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〇20221224    RCサクセション 降臨


 RCサクセション  キングオブベスト   SACD

 と、同時に発売された、MQA-CD カバーズ、プリーズ、ティアーズオブクラウン。発売は、2022年11月16日頃でした。

 
 キングオブベスト   楽しい曲がずらり。
 SACD再生でご機嫌。さすがDSDリマスタリング


 
 MQA CD  

 
 カバーズ  聴いていて切なくなるほど、自分の歌いたい歌を歌う。すごいな~。


 (以下、先に投稿したFBの記事を加筆修正したものです。)

 忌野清志郎が亡くなって13年。日本からロックが消えて13年?
 この13年という時間、気骨、気概の在るロックを久しく忘れていた。

 この新譜を聴くと、改めて忌野清志郎の偉大さがよくわかる。なぜか。

 なんて言いたいことを自由に歌う!から。


 カバーズをまず聴いた。
 
 当時東芝EMIから発売されることになっていたこのアルバム。
 ところが、東芝EMIが、原発いらねーの歌詞を発見!
 原発建設会社の一つの東芝は、そこを問題視して発売を中止。
 当時、新聞一面を使って発売中止を告知した事件を覚えている人も多いと思う。

 東芝が見つけりゃ発売停止になる、そんなのわかりきったことなのに、あえて、原発いらねーの歌詞を入れ歌った忌野清志郎。 
 
 歌いたいことを歌うのだ。

 そこに、キティレコードが救いの手を差し伸べ、アルバム発売にこぎつけた。


 これまで私は、RCサクセションのアルバムはカセットでの聴取だった。

 1970-1980年代は、メインのハードロックの一部を除き、他はFM、そしてレンタルレコードのカセットテープへのダビングだった。
 レーベルに工夫を凝らし、ステンシルやなんやで字体も整えた。
 そんな大事なカセット録音も、再生するナカミチのカセットデッキが全部故障してしまって聴けない。
 ラジカセはあるのだが、そのチープなカセットメカに、大事なテープを入れたくない。

 しかし、CDは別。
 ラジカセに、CDを装着してさっそく聴いてみる。

 カセットの印象と、かなり異なるクリアな音。

 これは、きちんとしたシステムで、カセットとCD、聴き比べしてみたい。まずはZX9を修理しなくては。

 つづいて

 キングオブベスト
 
 何といってもSACD DSDマスタリングである。
 SHMのCD盤もあるけど、SACDが良い。
 
 UX1で再生しても良いけど、忌野清志郎はガジェット再生(なんちゃって再生)で良い。
 
 PS3初代機は、PS1~3ゲームができるほか、CD、DVD、そしてSACDが再生できる、ソニー入魂の一台だった。
 当時作れば作るほど赤字が増えると言われたPS3初代機。
 当時PS3を大量に並べて、演算させてた何かのプロジェクトもまじめに在った。(CPUのCELLの演算速度はかなり早かったのだ。
 軍事転用もできたため、輸出禁止国もあったはず)

 さあ、SACDはかかるだろうか?
 現在メインのPS3は、マーク2。初代機が最近壊れたので、追加で購入したマーク2。放熱ファン取り付け改造機である。

 すっとSACDを入れると、認識した!  PS3はスロットインなのだ。

CDではなく、SACDと表示されている。

 再生できた!



 マルチチャンネルは試していない。
 実は、PS3には秘密の裏プログラムがあった。DVD-AもSACDもマルチでファイルを取り出すもの。今は潜伏してしまい表世界からは見えない。

 PS3は標準で、CDをリッピングして(MP3だけど)保存してしまう。それをSACD、DVD-Aでもできるようにちょっとプログラムをいじるものだった。
 
 PS3で再生するSACDキングオブベストは、リビングシステムで十分に良い音で聴けた。

 閑話休題  PS3については、PS3をユニバーサルプレーヤーに見立てて高音質を追求した当時ソニーの技術者かないまるさんが、高音質改造のやり方をホームページに発表していて、私も追従して実験したものだ。
 ピンスパイクのレッグ。重石(ウエイト)など。基盤に貼るテフロンテープは高価でやれなかったが。
 この辺の実験は、過去のAV雑記帳に記してありますので、お時間のある方は探してみてください。
 つまり、もともとPS3は、音の良さを秘めた機械だったのだ。

 さてつづき。
 再生は、デノンのAVC X4700H。デノンのAVアンプが高音質を実現した世代のコンポ。
 それまでは、マランツは良い音だが、デノンはもっさりとしたお団子状の表現、というイメージだった。
 
 PS3からビットストリーム。つまり、音源のフォーマットのデジタルデータのまま出力。AVアンプのDACでデコードする考え。
 LPCM出力選択もできるが、生データでDACに行かせたい。
 
 こうしてみると、ソニーは「昔は」偉大だった。
 現在のソニーは、色々なモノを捨ててきた。
 会社にとって(消費者じゃなく)必要なモノのみ残して、冒険しないメーカーに変容した。

 創業の井深氏も盛田氏もすでにいない。
 パソコンVAIOを売却。ロボット犬アイボ終了。
 昔に戻るがベータ撤退。

 しかし、取得するものもある。
 ソフト業界のソニーピクチャーズエンターテインメントで、各映画版権取得。
 ミノルタを吸収合併、 αをものにした。
 ソニー生命を設立。金融界に進出。
 当時家電、ソフト、金融の三本立てで会社を維持・成長させていくと、当時(1995)の出井社長が指揮。
 ゲームは残した。しかし下位互換は捨て。PS4からは下位互換はなし。PS3が異常?

 しかも映画ソフトで4KUHDBDを推進しながら、PS4では再生できない、というわけのわからない展開をした。
 PS5もゲームの下位互換なし。UHDBDは再生できるようにしたが、時遅し。

 ホンダと組んで、電気自動車開発(2022)。SONDA または HONY と揶揄される。

 いつしか、世界初、世界最小・最軽量の IT’S A SONYのCMもなくなり。

 世界初・世界最小・最軽量がいつしか、パナソニックにお株を奪われてきたこの20年。
 業務用映像のソニーも、いつの間にかパナソニックが席巻してしまった。

 そんな流れの中で、RC忌野清志郎の歌ですかっとしたい。
 自由に歌うぜ!
 いつまでも!

 そんな忌野清志郎、RCサクセションの新譜でした。素晴らしい!


〇20221223    年末特集

 古きをたずねて新しきを知る

 温故知新
 
 今年ほど、自分で調べる大事さを痛感したことは無かった。
 今年の漢字が戦争の「戦」であったと言う報道があったが、それは「かっこつけ」だろう。もともと種々雑多、多様にわたる事柄が起きる世の中で、京都の僧侶が漢字一文字で表そうというのが、そもそも無理なのだ。

 中国、ロシアほどではないにしろ日本でも、情報の規制というか、偏向報道、または隠蔽報道、目くらまし報道が目に余るようになった一年だ。

 AB元首相の暗殺が好例だ。
 
 事件の内容が全く解明されず、元自衛官だ、統〇教会だとか、その後の政治家癒着の醜聞に至ってはなにおかいわんや、だ。

 事件の後の検死報告でも、左肩上から心臓に達する銃弾があった、と報道された。これは事実。
 ところが、事件の現場動画がことごとくつぶされ消去された。これは情報統制。

 自作の銃の発砲と、AB氏の周囲の人間、AB氏が倒れていくその画像も消去された。
 なぜなら、その自作の銃ではAB氏は暗殺できなかったからだ。
 そののちに、犯行動機が明らかにされた。明らかにされた同機はあたかも、大衆の耳目を集めるに足るものだ。しかし、その背後にいるであろう実行犯は、何をもって殺害しよう、抹殺しようとしたのか。
 それは、我々の知りえない暗黒面での事情、理由があるのだろう。
 推測であるが、朝鮮、中国。AB氏は一応タカ派を自称していて、憲法改正、対中国政策、朝鮮対応策、アメリカとの協調路線。経済・軍事の結びつき、その他有象無象の事柄が、暗殺に結び付いたとみるべき。
 それを、贈賄の醜聞に転化していったマスコミは、なにに指向させられているのか。
 2022年の闇は深い。

 したがって我々は自分で調べて、何が起こっているのか、なぜそれが起きているのか知る必要がある。
 実際に行動し、知るべきだ。
 だから、今年の漢字は

 

 なのだ。
 
 1977年~のGOROのような感じで、頼りにしてます。週刊ポストさん。(それでも、醜聞に乗っちゃってるけどね)


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 AURO3D 研究

 4月から訳あってお休みしていたAURO3D研究を再開しています。
 現在は、トップオブゴッドと言われる、頭上スピーカーと、センターハイの2つをどう料理するかとりかかっています。
 これは、AURO3Dでいうところの3階にあたります。

 我AVルームのメインAVアンプは、現在デノンのAVC X6700H。
 型式は上のX8500Hより回路設計は一番進化していた製品です。

 
  この製品は、あまり目立ちませんが、マランツから降りてきた高音質プリアンプ設計に、AURO3Dのデコード、および測定による最適化をする新オッデッシーを採用しています。l
 この前は、パイオニアのSC LX-901を使用していましたが、故障し直せなかったので、国内販売していて、LX901同等以上の性能を持つ製品を探したら、このデノンのAVアンプが降ってきたのでした。
 リビングでは、先にAVC X4700Hを使っておりましたので、その音質に不安はありませんでした。
 導入後に、本格的にAURO3Dに挑戦できるコンポだとわかり、今年春からAURO3D再生に取り組んできたのは、過去の記述通りです。
 11月になってようやく、パワーアンプが修理から戻ってきたこともあり、再び取り組みに力を入れようという気持ちになったわけです。

 その間、会津のIK氏は、仲間内のグループをつくり、WOWOWのAURO3Dスタジオ体験にまで行ったという活発な活動をしていたのでした。
 
 ファイルウエブというオーディオ好きな人達の集まるサイトがあった(過去形)のですが、11月末で運営停止。今は、アーカイブ(記録)のみ参照できる状態になっています。
 
  ファイルウエブ コミュニティ というサイト
 url  https://community.phileweb.com/mypage/3642/

 2022年11月30日で運営終了です。
 
 オーディオ好き、AV愛好家の皆さんが集まったこのサイトも終了。
 そもそも、趣味の人口が少ないものではありましたが、意見の交換などができる貴重な場でありました。
 しかし、一部の人の心無い発言は、どこの世界にもあり、このコミュニティでも、暴言、罵詈雑言を振りまいた人物がいたとのこと。
 2チャンネルではありふれた無記名ならでは無責任自己ちゅうの発言は、私は嫌いだったので、そういう世界にはなるべく深入りしないようしていましたのですが。
 このファイルウエブでもそういう不埒なことが起こっていたとは驚きです。

 その意見が合う仲間が集って、IK氏のグループが出来たそうです。

 ファイルウエブに対し、このおやぢの趣味のホームページも、昔は掲示板があり意見の書き込み、情報交換ができていました。
 幸い良識的な人しか見に来なかったのでとくにはトラブルにならずに、プロバイダのサービス終了で終了しました。

 本ホームぺージでも意見の交換をしたければ、ブログスタイルのページとリンクして、書き込めるようにすれば実現できます。
 今も、ブログの無料サービスはあるのでしょうけれど、無料はいつかは終焉します。
 
 ホームページスタイルなら、自分のお話を面白がってくれる人が見に来る。面白くない、つまらないという人は去るだけですから、特に問題は生じません

 この「おやぢの趣味」は、最低1回は引っ越しをしていて、最初の引っ越しの時のカウンターは3万人を超える来訪者記録になっていたものです。
 引っ越しをして、カウンターがリセットになるのですが、トップページを変えると、またカウンターリセットされます。現在の数千人の来訪者数は、それによるものです。
 おそらく実質4万人くらいの来訪者数であったと思われます。これとて、ひのきさんや助手さん(田宮模型歴史研究室)の百万のオーダーからすれば芥子粒くらいですが。
 来訪者数をカウントする気持ちは全くないのが現状です。あくまで、私の趣味のページですから、何を言われようと関係ありません。

 ところが、最近ショックな事件がありました。
 2019年福島のオーディオショップ閉店の記事の写真が無断転用されたのです。

 その無断転用ブログの管理者は、自分の主義主張をするのに私の写真を使いました。それは私の意図しない内容でした。

 転用された写真の関係者本人から連絡があり発覚。
 確認すると、修正を入れている私の写真がそのまま使用されていました。
 この写真は、この店のオーナーだったKK氏に掲載の可否を事前に確認していたものです。
 弁護士の電話番号は関係ないので修正したのです。

 無断使用者のブログに、書き込みができる場所があったため、その旨を通達したところ、よほど暇なのでしょう、その当日に該当ページが削除され、言い訳の謝罪ページが掲載されました。
 しかし、もう一つあった転載画像を使用したページはそのままだったため、そちらを改めて指摘したところ、その夜に画像を削除。
 まあ、対応の早さは大したものです。

 その件に時間と労力を全く使いたくない部類の事件ではあったのですが、それを自分でもやってはしまいか、改めて胸に手をあてて自問したおやぢでした。
 そういう自分コード=ルールは基本押さえているつもりですが、もし何等かの不都合があった場合は、次のアドレスまで連絡いただければ対応いたします。  
 sunken55アットsol.dti.ne.jp

 ロボット防止のためにカタカナに一部してあります。修正のうえご使用ください。

 トップオブゴッドの話は、、、続く?


〇20221219   続き

 ジェニファーコネリー特集


 さて、前回紹介できなかったジェニファーコネリーの続き

 ジェニファー リン コネリー  1970年12月12日生まれ  父 ジェラルド・コネリー ファッションデザイナー  母 アイリーン・コネリー アンティーク品ディーラー 

 1982年TVドラマ TVデビュー
 1984年 ワンスアプオンアタイムインアメリカ デボラの少女役 で映画デビュー
 
 出演リストはこちら

 その中で、入手可能なブルーレイを探してみました。


1985年   15歳
 2023年3月発売予定のフェノメナ 4KUHD リマスター版
 BD版でフェノメナの、吹き替えシネマ版とか通常版とか出ていますが、この4KUHD版が決定版になりそうな予感。  (^^)
 レヴューでは、15歳のジェニファーの若さがはじけているそうですので、そこのところを4Kで確認したい。

1986年   16歳

 デビッドボウイー演じる悪魔-ゴブリンの王-魔王に、翻弄(魔王が気になったからちょっかい出した、というのが本当か?)される少女をジェニファーが演じています。

 今、改めて視聴してみた。うーむ、これはコメディだったと腑に落ちた。
 グレムリン 1984年製作総指揮、スティーブン・スピルバーグ。監督ジョーダンテ。フィービーケイツ出演のドタバタコメディ。このテイストに似ている。
 
 それにしても、16歳にしてこの胸。
 天は二物も三物も与える。




1988年
 邦題 ダルク家の3姉妹


1990年  
 WIKI先生によると、低迷していたジェニファーは、この作品から7作ヌードを披露した、とある。
 ぜひ拝んでみたいもの。これから確認してみます。
 

1991年
  邦題 恋の時給は4ドル44セント

1991年
 ロケッティア
 21歳のジェニファー お色気ムンムンである。
 16歳の胸からさらに発達。そのお色気を惜しげなく開放している。


1998年



2000年



2000年   30歳
 このレクイエム・フォー・ドリームスで評価をあげたらしい。
 


2001年
 

2003年
ハルク

 私は個人的にこの映画の評価を厳しくしています。CGが全くこなれていないにもかかわらず、ミニチュア合成よりCGを優先しているから。
 4Kだったら評価が変わるかもしれないと2022年12月に購入しました。

同年
砂と霧の家
  DVDまでしか販売されていません。よほど評価が低かったのでしょうか。
 お話はすこぶるテンションが下がる設定。
 美人のシングルマザーが身を持ち崩して、税金も払えず、イランあたりから亡命してきた大佐が抵当に入ったその家を取得。
 帰るところのなくなった亡命者家族と、行くところがないダメ母親が戦う、というお話。
 普通に考えれば、このような美人が、だらしないはずがない。税金だって払える。
 美人を生かして稼ぐ。ましてや、その美貌を男どもはほっておくはずがない。
 そういう話の不可解さが、この映画の評価を低くしていると思われます。美人だって、ダメ人間は、ダメ人間で、美人だからって救われるわけではない。視聴者は、そういうご都合主義のお話を見たいわけではない。

 ジェニファー、つくづくもったいない。



2005年
ダークウオーター 

 日本の仄暗い水の底から2002年(ダークウオーター)黒木瞳のリメイク版。
 原作がホラーという形態で、私が好きでもない映画だった。
 リメイクの必要があるのか?という事で私の評価は厳しいものがあります。


2006年

 デカプリオとの共演


2007年
 邦題 帰らない日々
 2本立てパッケージの上の方の映画です。



2008年
The Day The Earth Stood Still

地球が制止する日
キアヌリーブス主演   1951年同名(邦題 地球の制止する日)映画のリメイク  
SFと言う視点からすると、これも難しい。
リメイクの必要があるか、この作りで、ということ。

ジェニファーの魅力を生かし切れていない。
砂と霧の家もそういう作りだった。
ただきれいな女性ではない、と言うのを描くのだったら、まずは、愛、を描くべきではないか。

そうはいっても、今のシステムで評価が変わるかもしれないので、12月22日BD版をポチりました。



2009年
   邦題 そんな彼なら捨てちゃえば

2009年

9(ナイン)      7(セブン)役


2015年
   ALOFT  米仏西
 鷹匠になった息子と、導師になった母親が20年ぶりに会う、という映画らしい。


2016年
 邦題は、なぜかアメリカン・バーニング
 アメリカン パストラル   パストラルは、田園とか、牧畜という言葉だ。
 
 物語は、1940年代までさかのぼり、宗教で彼の父親と対立しながらも、夫を愛する妻に起こったいろいろな出来事を映し出す。

 その場所が、牧畜をしている田舎なのだった。

 なぜ、アメリカ的な炎上という邦題になるのだろう。 いつもの通り、意味不明。



2017年
スパイダーマン ホームカミング
  カレン(声の出演)

オンリー・ザ・ブレイブ 
  アマンダ・マーシュ 

2018年 48歳

Alita: Battle Angel       アマンダ・マーシュ
 これは、アンドロイドアリータの映画。エロくないのが欠点。
 もしもセクサロイド(セックス人形)がもとで、コマンド(プログラム転換)に戦闘モードがあって、、、という展開なら食いついてくるオタクは多かったかもしれない。(イノセンスみたい)

 Alitaは、少女としては魅力的ではあるけど、つぎはぎのアンドロイドであるが故の肉体味の欠如とか、大人女性的エロスと言う部分が欠如して、戦闘マシーンとして微笑んでしまう、と言うのが私は美味くないと思う。
 
 で、改めて見直してみた。
 
 なんと、ジェニファーそのものがエロさの欠如役だった。
 ロボット修理の主人公の妻役。アリータは、二人の亡くなった娘の治療用ボディを使って再生された。
 医学的治療目的に自分たちの娘のために作ったボディを、おそらく娘の死後大切に保管していたものだろう。
 劇中、ジェニファーが再生アリータの手を見るだけで、「私たちの、、、よね?」と聞いている。
 廃棄物として投棄されていたアリータヘッドを回収。娘のボディを使って再生したのだった。
 
 やはり、ジェニファーコネリーは、役どころが難しいのかもしれない。美人なんだけれど。
 
 で、撮影時期としては、アリータの直後48歳の時にマーベリックの撮影に入ったと推測。
 アリータでは、年齢相応にしわがよった相貌をそのまま描写している。

 逆に、マーベリックでは、トム・クルーズにも施された若返りCGを、ジェニファーにも使用。特に年を取った女性、と言う風には作られていない。 
 CGで修正すると、しわを減らせるのだ。



2022年  

 発売が遅れに遅れたトップガン マーベリック
 ここに登場するジェニファーは、シングルマザーのバーのママ役。
 前作では、名前のみの登場で、前作のケリーが老齢肥満になってしまって出演させられなかったことから、転じたようだ。
 ミュージックボックスからの口説き文句は相変わらず。 
 前作とは関係な時系列からの登場なので、あまり深刻にはならない。

 グースの息子の方が、日本的(東洋的)に引きずりすぎているような作りだ。

 これだけ並べるとAVソフトのページ被ってしまうようだ。

 こうしてみると、ジェニファーコネリーは、その美しさ故、その良さを引き出す脚本、作品、監督に恵まれず、実際本人もクール?演技がへた?で、これはすごい、という作品には登場していないのが、残念賞な女優さんなのかもしれません。
 しかし、その美しさを否定するものでもありません。私としては、もったいないな~、と言う印象が今でも付きまとう美しいお方です。

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 少し長い特集になってしまいました。

 トップガン マーベリックについては、Hivi 冬の号を買ってきたので、中身を見てみると、私の特集と少し差異があるのが分かります。

 メカについてです。登場する飛行機。空母などについての検証があまりない。主に、どうやって再生するかに主眼が置かれていました。

 Hivi 冬の号については、またの機会に。

 価格はこれまでの約倍の1980円。

 私の記事と切り口がこれほど違うのは珍しい。普通、不思議な符合で特集記事内容がかぶるのが多かったHivi。

 と言うか、季刊化で記事量が多くなりすぎて、深堀が全くできなかった、と推測。

 ★内容てんこ盛り過ぎて、消化不良のハイヴィ冬号

 例えば、今号は、マーベリックの魅力、再生がトップ。 
 次に、2022年冬のベストバイ。
 その上、Hiviグランプリまで特集。
 通常であれば、それぞれで一冊の分量がある。

 今回は、季刊Hivi 分冊1号   特別増刊 分冊2号  と、特別増刊 分冊3号   各1080円

 とすれば、全部売れた!  (^^)  うーむ、もったいない。

 特に、今号は、なんとあのAURO3Dの再生にも挑戦していて、その標準再生スタジオのような視聴ルームを実際に作ってしまったケースを紹介している。
 AURO3Dだけでも、1冊分の量になるというもの。 
 
 Hiviさん。来年から月刊に戻しませんか? そして収まりきらなかった各特集を改めて紹介、というのはいかが。

 冬の号のような詰め込み過ぎの消化不良では、行く末は、、、です。  


〇20221218   Hivi 無き後のオーディオ情報

 オーディオアクセサリーの2023年大賞号が出ていたので買って来た。

 こう、全般的にオーディオが見渡せるのは、このオーディオアクセサリと、ブルジョワのステサン誌くらいか?

