Zakki 201005-
○ 20100731 低音
今回BSHiでのスターウオーズシリーズ順全話放送は期待が高かったのですが、視聴すると違和感が。
ここで、ずずずず、ごごごごごと低音が怒涛のように押し寄せるシーンのはずなのに、SWが壊れたか?と思うくらい低音が出ない。
関連機器のチェック、SWの再生レベル、プレーヤー、AVプリのコンフィグ設定を改めて確認、問題はない。今回放送ものと、以前WOWOW放送のDVHSを比較視聴すると、DVDほどではないのですが、DVHSにはきちんと低音が入っている。今回の放送のミスでしょう。低音が全く入っていないのです。これはひどい。
AV5150のグリーンLEDはこのように光ります。

DVD売り払ってしまったのが悔やまれます。こうなると、BDROMで発売されたら買ってしまうのでしょうねえ。
○ 20100708 モデル9T修理
モデル9Tが故障し、修理に旅立ちました。代わりにPA7を設置。このナカミチのパワーアンプは、通常2chなのですが、ブリッジアダプターを使いモノアンプ使用すると、これが豪快に鳴ります。システム5.1が鳴るかどうかやってみないと判りませんでしたが、結果は良好。
アバロンラディアンの場合、インピーダンスが低く、低域の制動が芳しくなかったPA7ですが、システム5.1はまあ何とか鳴ります。というより、堅物な鳴り方のジェフより、しなやかに緩やかにのびのび鳴るのには驚き。当時(1986年)の設計が現在でも通用するのと同時に、過去B&Wの800(巨大なモニュメントのようなSP)をブリッジマルチアンプでの設定で鳴らしていた方がいたのもうなずけます。
ジェフモデル9Tと比べて定価で10分の1、重量で3分の1のナカミチPA7。これがブリッジ接続モノ使用だと結構鳴ります。
ナカミチ、PA70でぐぐって見ると次のURLが出てきます。
http://amp8.com/tr-amp/amp/nak-pa70.htm
ページ表題はPA700となっていますが、PA70の誤りでしょう。中身は、修理の紹介です。いろいろ書いてありますが、基盤のはんだ付け作業やら裏付けパーツなどは、ナカミチでの仕事です。お恥ずかしい限りです。
PA7は海外向け製品、PA70は国内向け仕様です。上記修理文章に書いてあるいろいろパターンが切ってある、と書いてあるのは、海外向け仕様のPCBを国内仕様にするため、海外向けについているクリップLED動作回路を削除しているためと、国内向けのパワーアンプPCBで、トランジスタ配列そのものがまるで違う、ということによるもの。国内仕様のPA70は海外向けのものとはかなり違うため(音質向上を目指して)、場当たり的に改修作業が行われたため「やっつけ仕事」にみえる原因となったのです。PA7は、青森工場で製造が進んでおり、途中で福島工場に移管されてきました。
PA70では、電源部のコンデンサーがPA7のニチコンよりハイグレードのもの。(松下製だったっけ?)グランドのバス板が海外のものは共通1枚のものが、LR分離の2枚ものに。国内ものにはSP出力部に亀の子PCBも追加されていました。他にも相違点はたくさんありましたが、詳細は省略します。
PA7に共通していたことは、入力の線材引き回し方でノイズが出たりするデリケートな部分があったことです。
当時ナカミチではシステム70というシステムを構築しようとしていた時期で、それに先立って光磁気ディスク評価装置OMS1000や、NAAC搭載DRAGON、センターサーチターンテーブルTX1000、チューナー、レシーバー、プリアンプ、パワーアンプ、CDプレーヤーなども同時に開発、製造という華やかな時代でした。その中核であった、プリアンプ、パワーアンプが、CA7とPA7であったわけです。1000を付けなかったのは、開発者が中道さんではなく、同社の新進気鋭の技術者であったからではないでしょうか?
システム7のカセットデッキ=CR7は、ナカミチメカを捨て、三協精機のメカを搭載する(ヘッドはナカミチ製)というある意味、過去との決別、ナカミチの分水嶺でありました。
○ 20100627 AV5150
LINNのAV5150が我AVルームにやってきて20日が過ぎました。最近発見したことがひとつ。取説がないのが「発見」の原因ではありますが。
暗闇の中でのパイロットランプ赤点灯。
AV5150には、パイロットランプが点きます。通常赤で始まります。あるとき、パイロットランプが緑になっていることに気づきました。これは!?
