですので、ボリュームコントロールの出来るプリアウトでのSW接続が出来るようになりました。ナカミチのプリアウトより特性がフラットになった分もりもりとした表現が後退しましたが、おそらくこちらが正しい音なんでしょうね。SWとの相性もあるのでしょう。クロスオーバー周波数を検討するなど追い込みが必要。

 ナカミチのプリはフォノイコライザーとして専門化。GT2000Xで、ジャーニーのフロンティア(懐かしい!?25年も前のLP)を聞きました。少し上品ですが、これまで聞いたことが無い細かい音まで再現するLP。これもまた良いものです。細かい音というのは、例えばギターのピッキングの表現、ボーカルの喉の状態、ベース、ドラムの音程の楽しさ、などなど。(本当はロックは多少ディスト−ションが高めで、ドンシャリなSPで鳴らしたほうが気持ちよくなるのですがね)

 AX1700のセッティングもJ1Pスペーサーを挿入した結果、音に厚みが増してきました。今回は、PS3を1.82にアップデートした後に視聴。試しにSACDを聞いてみましたが、UX-1に比べかなりがっくり、というところから、結構がんばっているなあ、というくらい良くなりました。(でも基本的な音のグレードが違うのでなんともです。)

 PS3は、細かい音がより出るようになりました。といっても再生音量(インジケーター)をぐっと上げた結果か?インジケーター表示をあげていってもやかましくないので、思わず音量をあげてしまうのです。

 今回は一番ひどかったのは暑さです。すべての機器を電源オンにすると、エアコンを強にしても、30度を割らないのです。直接冷風が当たるAX1700は冷えていますが、室温が高いまま。これは結構危険。干上がってしまいます。


○ 20070705 いろいろ

 販売店Kさんから、インテグラのAVプリが発表になったとの情報。

 インテグラのAVプリは、カード式の追加基盤が、HDMI1.3対応しないので検討対象になれなかったのでした。価格も50万超ということでなおさら。

 今回のAVプリは、今季発表されたAVアンプHDMI1.3対応のパワーアンプを外し、プリとしてブラッシュアップしたもの。出力がバランス7.1CH。これがすごい。またHDMI1.3a対応というのもすごい。

 ただ実態上は、7.1CHあっても、おやぢのAVルームは5.1CHしかないので、7.1から5.1CHにダウンコンバートとなるのですが。

 今回のAVプリは、これまでのインテグラAVプリのHDMI1.3バージョンというところがすごい。価格が23万。ヤマハAX2700が25万円を考えると、パワーアンプが要らない分、コストパフォーマンスが高い、と言って良いかな? 

 後は、DAC部の性能がどのくらいか。HDMI1.3の7.1CHは良いけれど、DAC部分の性能がAVプリの基本要素なので、どのくらいの再生レベルか、興味が湧くところ。
 7月中にサンプル機が来そうな情報。サンプルが来たらまたレポートします。