 調べるとHivi冬号が、12月16日トップガンマーベリック特集で出ているようだ。
 まあ、仕方がないが以前に指摘した横書き右開きは直ってないようだ。


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 今回の特集
 最近 ちょっと見で、のめり込んだ映画が少々あるので、今回は、その紹介をします。

 1.トップガン マーベリック からのジェニファー・コネリー   4KUHD

 2.3月のライオン  4KWOWOW

 3.バットマン・リターンズ   ティム・バートン版  4KUHD

 4.2001: A Space Odyssey    4KUHD

 11月にようやくアンプ群の修理が終わって、通常モードでの視聴ができるようになりました。
 ところが部品交換などをしたコンポは、当然ながら音が変わっている。
 エージングが必要なのだ。

 また、BMIとNBSのパワーケーブル導入で、シネマ視聴環境が激変したのも新たに視聴しようという気になった原因。
 そもそも、今年初めから、フェライトコアノイズフィルターを各所に追加。
 また、ケーブルインシュレーターも追加。
 など画、音とも良くするよう、主にノイズレベルの低減を図ってきた2022年。

 年末に、ようやくパワーアンプが勢ぞろい出来て、そこに、トップガンマーベリック登場である。


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 〇特集 名作・ヒット作劇場   ネタバレありですので、気にする人は読まないでください。
  また、印象、感想はあくまで個人のものですので、このおやぢの趣味世界の話とお考え下さい。
 

  外盤

 1.トップガン マーベリック

   トム・クルーズフィルムが作るものだから、トムがヒーローになるのは当たり前だが、今回は年を取り、教官に挑むというあばれはっちゃくみたいな性格のトムが取り組む、アンチヒーロー、ヒーロー養成の映画、かと思いきや。

 見始めると、相変わらずやんちゃな性格はそのまま。前回恋人のケリー・マクギリスは年齢劣化がはなはだしかったのか、登場せず。
 対して、病気で死んでしまうほぼ同年齢の将軍アイスを演じるヴァルキルマーは、年相応。
 そんな中、私より10歳年下1970年生まれ、映画撮影時48歳のジェニファー・コネリーが抜擢された。彼女は、欧米人にしては年齢に対する相貌の変化が良いタイプの女優であった。日本人は、そういう意味では美魔女の宝庫である。吉永小百合は60歳を超えてもあの美しさである。人種の差か、食べているものが違うのであろうか。

 画質  素晴らしい。ただ、戦闘シーンのほとんどがCG合成である。

 音質  サラウンド音声に十分な練り込みがしてあるようで、上記Hivi冬の号には、その音響の出し方を、様々なコンポ、部屋を使って紹介しているようだ。

 メカ    F/A-18 E/F  Eが単座。Fが複座型。   F・A-18 C/Dの拡大版。ホーネットに対し、スーパーホーネットの愛称

    F-16と F-2の関係に似ているが、、、
 フォルムを見ると、映画に出ているのはスーパーホーネットの方かと思う。
 

 特撮  4KカメラをF-18コクピットに設置しての撮影。
  
 そこで、トム・クルーズはパイロットなのだが、実機飛行中に操縦桿を握るわけにはいかないので、ナビゲータ席に座るのだが、そのコクピット映像は、パイロットなのだが後席(ナビ席)という所に違和感がわく。
 この辺が、公開延期、発売延期になっていた原因なのかも。


 また、ラストの敵機、Su57 (アメリカのF-35みたいな形状の)は第5世代機。例のひらひら舞う飛び方ができる機体。

 また、感涙もののF-14。なぜか敵基地バンカーに収納されており、事前の絨毯爆撃でも破壊されていなかった。(しかし、古い機体なので、敵側も運用して迎撃に出ることを考えなかった。)結果オーライ。トム・クルーズの映画だからOK!

 で、昔馴らしたF-14を駆って、新鋭Su57との戦闘。F-14は第三世代の飛行機。Su57とは実力が違いすぎる。
 グースの息子が、無理じゃない?というが、なんと劇中でトムが教官として言っていた、戦闘で生き残るのは、機体ではない、パイロットなのだ。
 と言うのを、実践して見せた感動シーン。
 実は、この新鋭機との戦闘シーンは、全CGだ。

 と言うのは、Su57 はF-35 と同様最新鋭機。F-35でさえ機密事項が多くコクピットの撮影は許可されない。ましてや、ロシアのSu57は、まだ情報不足のため、実機を使えなかったというわけ。

 果たして、敵の核物質保管施設の爆破(デススター破壊攻撃と同じ!)に成功したF-18(F/A-18 多分F) 編隊の運命はいかに!というクライマックスに至る。

 ジェニファー編は、次回へ続く、、、







 2.3月のライオン  4KWOWOW

  通常放送の3月のライオンは、それほど感動するものではなかった記憶がありました。
  ところが、4K放送されると知り、DRで録画。 
  すると、4Kの威力で、俳優の演技の再現度が爆上がり。
  涙か汗か鼻水か。震える気持ちにささ毛立つ産毛。メガネの曇り度合い、輝き度合い。メガネのレンズの向こうの空気感。さらには、そのレンズの前に存在している物体の存在にも気が行く作り。
  それぞれが緻密に表現される。
  これまでのフォーマットではそれが伝わりにくかったのだろう。
  
 3月のライオン  2017年日本の映画

  豊川悦司、前田吟、佐々木蔵之介、伊藤英明、高橋一生、中村倫也、神木隆之介、とにかく俳優の演技力のすさまじさが伝わって来る。将棋を知らない私でも、闘って、負けそう、勝てそう、苦しい、という感情にやすやすと移入することができる。

 染谷将太がわからなかったが、調べると、、、

 大親友のスナック甘いもの食いまくりで病気になっている肥満児セレブ二階堂晴信役。リムジンを足代わりに使用するお金持ちの家の子をこれも名演してる。何だこの映画は!
 
 女優陣も見事。
 なにより、障害のある高校生が看護師をめざすドラマ「透明なゆりかご」(2018)で、私が注目した清原果那が既に見事に花開いていた。
 
 二流どまりだった倉科カナが、見事な大人の女性。
 有村架純が山あり谷ありを乗り越えるオンナを演じた。その子供時代を演じた子役もすごかったが。
 
 監督は、大友啓史

 原作は見ていないけれど、映画で短縮したのが良いと思う。と言っても前後編の長編だが。

 ラストも、えーなんで!?という変な終わり方をする映画が多い中、このラストは思い切りが良い。
 何より対戦相手が、加瀬亮。イケメンではないけれどその演技はその個性を消し去り、羽生をモチーフにしたであろう「昔」若き天才棋士、その姿を見事に演じている。あえて、素人っぽさを残す見事な演技。本物の棋士が出ているかのようないでたち。凄い。

 4K画質、また4KWOWOWは音声の規格が通常BS放送より良くなっており、音が良いのが特徴。
 これで見ると、作品が違って見える、と言う好例となりました。


 3.バットマン リターンズ ティムバートン版 1992年  4KUHD
   ザ・バットマンでリアルすぎるくらいリアルに描かれたバットマン世界。げっぷが出そうなので、ティムバートン版でリフレッシュ。 (^^)
   4KUHDで見ると、その作り込みのすごさが際立ってわかる。
  
   マイケル・キートン ミッシェル・ファイファー 

   ミッシェル・ファイファーがキャットウーマン役を、、、これがすごい。よわっちい女ではないけれど、たくましく超強いスーパーウーマンではない。
   そこらへんのさじ加減が大人なティムバートン流。

   4Kで見てほしい映画


 4.2001年宇宙の旅  1968年

  4KUHD 

  1968年初版劇場公開を自分一人でいわき平の聚楽館で見て以来、小説を読んで、色々解説を聞いて、2001年を理解しようとしてきました。
  そもそも旅と言うのは、目的地終着点があり、そこから戻ってくることと考えていました。

  そうすると、2001年は、木星-モノリス-(スターゲイト)-異世界の洋式部屋(ホテルの一室)-わけのわからない終わり方。なので旅ではないのではないか、と。

  2022年になってまた解説動画などを見たりして、ようやく、謎が解けました。2001年は難解、謎があるから魅力的だったのか!?と言う感じです。謎が無くなったら、へえ、そうなんですか。という映画になってしまいやしないかと逆に心配になります。

 HALが反乱を起こした理由は、ACクラークの小説に描かれました。

 木星のモノリスから光の描写=スターゲイトを通って異星人の元へ到着。
 ある解説では、そのホテルは、異星人がボーマン船長の意識にある一番良い景色、部屋の記憶を具象化したものだというのです。
 そこで、異星人は人間を勉強し、オーバーロードとして地球を破壊、または人類を抹殺するのをやめ、(エヴァンゲリヲンやシンウルトラマン、巨神兵のようなもの。ACクラークは都市と星にそのオーバーロードを描いています。)ボーマン船長をスターチャイルド=人類の保護者、監視者として地球へ戻した、という事です。

 この辺が、旅、という事への符合なわけです。邦名を付けた人は、これを知っていて付けたのでしょうか?今となってはわかりませんね。

 映像  素晴らしい。ミニチュアのライトニングが絶妙。光が当たるところはまぶしく光る。
 空気がない宇宙なので散乱光、照り返しなどがない影の部分は真っ黒。
 このコントラストがこれまでになくすごい。


 音声  無音の表現が素晴らしい。ノイズフロアーが十分に下がっていないと、この無音感はでない。


 以下 次号へ続く、、、!?

 


〇20221203   なんと12月

 時間が駆け足に去っていく。師走は、人が走るものではなく、時間が走るものなのではないか、と考える今日この頃。

 FMを聴いていた。東京FMの大人のラジオアレクザンドリア。

 MCはロバートハリス。
 
 FM補完とか、他のローカル番組とは一線を画す落ち着いた語り口の効いていられるラジオだった。

 エピソードは、容姿と性格ギャップについて。24歳の娘がいる某氏。風貌は昔ヤンキー、今は普通のおじさん。ところがサングラスをかけると雰囲気が今もヤンキーに見えるらしい。大学時代の娘のダンスかミュージカル演目の発表会に行くと、娘の同級生たちがひそひそと業界関係者じゃねー?と言っていると、父親がどうみられているかわかっている娘が、あ、あれきっとわたしの父親と思うよ、と。僕はそんな娘のクールなところが好きなんですけどね。
 軽妙な語り口。

 聴きはじめにかかったのが、マイケルフランクスのアントニオズソング(1977)。
 懐かし。マイケルフランクスを聴くと、雨の日にコーヒーを飲むときに聴くとちょっと背伸びして大人を感じることができた。
 
 
 夜中にやっている複数のパーソナリティがいて、バックグラウンドでぎゃはぎゃはぎゃはと笑い声を入れる番組は聞きたくない。
 小沢昭一、永六輔など大人のパーソナリティがいなくなって寂しい限りだったが、うれしい発見をしたものだ。  (^^)


〇 20221126   Hivi 2022秋号   9月26日発売


 季刊となったHivi 初の秋号が発売された。
 

 どんな編集になっているのか楽しみにしていた久しぶりのHiviであった。

 その期待は、見事に裏切られた。
 最大の失敗は、左開きである。
 なんと横書きの左開きになってしまった。
 日本語は、上から下に向かって目の動きに楽なように配置されるのが普通。
 例としては、新聞、国語の教科書、文庫本など。
 縦書きで右から左に進んでいく右開きが感覚的に合っている。

 文章の構成も、特集、何が言いたいのか。その表現として、縦書き、段落、区切りなどでの表現は、編集者の腕の見せ所だったはず。

 横書きの文章は、ワードで作りました、っていう感じがして、楽しめないのだ。これは圧倒的改悪。

 そのため、何が中心に特集。これが良いから記事にする、という焦点がぼやけて、単なる文章の羅列に終わっている観がある。

 そして、一覧=目次=から自分の読みたいこと、知りたいことを直感的に探すことができるの縦書き+目次の特徴なのだが、項目数が異常に多くなり、やはり行きたい(読みたい、見たい)ところに行きつくのにストレスが溜まりやすい。

 参考までに、Hivi2022秋号の目次ページを作ってみました。

 この内容だと、目次で、この雑誌が何が言いたいのかよくわからない。
 例えば、週刊誌は縦書き。
 最近の週刊ポストなどは、女の子の写真表紙を捨てて、中身が一目でわかる表紙に変更してある。
 対して、Hiviのこの目次は、非常に羅列的。
 ページは左開きで一覧しようとしても、感覚的におかしなことになりやすい。
 
 まずは残念な季刊第一号であった。


 ● モデル9DC 修理戻り

 今年の春先、リアのモデル8SPがコンデンサーブローの故障で修理に半年かかった事案がありました。
 それとほぼ同時期に、実は、フロントのモデル9DCも、クリーニング中に電源線をアンプ部リアパネル端子でショートさせてしまい、音は出るけど電源SWでONOFFできない不良現象になっていたのでした。

 某修理業者で半年、高額修理だったので、こちらのMODEL9DCは、太陽インターナショナル(元の大場商事)のサービスに、販売店エスアイエスを通して修理に出すことにしました。
 ちょうどその時、エスアイエスで永らく営業担当をしていた角さんが亡くなってしまった弔事がありましたが、なんとか社長と話をつけて、モデル9DCを箱詰め、発送しました。

 折しも東京インターショー開催時期と重なったため、またも修理が長期化するかと思われたのですが、なんとか修理完了して戻ってきました。

 9月18日ころ、代わりのアンプ1を入れた。


11月13日戻ったモデル9DC
 
 専用輸送箱で約50キロ。まだこのくらいは動かせる。
 最近、ほこりがすごい。何が原因かわからない。以前は、遮光カーテンの劣化で、白い粉が出るのだと思って、窓のペアガラス化とともに、アルミパネル雨戸にし、遮光カーテンを撤去したのだった。ところが、相変わらず白い微粒子ホコリが出ている。
 これは一体?

 セッティングするときに、そのホコリもクリーニングしました。何しろ、この後ろの方は5年以上雑巾がけをしていない。
 地震がある度に誇りが蓄積したものもある。それ以上に、数ミリ単位で合わせたスピーカーの位置がばらばらに、おまけにアンプの位置もずれる。
 
 どうせずれるのだったらもうどうでも良くなって、場所を適当に合わせる。


 
 プロジェクター光に反射するので、スピーカーのサランネットで防光。
 各ケーブルは、木製インシュレーターでモノレール状にセッティング。

 ケーブルを接続して、さあ音だし!と聞き始めると、目ぼけた音でがっかり、、、それもそうだ。
 2か月電源を外していたので、バッテリーも放電していたのだろう。
 しばらく音出しをしていると、以前の音に戻ってくるのが分かる。 ああよかった。

 
 ● T-S1100 ヤマハ

 FM/AMチューナーヤマハS1100 を音出ししてみた。

 一番下は修理待ちのZX9。

 AURO3D用に準備しているアンプとスピーカーを利用して、FMチューナーをセッティング。
 これも、始めは、チューナーもそうだろうが、スピーカー、アンプがしばらく音出ししていなかったために、呆けた音だ。
 ましてや、このアンプ1は方チャンだけガンガン鳴らしていたのだから、LRのバランスが悪くなっていたのは仕方がない。
 という事で、音出しに最適、FMをずっとかけっぱなしにしてみた。

 すると、このアンプとスピーカー、なかなか良い音で鳴る。
 ヤマハのS1100のFMの音が良い、と言うのもその要因なのだろう。
 通常ラジオで聞いている音とはかなり違う低域、高域が良く出ているご機嫌な音が出るようになった。

 このスピーカーは、1990年頃ナカミチで輸入代理店をして販売していたB&WのCM1と言うスピーカー。現行モデルCM1とは違うもの。
 CMは、コンパクトモニターの略なのだろう。

 アンプは、40年前のインテグレーテッドアンプではあるが、結構鳴る製品であった。
 こんなに音良かったっけ?と言うくらいだ。
 このアンプ本体は、色々あって、裏磐梯のゲストハウスサンディーズのAVシステムで10年以上リアのB&W805シグネチャーを鳴らしてしたもの。
 音の出方がおかしい、いや新しいアンプを買ったから返すと、私の元に戻って来たもの。
 各SW、ボリュームガリ取りなどメンテをしたのだが、まだ接触不良の部分がある。この辺りを直してAURO3Dのトップスピーカーシステムに組み込む予定。
  


〇20221010    何と10月

 10月初めに、オーディオの展示販売イベントに行ってきた。
 

 T-S1100  YMAHAのチューナーをゲット。

 現在、自分が使っているケンウッドの3030はサブシステム用。
 AVアンプにチューナーが入っているコンポの場合、ちょい聞きには不便はなかった。
 が、今回導入したAVルームのX6700H には、なんとチューナーは入っていない。
 下位のX4700Hには入っているのに。

 AVルームにラジオはあるが、ステレオ出力がないので、メインシステムでは聴けない。
 
 と言うわけで、たまたま行ったイベント会場で、運命の出会いとなった。
 こんなこともあるもの。レアの単品チューナーの美品中古が目の前にあるのだから。
 
  YAMAHA T-S1100。
 FM,AMチューナー。
 なんとFMチューナーとしては、上位機種アキュフェーズのモノしかない現在の状況。
 
 この手のコンポは、付属電源ケーブルが貧弱で、それを変えると音が激変するもの。
 それをヤマハは企画に組み込み、このクラスのコンポとしては珍しいACインレット=電源ケーブル変更を前提とする=付きにするコンセプトなのだな。

 レッグは気合を入れてある。レッグを変えると音が変化するのは常識。
 天板の制振も音が変わるがあまり過激にやると音が死ぬ傾向にある。
 これも、製品筐体の高剛性を図ることで対処しているらしい。基本アルミの弁当箱みたいなチューナーが多かった(バリコンチューナーは除く)が、この製品は5,8キロある。
 音を聴きながらいろいろいじってみる。

 AMはアンテナが命。付属のループアンテナでは満足な受信ができないことになっている。
 FMは、このためにFMアンテナを上げている。キチンとF接栓にして接続。
 
 そんなこんなをすると音はよくなるはず。

 現在置き場所片付け中。 さてどんな音がするか。

 


〇20220923  秋分の日   

 暑い寒いの繰り返しが、相当寒くなった9月22日。
 福島の最低気温が11℃くらいになりました。

 ブルーレイディスクの整理をしました。
 2K もので、後から新リマスターものや4K盤が出た場合、2Kは処分するようになり分けです。

 今回は、ガメラ。
 今を時めくカドカワのガメラ。最終保存版 昭和ガメラと平成ガメラのボックスセット。

 最近、アロー社から昭和平成ガメラのリマスターのカラフルなボックスセットが発売されました。

 それの直前に角川から平成ガメラの4K版1・2・3。昭和シリーズは4Kリマスターはきついらしいです。

 それぞれオリジナルと比較して、残すセットを検討しました。

 
 左 角川の昭和ガメラセット  右 アロー社の一枚に2-3作詰め込んである新製品。
 下の4K平成ガメラが発売されたので、アロー社の平成ガメラは購入しておりません。

 
 
 左 角川の平成ガメラボックスセット    右  角川の平成ガメラ3部作 4K版

 さてどのような違いがあったか、、、続く
 


〇20220920    グリース 4KUHD

 


 高校生の青春ムービーという宣伝文句だったが、見始めると、全員大学生以上の大人に見える。
 
 調べると、この時オリビアニュートンジョン30歳。トラボルタが24歳。

 高校生の青春映画ではなく、ミュージカル映画「グリース」なのだった。
 
 この辺をはき違えると評価が真逆になる。

 オリビア・ニュートンジョン   1948.9.26 ~ 2022.8.8
 グリースは、1978年の映画だから30歳。
 ジョン・トラボルタ    1954.2.18 ~     サタデイナイトフィーバー 1977年 時  23歳。
 グリースで24歳。

 逆に30歳のオリビアが美魔女だったわけで。

 最後は、車で空に飛んで行ってしまうというファンタジーなエンディング。

 そんなわけで、このジャケ写というか、画。 わざと精細度をおとしてイラスト化している。
 青春の一ページは、遠くこのような一枚の画になったのだな~、という事を表現しているのだろう。 なかなか粋な演出だ。
 


〇20220919   敬老の日

 誰も還暦+2のじじいを敬ってくれないので、調べるといつの間にか、老人は65歳以上になっているらしい。
 どうも、年金支給年齢に関連しているらしいが、こんなご都合主義も最近の世の中の政治と密接に関連しているのだろうな。

 かなり以前から、アメリカアマゾンに予約を入れていた、トップガンマーベリックが、ようやく発売日が公表された。
 2022年11月1日。

 これは日本国内ブルーレイと同じ発売日だ。
 私の予約したのは4KUHD版。

 この辺になにか大人の事情がありそうな気がする。

 元々は2020年に公開されるはずで、同年4Kディスクも発売される見込みだった。
 ところが、コビド19騒ぎのせいで製作が遅延。公開する映画館も入場規制されていた、という事情があり、さらに、最近の中華の世界侵略、世界制覇の野望と、2022年北京オリンピックからのウ露戦争の勃発。これが、米軍の最新F18 の実写シーンがバンバン写っている代物だったので、公開が遅くなり、合わせて4Kディスクも発売が遅れた。
 解像度が高いソフトだと、隅々まで詳細に写って(見えて)しまうので、どうしても最新兵器が写る映画は米国防省が黙っちゃいなかったのだろう。
 実写だから戦闘能力も分かっちゃうくらいのすごい作りだったのが仇になったわけだ。

 いずれのせよ、映画館で見た人はかなりの数に上るわけで、そのロングランも続いたから、さらにディスクメディアは先延ばしになった、と言うわけだ。
 あー大人は面倒くさいね。  (^^)


 オリビアニュートンジョンを偲んで。

 グリース 40周年記念 4HUHD盤   続く

 


〇20220918    フロントモデル9DC 修理

 今度は、フロントモデル9DCの修理で、左チャンネルの音が出ない状態になってしまう事態に。
 
 2月頃、端子クリーニングの作業ミスで、モデル9DCのDCケーブルをアンプ部の端子にショートさせてしまったのだ。
 電源SWで電源が切れず、またヒートシンクの定温機能が壊れてしまったようだった。

 裏面ブレーカーでONOFFし、音も出ていたのでこれまで使って来たが、モデル8SPが修理から戻ってきたら修理に出そうとしていたのが、肝心のモデル8が直って来なかったので9月になってしまった。

 モデル8SPを修理した業者は避けて、旧大場商事現太陽インターに修理に出すのを、東京のS社に相談。快く仲介を引き受けて頂いた。K社長ありがとうございます。

 で、17日佐川に連絡すると当日集荷に来てもらえた。佐川さんありがとうございます!
 