LFEの信号が入っているときに緑になるようです。2CH時とか、4ch、5ch時には点灯しません。テスト信号を再生時、SW信号を入力すると赤から緑に変わるのを確認しました。
ヤマハのSW1000の時は、低域でかぶっている周波数帯があり、低域がぼぼぼと重くなることがありましたが、AV5150はフィルターの効きが急峻なのか、必要な超低域のみを再生する感じです。ごごごと何かが接近する恐怖や、演奏会場の何気ない低域のノイズなどが空気感たっぷりに、さりげなく再生させるのです。これは、もしかするとすごくすごいことなのかも。
UX-1のパワーコードは、カルダスのゴールデンリファレンスにしていました。しかし、SWが強化され、音楽の基礎的部分がしっかりしてくると、その上の音場、音像といった部分が物足りなくなります。そこで、LX91に配しているPADのドミナスシグネチャーをUX−1に戻してみました。これは良い。どちらかというとさらさらに流れる感じのするゴールデンリファレンスに対し、音楽性、音楽の深み、血が通っている表現が出るようになります。オーディオは不思議です。
LX91にゴールデンリファレンスをつないで見ると、さらさらな感じがパイオニアのドンシャリにマッチし、さらさら感が功を奏し、きらびやかな品位のある再生音になります。PADの濃密な音像も良いのですが、ゴールデンリファレンスもまたLX91には良さそうです。SWが変わると、いろいろ変化が起きます。
○ 20100619 サブシステム
サブシステムのコンポーネントは、何しろ古い。そのため、思い通りに動かないことも多く、不良現象の多くは電源部コンデンサーが劣化し、電源電圧がおかしくなってるためと推定します。
KT2200は、先日突然ロックが外れ、同調周波数がずれてしまいました。数時間後復旧しましたが、原因不明で不気味。
SL2100はビデオ再生時、画面が横筋が入り白い画面になってしまう現象が出ました。これも、電源オン後30分ほど経過し、テープを掛けておいたら、正常に再生できるようになりました。
もう末期的です。20年超のコンポはいつ壊れてもおかしくない。そこのところを納得の上使っていかないと。

ビデオはさらに、三菱のVHSビデオS11をセットしました。このマシンは、メカ、トランスに専用のレッグがボトムカバーにあいた穴から独立して接地します。TBCが導入されており、多少テープの同期信号が減衰していても安定した画を見ることができます。ただビクターのような画像のシャープさは多少薄れます。
USBキャプチャー用デバイス
SケーブルはオルトフォンのOFCケーブル。
で、古いVHSテープのDVDキャプチャーを進めています。これがまた難しい。
PCに録画するとなると、キャプチャー画面がつっかかるようになります。また、音声もばり、ばりばり!とノイズが入る時があります。画像安定装置PROSPECなどを入れても変わりません。デスクトップ機でそのような現象が出るので、ノートPCにてやってみると、画像のかくかくは薄れます。これは、PCのビデオカードの違いか?デスクトップでは、DVDのバックアップをやっていてこれまで画像がかくかくしたことはありません。なぜ、アナログのNTSC画像でこのようになってしまうのか?