 で、フロントが片チャン音が出ないのは致命的なので、ここはちゃちゃっと音を出す。
 ナカミチのIA1を持って来て、片チャンのみ使用で音を出す。

 BTL接続でモノ使用も出来たが、めんどいので片チャン使用とした。

急遽ピンチヒッターのナカミチIA-1 プリメインアンプ
 IA-1は、発売時99800円。
 シンプル回路構成。ハーモニックタイムアライメントという位相を重視した音作り。
 パワトラ片チャン4個。ヴォリュームはリモコン操作時モーターで回すアナログ。
 それでいて、価格相対的に大きな電源トランス、電解コンデンサー、とその当時としてはまじめに作ったアンプだった。

 ボリューム角度的には、11時半位でモデル9DCとほぼ同じ音量になる。
 聴感で位相を判定。

 この時、エージングを掛けていたBNCブラックラベルⅡのアンプを一日切っておいた。フロントモデル9DCを外すので全部電源SWを切っていたのだった。

 それを、このナカミチアンプを入れたときに、再度電源を入れて音出しした時、何だかわけのわからない音になっていた。
 むむむ。ナカミチのアンプが悪いのか?いや違う、他のスピーカーから出るべき音が出ていない。
 なぜだ?

 各電源ケーブル、接続ケーブル、プリアンプをチェックするもそれらしき間違いは見当たらない。

 ほっておいてしばらく聴いていると音がなじんできた。
 はっと理解した。エージング中だったブラックラベルⅡがいったん電源を切ったのでもそもそした音に戻ってしまったのだ。
 で、エージングが進んでくると以前のハイパフォーマンスに戻る。
 これは、BMIのケーブルにも起こるという事が今回分かった。
 BMIもNBSも、電源再投入の場合は、しばらく=40分以上音がめざめるのに時間がかかる、という事が判明した。

 で、ナカミチの実力は、、、

 と引っ張っても仕方がないので、結論。

 質が違う。

 そうだろうな。ジェフとの価格差16倍以上。重量で10倍以上の差がある。
 比較するのが無理、というもの。音は確かに出ている。しかし。音の実体というか、私はボディと表現しているけど、ナカミチはアニメの2次元的、平面的、輪郭が表現される系の音。
 ジェフは、歌う人がいるとすれば、その人の体型、体調、体温、汗、唇の塗れ具合、楽器でいえば弦の調子、楽器の湿り具合、空気の乾燥度合い、マイクの性能などなどが、目に見えるような表現をするのだ。

 アンプを換えるとそういうことが改めて実感するのだった。
 


〇20220915   モデル8SP戻る

 修理で3月から修理に出していたMODEL8SPが、9月15日ようやく戻って来た。
 リアの音無で半年はきつかった。ちょいちょいやると音は出たのだが、その気にならない=モチベーションが上がらない日々が続いてしまったのだった。(地震災害確認)

 
 定位置にセッティングしたMODEL8SP
 それにしてもこのホコリはいったいどこから出てくるのだろう。
 防炎、遮光カーテンが原因だとして、カーテンを撤去しても、白い粒子の出方はほぼ変わらなかったのだ。
 カーテンは、洗濯してまた吊るそうか、と考える最近。ガラスむき出しだと中高域の反射がきつくなる。

 ソファー、座布団マット、他なのだろうけれど、白い粒子がどんどん出てくるのは嫌らしい。

 花粉ほどではないが、目がちかちかするし、のどもイライラする。

 最近は、昔ながらの雑巾がけを励行するようにしている。ホコリは出るもんだ、と思うようにして、掃除をこまめに、と言う対応。
 出所に悩むより、掃除すれば良いじゃん、と考える方が精神的に良いね。

 さて、本体周囲と各端子部をクリーニングして、結線、そしておそるおそる通電する。
 ここのパワーケーブルは20アンペアとかの仕様で、一般的ではないプラグ形状。ゴールデンリファレンスからは換えられない。



 音出し
 音を出してみると、流石に手間暇かけただけのことがあって、問題なし。 
 内部は、MODEL8SPのページにトップカバーを外した内部写真があるので、それを参照してください。

 AVC-X6700Hで、オーデッシー再測定。全てのチャンネルから音が出るのは素敵なことだ。
 で、調整した音で聴くサラウンド音声は素晴らしい。
 
 こんなに良い音だったか、と思うのも、フロントエンドのプレーヤーにBMIのオーシャニックステートメント。AVアンプにNBSのブラックラベルⅡパワーケーブルを持ってきたのが効いているのだった。

 今年に入ってから、仮想アースでノイズフロアーの低減を図って来た。その効果は大きく、そこに新パワーケーブルを入れると、その本来の性能がどんどん引き出されるのである。
 ブルーレイ、4KUHDともに素晴らしい。アトモス、DTS-X、それにAURO2Dもかなりの水準に向上している。
 AURO2Dと書いたが、誤りではない。
 我AVルームはAURO3Dには、スピーカー配置が足りないのだ。トップオブトップと私が呼んでいる、頭上スピーカーの2つ。
 これを追加して測定すると、3D(3次元的)になる(と推測している)。

 トップオブトップのスピーカー配置は、自分の頭の直上と、30度くらい前方の天井に配置するスピーカーだ。
 これで、9.1チャンネルが11.1チャンネルになる。
 
 出発が、フロント、センター、リア+SWの5.1chサラウンド配置。
 これにトップスピーカー4chを加え、現状9.1chになっている。
 これで、アトモス、DTS-Xが再生できていた。

 ここにAURO3D対応のデノンAVC-X6700Hを導入。9.1chだと、AURO3Dにはならず、AURO2D表示での再生になる。
 デノンのオーデッシーは、X6700HでマルチEQ XT32  という音場補正プログラムに進化している。
 
 昔のデノンマランツ、インテグラに搭載されていたオーデッシーとは雲泥の差があると感じる。

 SW2本の場合でも、測定、音量、距離の補正とイコライジングを行う、Sub EQ HTを搭載しているというから、この効果も試してみたい。

 と、いったんフルラインナップに戻った我システムであったが、、、
 


〇20220831    ブラックラベル2 慣らし込み


 壁コン―オーディオかもん特製電源ケーブル(オーディオクエストの銀メッキもの)―自作タップ (ハッブル+PADコンセント)今回はPADコンセントから―ブラックラベルⅡ―デノン X6700H

 PADドミナスが定位置だった所に、ブラックラベルⅡを挿入。。

 前回BMIに替えてみて、ケーブルによる違いを痛感したので、IK氏が主張するAVアンプ系にはBMIよりはNBSケーブル!を実践してみよう、というもの。

 音質傾向を並べてみる。

 1.ゴールデンリファレンス     一見ドンシャリ型で華やかだが、中低域の量感はあるが、ごりごりした力強さがない。
                      シャリシャリも切れ込むようなシャープさは少ない。

 2.ドミナス   中低域に独特の響きが生まれるが、これが癖になる美味しさ。肉感的とでも言おうか。

 3.オーシャニックステートメント  広大な音場+奥行き+高さに、正確な音像。まじめすぎるきらいがあるが、その精緻さがけた違いにハイレベル。質感も高い。

 4.ブラックラベルⅡ   広大な音場+奥行き+高さの倍掛けに、ワイドレンジなのに薄くならない実体感を伴う音像が「3D的」に定位。
                
  オーシャニックもブラックラベルも、基本位相をアジャストした(ウイルソンのような)SPシステムに当てるとその威力を最大限に発揮すると思う。

  (つまりSPのセッティングをきちんと追い込んだシステムで話を始めよう、ということ)

  この比較に至ったきっかけを作ってくれたIK氏、輸入のK氏に感謝します!   (^^)

  特に、資金、予算がない時(2019年ころ)に、両ハイエンドケーブルを紹介してくれたIK氏は、学生の時福島のオーディオショップNやでバイトした40年前からの友人。
 まさか、お互い還暦のころまでオーディオ好きが続いているとは、20代のころは思ってもいなかったのだな。

 で、まさか3年前に見聞きしたハイエンドケーブルが我が家にやってくるとはつゆとも思わなかった。実は、PADドミナスで打ち止め、と考えていたからだった。
 薄い延し板のようなバルハラを聞いたときはこれはすごいとは思ったけど、とても購入できる金額ではなかった。
 その辺の出来事も昔の雑記帳に書いてると思う。


 さて、本題のブラックラベル2の視聴記 その1

 ソフト インターステラー 4KUHD

 このソフトは超低域がばりばり入っているSF映画である。
 低域チェックに最適ではあるが、自然音、環境音それぞれの擬音(サウンドイフェクト)が超優秀。
 音声はDTSHD。DTSXやAURO3Dで聴きたいものだが、ないものはしょうがない。

 電源ケーブルリファレンスPADドミナスに換えての視聴。


 序盤のサターンVロケットで打ち上げのシーンのロケットエンジンの轟音は、いままで聴いた事のない芯のあるもの。
 かつ、SPを感じさせない包囲(サラウンド、ただし現在はリア無し)効果音がすごい。耳をつんざく痛烈な音。
 音量もこれまでのレベルより高い(X6700Hで60。通常45、出しても50)レベルだった。
 インターステラーはダイナミックレンジが超広大なので、ボリュームを上げてしまいがちなのだった。
 
 歪が少ないと、音量を上げてもうるさくならないのだ。

 で、成層圏を脱して、空気が無くなるといきなり無音が訪れる。
 静寂という無音表現は、これも難しいもの。インターステラーでは、ロケットエンジンの大轟音+振動から一転無音にすることにより、ひりひりする真空、低温の宇宙空間を瞬時に切り替えて見る者を異世界に誘う。
 ドミナスでも、無音表現にはなっていたが、ブラックラベルは基本的にSNが良いケーブルとみえて、ほぼ無音を実現。

 ゴゴゴゴ!!!+振動から、すっと無音の宇宙空間。このサウンドデザインは秀逸。(気分的には重力からも開放されて無重力になった気分になる)

 SNが悪い電源ケーブルだと、なにやらかさこそ、空気の動く音とか(意図的に仕込まれている空調機器などの効果音は別にして)聴こえてしまう。
 ところが、ブラックラベルは、まさに無音。素晴らしい。

 続いてドッキングシークエンスに移行。
 顔は平然としているが、手のひらが緊張して汗が目に見えるような無音の音響効果に酔いしれてしまう。
 
 ブラックラベルの凄さの片鱗を見た思いだ。

 まだ音にすこし固さが残っているが、さらにエージングを進行させればさらに良くなる可能性があると予感できる。

 ブラックラベルⅡの上級機の話もちらほら聞こえてくるが、まずはブラックラベルの実力を確認してみたい。

 早くモデル8戻って来ないかな~。
 


〇 20220830    8月の終わりにブラックラベルⅡ


 8月も末になったこのころ、気が付くと以前は明るかった午後7時は、もう薄暗い。
 同じく、午前4時には明るかったが、いまや4時半過ぎですこし明るくなると言った塩梅である。

 仕事上明るいうちは仕事していてよい、と多少時間を後ろにずらしても後ろめたくなかったのだが、最近はそうもいかなくなった。

 この夏は、異常に、暑い!大雨!が降る、などなど屋外のイベントにはかなり条件が悪かった。
 自転車もバイクも、例年の4分の1以下の乗車率だ。

 この8月、前回BMIのオーシャニックステートメントでお世話になった業者Kさんに再びアクセス。
 IK氏にパワーケーブルについて助言をもらっていたのは、実は2年も前の事だった。
 今年、BMIのケーブルを入手したのは、その2年前の話からのもの。
 実際に見るのと、聞くのでは全然話が違うのだった。

 BMIはすごい、と言う話から、効果の見込めるBMIをまず入手したのだが、それもIK氏の取引先Sで、たまたまBMIの出物があったからの話。
 中古で良いから、と言っていたものが、実際我システムに組み込んでみると、そのすごさが一目(一聴)瞭然。

 そうしたら、中古じゃなく新品で良いからBMIがほしい!と相成ったわけ。

 実際に組み込んでみると、ちょっと違う。
 それが、2年前のIK氏との会話で、その件はすでに話し合っていたのだった。BMIのケーブルは~。(別項参照)
 アンプ系に使うのだったら、ばきばき(力強い)NBSの方が良いよ、と。

 BMIを実証確認していたから、今回NBSブラックラベルを即導入することにした。
 ケーブル店K氏(いつものKK商店のKK氏とは違う人物、伏字ですみません)に相談すると、IK氏がほめていたブラックラベルがすこし安価で入手できるという。実際は約一か月かかったが、リアのモデル9が修理で戻ってないために、急いではいなかった。

 8月末、我が家にやって来たNBS ブラックラベルⅡ。

 画像をクリックするとブラックラベルⅡのページにとびます。
 
 エージングが必要だとは分かっているが、メーカーでも300時間は必要と言っている。
 24時間通電で2週間か。
 まずは、違いの分かりやすいセンターchのアンプに使ってみる。
 PADシステムエンハンサーを3回リピート演奏。
 その後、センターチャンネルの充実したBS4Kものを一晩再生。

 
 壁コン―ブラックラベルⅡ―センターモノ真空管アンプ プロローグ6―ゴールデンリファレンスSPケーブル―ウオッチセンター


 すると、徐々に音の目が覚めていくのが聴き取れる。
 まだ、少し硬いけれど、エージング後の姿が見えるようなハイエンド特有の素質の良さが分かる。
 
 次に、AVアンプのX6700Hに接続。
 これまで、カルダスゴールデンリファレンス、PADドミナス、BMIオーシャニックステートメントと試聴してみて、ドミナスに戻していたもの。
 NBSブラックラベルⅡの価格帯は、たまたまドミナス、オーシャニックステートメントとほぼ同じ。
 新品価格は知らないが、この辺はあってないようなものか。私は、オーディオはずっと中古人生だから、特に新品にはこだわるところはない。
 BMIのホームページで、オーシャニックステートメントの価格を見ると、常軌を逸する金額が書いてある。もちろんその金額で入手したわけではない。 (別項参照)

 さて、X6700HにつないだブラックラベルⅡ。

 一聴して、BMIに似た、スピーカーの存在が無くなる音場を作るタイプと見た。
 電源ケーブルで、サウンドステージががらがら変わるのがハイエンドの世界なのか?
 これは面白い。

 そのレヴューは、、、  (つづく) 
  


〇02000730   ウイルスミス  

 邦題の付け方がまたひどい作品が出た。
 最近では、ミスターノーバディ、ミラベルなど本当にその作品を見たことがあるのか、というひどい邦題が目白押しだった。

 ドリームプラン   タイトルのみを見ていると何の事かわからない。夢の計画?

原題は、キング リチャード  つまりヴィーナス セリーナの父親のお話だった。
 キング リチャード

 それがウイルスミスの新作と知り見てみたくなり、ディスクをプレーヤーに掛けた。

 有無、面白い。
 ウイルスミスは以前「しあわせの力」というホームドラマ映画で、実の息子ジェイデンと共演し医療機器を売る父の役で好演していた。
 このドリームプランは、予備知識なしで見始めたのだが、ビーナス、セリーナという名前を連呼するので、テニス好きのなんちゃっておやじの物語かと思っていると、いやはや、リアルのビーナス、セリーナの父親のお話だった。

 だから、原題は、「KING RICHARD」  キング リチャード。
 
 ビーナス、セリーナ・ウイリアムスの父親の物語だったのだ。
 ウイルスミスの演技が、実にすごい。終了間際に、リアルの映像が映されるが、ひげの風貌、背中からの上体のゆらゆらする動き、話し方などリアルのリチャード氏を、ウイルスミスはよく研究している。
 本物のウイルスミスは、こんなにむさくるしくない。他のSF作品のスマートさは影を潜め、ある強靭な意思をもち、天才テニスプレーヤーを育て上げる父親の姿を強烈に演じているのだ。

 だからこそ、2022年のアカデミー賞のあの事件になったのだと小生は推測する。

 暴力は絶対ダメだ、という建前論が横行しているようだが、このキング・リチャードを見てから論じようではないか。

 キング・リチャードは、天才ビーナスとセリーナを、そして家族を高みに導くために、計画(プラン)を書き記し、実行し、実現した。
 だから家族は絶対に守らなければならない対象なのだ。

 そこに、アカデミー賞でMCが、ウイルスミスの奥さんの円形脱毛症の治療で坊主にしている姿を揶揄って、GIジェーン2をみたいよ、と発言したのだ。男は、自分の事は何と言われようが、別に気にしないが、その対象が愛する家族である場合は、それに対し、絶対戦うのだ。
 だから、ウイルは無言でMCに近づき、ぺたっ!とびんたを飛ばした。
 メディアでは、張り手、と表現しているが、張り手はこんなものではない。

 キングリチャードでは、ビーナス、セリーナを犯しちゃうぞと言ったチンピラを、拳銃を持って殺しに行ったのだ。結果は、素行の悪さが祟って別の人物(グループ)に銃撃された。リチャード氏は危うく犯罪者(殺人者)になるところを救われた。エホバの証人の信者だったから神様が見ていたのかもしれない。この宗教観、当時の黒人の扱い、扱われ方の「時代」を研究しないと理解は難しいのかもしれない。

 いずれにせよ、現実のアカデミー賞の受賞セレモニーのプレゼンター(MC)が、劇中のような家族に危害を加える言動をするのは、そのMCがいけない。なぜ、アメリカのメディアは、ウイルスミスをあそこまで陥れるのか、不明だ。

 参考までに、アメリカでの反応を解説したサイトがあるので、紹介しておこう。これは、そのサイトの考え方だ。あくまで、参考に。

   画像をクリックするとリンクに飛びます。リンクの記事が生きている間は読むことが出来ます。
 びんたをした後、キング リチャードで主演男優賞を受賞したウイル。びんた事件で視聴率はぐんっと跳ねあがったに違いない。
 それなのに、アカデミー側は、ウイルを10年間の出禁に処した。
 


〇20220724   Hivi 季刊化


 今店頭にあるHiviが、月刊Hiviの最終巻であった。

 ぱらぱらとページをめくると、季刊化を表明する記事が。
 それだけ活字(死語?)媒体が苦戦(売れない)しているか、という事の証左なのだろう。

 新製品が出ない、という現実の問題があったようだ。
 ベストバイ、グランプリなどを発表してもものがない、発売していないというのが2021-2022の時期だった。
 雑誌としてもきつい時期だったに違いない。


 実際、Hiviもメリハリ付けて、ソフト(名盤)特集、ベストバイ、特集した新商品、などなどで紙面を作って行った方が良いのだろうな。

  ステレオサウンド社のホームページより。




 パイオニアオンキヨーが、復活するらしい。

 オンキヨーが破綻したのが先々月ころ?大手資本に買われて、その姿がどうなるか不明であった。
 パイオニアも一心同体(?)で滅んでしまった。
 私のLX901の修理が出来なかった顛末は、このページの下の方にあります。

 今後、ティアックが受け皿になって、パイオニアオンキヨーのサービスから再開、秋以降は製品も出していくらしい。

  ファイルウエッブサイトより


 ティアックにとっては資本の関係での引き受けとなったであろうが、苦労が予想される。
 だって、パイオニアの場合は、おかしくなって、営業も技術者もほとんど流出してしまっていたからだ。
 オンキヨーも同様だろう。

 かといって、オンキヨーイズムを受け継ぐのがティアックの技術者、と言うわけでもないわけで、この辺が難しい、という私の考えだ。

 とにかく、修理サービスが再開されるのは素直に喜ぶべきこと。

 オーディオの火を消さずに頑張ってほしいものだ。


〇20220719 さらに加速して、なんと7月   梅雨も明けてしまった

 体感上の時間の経過は、基準の年齢から現在の年齢を差し引いた数を掛けた物だそうだ。
 例えば、10歳の頃の濃密な時間の過ごし方に対し、62歳の現在、62-20=52
 10歳の時間の流れかたの52倍の感覚的時間経過、、、

 10歳と言えば小学校4年生。
 これから始まる夏休み夏の暑い一日が永遠に続くのか、というイメージが皆さんあったのではないだろうか?
 それがいつしか、夏はあっという間に過ぎるようになり、今や、半年、一年もあっという間だ。。

 さらに、これまで生きてきた年数よりはおそらく残りの人生は少ないはず、というのもあるので、大事にしたい時間の一瞬一瞬であるが、それが52倍の速度でどんどん過ぎ去さっていってしまうのである。

 それでも、ゆっくり音楽、映画を楽しんでいく心のスピードをなるべく維持し、面白いものは面白い、つまらないものはつまらないと素直に御暗示取れる心の柔軟性は保持していきたいのだ。

 今回は、4Kライブのお話。

 WOWOW4Kが写るようにしたのは、今年の1月。
 自宅改修広治工事の一環で、アンテナ一式も30年ぶりに全交換。
 その目的の一つに、WOWOW4Kの受信があった。

 WOWOWのHD放送に比べ、画の精細さ(4K)と色の豊富、精緻さ(HLG)が圧倒的に優れている4KWOWOW。
 字幕も白痴的なでかさのHD放送より、フォントの細さ、小ささが上品な4K。
 サラウンド音声も一枚上。

 ただし、4Kと、HDの4Kアップコン放送の差、番組表で4K表示がないものはアップコンものなので、あまり期待できない。
 
 
 先日 中森明菜ライブが、4Kと通常BS放送で同時に放送された。
 
 この放送局でも4K放送の方が音が良い。
 AACの通常BSデジタル放送の音は、頑張ってはいるが、BDのドルビーHDや、DTSHDに及ばない。
 アトモス、DTS-X、ましてやAURO3Dとはまるで勝負にならないのだ。
 ところが、4K放送は、マルチチャンネルで、音声方式もすこし上級のAAC。

 ノーマルWOWOWと4Kとでは、
 解像感
 色の出方 色のグラデーション
 音声

 各項目でかなり良い。

 今回の中森明菜ライブでも、それがきちんと確認出来た。

 伝説のライブ 中森明菜 1989リマスター版
 4Kは5.1chサラウンド

 元は、(おそらく)ビデオ撮りの素材で、HDにしても解像度がそう飛躍的に上がらない。
 ところが、そのギリギリの所で4Kリマスター、グレーディングすることにより、すこし色が濃厚に。精細感もビデオよりは向上するのだ。

 4KとBSデジタルで放送されたが、4Kが圧倒的に良い。
 ノーマルHD放送は、LD磐の画質よりひどく見える。白ピークが伸びず、解像度も悪い。VHSビデオ素材をHDにアップコンしたようなもの。
 ノイズがかなり目立ち、解像度を上げるのとノイズ除去のバランスの取り方が難しいソフトの代表みたいになってしまった。

 ノーマルHD放送は、SD(DVD)のアップコンのようなボケボケのビデオ画質に対し、4K放送は、解像感がぎりぎり保たれ、なにより色の解像度が若干向上することにより、精細感が向上するように見える。  BSデジタルの4KのHDRは、HLG ハイブリッドログガンマと言われる方式で、なかなか4Kプレーヤーでは再生する機種が少ない。
 UB9000と、最新のディーガBRZ1のみ。それ以外は、録画機の自己再生による。
 せっかく4Kで録画したのなら、再生専用機で最高画質で見てみたいもの。この辺りは、パナソニック一社の独壇場が寂しいところ。

 中森明菜は、この後WOWOWで1997年2007年などのライブを放送したが、中森がやつれていく姿を見続けるのはきつい。
 楽曲は、難破船、ミアモーレなどがピークか?

 中森のデビュー時は高校生の初々しさがまぶしかった。
 そこから、大人になっていくのを、我々が一緒に見ていくアイドル創成を目撃できたという稀有な時代だった。

  これは、DVDのジャケ写

 LDの時代、LDとしては「はつらつな」画質で、音も良かったタイトル。
 解像度はビデオ撮りのSD。LDとしては満足のいくものだったが、HDは、画面サイズが4倍でかいので、そのまま拡大すると ボケボケの画質になってしまう。
 これを4Kマスタリングすると、すこしは解像度が上がる。ただ、フィルム素材ではなく、ビデオ素材なので、そんなに劇的に変わるわけではないのが、フォーマットの性か。

伝説のライブ  オフコース武道館ライブ  1982年6月30日 こちらも4KとBSデジタルで放送された。

DVDのジャケ写

 これも4Kの方が各段に画も音も良い。

 LD盤は、初期のホームシアターで、3管プロジェクターで見ていたが、大音量で見ているとすごい感動に包まれたものだ。
 今回も同様に大音量で視聴すると、やはり言葉に出来ないで言葉が詰まる小田に声援を送ってしまう。
 NHKBSでは、ライブの他、ドキュメント1982年1月に放送した「若者の広場」も同時に放送。これも涙もののドキュメントだ。
 こうしてみると、心の大人・ブラック面の鈴木、青春のきらめき・ホワイトの小田の対比が素晴らしい二人だったのだな~としみじみ。 

 このライブ盤は、2022年8月30日にブルーレイで発売される。
 NHKのリマスタリングに寄るもの。
 4K画質と比較しても良いだろう。音声もリマスタリングされているらしい。アマゾン予約価2973円。ジャケ写は未定だ。



 オフコースも中森明菜もLDソフトではかなり売れた名盤(といって良いもの)。

 
 いずれにしても、こういった音楽遺産を4Kで放送するようになったことは有り難い。

  


〇20220612   何と早いもので6月  JUNE

 ジューンブライドの6月。
 でも、雨ばかり。世の中は、梅雨の季節。
 雨ばかりで、2輪で出かけるのが億劫になってしまう。それでなくても、夏日、真夏日になる福島なのだ。

 そんななか、円安にもめげず、アメリカから映画ディスクを収集している私だった。

 今回は、
 ザ・バットマン  4KUHDBD

 シンレッドライン  クライテリオンコレクション

 などが到着。

 ザバットマンは、これまでのマイケルキートン版、ベンアフレック版などと異なる新たなリアル系のバットマンだ。
 メカは、バットモービルが光る。(というか、メカはこれ一つくらい)
 巨大なエンジンを巨大なシャーシに載せ、頑丈で壊れないアメリカ的な4輪自動車が一回だけ活躍する。
 従来の奇をてらったデザインや、スモーク、捲きビシ、マシンガンや、オートパイロット、変形メカなどではないオーソドックスな自動車だ。

 

 シンレッドライン
 これまでのDVDで、その自然音の描写、太平洋戦線での、日本軍の描写、はたまたアメリカの軍装などが、かなり作りこまれている名作ではあった。
今回のはクライテリオンなマスタリングで、超精細、色の情報量が各段に向上。音声が明瞭になっているので変な日本語が少ないのを確認出来る名盤に仕上がっている。
 これはすごい。


 プロジェクターのランプを交換しました。

  

 末尾にGがついているのが新バージョンらしい。

 ランプ交換のメッセージが表示されるようになったので、KK商店に交換ランプを依頼。
 いつもながら「このお値段何とかならないか?」、という高価なもの。
 前回の交換が2年持たなかったので、一回に4,5万の10年使用の場合、20万を超える出費となってしまう。
 新しいプロジェクターがほしくなってしまう。

 JVC現行のプロジェクターはV90R、V80R、V70R、V50は、新筐体のシリーズで、e-shift 8Kを実現している。(JVCはe-shift Xと呼んでいる)
 基本E-shift 8K+レーザー光源のシリーズ。ランプは、5万くらいだ。
 YOUTUBEには、8Kものがあるらしいが、8K で受ける機械がない(*)ので、実際の8Kを確認するのには、BS8Kチューナーを入れるしかない。
 現状でのBS8Kは、あまり面白いものをやっているようには見えない。*PS4 PROで、4KHDRが見られるようになりました。

 東京オリンピック、北京オリンピックなどのイベントがあれば、それを起爆剤にして新規格TV(8K)商戦があるのが常なのだが、今回は様相が違った。
 話すと長くなるので割愛するけど、要は、中華の世界戦略=世界征服の渦に日本もアメリカもヨーロッパも巻き込まれてしまっている、ということ。

 ある一面的なものの見方をしていると、なぜ8Kが流行らないのか理由が分からないものだ。
 
 すでに経済局面から戦争は始まっている。物理的な攻撃、侵攻としてはロシアウクライナ戦争を横目でみながら台湾進攻を模索している中華。
 生物兵器としてのNCOVIが順調に機能、日欧米がそれにやられてしまった背景がある。日米の潜水艦や空母でCOVIDが流行した、と報道されるが、それが中華の主目的なのだ。

 いずれしても、高画質のプロジェクターは、高画質のソフトを要求、またはその逆も真なり、で両輪で発展していくものだ。

 円安の進行で、海外生産のメリットが無くなるので、JVCは日本国内生産に切り替えを図っていた。2021年の暮れから始まったこの動き。
 実は歳末商戦で、プロジェクターの弾がない、ということが起こった。デバイス不足、と言うこともあった。不安定な海外生産よりは、高価だが堅実な国内生産の方が良いと判断したのだろう。
 2022年の夏ころには、国内生産体制が完成するらしい。

 先日もらったJVCプロジェクターのカタログは、国内生産すると値上げになるのを予想して、販売価格がマジックで塗りつぶされていたのだった。
 V90R  275万円
 V80R  165万円
 V70R  125万円
 
 マジックから透ける希望販売価格は、これからいくらになっていくのであろうか?
 


〇20220605   BMI パワーケーブル

 アメリカのBMI社のパワーケーブルのレポートは以前別項でしたのですが、今回新たにもう一本導入しました。
 BMI OCEANIC STATEMENT CLASSIC GOLD EDITION。

 IK氏の取引先を紹介してもらって、今回は展示品ながら新品を導入することが出来ました。私は、オーディオは中古で充分ですよ、という主義なのだが、出物自体が滅多にない品物なので、喜んで取引することにしました。


 今回は、製品ワランティカード(保証書)付。

 あんまり詳細に撮影すると中華に模造されてしまうので、ご勘弁下さい。
 カルダスが、生産を中華に持って行ったら、模造品がごまんと出るようになって、自社製品新規開発をやめてしまったという逸話があるくらい、中華の模造意欲は強烈。
 BMI社は、自社のホームページにさえどのような成分。構造、金属種類で作られているかなどをオミット(省略)してある徹底ぶり。

 さて、このケーブルはどこに使おうか。
 今のところ、PADドミナスを接続しているAVアンプが有力なのだが、いかんせんリアのパワーアンプがまだ修理戦線離脱中なので、なかなか交換する意欲がわかない。
  


〇20220528    TAD試聴会  by オーディオサロンwith おと屋

 KK商店の久しぶりの試聴会オーディオサロンが28,29日両日いつものウッディハウス東和で開催された。
 やはり音があるイベントは楽しい。
 最近は、いわゆるオーディオショップで音を聴ける機会が激減。

 今回は初日のラストにお邪魔して、持参したディスクをかけまくりました。

 TADは、パイオニア100%出資の子会社。今回担当は、TAD出向のパイオニア社員K水氏。

 最近私は、オーディオフェアなどに行くと、商品よりもそのメーカーの営業さんの話を聞くのが楽しみになっている。
 以前は、SPECのブースで話を聞いていたら、その人物が社長だったりしたものだ。
 今回も、楽し気にモノづくりの話を熱く語るK水さんは、47才なのだが、上にはパイオニア社長しかいないので、実質的にはTADの社長兼営業みたいな役職を担当しているようだ。
 奇しくもSPECも、昔パイオニアがプラズマディスプレイ撤退のリストラ時に、パイオニアから出たメンバーが作ったものだ、と先の社長が話してくれた。
 今回も、パイオニアのホームAV事業を分離、リストラ時に、パイオニア社長がK水君TADに行ってこい!好きにやって良いからと言われ、TADにやって来た、とK水氏が話してくれました。

 メーカーのモノづくりの話は非常に面白い。先日パイオニアオンキヨー破産という暗い話の中で、どっこいパイオニアの血筋はこっちで生きてるぜ!とTADが福島の地に降り立ったのだった。


 会場で並んでいたのは、TADのシステム。
 

カタログの写真
  R1  いつかは聴いてみたい。
 R1は、現在は世田谷 ニコタマ 松本記念館に在り。事前予約で聴くことが出来るそうだ。
 以前は、パイオニア目黒本社1階フロアに展示してあったのだが、行けなかった。


 今日は、フロアトールボーイ型EVO2と、ME1のペアの試聴。
 ME1はCE1より一回りコンパクトにした感じ。

新製品 EVOLUTION TWO

 私は、ジャズクラシックではなく、昭和のポップスを持って行った。
 八神純子 ベスト。中島みゆき イーストエイジア。レベッカ ポイズン。 ケイトブッシュ ライオンハート。
 
 それぞれ聴くポイントは決まっていて、そのポイントがどう聴こえるかでシステムをチェックする。
 一曲を通して聴くことはしない。

 一聴して硬い。
 TADのユニットのエッジは相当硬い。これがこなれてこないと、伸びのある音が出てこない。
 そういった予測を込めて、まじめな音。正しい音と言った方が良いのかもしれない。という印象を受ける。

 アンプ群もTADで固めたシステム。
 コチコチだ。

 会場の床は柔らかく、電源もプア。その中では健闘していると言って良いのかもしれない。

 家に帰って、同じディスクを聴く。
 やはり自分のシステムの音の方が安心する。
 
 自分の鳴らし込んで追い込んだシステムと、発売して半年も経っていない、セッティングして1日しか経っていないシステムと比較するのが酷というものだろう。
 こうしてあーだこーだと音楽について話が出来ることが奇跡なのだ。有難いことなのだ、と再確認することができたイベントでありました。

 TADK水氏、おと屋社長、KK商店KKさんありがとうございました! 
 


〇20220521   パワーケーブル自作

 オークションで売り払おうとした、2スケアOFCの電源ケーブル。
 これは、ナカミチの高級オーディオの標準電源ケーブル=古河電工のケーブル。

 多分普通に入手しようとすれば1万円くらいではなかろうか。
 オークションでは3000円でも売れないかも。求めるものが違いすぎる人が多く存在するオークション。
 
 かといって自作したものをオークションで売るわけには行かない。PSEという法律があるから。
 この法律のおかげで、オーディオの電源系のパーツの発展が止まってしまった。

 雑誌でも、電源系の作業は必ず、自己責任の上で、と注釈がつくところだ。


 AテクニカのメガネOFCケーブルは定番で使って来たのですが、音質、画質に若干不満が出てきたので、代替を模索していました。

 どうせオークションでは、このOFCケーブルはまともな金額では売れないので、これを使ってメガネケーブルを自作することにした。

 モノスオーディオのメガネインレットプラグ。

 インレットプラグの普通に入手できる品がまず少ない。
 フルテック、オヤイデなどにあるのはあるのだが、価格がお高い。
 自作用の適当な品で、かつある程度オーディオ的によさそうな品、というのが要望。

 この品は、約2000円。

 これを、上記のケーブルと合体させてメガネパワーケーブルを作成した。

 パナソニックのUB90は、画質は当時上級機のUB900とほぼ同等。UB900からアナログのオーディオ出力を取り去ったのがUB90。
 オーディオ系はUB90よりUB900の方が上であったが、さらにその上級機のUB9000の音がパイオニアのLX800の足元にも及ばなかったというエピソードは別項でお話した通り。
 
 UB90は、安価なUHDプレーヤーではあるけれど、画質は充分な美しさ、解像度を備えていて、リビングシステムには持ってこいの性能を有している。

 ただ、音はマジにいまいちであった。

 そこにはテクニカのOFC電源ケーブルを使っていたわけだが、ここをいじってみることにした。
 
 早速自作ケーブルを取り付けてみる。
 すると驚きの結果が、、、

 低域の押出、量感ががらっと変わり出るようになった。
 高域も素直に伸びて、のびのびとした高域に変身。
 決してドンシャリではなく、豊かな低域、素直な高域という素敵な音にかわったのだった。

 画質は、あまり変わらないように見えたのだが、気が付くと色数が豊富になり、HDRのレンジの広さがすこし広がった気がする効果があった。

 と言うことは、テクニカのOFCケーブルは、へなへなの製品付属のケーブルよりは良いけど、2スケアのOFCケーブルに比べると力不足である、ということが判明したわけだ。

 この作業の他に、フェライトコア装着によるデジタルノイズ低減を併用していたもの付記しておこう。

 こうして手を加えて行けば、UB900をも超える製品になった(かもしれない)UB90。
 オーディオは奥が深い。電源コード一つでこんなに音が変わるなんて。
 加えて不思議なのは、HDMIケーブル接続、つまりデジタルなのに、それぞれ音が違う!と言うこと。

 同じメーカーでも、例えばUB90、UB900、UB9000で全く音が違う。
 それに加えて、HDMIケーブルで音ががらがら変わる。
 そして今回の電源ケーブルでの音の変化。

 一体標準はどこにあるのだろう。
 手を加えれば加えるほど、良くなる。
 果てがないのである。
 でも良い音で聴きたいし、画も綺麗な状態でみたい。そのために時間と労力と資金を使うのが趣味なのだな、きっと。


〇2020520   侵略

 北京オリンピック(冬季)は、様々な戦争の起点になった。
 台湾進攻は、北京オリンピックがあったために、2022年春実施されなかった。

 ところが、国を上げて取り組んでいる金メダル奪取の為のドーピングは、13才の選手が不問に付されたため、ロシアが悪いことをしてもおとがめなしだと勘違いするきっかけになってしまった。こうして北京オリンピックは2月20日に終了。

 ロシアの指導者は、こうして国際社会からおとがめなしを確認したうえで、北京オリンピック終了後の2月24日にウクライナ侵攻を開始した。

 ロシアの言い分は、元ソ連邦の構成国が、なんと敵国NATOに鞍替えすることを匂わされたため、それを阻止するため、東部親ロシアの2州を保護するためと称し侵攻に踏み切ったとする。

 ロシア指導者の目論見は、3日~5日位の短期決戦で終結する計画。東部+クリミア半島から侵攻。
 同時にキエフ(のちにキーフ)に潜入して、特殊部隊によってウクライナ指導部を殲滅することで、国家掌握を崩壊させ、軍隊を有名無実化する。

 ところが、初期の首都キエフ(のちのキーフ)侵攻に失敗。ウクライナ大統領は生存。TV放送システムは破壊したものの、YOUTUBE配信で健在を誇示。Tシャツ姿で、キエフ(キーフ)で戦うと国民を鼓舞する傍ら、世界各国にウクライナ大統領の演説を生配信した。これは近代の戦争の一つだろう。

 従来であれば、テレビラジオ施設を破壊すれば、国家は情報発信が不可能になり、現状を発表、情報を発信することが出来なくなり、国家崩壊を早めることが出来た。現在は、ロシア、ウクライナとも、YOUTUBUを初めとする各種インターネットメディアで、虚々実々の情報発信合戦だ。
 どちらも、相手が虐殺したと人の骸を流す。こちらの軍は勝った、相手は負けた、と泥仕合。