また、キャプチャソフトの音声入力が「マイク」のみなので、ラインの音声だと音が割れる音量でしかキャプチャできません。送り出し機にヘッドフォン端子、ボリュームがついていればそこから取り出せばOKですが、SL2100のようにヘッドフォン端子もアウトプットボリュームもついていないコンポの場合は、ライン出力にVRを介入させなければなりません。そこで、パイオニアのSPD07の登場。サラウンドデコードではなくただのプリアンプとして使い、プリアウトをボリューム調整して取り出せばOK。
どうもビクターのビデオは電磁ノイズの不要輻射が多いらしい。電源コードを外しています。
かくかくの映像でDVD作成。DVDはやはり、アクセススピードが速い、チャプター飛ばし、容積が小さい、などテープ物とは一線を画します。ましてや、DVDには現在の画像補正技術が適用できるので、多少かくかくしてもDVDに落とした方が良いかも。
○ 20100612 サブシステム
AVルームのシステムは、暑苦しい、真っ暗、電気を食うと言うこと(3K)があり、仕事をしながら、パソコンをやりながら、本を読みながら、などには不向き。ながら用のお手軽システムとしてサブシステムを作っていました。事務所移転、閉鎖ということで、置き場所を含め機能麻痺していたものを、最近復活することにしました。
お手軽と言えども、ローファイではありません。それなりに高性能なコンポでまとめてあります。電源がおざなりなのが気がかりで、ここを押さえていくと、もっと音、画がよくなるはず。オーディオ系のラックは山本音響工芸社のラックOS77。ビデオ系のラックは長岡鉄男式ラワン合板2枚重ねのラック。これにどぶ板を載せると高剛性のラックとなり、LPプレーヤーを載せてもびくともしないもの。どぶ板は別の場所に持っていってしまったので、今は重ねていません。
置き場所の関係でSPは小型のB&WCM1です。

最近、ながら用に、ラジオを使っていました。38年前のナショナルワールドボーイGXOです。これで聞くFMはシングルコーンのラジオの音で落ち着きます。SNも良好。ステレオではないものの、不思議な音のよさが味わえるのでした。で、サブシステムを復活し、FMチューナー+プリメインアンプ+小型SPで聞くとまたこれが音がよいFMを聞けます。デジタルの小型再生システムとは一線を画す音がします。
ながらシステムも少しずつ良い画、音が出るよう詰めていく予定。
○ 20100610 サブシステム
およそ1年ぶりにサブシステムを復活しました。(とりあえず)
事務所に置いておいたものや、現用から外したコンポーネント達です。ZX−9のように26年選手もいます。
オーディオセクション。FMチューナー、DAT、CD、カセットなどAVルームから外れた機器たち。
ビデオセクション。主にDVDキャプチャー用のセッティングです。上からソニーSL2100、ビクターX−3スピリット。
パイオニア旧ロゴの製品群。上からSP-D07、D07A、CLDHF9G。
ナカミチZX-9。
トリオ(ケンウッドの前ブランド)FM専用チューナーKT2200。
作業、仕事用に流しで聞く音楽用に再セッティング。実に1年ぶり。CDプレーヤーのトレイがきちんと出てくるか心配でした。やはり一発目には出てこなくて何回かSWを押しているうちにトレイが出てきました。カセット、チューナー、DATそれぞれ動作確認。
LDとβは今日はチェックしてません。
VHSやβ、LD,今後Hi8のビデオたちをDVDキャプチャーしていく予定です。さてどうなるか?
○ 20100607 AV5150
SW1000のカットオフ周波数が高めだったか。超低域のみ再生してくれれば良かったのに、メインSPの低域とかぶっていたところもあり、多少低域がだぶついていたと思います。
外したSW1000
AV5150はカットオフフィルターが急峻なのか、低域とのだぶり感が少ないのです。
軽い低域という印象です。音が薄いという意味ではなく、軽々と超低域が出てくる感じ。これに、固まり感がついてくるとウオッチドッグなのですが、、、それは無理。床もIKシアターより軟弱ですし。
昨日は、メインリアとセンターSPをOFFにしてSWの音を聞いてみました。低域が登場するまで無音で、どか!!と来るときにずどどどとくるので少しびっくりします。このびっくり感がAV5150のすごさなのかも。
先日昇天したはずのβビデオHF77。今日通電してみたら不思議に電源ON。テープを挿入、再生もOK。なぜ?しばらく電源を切らずに様子を見てみよう。
○ 20100606 リン AV5150
リンのSW、AV5150が我AVルームにやってきました。これまではヤマハのGTラックを使ったYST-SW1000でした。
SW1000はソースにより音の遅れが気になっていたのです。オンキョーのAVプリDTC9.8のオート音場コントロールオーデッセイで調整すると、現実のSP距離3.5メートルが計測7.5メートル表示となっていました。つまりそれだけ音が遅かったのです。
天板にはスクリーンからの光反射防止用サランネットを載せてあります。
会津版下のIK氏の所に2ヶ月くらいあったもの。リン本体でのリコールを終えた時、誤って家ではなく、会津坂下に戻ってしまったもの。IK氏によると使っているうちに音が出るようになるという。