 現在は、侵略された側のウクライナの情報の方が真実味がありそうだ、という世界的な認識が定着している。しかし、真実は戦争が終わっても分かるまでに時間がかかるだろう。


戦争映画
 スターリンラード
 これは2013年版
 タイトル:スターリングラードは、ジュードロウのもの(2001年)、ドイツ版(1993年)ものがある。

 今回のはロシア版。
 これまで有名になっていなかったのが不思議なくらい、映画としては面白いもの。
 いろいろ文句をつけたい人はつけるけど、文句を付けたければ見なけりゃ良いのだ。
 確かに、冒頭の東日本大震災でイリューシン76輸送機で宮城の仙台空港辺りに着陸。
 救助作業(対象はロシア人)を行ったシーンは蛇足ではある。
 今、自分がウクライナ侵略をやっているロシアとベラルーシ軍にこの映画を見てもらいたい。
 にっくきナチスドイツと同じことを、君たちはやっているのだよ、と。

 映画の作りとしては非常に面白く、ドイツ軍のカーン大尉役には、U571(2000)、戦場のピアニスト(2002)、キングコング(2005)、バイオハザードⅡ・ヒトラー最後の12日間(2004)、などなどに出演のトーマス・クレッチマン。
 特にU571で、オレンジをかじりながらの指揮シーンはすごい印象だ。

 本スターリングラードは、CGは使ってはいるが、基本実写+光学合成。これはメイキングを見ると恐ろしいスタントが見て取れる。すなわち、冒頭の火だるま突撃だ。
 このシーンの熱さが本当に伝わってくる画づくりだ。

 このほかスターリングラード大攻防戦(1972年)ソ連製の映画がある。広大なロシアの大地で、多数の戦車を投入したものだったが、いかんせんVHSとDVDどまりだった。今見るとかなりきついものがある。1974年いわき平の映画館=ひかり館で見たが、その時はすごい映画だと感じたものだったが。
 

 しかし、、、次の映画はさらにすごいものだった。


 モスクワ大攻防戦。

 こちらは、1985年ロシア製。相変わらずロシアよいしょの映画で、相当に長い。DVD時代から2枚組だった。

 これは、これまでDVDまでだったものが、2022年4月29日にBDで発売されたものだ。
 単なるSDのアップコンではなく、きちんとリマスターされていて、DVDのぼけぼけ映像ではない。

 スターリングラード、モスクワ大攻防戦とも、ソ連最高。ナチ最悪。ロシア最高!の国威高揚映画なのでだ。
 しかし、今ウクライナ侵攻をしている自分たちがどう映るのか、改めて映画をロシア、ベラルーシ軍に見てもらいたいものだ。
 現状ロシアは、北朝鮮とどっこいの情報統制をしているようだから、その望みもすくないのが残念だ。


 モスクワ大攻防戦 1985年
 今回はBD.2022年4月29日発売

 2枚組の大作。
 最近DVDで見直していたが、いきなりBD発売の報が届いた。
 早速ポチって見ると、DVDとは雲泥の画質。
 そっくりさん俳優はおいておいても、かなり詳細まで見て取れる。
 
 第1部のナチスドイツの侵攻場面。
 ソ連側戦車は、改造もの。T34 を改造して、BT7。
 KV1そっくりさんは、JS3(IS3)=T10の改造。どちらもかなり手を加えており、しかも数がかなり多いのがさすがロシア映画!
 T34の76mm砲(1941年型)も出てるけど、T34/85がかなり多い。


 対するドイツ戦車は、元戦車が良くわからないのですが、4号戦車(7.5㎝長砲身)は、T55 (T62)あたり。
 タイガー戦車は、T72 あたりの改造。

 独ソ開戦は1941年なので、4号戦車の長砲身=G型、H型以降、タイガー戦車も無い時期だが、実際の動く戦車に免じて許そう。

 これを最近の戦争映画はCGでやっちゃうからしょぼい感が際立ってしまうのだ。何しろ実車は、何十トンもある鉄の塊が動くのだから、そのエネルギーたるやすごいものがあるのだ。

 実際の歴史で、1941年にT34 /85と、ドイツ側に4号H型、タイガー1が在ったら、どんな戦いになっていただろう。だが今はこの考察はあまり意味が無いので割愛。

 このモスクワ攻防戦で、件のウクライナが侵攻されて、キエフが、、、というセリフが出てくる。
 中央軍集団の戦場より、南方軍集団の戦区のキエフが出てくるのだから、ソ連としては重要な土地、という認識があったはずだ。
 戦史研究で、ウクライナはソ連に併合されているのだが、ドイツが開放者として侵攻していき、社会基盤を有効に活用できるようにしていれば、のちの苦戦には成らなかったのではないか、という見方もある。ウクライナは、ロシアの穀倉地帯として搾取され続けてきた。だからナチスがロシアからの開放者として侵攻してくれば、食料、燃料の調達にかなり優位に立っていた可能性もあった。

 しかし、ヒトラーの人種差別政策は、ゲルマン民族のみ優秀とし、ユダヤ人はもちろん、スラブ民族、トルコ系のアジア人種も快く思っていなかった。この魂胆はトルコに見透かされており、トルコと軍事協定を結び南方の石油を狙う助けにしようとした政治的動きは失敗した。
 だから、ウクライナ人は、ナチスドイツにとって、侵略する土地と殺しても良い人種、という政治的には全く的外れな戦争の仕方をしてしまった。
 もっとも、これは独ソ不可侵条約時のバルト三国を見捨てたこととほぼイコールの大失策だった。
 フィンランドは、仲間にすることには成功したが、それは、独ソ戦が始まってからの政治交渉だった。

 さて、2022年の今、ロシアがやっていることは、1941年のナチスドイツとどこがちがうのだろうか?と言うことだ。


〇20220513  さらばオンキヨー

 5月13日 オンキヨーが破産した。




 1980年代インテグラA820GTRというアンプを作ったオンキヨー。
 当時サンスイ607、707、907。
 ヤマハ、ソニー、パイオニア。
 トリオはKA880、KA1100、KA2200などを発表。
 
 会津のIK氏は、820GTRを、私は、KA2200を買った。
 当時の彼女は、ヤマハのA6aを買っていた。

 オーディオがバブリーな時代とマッチして花開いた1980年代だった。

 オンキヨーは、その後、ハイグレードなブランドとして、インテグラを立ち上げ、オンキヨーの上位ブランドとしてさらなるハードでシャープでダイナミックな音作りにまい進。
 メディアはLDからDVDそしてBDに革新を遂げ、ONKYOはその変化=音(サラウンドのロスレス化。さらにオブジェクト化)、画(SDからHD、さらには4Kへ)の進化へも対処してきた。
 
 しかしながら、世の若者の多くが、スマホを中心とするイヤホンオーディオで満足してしまっている時代を迎え、コンパクトデジカメ、ノートパソコン、ゲーム機など、単体の製品が、スマホ一つでこなせるようになると、各業界が疲弊し、衰退してしまって来た。
 これは、世の中のニーズが変化してしまった結果である。

 アカイ、ナカミチ、サンスイ、アイワ、サンヨー、ダイアトーン、オーレックスなどなど無くなったブランドは数知れず。
 オンキヨーに身売りしたパイオニアも、今回は消滅する憂き目にあった。

 JVCケンウッド。
 デノンマランツ。
 今後、第2のパイオニアアオンキヨーが出てこないとも限らない。

 ヤマハ、パナソニックなどの総合家電メーカーは、まだ生き残っているが、ソニーはどうか。
 堅実な仕事のアキュフェーズは残るだろう。
 業務用製品を手がけるティアックも残るかもしれない。

 何とも世知辛い世の中になったものだ。


〇20220413  ドライブレコーダー

 2021年1月にドライブレコーダーを替えました。
 フロントガラスにひびが入り、ガラス交換をしたときに、衝撃があったか、レコーダーブラケットが折れてしまったので代替を考えました。
 アマゾンで同じメーカーのドラレコを探すと、メーカーからキャンペーンの案内があり、それなら、と購入、交換しました。

 インカメラ付き
APEMANの新製品でした。

 ところが、交換した直後あたりから、プリウスのナビの位置情報が時々狂う現象が発生。
 そのたびに、位置情報の修正で直していましたが、1週間と持たずしてずれが発生するようになった今年の車検の頃、プリウス側で出来る対応(ファームウエアのアップデート等)をしてもらい様子を見ることに。

 こちらも、ドラレコの設置位置を変える。フェライトコアをかませる。外してみる。など、検証を続けてきました。

 結果。
 このドラレコがデジタルノイズを出して、プリウスの電子系に悪影響を与え、ナビの位置情報を狂わせていた、という結論に達しました。

 AMAZONにレヴューを書き込もうと検索すると、なんとAMAZONからAPEMANは撤退していました。
 WEBのホームページは現在存在しています。
 レビューで使用後を書き込めないので、メールしましたが届くかどうか。
 アマゾンを撤退したのだって、品質や上記キャンペーンで規約違反したのかもしれません。中華のメーカーはやはりただものではありません。

 2022年4月旧品に戻しました。
 2017年に購入した前のドラレコは問題なく、今回付け替えて問題なく動作しています。画質、解像度ももともと問題ありませんでした。
 
 今、保険会社でドライブレコーダー特約を売っていますが、メーカーはほぼ国内メーカーです。(製造国は不明ですが)
 T社(NS社)はカロッツェリア(かデンソー系?)。
 MS社は、JVCケンウッド。
 SJ社は、不明ですがユピテル系でしょうか?
 各損保会社はなかなか教えてくれません。
 
 筆者の個人的な見方ですので、実際異なっていた場合はご容赦下さいませ。

 で、なにが言いたいかと言うと、各社のレコーダーの品質は良いであろう、と言うことです。
 お客様のお車に取り付ける機械が、中華のわけのわからない動作をするモノだとしたら、それは信用問題ですので、動作品質はかなり強烈に管理しているはず。

 SJ社は、2021年デバイス不足が直撃し1年間特約販売を中止していました。それだけ品質にこだわったわけです。


〇20220401   4月1日記念

 さて今年の記念すべき4月1日は

 仕事をやめ空いた時間で男の趣味三昧!

 AVシステムを一新しました。
 プロジェクターは、ネイティブ8KのJVCのDLAー1000ZX。価格は庶民でも手の届く130万円。
 AVアンプは、ストームオーディオISPMk3  150万円 MAX22.2ch対応
 パワーアンプは、ジェフローランド MPA10 (10チャンネルアンプ)   60万
 スピーカーシステム ウイルソン システム6 4チャンネル ウオッチドッグ2(ウオッチドッグの2分の1サイズ)価格50万円×2
 サラウンドスピーカー ウイルウソン カブ3 トップ用7ch 
 BDプレーヤー パイソニック(パイオニア流出技術者とパナソニック) LX1000  40万円 


 プロジェクターはJVC。ソニーの挑戦が低調なので、JVC1社が気を吐いています。エプソン、オプトマなどが低価格モノを出していますが、4K,8KはJVCの牙城です。


 DLA-1000ZXの特徴
 8Kソフト、BSはさっぱりだが、4Kモノをe-shiftした新e-shift8Kが好評だったため、ネイティブ8Kデバイスを開発。
 素子サイズがすこしでかくなるが、ナノテクノロジーを駆使してブレイクスルー。
 レーザー光源は今回見送り、筐体を従来の物と同じにしてコスト削減。
 HDR、BT2020技術をとことん追求。限りない清冽さ、透き通る質感を実現。ファンノイズも激減しました。
 4Kを8Kにしないで投射するときは、8Kパネルをミックスして4Kにするため、逆なんちゃって4Kとなります。e-shiftで鍛えたデバイス技術をさらに高めています。
 
 

 ストームオーディオ ISP Mk3 

 
 好評だったMk2 からはや次代。
 オーディオコンピューターのコンピューターとしてのソフトウエアを改善。格段に使いやすくなっています。
 ボリュームを改善。バッファーアンプのアナログ部分を格段に高度化しました。
 最大22.2chのアナログ出力のイコライジング+プリアウトに対応します。
 価格も中間コストを削減しリーズナブルにしました。陳腐化リスクを最小限にするように、モジュール化も進めました。

 パワーアンプは、ジェフのモデル9までの重厚長大の音の良さを継承しつつ、マルチチャンネル基板を装備してAVマルチに対応するもの。
 同一基盤、同一信号経路、同一部品による音質の統一を図っています。物量投入しない最近のDクラスアンプですが、音は重厚長大時代のノウハウを持ち込んだ結果、往来のジェフの音が完成しました。
 マルチパワーアンプ=MPAの10チャンネル仕様で、MPA10です。
 
 今回は上方スピーカー7本(7チャンネル)ですので、このアンプは1台で間に合います。
 将来22.2ch移行時には、もう一台、スピーカーも大量に必要となります。

 現在は、フロント モデル9DC、リア モデル8SP+アクティブSW。センターが真空管アンプですので。5.1ch分は不要です。SWは、ウオッチドッグ2をフロントとリアに配置。波打つ衝撃波を全身で楽しむことが出来ます。



 ウイルソンのサラウンドスピーカーに、カブ、というシステムがありました。そのmk3ものです。
 カブⅡでは、低域の伸び、高域のしなやかさがすこし出ましたが、エンクロージャー、内部配線。ユニットを見直し、今のオブジェクトオーディオに対応するコンパクトさと音の雄大さを両立するシステムを考案。それがカブⅢです。
  一本50万円
 これを、上方サラウンドに4本。
 トップセンター、トップオブトップ、トップオブリアに3本。計7本使用します。
 これで、フルウイルソンスピーカーシステムを構築します。


 BDプレーヤー はパイオニアのLX800というプレーヤーを使ってきましたが、パイオニアが事実上消滅。
 流出技術者がパナソニックに流れ、そこでパイオニアの音質技術を投入して作り上げたのが、LX1000です。
 パイオニアに敬意を表して巷では、パイソニックと呼ばれています。
 従来UB9000などの筐体型を使用してコストを下げています。
   ZR-1は、UB9000の筐体型をそのまま使ってコストダウン。

 パナソニックZR-1 は録画機ディーガ。
 ここからチューナー、録画機能を外し、ネットワーク機能を強化し、高音質ハイレゾ再生も可能にしたプレーヤーにしたもの。
 LX800の音の良さは別格です。パイオニアが生き残っていたら、2021年夏には、LX800の上級機LX1000が発売されていたはず。
 それを形にしたのが、パイソニックLX1000です。
 チューナーがない分ノイズ低減に有利。また録画用HDDを録音用SSDに換装。ハイレゾファイルの保存も出来るようになりました。
 インターネットからのハイレゾファイルの再生、保存の中心機にもなります。
 パソコン連携の高音質LAN端子。
 ハイレゾオーディオ対応のUSB端子装備。
 ある意味、オーディオ用コンピュータマシンと言った機器に仕上がりました。
 
 
 
 今回の妄想のエイプリルフールネタは如何でしたか?
 ある意味、夢の製品ですが実現可能な製品たちです。
 2,3年前にこのネタで書いたモノが、実現していることもあります。  (^^)
 上記製品は(一部を除き)全て架空のモノですので、問い合わせはご遠慮下さいませ。

 毎年気の利いたほらを吹きたいのですが、現実が忙しすぎて嘘を考える余裕がないのが玉にきずの2022年。

 月末年度末がある仕事をずっとしている関係で、気持ちの余裕がゼロになる4月1日。
 還暦を迎えて仕事量半減で趣味に走ろうという構想も水泡に帰した2021年2月13日バレンタインイブ地震。
 2021年の10月から自宅の地震被害改修工事を実施。2022年1月にようやく終了したと思ったら、この冬は、福島では最凶の雪からの凍結=氷で動くに動けず。
 本来の仕事=生業が3か月以上遅れていたところに、なんとまたもや地震!
 2022年3月16日に震度六強(福島は震度六弱)の地震が福島県を襲ったのです。
 結果、私の仕事はまたもや3倍増。

 粛々と、対応してまいります。


〇20220331  2L マグニフィカト

 YOUTUBEで再発見出来ました。
 AURO3D捜索の過程で「e-onkyo」のサイトにおいてあったのを確認しました。

 2L magnificato
 https://youtu.be/Ym4sH9VaHbU
 マグニフィカト収録風景 YOUTUBE動画から

 YOUTUBEから、2Lとかmagnificatoと検索しても出てこなかったものが、e-onkyoにおいてあったのですね。

 で、何をお話しようかというと、そもそものAURO3Dと言うのは、音楽の収録方法なのだ、ということ。
 これに、映像がついてくると、動画、というフォーマットが完成するわけ。

 録音方法の歴史は長いものがあります。モノーラル=前後の奥行き感はあります。
 ステレオ、モノーラルが左右のステレオになると、奥行き+左右の広がりで、ステレオフォニックという、音場再生、いわゆる臨場感豊かな再生が出来ると大いに盛り上がりました。
 
 その後、マルチモノ収録も登場。多数のマイクを楽器の近くにセットして楽器音を明確に捉えます。ステレオフォニックはマルチマイク収録には存在しないので、ミキシングでステレオフォニックを表現する操作をします。

 この代表がドイッチェグラモフォン。カラヤンが好んで採用していました。

 1980年代に、デノンがステレオペアマイクのワンポイント録音を実行しました。
 マイク性能の高度化で、近接(オンマイク)、多数(マルチマイク)ではなく、ステレオのマイク、又はペアマイクでの収録方法。
 このペアマイク収録は、音場再生に格段の効果があるのですが、楽器一つ一つの音像を求める人たちにはものたりないものでした。
 再生装置の能力にも大いに関係しました。
 ハイエンドに近い高性能システムであれば、このワンポイント収録ソフトは良好に再生で来ました。
 もともと、位相特性に優れた再生システムであれば、ステレオ再生で3次元的な奥行き、左右の広がり、それどころかサラウンドして耳の後方まで音場が広がるものだったからです。

 さて、AURO3Dの再生は、基本5.1chに、上方に4つのスピーカーを配置して、空間情報の再現を目指すもの。
 全ての人のがハイエンドシステムを装備しているわけではないので、それをスピーカー配置で補って誰でも音場再生が簡単に出来る仕組みを目指した考えです。

 このマグニフィカト動画には幸いに収録の模様そのものが映像化されていて、マイクセッティングも見ることが出来ます。

 画面のアップ。
 画像を見ると、洗濯物干しのような枠に3本のマイク。後方に一本。コーラス隊方向に2本あるようにみえる。
 もしかすると、一本のマイクに見えるのは、前端と後端にそれぞれマイクピックアップが付いているのかもしれません。その辺は不明です。
 近々2Lのマグニフィカトディスクが届くので、パンフレットなどで確認したい。

 枠の上方に伸びる棒の上に、マイクがある。前方に2ペア。後方に2ペア。これがトップスピーカー4本分となる。
 5.1チャンネルの残りの2チャンネルがどこにあるのか、この画像からは判別が難しいが、結局次のような考えなのだろう。

 収録のマイクの本数に合わせた再生装置のスピーカーを配置すれば、収録した音場、音像で、イコールで再生できる。

 ということ。

 これが、この2Lのマグニフィカトをハイエンド装置で再生すると、作者の意図通りの音場、音像で立体的に=3D的に再生できるのだ。
 この経験はマグニフィカト(AURO3D)が発表された2014年ころ、会津のIKシアターで実際に私が確認したこと。

 さて、サラウンド再生方式のドルビーアトモスと、DTSXは、ミキシングコンソール上で、数々の音声情報を「配置」していくオブジェクトオーディオ、イマーシヴオーディオと呼ばれるもの。ロスレス音声を基本に、音場、音像をコンピューター上でミキシングする。その音場、音像はミキサー、コンポーザー、技術者の感性によるものと考えて良いでしょう。
 
 自然な姿=ライブ会場の音場、音像をそっくり収録=そっくり同じチャンネルで再生するAURO3Dとは考えが異なります。

 しかし、行きつくところは同じ。高音質で音場再生、音像再生。移動感、爆発などの炸裂音、金属の衝突音などなど切り込むような音像も再生していきたい、、、と現場は推移していくわけです。
 
 前置きがかなり長くなりました。

 AURO3Dの映画音声は、このオブジェクトオーディオの音源を、AURO3Dのマイク配置で収録したとして、それをAURO3D再生用のSP配置に最適化するソフトウエアエンコード(再ミキシング)している音声なのだと私は推測します。

 映画音声は、全てコンピュータ上(ミキサー)で作られるもの。
 人の音声、自然の風の音、波の音があったとしても、それをモノラル、ステレオ色々な素材を映画映像世界に併せて配置していくのです。
 
 AURO3Dは、それら音の要素を分解取り上げて、映画製作者の意図に合わせた音場、音像を再構築していく。(はず)

 そこに、映画音声のAURO3Dのアドバンス(先進性、優位性)あると考えます。

 つまり、音声の元データー、アトモス、DTSX用の音声を、AURO3D用に、いったん元に戻して、または、そのファイルを再生し、AURO3D録音のロジックで再録音し、AURO3Dロジックで音を再構成、再配置する行程があるのだろうと推測。
 
 出てくる音は、特に低域は明確に違います。

 ツイスター、ピクセルズ、デイライト、パッセンジャーズに共通することは低域の圧倒的な存在感です。
 おそらく、低域の位相補正が組み込まれているのだと推測。
 アトモスでは音場型で雰囲気の中の重低音なのですが、AURO3Dでは、音の塊、まとまりとしての重低音が音の形として存在していて、それが再生される、と言うことです。

 音楽ライブ録音、再生の考え、技術が映画音声にも適合するどころか、次なる高みのステージ、映画の楽しみに昇華したと言えるでしょう。

 音場設定ソフトオーデッシーの効果もあると考えます。
 オーデッシーから離れたソフトウエアエンコード(補正ソフト)もあるようですが、未見未聴。
 これをソフトウエア領域から、デコードコンピューターでの構築に進化したものがストームオーディオの仕組みです。

 ストームオーディオのISPは、各チャンネルごとに測定、補正、位相コントロール、周波数特性調整、音場補正まで実行してしまうシステム。
 データは、いったんストームオーディオのクラウドに保管、それをコンピューティング補正をかけて、一台一台(一オーディオルーム毎のデーターとして保管)設定を行うもの。
 資金と根性・情熱がある人に取っては最良最高のシステムでしょう。

 私は、まだISPを予算化できないので、デノンのオーデッシー補正でのAURO3D再生にまずは取り組もうと思います。
 本来ならパイオニアのMCACCを進化させた、AURO3Dにも対応するソフトウエアがあればよかったのですが、メーカーそのものが消滅してしまったので、ないものねだりになってしまいます。
 
 長くなりましたが、結果的にAURO3Dは、アトモス、DTS:Xと異なる思想ですが、目指す到達点は同じ、音場マルチサラウンドを求めるシステムだ、と言えます。
 
 すこし音場、音像、位相補正などなど難解で、スピーカー数、アンプ数も増えますので、これらがマルチサラウンドの愛好者がなかなか増えない要因でしょう。
 しかし、実現できれば、超楽しいこと請け合いです。  (^^)
 
   AURO11.1 音声のデイライト。
 すごい物量投入の映画。音声はド派手。AURO3Dの実力が良くわかるソフト。

 やはり、ブレードランナー2049もこのAURO11.1表示で、低音が凄かった。このブレードランナー2049があれば、さらに一般の皆さまにもAURO3Dの魅力をお伝えできるのだが、頑張っても入手できなかったので残念賞。


〇20220328  AURO3D考

 今回は、次のディスクが届いた。
 AMAZON DE ドイツ
 スタローンのデイライト。
 我が家ではAURO11.1表示の初めてのAURO3Dディスクである。

 映画は今見るとすごい出来。いわゆる大作クラス。半端ない物量を投じた爆発、破壊の撮影である。
 CGがないころの映画は見ごたえがある。


 このシリーズは、アトモスとAURO3DのBDが入っている。
 ツイスター
 これもアトモスディスクとAURO3Dディスク入り。

AMAZON CO UK イングランド
  ピクセルズ。
 元映画がすこぶる面白いもので、これがAURO3Dになると、、、?

 
 4KUHD

AMAZON fr  (フランスアマゾン)
 パッセンジャーズ  フランスからだと送料が27ユーロくらいかかってしまう。
 本体41.83ユーロ   トータルで68.87ユーロ。円ユーロ換算するとびっくりの価格になってしまう。
 しかしながら今回は、AURO3Dソフトと言うことで奮発。
 ヨーロッパからは、地球の裏側から送ってくるので高額送料になってしまうのだろう。
 というか、ヤマト国際宅急便だと日本-アメリカで2500円程度なのだから、そうそうべらぼうに高い、と言うわけでもなさそう。
 メール系の送り方で、アメリカ-日本が10ドル位だから、アメリカ発のメール系運送だとお得感がある。
 2,3年前は、3ドル位の本当にメール便でアメリカから日本に来ていた時代もあったが、今はほとんど9.8ドル
 日本アマゾンで、輸入物が現地アマゾンより安く設定されているものがある。
 これは、まとめて輸入し一個あたりの輸入コストを安くしているから出来る芸当なのだ。
 だから、現地と日本のアマゾンの価格はちゃんとチェックしなくてはならないのだ。

 これは、4K+3D+BDの3枚セットなのだが、裏面の説明にAURO3D表示がない!
 失敗か!?とドキドキしたが、BDを再生するとしっかり、音声はAURO3Dでした。

 さて、このパッセンジャーズ。
 宇宙、宇宙船、内部造形、小物造形のすべてが美しいが、とりわけジェニファー・ローレンスが美しい!
 
 本編外のメイキング特典が充実しており、特撮映像の作り方も良くわかる。
 画質はノーマルBD,3Dは未見、4Kが最高。
 精細度も色も流石に素晴らしい。HDRとBT2020の効果である。
 4Kの凄さは、俳優が瞳で演技していることが分かること。DVDのSDでは、この部分が余りない。
 BDで、瞳の色が見えるようになるが、演技と言う意味では、4Kがより分かりやすい。
 ここの部分がかなり人間の目に見える画情報としてはハイレベルに達していると言えるだろう。

 音場空間の凄さは、ノーマルBD盤AURO3Dがすこぶる強烈。特に低域。
 


 AURO3Dソフトが充実してきて分かったAURO3Dの音の特徴について

 つづく


〇20220327   MODEL8SP ダウン

 気が付いたらリア音声が出ていない。
 調べるとリアのパワーアンプモデル8SPが壊れていた。がーん。
 状況を確認しようとアンプを持ち上げると、指にぬるっと液体の感触。
 む、これはコンデンサーの電解液!?

 AURO3D対応を進め、音質的にかなり良くなって来ていた矢先の出来事でかなりショック。
 これより前に、福島では3月16日に県北で震度6強、福島市で震度6弱の地震に見舞われたばかり。
 物的な損害無くて良かった、良かったと、AURO3Dの研究を進めていた矢先の出来事に私は少なからずショックを受けました。 

 運び出した後。

 電源コンデンサーがNGとなったようだ。残念!月曜発送、火曜にはF社に到着。O内さんよろしくおねがいします!

 フィガロ到着後、O内さんが確認すると電解コンデンサーNGで、本国アメリカから手配しなくてはならない、という。
 これは修理が長期化する。

 かといって、余っているAVアンプでリアの音出しをセッティングするのも面倒。
 AVアンプは、動作の確認でモニターを繋げないといけない。単なるぶりメインアンプじゃない。
 XLR端子―RCA変換も問題。
 カルダスのSPケーブルの端子も普通のプリメインアンプ、特にAVアンプには酷なでかさ、ごつさ。
 以上の点から、しばらく上の写真のような状態が続いている。

 AURO3D研究はしばらくお預け。

 この間に、続々とAURO3Dディスクが届いた。
 
 2LMAGNIFICATとHIMMELRAND、ORGANISM。
 冨田勲の源氏物語
 AURO3D デモディスク
 AURO3Dの映画
   デイライト レッドテイル ツイスター ピクセルズ 
   パッセンジャーズ 
 映画は、全て面白い。特にパッセンジャーズは、4KUHD+BDで、AURO3DはBD収録だが、もともと高画質作品で、そこに超絶サラウンドのAURO3Dサウンドが来ると、映画の作りたい音場、サウンドステージは見えてくる。
 ジェニファーローレンスの美しさが、映像とサラウンド音声で際立つのだ。4Kはアトモスだが、AURO3Dの方が音場空間に没頭しやすいのであった。


〇20220317  福島県沖地震3.16  震度6弱

 我AVルームでは、SPの転倒こそなかったが、揺れる方向が東西で、東西方面にSPがゆすぶられ、リアのシステム5.1が西側の壁に押し付けられるように移動してしまった。
 フロントのシステム6とウオッチセンターは、幸いにもスパイク受けから外れることもなく、無事だった。

 西側にずれてしまったシステム5.1

 スタックしたブルーレイレコーダー群も西側にずれた。
 右においてあったUSBHDDが4台とも落下したが幸い動作に異常はなかった。

 ひどかったのが、サブシステムのSP。DS503は今回の自宅改修工事でセッティングし直し、スピーカー台を重量ブロックに戻していたばかり。
 ガタも取り切れていなかったため、地震で倒れた。

 ネット枠が壊れてしまったDS503。
 修理はおいおいしよう。
 
 
 


〇20220313   AURO3D   

 AURO3Dが含まれているディスクがすこし入ってきました。
 それをテストするAVアンプも交換・再セッティング完了。
 オーデッシー再測定実施。

 入手したAURO3Dソフト

 
 AURO3Dのデモディスク               ゴーストバスターズ2016  RED TAILS  

 AURO3Dデモディスクは、AURO3Dのホームページから、AURO3Dより購入。
 AURO3Dのタイトルバックに流れる音楽が一番音が良かった。
 他の映画、音楽のでも部分は、それなり。

 それより、トップスピーカー2つを付けていないと、AVアンプで、AURO3D表示にならないのかも。
 今は、9.1ch運用で、フロントセンタートップと、トップオブトップ(頭上トップ)を入れた、11.1chを、SP設定で反映しておかないと、サラウンド表示が3Dにならないのかもしれない。

 と言うことで、AVアンプのサラウンドモードは表示AURO2Dでの視聴でした。
 2Dでは、今一AURO3Dの効果がわかりにくい。


 ゴーストバスターズ2016は、日本アマゾン。
 同様にAVアンプではAURO2D表示。 これだと、アメリカ版のアトモスの方が良い音に感じてしまう。
 映画の中身は、以前駄作認定していたものが、結構まじめに作りこんでいることがわかりました。マイティソーの


 RED TAILSは、ドイツアマゾンから輸入。ドイツものですが、普通にプレーヤーで再生可能です。
 内容は、アメリカ版が元。それをドイツ語吹き替えで、吹き替え音声はDTSHD、英語がケースにはAURO11.1表示のAVアンプ自動判別でLPCMです。
 パッケージの英語 AURO11.1を信じて、AURO2Dで再生してみると、、、

 確かに、音の包囲感はかなりある。爆撃機随伴で、対空砲火を浴びると、頭上でばんばん炸裂するし、メッサーシュミットが襲い掛かってきて頭上から機銃掃射をうけると、上から撃たれている!とわかる。
 戦闘機が、上下左右に爆音を響かせてドッグファイトをすると、その音像移動も結構リアルに描写する。

 これは面白い。

 AVアンプのパワーケーブルをBMIに替えたので、音がバリバリどかん!と鳴るのだ。

 RED TAILS
 画質は、なぜかすごく良い。CGをかなり使っているのだが、余り違和感はない。
 P51や、B17あんなに大量にあるわけがない、CGだなと分かっているのだが、大空をわんわん飛んでいると、不思議と現実世界に溶け込んでしまうのだった。
 第2次世界大戦、黒人は軍隊内部でも差別されていた。新鋭P51を受領した黒人部隊が、尾翼を赤く塗って活躍する。
 舞台はヨーロッパ戦線。劇中のP51はつるつるぴかぴかである。少なくとも一機は実寸大の物があったはず。
 赤い尾翼のP51の模型を作りたくなる映画だ。
 Bf109の造形も素晴らしい。Bf109の兵装が強力で、防御力に長けるP51ですらかなりの損害があると描かれている。
 映画ダンケルクで、スピットファイアにまるで歯が立たないBf109を作ってしまうどこぞのお国とはちょっと違うようだ。

 映画の作り、画質、そしてAURO3Dとほとんど前情報がなかったRED TAILSであるが、作品としては、85点以上であります。(ノーマルBDでも)

  


〇20220312   電源ケーブル考

BMI OCEANIC STATEMENT
 会津から持ってきたままの姿。ワランティはありません。
 IK氏からそのまま譲ってもらったので全く予備知識がありませんでしたので、調べました。

 調査

 某ブログに似たような記事があったので参考にしました。そもそも国内に流通していない製品らしく、情報が極端にありません。
 
 BMI OCEANIC STATEMENT Classic Gold Limited Editionについての記事なのですが、私の手元にあるのが、Gold Limited Editionなのか不明です。記述はおおむね本品に該当する気がしますが、製品評価はその人の感想なので割愛します。
 
 某ブログの記述より
 プラグ部分は金メッキ。銀・ロジウムプラグの物もあります。価格はロジウム>金>銀の順番で高い。
 導体には純プラチナ芯線を採用されているとのこと。
 ケーブルの芯線が銅ではなくプラチナ。
 メーカー公式HPに記載されている定価価格は$5895。(1ドル110円としても648450円。長さは6FT(1.8m)

 ふむふむ。なるほど。
 IK氏によると、同社下位機種のハンマーヘッドを同時に比較試聴したらしいけど、こちらのオーシャニックステイトメントの方が音のグレードが高かったとのこと。
 
 先日のUB90 の例があるので、AVルームのLX800に使って見ることにしました。どきどき。

 LX800のパワーケーブルは、LX91、LX88と使ってきたゾノトーンのパワーケーブルNPS-5050Grandio。(2014年~)
 銀を使っているので、画面の輝きが断然違う。
 銀は画には良いのだけれど、実は音はあまりよろしくないのだった。

 最近、HDMIケーブルによる画質変化の大きさを感じていたので、プレーヤーの電源ケーブルに銀を使っているからと言う理由で、このゾノトーン物を使っているのに?を感じることがおきていたのも事実。
 
 今回、PADドミナスクラスの高級電源ケーブルを入手したのですが、1本、ということもあり使いどころを考えていました。

 そんなこんなの流れで、永らく手付かずだったUHDプレーヤーLX800のケーブルを替えて見ることにしたのでした。

 交換

 BMIのケーブルは見た目がドミナス風なのですが、重さは10分の1あるかないか。実に軽い。
 それはおそらく導体が細くしてあり、絶縁体に「空気」を使っている構造だからだと推測しています。

 配線の都合上、BMIケーブルは壁コンから直取り。

 軽いので、自重で外れる、という心配はありません。

 試聴

 一聴してぶっ飛びました。
 低域のなり方が全然違う。
 ごりごり、ばりばり、どすん!
 我が家でこういったごりごり系の低温が出たことはありませんでした。
 
 低域がしっかりすると、その上に乗ってくる中域、高域がすっきりしてきます。
 低域がもやもや、グラグラしていると、中域もにじみ、高域もふにゃふにゃになる傾向はあります。

 今まさに、ごりごりの低域に乗って、中域の帯域の音像がきれいに並び、高域に伸びて行きます。

 低域の音質改善に効果のあるアクセサリー(後述)と、仮想アース、フェライトコア、それと端子クリーニングなどの相乗効果であるとも推測します。

 LX800の電源ケーブルは2022年BMIのケーブルに交換決定です。

 比較

 カルダス ゴールデンリファレンスパワー
 普通遣いのゴールデンリファレンスパワーケーブルですが、LX800に対してはどうか。
 BMI―カルダス―ゾノトーンと切り替えて試聴。

 比較表はあくまで私の主観です。絶対評価ではありません。

     総合 画  音   補足
1  ゾノトーン  70 75  60   画の75は銀の効果の標準以上のレベル。音の60は、水準なのだろうけれど、2,3の前ではの評価
 2  ゴールデンリファレンス  80 80  80   音の80は、きらきらシャキシャキかなり元気の良い華やかな音になる。
 3 OCEANIC STATEMENT 95 90 98  画の素性は基本レベルが高い。音は、品位の向上。超ワイドレンジかつハイダイナミックレンジ。

〇20220308  ケーブルインシュレーター 代替品

 音工房Zで、ケーブルインシュレーターが欠品してしまったので、代替品を購入。

 
 洗濯ばさみよりは、こういった木質のインシュレーターの方が効果がある。

 これをリアのSPケーブルに使用。
 インシュレーターでケーブルを持ち上げ、床面に直に接触しないようにすると、音の雑味が消えて音場が広がりやすくなる。


〇20220306   X6700H 音出し

 交換のX6700Hは、操作フィーリングが初代モデルとすこし違う。
 
 インプット切り替えのロータリーノブの切り替えの感触。
 HDMIの切り替えの感触(?)
 画質。
 驚いたことに、音。

 音は、初代もつないでずっと音出しをしていったところ、がらがら音が良くなっていったが、2代目は、音がそもそも良い感じで、そのうえエージングで変わってくる感じ。


 ファームウエアの違い(?)なのか、個体差なのか判別できない。

 いまのところ、どこかのchの音が出ない、と言っ多不具合はない。

 同時に行っていたフェライトコアによる電源ケーブルのノイズ対策が大きな影響を与えているのかもしれない。

 ただ、HDMI画像が、4KHDRソースの切り替えの時に飛んでしまうことがある。LX901の時にも起こっていたが、HDMIケーブルを高速の物に替えたら良くなっていたものだが、残念。(この時は、プロジェクターをいったんOFFにしないといけない。)



 パワーコード自作

古川電工OFCケーブルと中華プラグ
 
 これがかなり良い結果を出した。          驚き。

 ナカミチの高級クラスコンポの標準電源ケーブル。古川電工の2スケアOFCケーブル。
 これに、メガネ型インレットプラグを付けた。

 古川電工の2スケOFCケーケーブルは、PA70、CA-70、DAC1000P、1000DATなどに使用。
 重く比較的硬いケーブルだ。
 音調はニュートラル。重くなり過ぎず華美にならないもの。

 これに、メガネ型インレットを付けるのだが、適当なものがあまりない。
 700-800円の物から、いきなりフルテックの7、8千円もする品に飛んでしまう。
 中華のがその間に入ってくる。7~800円の物からすれば2,3千円でもかなり高価なのだが、中華の物は品質が怖い。

  Monosaudio Number 8
 IEC320 C7主電源プラグ7A / 125V 2.5A / 250V HiFi
 DIY用純銅ロジウムメッキメス電源コネクタ(ワンピース)(Rhudium plated)

 日本アマゾンで2500円位。

 これを古川のOFCケーブルと合体。
 この品を、リビングのUB90に付けてみた。

 従来は、オーディオテクニカのOFCケーブル。もともとメガネ型インレットのオーディオグレードケーブルは品数が少なかった。
 テクニカの他にはゾノトーンの物を購入して使っている。
 どちらも中庸。平均的な音調、画調だ。

 UB90 はパナのウルトラHDBD再生プレーヤー。UB900の弟機UB90。長兄のUB9000は、最近までフラッグシップ機だったが、昨年DMR-ZR1が最高機種となったが、これは録再機ディーガであった。2022年初頭はディーガが最高なのだった。

 UB90は、UHD画質は出すが、アナログ出力がなく、HDMIのみ。そのHDMIの音が今一だったのだ。パイのLX800と聴き比べると一聴瞭然。
 と言うわけで、リビングのプレーヤーとなったのだ。
 その電源ケーブルは、テクニカのOFCケーブル

 オーディオテクニカ audio-technica  AT-PC500/2.0 [パワーケーブル(2.0m)]
  OFC導体をPVCシースでタイトにホールド、パワフル&ストレートな音質。プラグ&コネクタは24K金メッキ処理。メガネタイプ2Pコネクタ。
 
 現在5170円位。ロングランを続けているので売価7000~4000円と時期によって値段が違います。
 で、この貴重な平均的メガネ型ケーブルは、画も音も製品付属のへなへなケーブルより良い、と言う理由でほぼ全数にこれを用いてきました。

 UB90の音の凡庸さに対し、ナカミチの2スケOFCケーブルはどのような変化をもたらすのか。
 中華のインレットプラグの実力は?

 エージング無しでいきなりの視聴。
 
 UB90が化けました。
 電源ケーブルでこんなに音が変わるのか!?
 AVアンプは、デノンのX4700H。それも差を際立させるのに効いていると思います。

 これまで出ていなかった中低域から重低域まで押し出し感がすごい。
 中域の充実。高域は華々しくはなりませんが、しっかりと音場成分の細やかな処を出している気がします。

 軽量のUB90で、中華、と言ってもロジウムメッキ(とされる)の品。ロジウムメッキは、低域の出方が強くなる傾向を体験してきました。
 中域の力強さもです。
 ケーブル素材としてのOFCは1988年製33年前の製品ですが、いささかも古さを感じさせない音でした。
 
 一度は、ケーブルのみオークションに出そうとしていた自分が恥ずかしい。
 テクニカの品より、圧倒的に低域の出方が変わります。中華のプラグと言えども侮れない実力を示したわけです。
 


〇20220305  セッティング完了 音出し AURO3Dは!?