取説がないので、ディップSWの使い方が判らないのです。オークションの能書きに簡単な説明文があったページを参照し、少し使い方を勉強してみます。
ダイハード4.0のF35銃撃シーンを視聴。SW1000では、ぼわーんと鳴っていたところが、ずずずどどどと地鳴り風再現。SW設定をいじって見ないと判りませんが、高域をカット。必要な低域を再生しているようです。
○ 20100531 長岡鉄男
オーディオ関係のホームページを検索していたら長岡鉄男氏の箱舟の近影を見ることが出来ました。
表紙のURL
http://www5.nkansai.ne.jp/users/hakobune/
ここから箱舟航海日誌のページに行くと次の画像が見られます。
ご遺族、または箱舟の有志が維持活動をしてくださっているのか、なんと懐かしいもの。(2000年5月29日が命日でした。)おやぢのAVルームは長岡鉄男の「スーパーAV」1988年をバイブルとしました。おやぢのAVルームは1992年作です。スーパーAVに書いてあったSPシステムのうちメインSPネッシーはでかいのでD55、リアSPはリアカノンを自作し当初のシステムとしていました。(没後の「ホームシアターのすべて」2001年も参考にしています。)
没後10年というから光陰矢のごとし。長岡氏が生きていたら現在のAV界にどのような評論をしてくれるでしょうか。プロジェクター、音楽メディア(SACD、DVD-A、CD、BDなど)、アンプ(AVアンプの端子類を見て誰が使いこなすのだろうか、と言っていた頃が懐かしい)、などなど。おやぢはFMファンのダイナミックテストをスクラップブック化しており、今でも時折見返しています。
今だったら、長岡氏は何を使っているでしょうか?相変わらず3管か?それともDILAか?プレーヤーはBDにしているでしょうか?LDからDVDに変わるときも、しばらくLDの高画質を謳っておられたので、もしかすると、DVDとBDを併用しているかも?想像しか出来ませんが、それだけ長岡氏が偉大だったってことですね。
○ 20100522 BDP-LX91
先日のアップデートで、ディスクの読み込みが若干早くなったような気がします。(気のせいかも)
LX91には、オートパワーオフのエコ機能がついています。動作ONにしておくと、5分くらい動作させないでいると電源OFFになってしまうもので、温めて音質画質を良くしてから見たいと考えることとは反対の機能です。OFFになるのが速すぎるのです。最近はオートオフ機能をオフにしています。また、パワーSWの青いイルミネーションが眩しく、光量を減じてほしいもの。こういった機能部分もアップデートで改善されるとうれしいなあ。
22日はXJR400で吾妻山へトレーニング走行。小1時間くらい。
吾妻子富士から噴煙が出ていたのですが、写っていません。旧道スカイラインへいたる入り口駐車場から。
まだ国道115号旧道ヘアピンの攻めが甘いです。
○ 20100501 アップデート
パイオニア BDP-LX91のファームウエアがアップデートされています。ユーザー登録しておくと、パイオニアメールマガジンが送られて来て、その中にアップデート情報が書かれています。
このメールマガジン、少し手作り風。なにしろ出だし挨拶が、個人名です。No.58は、緑川さんが書いているようです。このような手づくり感丸出しのメールもよいものです。
2010年4月20日 Ver.2.65
今回の内容は、BD-ROMディスクの動作安定性向上。BD-R/REの動作安定性向上。その他、性能改善など。
2009年4月にDTS-HDデコード機能追加など大きな進歩があってからは、ほとんどがディスクの動作安定性向上の変更です。確かに、LX70の時代から、BDROMの読み込みに時間が掛かるのがパイオニアのプレーヤーの特徴でした。それが、LX91になり以前に比べれば読み込みが早くなりました。それでも、メニュー表示にいたるまで、BD-Rではいろいろなことが指令されるらしく、ウオーリーや一部のソフトで読み込み不良などトラブルがあったものです。最近では、ソニーのBDレコーダーでアバター再生時余計な情報が表示されるなどのトラブルが報告されているようです。
このようなディスク自体の変化に、プレーヤーが対応していくことは近年の製品には必須の要件なのです。
ソニーベータビデオデッキ SL-HF77(1984年購入)がついに電源ONしなくなりました。26年という長寿をまっとうした感があります。電源を入れるとカウンター表示は出るのですが、通常かつんとリレー音がし、チューナー動作ONと、メカ系の電源が入るはずのですが、それがだめ。3月には電源スイッチをオンオフしているとなんとか起動に成功したものの、昨日やってみるとだめ。数ヶ月前SL-HF705がやはり電源入らなくなる現象でリタイヤしたのに続いてのリタイヤ。これで、家で動くβデッキは、SL-HF900UとSL2100の2台。900Uは、メカが不調でいつテープ走行がNGになるか不明。SL2100が動くうちに結婚式ビデオ、子供成長記録など貴重なテープ資産をデジタル化しておかないとなりません。