 午前9時45分である。
 セッティング完了して、全て再生できるかどうかチェック。

 PS4のコントローラーのブルーライトがこんなにまぶしい。
 手持なので、多少手ぶれしてしまいました。

 中華のフェライトコア+TDKのフェライトコアで電磁ノイズ低減する作戦も継続中。。
 AVアンプセッティングに並行して、ほとんどの電気製品の電源ケーブルにフェライトコアを装着していった。

 音はクリーンな雰囲気になった。これが「ノイズフロアーの低減」と言う状態なのだろうか。
 今までが、デジタルノイズにまみれて、ひずんだ音が標準だと思っていたのか?
 なんともだがやり過ぎは音が死ぬ傾向になるので、ほどほどに軌道修正するかも。しかしながら、ライン(音声)にはかませていない。
 このフェライトコアは、高域を落とす作用があるので、音声ラインには厳禁なのだ。

 さて、音はどうか。


〇20220227  AURO3D作戦実行中の今日この頃

 何と、基幹のAVアンプの調子がおかしくなった。右チャンネルの音が出なくなるのである。
 右チャンネルは、フロント、サラウンド、トップフロント、トップリアがあって、いじっているとフロントの右チャンネルがまず出るようになり、次に他のトップチャンネルも出るようになるが、とうとう右サラウンドが出ないのが確定してしまった。

 プリアンプ、ケーブル、パワーアンプのLR、ケーブル、プリアンプのLR、さらに、AVアンプからのLRを全て繋ぎ替えて、どこがダメなのか検証。
 一晩明けるまでかかって得た結果だった。

 KK商店に相談すると、不良、と言うことで返品。
 すると、なんと品薄のはずのX6700Hの不良交換品があった、と言うことで青森のOYさんのご高配で、3日後に交換新品が届いた。佐川さんありがとう。
 室温に慣らすのに半日掛けて、金曜の夜中からセッティングを始めた。

 

 今度は、各RCAケーブルにストレスのかからないような引き回しを心掛けました。

 普及クラスのAVアンプの集中プリアウトに、カルダス、モンスターケーブル、などごついプラグ・ケーブルをつなぐのはかなりしんどい。
 今回は、45度傾けて、目視出来る状態で接続。そのためにケーブルの長さを余裕が持てるものに変更。この部分では音質は二の次だ。

 パワーケーブルもPADのドミナス。X6700Hは、プラグ部受け部が、縦になっている。このは、ケーブルの自重が重いケーブルだと抜けやすい。
 なので、張り線を構築。抜けないように引っ張った。

 で、明け方音が出るような状態まで持っていけた。
 
 それぞれの端子部を、この時とばかりにクリーニングをしたり、併せて周辺機器にも電源コードにフェライトコアを付けて行ったりと、一筋縄では行かなかった。
 
 オーデッシーのテストトーンをドッキュイーン、ドッキュイーンと繰り返して、測定。8ポイント。
 本体以外のすべては、旧来品の物だから、全て問題ない。

 
 完成。

 これでようやくAURO3Dの視聴が出来る!?
 


〇 20220226  AURO3D ソフト 入手作戦

 会津のIKシアターで視聴した、AURO3Dブレードランナー2049が忘れられなくて、この2049ソフトを探し回った顛末は以前書きました。
 
 それでは、と言うことで、他にAURO3Dのソフトはないのか?と探してみました。

 ファイルWEBでのヒントや、2049探しで見つけた、AURO3D社ホームページでの、AURO3Dが入っているソフト一覧などを活用、それぞれ探してみました。
 ファイルWEBで探すと、AURO3D氏の書き込みにあれやこれやが書いてあります。
 氏は、もともと音楽ソフトでのAURO3D再生に心血を注いでいたようです。

 氏の写真に、2Lのソフトが写っていたので、それも参考にしました。

 ニューイヤーコンサート 外盤 2018~2021まで  ソニー
 
 Neujahrs Konzert
  ~  
 DTSで再生を選択すると、AURO3D対応AVアンプでは、AURO3Dと表示されるらしい。
 
 これらは、初めからHMVで注文。外盤も日本版も同じ中身のようで2000円以上違う。

 ニューイヤーコンサートは録画もので済ませて来たので、セルBDは買ってきませんでした。
 だけど、AURO3Dでぜひ聞いてみたいもの!
 ニューイヤーコンサートはBSでやらなくなって、2021と2022は地上波だけだったはず。
 BSはサラウンド、それにBS4Kは22.1チャンネルなど面白い音声チャンネルなのですが。


 次に,2Lもの。

 2Lサイトの商品一覧をクリックすると、それぞれの販売サイトで飛びます。
 AURO3Dを扱っているサイトなので、ばらばらの店舗と国です。
 アマゾンは、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスと色々。

 2049は、ポーランドのDVDMAXというDVD販売店に飛んでしまう。
 目の前に、AURO3D2049が見えるのに、その店舗では、日本とは取引しない、と表示されてしまうのでした。
 
 フランス、ドイツ、イギリスも総じて、価格は高め。
 下に書いたパッセンジャーズは、アマゾン日本で5454円。約1.8倍の価格。AURO3Dご祝儀価格と考えよう。
 リージョンは余り気にしない。なんとかなるさ。ケセラセラ。

 2L物は、アマゾンアメリカがメインのようだ。2Lのディスクは、ほぼアメリカから。お値段もほぼ35ドル位でした。 

 Ikシアターで驚愕した2Lのマグニフィカト。探すとありました。

 Magnificato   アマゾンアメリカ
 送料込み 約35ドル SACD+BD付でこの価格はお買い得かも。その分ヨーロッパでロス、、、
 これは、期待度高い。最初期にIKシアターで視聴したもの。
 2Lのマグニフィカトは一時期YOUTUBEにもアップされていて、ハイレゾではないものの雰囲気は味わえた。
 現在は2Lそもそもが発見出来ない。
 これをAURO3Dで再生するとどうなる。非常に興味がある。

 Himmelrand  アマゾンアメリカ
 送料込みで約33.2ドル

 これはAURO3D氏がIKシアターに持ってきたでもディスクだ。
 2Lサイトから、AMAZON US  (アマゾンアメリカ)に飛ぶ。ケース裏の表記が見える場合は、AURO3D表示で安心出来る。
 例のチューブラーベルが、ガーンとなるディスク。 (^^)

ORGANISM
 送料込み36ドル位。
 タイトルが勘違いしそうだが、オルガンのディスク。


アマゾン イギリス
ピクセルズ
 1.94+15.59 ポンド=17.53ポンド 
 邦題ピクセルという、ピクセルズ。
 私は大いに面白いと評価していたが、1.94ポンドと言うのは相当うれなかったのか?日本円2800円位。


アマゾン フランス
パッセンジャーズ  
 フランス版 9100円位 (日本盤5454円 2017年)
 4K 日本版はすでに所有しているけど、AURO3Dではなかった。
 アマゾンフランスは、初めての取引。
 9100円位コストがかかるけど試し。映画内容が良いので、失敗しても(AURO3Dでなくても)無問題。
 商品説明欄には、こうある。
  Description du produit

Boîtier 4K UHD avec surétui
Contient :
- l'Ultra HD Blu-ray 4K du film (en HDR)
- Le Blu-ray 3D active du film (VF/VOST DTS-HD MA 5.1)
- Le Blu-ray 2D du film (VF DTS-HD MA 5.1 / VOST Auro-3D compatible DTS-HD MA 5.1)

 ソニーピクチャーズなのだから、米盤、日本盤でもAURO3D入れてほしい物だが、所有の4Kディスクを確認したが、AURO3Dはありませんでした。



 アマゾン ドイツ
 REDTAILS
 トータル 21ユーロ位  2730円
 


 TWISTER
 ツイスター  27.99 + 17.41 = 40.93 ユーロ  日本円5413円
 アマゾン ドイツのタイトルからしてAURO3Dは間違いないようだが、
Twister - Special Edition (Doppel-Blu-ray mit Dolby Atmos + Auro-3D)

 再生できるかどうか、着いてみないとわからない。



アマゾン 日本

ゴーストバスターズ 2016  4K日本版
 PRIME 3263円。4Kで3200円位と言うことはよほど売れなかったのだろう。

 AURO3Dサイトから行くこのディスクは、裏面を見てもAURO3Dの表記がなかった。
 IKシアターに来たAURO3D氏の書き込みだと、このゴーストバスターズ2016が、日本国内で公式に発売されているAURO3Dディスクらしい。
 氏は、お化け、どたばた、の映画は好きじゃないらしいが、せっかくの作品なのだから楽しんでほしい。
 このゴーストバスターズ2016は、リカコの映画紹介で知り、どろどろを浴びる女性がエロそうとノーマル版でチェックして駄作認定をしてしまっていた。
 ゴーストバスターズレディーズと私は呼んでいた。
 今回、ゴーストバスターズの新作「アフターライフ」が来たので早速見たけれど、レディーズはなかったことになっていたかなり安心したものです。

 で、AURO3D本邦唯一公認作品と言うことで、4Kディスクをぽちりました。
 


残念賞

スパイダーマン ホームカミング
 残念
 これは、アマゾンドイツに繋がるのだが、残念ながらこの表面のものは売り切れのようだ。かなり深堀したが、AURO3D表記のものはなかった。
 日本のレンタル版には、AURO3Dはもちろん入っていない。

DVDMAX PL  ポーランド
 
 これはAURO3D氏が持ってきたスチールブック仕様ではない。
 DVDMAX社のサイトに登録して、注文しようとすると、日本へは送れない、と。
 ポーランド語は全くわからないが、雰囲気はある程度わかる。
 残念。

 BD盤のみのもの。同様なBD盤のみのはアマゾン インド にもあったが、アマゾンでは売り切れ。マーケットプレイスの出品者に問い合わせると
 日本には送れないの一点張り。
 残念。

 アマゾンアメリカのスチールブック仕様のものは、送料込みで18000円位だったが、マーケットプレイスもので、販売者がAURO3Dなんて知らないというALICEINCのAMANDAさんと、もう一店も、日本へは送れない、との一点張り。アメリカマーケットプレイスの皆さんはAURO3Dの存在を知らない様だ。
 これが最大の残念賞!
 


〇20220225    サブシステムで遊ぼう    

 フェライトコアを追加発注して、届いたので、いろいろ挟みまくりました。

 サブシステムは、二の次、三の次だったのですが、やっとこさフェライトコアが回っていました。



 アンプ、チューナー、パイオニアユニバーサルプレーヤー、アナログプレーヤーのほか、空気清浄機、オイルヒーター、扇風機、ファンヒーターなどの電源コードにも噛ませた。

 オイルヒーター、扇風機など温度調節機能、風量調節機能が付いている機器は、デジタルノイズが発生しやすいので、これらの電源ノイズの低減は、オーディオの音質向上にも役に立つはず。

 アンプの裏をいじっていると、音が途切れる。以前アンプのトップカバーを叩くと音が変わる、と書きましたが、実は。。。

 スピーカーケーブルがきちんと固定されていませんでした。
 KA2200のSPターミナルは、回転ロック式。線穴に線材を差し込んで、ノブを回転させロックするもの。
 その差し込みが不完全だったのだ。
 半田割れどころか、作業ミスだった。
 きちんとスピーカーケーブルを処理して、ターミナルに接続。回復しました。
 このSPケーブルは、テクニカのPCOCCもの。音的には大人し目。新素材ではあるが、ドンシャリ系ではないのであった。
 
 アナログプレーヤーのRCAケーブルを、ヤフオクで以前手に入れたなんちゃってNordost Odin風ケーブルから、ナカミチクラス1LCOFC日立電線RCAケーブルに変更しました。
 このケーブルは、片側のプラグに不具合がありカットしていたもの。ここに、モガミのRCAプラグを取り付けました。

 現在エージング中ですが、変な癖もなく、素性はよさそうです。

 さて、こうして各部を詰めていってからの試聴です。
 いつものMSG 神。  カートリッジは、M44GよりV15タイプVがワイドレンジで良いと思い、こちらで試聴。
 
 
  SPECのプレーヤーのEQを使って、アンプにはライン入力。
 
  まじめにこのLPを聴いた事があまりなかったので、詰めたセッティングでの初めての試聴と言えるでしょうか?
  こんな音が入っていたのか!?という驚きが第一に。
 
  聴いていると、ギターが左右で2重にダビングされていたり、ボーカルと混濁せずきちんと分離している、とか。
  サイモンフィリップスのタムタム、スネアの使い方が、彼らしいけど、きちんとスティックで太鼓を叩いている姿が見えるような表現になりました。
  きちんと調整しないと、紙の太鼓を叩いているような音がするのがこのLPでした。この音を聞くと約40年前は、ぽこぽこの紙の太鼓の音でした。

 あっという間にA面終了。LPはこの短さが良いですね。
 


〇20220222  ナショナル ワールドボーイGXO

ワールドボーイGXO にまつわるお話 

にゃんにゃんにゃんの日特集。

ナショナルワールドボーイGXOにはTVCMソングがありました。かまやつひろしの歌う「猫のひげ」(?タイトルは推測です)

ねこのひげ ヒッピーハッピー ねこのひげ ヒッピーハッピー
ちかごろのねこは ねずみを とらない
なんちゅーうことだろな ピッピ
かくれんぼしてる~
なんともはにゃ ハッピーだなー あー ハッピーだーにゃ~
ナショナル ワールドボーイ じーえっくすおー!!   ♪♪ (歌詞は推定です。こんな感じでした)

というもの。猫にまつわるお話でもあったのです。


ナショナルワールドボーイGXO
 2022年2月の3台目GXO(2021年中古購入)
 2022年の福島の冬はくそ寒いので、少しでも賑やかになるよう玄関で日中がんがんラジオを鳴らしている。

 このGXOは2021年に現用50年オリジナルGXOが壊れたときのバックアップとして中古購入したもの。
 現状渡しで5500円位だったものです。
 ビニールケースがべたべたで、汚れがついていた。キャリングベルトも外してあった。などなどの姿であったが、通電して見ると普通に動く。
 ラッキー。
 ビニールケースは速攻剥がして捨てました。元々私のオリジナルもかなり前にべたべたになり外して廃棄していました。

 GXOは、外に持ち運ぶようにビニールのケースがついていたのですが、もうその用途には使わない時代になっていたのでした。
 アルコールや秘密のクリーニング剤を使ってクリーニング。外観は御覧の通りピカピカになりました。
 しかし、音はもっさりしている。

 50年選手の初代GXOの方が音は良い。
 初代GXOは4回以上ばらしてメンテナンスしてきた。ボリュームも接点復活剤などを使用してメンテしてきたので、実用上は問題ないのでした。
 この3台目のGXOもしばらく音出しエージングやって音質改善しない場合は、ばらして内部のメンテナンス、各接点クリーニングが必要になるでしょう。

 残念ながらラジオ(高周波)に詳しくないので、アマチュア無線の方が平気でやっている感度調整とかは出来ません。
 測定器・発振器・オシロ・レベルメーター各種機材が何もないので。
 テスターだけはあります。
 最近調達した周波数カウンター付のものがあるけど、そもそもの調整のノウハウが全くないので手を付けられない。
 この数日日中ずっと慣らし込んでいるけど、それほど音が良くなっている気がしない。
 やはりメンテナンスが必要なのだろうか。

 玄関先のGXO
 外装クリーニング済のGXO

 小パネルの欠損(レベルメーター窓枠のパネルが良く無くなっている)もなく、ホコリ汚れは爪楊枝で根気よく掻き出しました。
 オリジナルGXOは、歴年でかなり傷んでいます。
 天面のパワースイッチがSWノブのスライド部分プラスティック自体が割れている(GXOあるある)。
 落下してボリュウムとトーンの部品自体が基板上で曲がっている。
 FM/AM/SWのスイッチ基部が割れている(GXOあるある。ボンドで修復)。
 など経年で部品が劣化していていつ壊れてもおかしくない。
 
 部品取りにでも、と考えていたらこの3台目が完動品だったので、手法を変えないといけない。


 GXOの思い出
 
購入時  

 購入は小6。1972年に買ったのだと思っていたが、中1になる1973年3月だったかもしれない。
 まあ、49年も50年もさしたる違いではないか。
 
 ナショナルワールドボーイGXOは、思い出深いもの。
 元々小学校3-4年時はハンディーポータブルラジオ、980円とか1200円の1石とか3石(トランジスタの数)のラジオをいいじまホビーか、電光社で買っていた。
 今考えるとオイルショック前の980円1200円はかなり高いものだ。そうするとGXOの15800円もかなり高額商品だった。

 1969年1970年。このころ深夜放送を聞くために、ポータブルラジオを買っていたのだが、当時ラジオ福島は深夜放送をやっていなかった。
 夜中になると、文化放送、にっぽん放送、TBSなど、深夜放送をしているキー局を選局しないと聞けなかったのだ。
 で、そのポータブルラジオは感度がそれほど良いものではなかった。
 
 昔平競輪場の裏には小山があって、そこが手っ取り早く行ける山の頂上だった。
 深夜1時すぎあたりに小学生3,4年生がラジオ片手に競輪場の裏山に登るのである。(^^)
 山のふもとまでは自転車だったけど。

運用

 夜中に平競輪場の裏山に行っていたのは、今でいう深夜徘徊で補導対象にあたるのだろうが、その頃は補導されたことなど一度もなかった。
 でも、子供だからそんなに長い時間、それも毎深夜出かけることもできないので、家で聴いていると、朝鮮、中国の妨害放送がばんばん周波数変調を起こしながら流れてくる。
 そんなこんなのがあったから、日本のAMは9Khz刻みになったはずだ。
 文化放送セイヤング、にっぽん放送オールナイトニッポン、TBSパックインミュージック思い出深いパーソナリティがたくさん輩出していた。


その他もろもろのこと

 先に兄が、スカイセンサー5500を入手していて、その受信感度、FMの音質に驚いていたので、自分も高性能ラジオを入手したかった。
 当時中学生の兄は、5500を持って深夜徘徊はもちろん、いろいろなところへ探検に出かけていた。 いわき常磐炭鉱の廃坑に忍び込んでいたのだから文字通りの探検だったに違いない。
 それでいて成績優秀だったから、問題児ではなかった(はず)。
 
 今だから白状するが、毎月のこづかいではとても足りず、長期間家の店の売上金を失敬し続けて貯めた資金で、一応母親に購入の許可を取り付けた。母には「毎月少しずつ貯めた。お年玉も利用した」と。本当のことを織り交ぜて話したが、母は知っていたのだろう、と思う。もう亡くなってしまったから確認のしようがない。今謝っておきます。御免なさい。

 電光社のショーウインドウに並んでいた憧れのラジオ。それがワールドボーイGXOだった。
 スカイセンサーはカッコよく、音も良かったけど兄と同じものを買いたくなかった。
 
 オイルショック直前の当時。いろいろなものが発展してきていた。
 FMもステレオ放送が府普及。ラジカセも発展してきた。
 1973年オイルショック。物価が急上昇。狂乱物価と言われた。
 家は薬、資生堂化粧品、日用雑貨の小売店をやっていた。
 オイルショックで粉洗剤が無くなる!!と消費者が押しかけ、どの店からも洗剤が無くなった。
 だって数か月の間に2倍、3倍と価格が上がって行くのである。
 安いうち買いたいと消費者は店に詰めかけたのだった。
 そうしたら、高い値段で売った方が良いと、小売りも卸も考えたわけだ。
 つまり品物ががあるのに、売り切れ表示をしたわけだ。
 トイレットペーパー、当時は散り紙と呼ばれる四角い柔かい紙、どちらも同じく店頭から消えた。
 
 中東戦争によって石油輸入がとだえるかも!?とパニックになって消費者が石油製品と呼ばれる商品に群がったために店から洗剤、トイレットペーパー(散り紙)がなくなり、物価が急上昇したのがオイルショックだった。

 で、中学生の私が同級生の卸問屋に用事で行くと、あれほど売り切れ物なしと言われた洗剤が山のように積んであったのには驚いた。もちろんトイレットペーパーも。世の中の仕組みの一端を垣間見た気がした。

 そんな経済状況の中でも、製造メーカーの野心はとどまることを知らず、昭和40年あたりから始まった高度成長の夢を発展拡大してきた昭和40年代末(昭和48年が1973年) ラジオも豪華版化が進行した。

 折しもBCLブームがやってきていた。

 遠くの局を受信したよ、とはがきを送ると、ベリカードというカードを送ってもらえる。主に短波での話。オーストラリアとか、アメリカ西海岸の電波を捉えることが出来ると喜んで連絡するのがBCLブームだった。

 すると、ダイヤル直読みのデジタル表示=クオーツロックシンセサイザー方式のラジオが売れるようになった。
 ナショナルクーガーのようにAM(中波)受信性能を上げるためにフェライトバーアンテナをくるくる回せるようにしたもの。流行らなかったがステレオ対応2スピーカーのもの。などが発売された。
 
 スカイセンサー、クーガーの話をすると長くなるので別項に譲る。

 世の中は、そこからアマチュア無線に進む人と、ラジカセに進む人、ラジオで満足する人、オーディオに深く進む人、他。などそれぞれの事情、好みで進化、分裂、特化、衰退していった。そこには、オーディオ製品の進化も絡んでくるので、また別項に譲る。

 ワールドボーイシリーズは、家から持ち出し屋外で本格的ラジオ受信(遠方局)し、屋外でもラジオを楽しめる最後のシリーズとなりました。
 デザインもこのころのナショナルにしては洗練された物だった(ソニーにはまるで追い付かなかった)けど、
 壊れにくい(ソニー製品はよく壊れた)と言うこともあり、兄の5500がそうそうにリタイヤしたのにくらべ、私のは50年選手となったのは歴史の皮肉かもしれません。

 最近AMを廃してFMオンリーにすると言う政策が進んでいるようです。
 これはAMという方式に根ざしたものです。この主な理由はAMは送信施設に金がかかる、と言うこと。
 AM=アンプリファイヤー モジュレーションの言葉通り、出力を上げれば上げるほど遠くに届くのがAM。
 対してFMはフレケンシー モジュレーションという方式で、出力が多少小さくても音質が良く、ステレオで聴ける、というのが特徴。
 送信システムはAMに比べ小さく出来るメリットがあります。

 AMの周波数帯域は周波数幅の最大9kHzに制限されます。100hz辺りから7.5kHz辺りまでが普通に使える領域。
 対してFMは50hzから15kHz。ステレオパイロット信号が15kHzにある関係で制限されています。
 AMの周波数帯域は、昔の固定電話の周波数帯域(300hz~3.5Khz)によりも広かったため、電話よりは音が良い、と違和感は少なかったのです。
 この中域の音の情報量は結構あって、電話でもAMでもある程度の情報は伝えられていました。
 (ボーカル帯域はおおよそカバーしていたため)

 ただ、AM放送局のスタジオ施設は他方式例えばFMにも使えるように通常のオーディオグレードの機材で収録編集されていました。デンオンのターンテーブル+カートリッジ(DL103)、ダイアトーンのスタジオモニター2S305。収録マイクも同様にプログレード。これらは普通のオーディオグレードだったのです。
 中庸と言えば中庸ですが、操作盤のミキサー・ボリュームボックス、マイクなどは業務用=プロ用で規格に余裕を持ったもの。すなわち高規格のものが普通に使用されていたのです。ですので、AMの素材をFMに転用するのは問題なかったわけ。もともとAM用FM用で区分けして収録していなかった。

 折からの地デジ化(2012年~)で、FMのTV1~3chが空いたので、そこを活用することにしたのでした。
 AM局のFM進出はこのTV1-3chで行われるようになったのです。昔のラジオはFMの上限90MHzを超えてもアナログな分受信で来ます。海外輸出用のダイヤルラジオは、TV1~3ch枠があり余裕で受信出来ます。
 ところが高級なクオーツロックラジオはデジタルできっちり90Mhzまでしか受信できないため、逆に現在では使い勝手が悪くなってしまいました。そこで登場活躍するのがワールドボーイGXOでした。

 GXOは、ぎり90.8MHzを受信出来ます。
 同様に昔クオーツロックシンセサイザーではないラジオは90.8MHzを受信出来きます。(手持ちのクーガー110、スカイセンサー5500、スカイセンサー5800、他)

 そんなこんなで、まだまだ使える昭和ラジオでした。


〇20220221   仮想アース

 立子山ベースでYOUTUBE4Kのが動画やけに立体的だったので、家主にどうしたの?と聞くと、プロジェクターに仮想アースをかました、という。


 本邦初公開、立子山ベースのスクリーン(ディスプレイ)

 我AVルームのプロジェクターにも仮想アースを早くつないでみたい。
 設計図は頭の中に出来ていたが、仕事が忙しく、なかなか実装がで来ませんでした。

 プロジェクターX770Rには、RCAタイプのプラグがない。HDMIオンリーなのだ。
 良く見ると、トリガー端子があり、これはステレオミニプラグ。このグランド側を使えばよい。
 
 既に作ってあった仮想アースのリード線をちょん切って、ステレオミニプラグを取り付ける。
 
 天吊りのプロジェクターから直置きのセットに届くような長さでリード線を延長。
 KS式仮想アース。
 基本揖保乃糸などの桐箱を筐体に使用。ジップ袋に銅板と適当な備長炭をいれて作成。平面の専有面積が大きくなるデメリットがあるが、ガラス容器のQの高さと割れのリスクがないのが特徴。
 ノイズ成分除去効果はすごい能力がある。オーディオ面でそれは実証済みで、AVアンプ、UX-1、パワーアンプのシャーシグランド側、などなどに導入し効果を確認している。
 
 これを映像のプロジェクターにいれると、さてどうなるか。

 接続した直後は、さしたる違いは発生しない。
 ん?
 立子山ベースで見たあの立体感ある画はどこ!?

 焦らず、BDディスク、WOWOW4K放送、PS4の4KYOUTUBE動画などエージング掛けるつもりで一日見ていた。
 すると、2時間たったころであろうか。
 その時の視聴ソフトは、WOWOW4Kの北緯41-45度の自然風景のDRファイル。
 気が付くと、ダイヤモンドダストのきらめきが、手前のボケ部、ピントがあった中間部。右側に広がる湯気?白い靄の空気感の織りなす立体感がすごいことになっていた。

 輝く部分が輝き、黒に沈む部分がしっとりと沈む。
 輝きもまばゆいものであるが刺すような鋭さは無く、自然なグラデーションがコントラストをより自然に描写する。
 これは、すごい。

 ぱっと見て何かが変わる!という効果ではないが、じわじわとコントラストが生命感あふれる描写になる。合わせて色も美しくなる、と言う効果が見られた。
 オーディオにおける、ノイズフロアーの低減効果が、映像に表れるとこういうことが起こる、という実証でした。

 この仮想アース。TVにも効果があるという。アースを取る箇所を確認してぜひやって見たい。

 仮想アースを進める一方、フェライトコアを使ったデジタルノイズの低減も合わせて実施した。

 TDKのフェライトコアが入手難になって久しいので、中華もので代用。
 


 フェライトコア 内径 3.5φ5φ7φ9φ13φ20個セット で880円位だったかな?
 安いものからどんどん在庫切れになり、今は、ほぼ同じものが999円とか1280円で売られている。

 元々は、プリウスのナビの位置が勝手に狂って表示されるのを直そうと買ったものだった。
 レーザー・レーダー探知機、ドライブレコーダーなど数々の電子機器を私のプリウスに装着しているのだが、昨年の1月頃からナビの現在位置がとんでもないところに飛んでしまう、と言う現象が頻発していた。これは、営業上デリバリーを伴う行動をするときに致命的な不良現象なのだった。
 このフェライトコアの一番小さなものが、車載機の電源ケーブル、USBHDDの電源ケーブルなどにちょうど良い内径だった。
 このフェライトコアを装着して10日。今のところ自車位置ずっこけは発生していない。上手くいくように、他の電子機器にもこのフェライトコアを追加していこうと考えている。

 車の次は、AVルームだ。
 ディーガにはそれぞれUSBHDDを装着しているので、その電源ケーブルに小さいものをハメていく。
 そんなこんなも、仮想アースの効果に付随して良い結果になっていると思われる。

 ノイズ対策は大切だ。


〇20220220  BD-REとBD-Rの

 2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日か?じゃ、1月11日か11月1日は、わんわんわんで犬の日か?

 今回は、バッファローのメディアと、録画機とプレーヤーのスクランブルチェックで、どのような違いがあるのかチェックしてみた。

 ずっとパナソニックのBD-RとBD-REを使って来た。品質がすこぶる安定していたから。

 そこに、バッファローのメーカー品で格安品が登場した。

 

 早速使って見たが、初期の匂い以外、特にディーガでは問題ない。

 WOWOW攻殻機動隊SACの放送、再放送があったので、同じコンテンツをBD-REとBD-Rに録画した。
 録画速度はDR。

 ラーフィングマンでチェック。

 ディーガ4CT-401(4Kディーガ)で、BD-R、BD-REを比較。
 その後、パイオニアLX800で両方を比較。

結果

録再機  BD-RE   BD-R  
 4CT-401 1: 70 2:75 
 LX-800  3:80 4:85

 数値は感覚的なもの。  (参考 4KUHD版 イノセンス をLX-800 で再生した時を95とした場合)

 このSACは、転送レートが低く抑えられているようで、25Gのディスクで、通常150分の録画時間が170分(2:50)でも余裕。地デジは、転送レートが低いので180分録画出来る。地デジは平均20Mbpsなのだが、BSは25~30Mbps位で画質にアドバンテージがあるのが普通だった。
 さらに、NHKBSPは、転送レートが33~Mbpsと画質的には一番有利な転送レートを確保している。
 
 このSACのみ、長時間録画可能なので、作品自体の画質がその程度なのかもしれない。
 多少切れがなく、ぼうっとしている輪郭線ではあった。

 ラーフィングマンの冒頭、雨の中クレーンの頂上に立つ草薙。
 1.では雨の数が少なく全体的にぼおっとしている。雨が降っている感じは少ない。
 2.では、多少良くなり
 プレーヤーを変えた3では、雨の数がぐっと増える。
 4.では、雨が降り注ぐ様子、雨粒の軌跡、などが詳細になり画像に切れが出てくる。

 総じて、BD-REよりBD-Rの方が画質が良い。
 さらに自己録再よりは、再生はプレーヤーで行った方が画質的には良い、と言うことが分かった。

 ただ、REでないと録画し直す事が出来ないので、上位のセルBD、UHD版を入手した時ごみにしかならない、という欠点がある。
 安いからその辺もカバーできる、と言う理由か。DR録画のものをBD-Rに落とすのが一番良いのだろう。
 


〇20220215   バレンタインデイ+1

 2月8日辺りにリリースされたニュースが一寸ショックでした。

 

 昨年上場廃止をしたオンキヨー。
 パイオニアもダメになったし、今回、オンキョー配下の2社が倒産、というニュース。


 これは、私のパイオニアのAVアンプ SC-LX901の不良修理に大いに関係があった話でした。
 修理先の相談に、インターネットのサイトからしか、オンキョーパイオニアの修理と話が出来ず、こちらに届いたメールには返信出来ず、改めてインターネットからメールを入れるという煩わしいもの。
 さらに、修理送り先の電話番号は通じないもの。(オンキヨーパイオニア相談窓口としてメーカーホームページに表示されている番号と同じ)
 最後のメールでは、送り先が信頼できないのなら、大阪のオンキヨー本社まで送れ、と来た。
 このメールの連絡先電話番号も上記の通じないものだった。
 結局、修理に出さず(直ってきたとしてもメーカーがない状態で、今後のメンテナンスが期待出来ないため)、自分で見ることにしたのだった。

 その送り先だったオンキヨーの本社が、今回ニュースリリースを出したオンキヨーの所在地だったのである。
 
 私がやり取りをしていた時期も、おそらく、メールを維持するサーバー、ハードとしてのパソコン、それを担当。操作する社員が、決定的に欠落していた!という事である。

 これは修理に出さないで良かったのかも、とこのニュースプレスを見て感じました。

 配信サイトのe-onkyoは、ずっと定期的にメール配信を続けていたので安心していたが、このe-onkyoは、とっくの昔に売却されていたと分かったし。今のオンキヨーにはもう売るものがない、ということだ。

 メーカーが無くなるというのは、さっと潮が引いて行くような感じで物悲しいな。

 以前、ベータが無くなった時は、そんなものか、と感じたが、メーカーソニーは今V字回復を遂げているらしい。
 AVコンポーネントを出さなくなって、ゲーム(PS5)、ソフト(音楽、映画)、EV参入、など他の産業分野に転換してきた強味なのか。

 ベータもそう。勝ち目が無くなったら、即撤退。
 VAIOもコンピューターでうまみが無くなりそう、と判断したら即売却。
 アイボも利益が薄くなったら即販売終了。

 世界のソニー、ラジオ半導体のソニーは生きているのだろうけれど、世界初、世界最小・最軽量など時代のトップを走っていた家電の王の姿はもうない。映像でトップシェアだった時代はとうに過ぎ、今やパナソニックがメインだ。

 それも寂しいが、ソニー、パナソニック、それに、ヤマハを加えた総合電機会社は強いのだろう。反面オーディオ、AVのみの会社は青息吐息。そういう世の中の大きな流れなのだろう。
 ナカミチ、アカイ、サンスイ、アイワ、ダイヤトーン、パイオニア、オンキヨー。かつて綺羅星のごとく夜空にきらめいていたメーカー達はどこへ?

 シャープ、東芝家電、三菱家電、などはガタガタのしどうしだし。
 富士通、日立なども含めた重工業を基盤とした家電メーカーもがたがたしっぱなし。

 一方、アイリスオーヤマ、ひと昔前のフナイ、他生産拠点を海外に持つメーカーは強さを発揮してきた。
 また業務用機器に強いティアックはしぶとい。上位ブランドにエソテリックを持っている。
 パイオニアはだめでもTADは生き残っているらしい。
 アキュフェーズは熱心なファンに支えられて生きている。アキュフェーズは、部品がある限り自社製品の修理を続けると宣言している数少ないメーカーの一つだ。だからファンが途切れない。
 このようにしぶとく頑張っているメーカーもある。

 今後どうなるか。COVID19の後の流れを見据えて各社頑張って欲しい。

 政府は、中華の不織布マスク推奨ではなく、空気清浄機の大量生産大量配備、新規設備設置に、給付金10万をどうしてもやりたいのなら、学校の教室ごと、事務所ごと、職場ごと、店舗ごと、公共機関ごとに金を出し機器を設置させる政策を打ち出した方が良い。国内メーカーの国内生産を進め、COVID19対策+将来の環境整備のために空気清浄機=空気殺菌機を設置するのだ。
 効かないマスクより、ヴァイラスを殺す空気清浄機を推進すべき時なのだ。
 青息吐息の家電メーカーがすこしは元気になる政策だ。

 その電力は、もちろん福島第2原発から無償供与すればなおよろし。

 35年くらい前からオーディオではティアックがイオンクリスタという商品名で空気清浄機、集塵装置を発売している。
 この電圧印加型の集塵機は、今はティアックではないが、他メーカーからエアードッグ何とかいう商品名で発売されている。

 イオンクリスタ IC10
  画像はネットからの拾い物ですが、私の事務所で現役で動いています。
 このほかに円筒状の製品も多数ありました。それらは全て壊れてしまったので廃棄しました。高圧電圧を掛けるので、どうしても電源部、金属部が腐食、破損しやすいのでした。上のIC10は、電圧を掛ける場所がスマートなハニカム格子になっており、これによって壊れにくい製品になっていたのでした。

 これの大規模版を、オープンエアーな場所に設置、花粉もウイルスもかびもその他もろもろの粒状性物質も集塵してしまえばよいのである。
 効かないマスクより、日本のお家芸、家電技術を動員して空気そのものを清浄化するのである。


〇20220207  サブシステム続き

 せっかく片付けたので、半年ぶりに布団で寝ました。
 ソファーはゴロンと横になれば寝られるのですが、いかんせん腰に悪い。

 ペアガラスの効果はかなりあり、犬の鳴き声が、7mの所で鳴いている感じから15m離れて鳴いているくらいの減衰効果が聴き取れます。
 逆に、こちらが音を出しても同様の効果が得られるはず。
 
 さらに、吸音材として、大量のプラモ入り段ボール箱が部屋にあるので、その吸音効果とペアガラスの遮音効果と相まってすこしは近隣に迷惑がかからない音出しが出来るかもしれません。

 写真でお気づきの方もいるかもしれませんが、SP台を変えました。

 重量コンクリートブロックです。穴に砂利とモルタルを流し込んでさらに重くした手製品です。
 36年前に作りました。
 しばらくダイヤトーンの中型SP用のスタンドを使用していましたが、横H型なので、座りがあまりよくありません。要するにフラフラしていたのです。

 コンクリートブロックは、当時のSP=このDS503に合わせて作ったものですので、聞きなれた音になる予測はつきます。
 しかし、ダイヤトーンの中型SP用のスタンドから変えると、その差は大きいものでした。

 やはり土台がしっかりすると、低域情報が安定し、その波及効果で高域までが整ってきます。
 スペーサーは、定番の10円硬貨でがたを取り除きます。床が畳なので真に揺れをなくすことは出来ませんが、ブロックの重量がかなり効いて音がしまって来ました。

 そうすると、いままで寄る年波で引退かと思われたKA2203も、まだ聴ける音であるのが分かってきました。
 チューナー、CD(DAC)がなじんできて、落ち着いた音に変わってきます。

 オーディオは奥が深い。


〇20220205   サブシステム

 昨年夏にプラモデルの在庫が急増して寝るところも無くなっていた寝室を半年ぶりくらいに片付けしました。
 併せて、サブシステムもレイアウト変更して音出し。


 プレーヤーが高いところにあったので、ラック本来の位置に。
 右の四角いラックは、長岡式の21mm合板の2枚重ねもの。本格的には、この天板にコンクリートどぶ板を乗せるのが定番なのだが、いまこのサイズのどぶ板が入手困難なので、木のままで使用。

 アンプは、39年前のトリオKA2200改め、KA2203A。
 外装とボリュームノブをL03Aのものと交換してあるもの。

 久しぶりに音を出してみると、明確に右チャンネルの音が悪い。何だこりゃ、という音。
 FM、CD、アナログLP、カセットの音を出してエージング。

  チューナーはケンウッドのKT-3030
 KA2200とペアのFMチューナーKT2200はしばらく前に壊れてしまい、このクオーツシンセサイザーチューナーに替えてありました。
 まだ一応デザインの共通性が見られます。

 カートリッジをいろいろ変えて音色の変化を楽しみました。

 左から、プレーヤー付属のテクニカ。
 シュアーM44G  そして40年前のシュアーV15タイプV。針は2年前に交換。

 右チャンネルの音の悪さをどうしようと、アンプを触った時、がさがさ音がしました。
 もしやと思い、天板を昔のアナログTVのように、ばん!!と叩くと、がさっ!!と音がして、元の音=左チャンネルと同じ音になりました。
 うーむ、このアンプにスライド式のswが3か所、レックアウト、SP選択。そして、リレーが、パワーアンプ部にLR2個、フォノに2個、フォノのMM、MC切り替えに2個と接点が多数あります。そのうちのどれかが「結露」で接触不良になっていた可能性があります。
 また、あるあるの不良原因=半田割れ。

 SPターミナルや、他の部分のどこかで半田割れが発生している可能性もあります。

 何しろ久しぶりに電源を入れたのですが、サッシ工事をやるのに、窓を外し気温4℃以下になり、その後ファンヒーターを付けて温めたから結露が発生しても仕方がない状態だったのです。結露は、色々と悪さをします。

 音を楽しむ前に、生活出来るかどうか=温度管理は大切、という基本的な部分でした。


〇20220115   AVアンプ

 AURO3Dのブレードランナー騒ぎから、LX901NGが同時進行していた年末年始。
 自宅改修工事も同時進行していて、AVの方に注力出来ずにいました。
 昨年末に工事が完了。周辺のかたずけ、原状復帰作業にシフトしたので、AV関係を問題解決しようと行動開始。

 ストームオーディオISPMK2を猛プッシュされていたのですが、生活が破綻してしまうので、現実的なデノンにしました。

 AURO3Dディスクが入手出来ないでいるのですが、とりあえず音が出るようにしています。
 デノンのX6700Hは、AVアンプとしてはかなり音が良いです。
 昔でいえば、インテグラの音に寄っています。ハードでシャープでダイナミックな感じがします。
 マランツはきれいに整った音楽的な音がするのは、AV8801を使っていたころ確認していました。
 今や、インテグラはなし。パイオニアも無し。そもそも、LX901は、将来ファームウエア書き換えでAURO3Dに対応予定、であったのに、メーカーそのものが無くなってその約束も反故に。
 
 デノンのほかには、ヤマハ、マランツしかAURO3Dを再生できるAVアンプはなく、(ストームオーディオは除く)、結果的には一択でデノンにならざるを得なかったわけです。

 音のフェイズコントロールで、全体の音場感、包囲感は流石のパイオニアMCACCであったのですが、AURO3D不可。
 映像のプリ部も、高度なコントール性能はパイオニアの方が上ではありましたが、デノンは無難にまとめて来ていました。

 トータルの満足度は、デノン6700HでOkだったのですが、合わせて久しぶりに行った端子部クリーニングでトラブルが、、、

 金属面に塗布するタイプの液体製品を、電源プラグのプレート部に塗布し、ふき取ると、低域がもりもり出てくるというすごいアクセサリーがあります。
 喜んで、パワーアンプの直流電源コードの端子部に塗布したら、ほんのすこしはみ出たのか、取り付けたときバシッとと音がして、電源ランプが切れなくなってしまいました。音は出るし、充電もするのですが、パワーインジケーターが切れない=電源OFFに出来ない、という不手際をやってしまいました。
 インジケーターは、消灯出来るので、消灯モードにし、裏面のブレーカーでOFFにすることでしのいでします。
 この修理にいくらかかるのか、この方が憂鬱になり、新コンポX6700Hの導入の喜びが半減どころか、マイナスに流れてしまいそうです。



 X6700H
 新型AVアンプと言えども、エージングでどんどん音が良くなって行くのを、耳で確認出来ました。 

 


〇 20220103  AURO3D ブレードランナー2049 入手作戦顛末記

 昨年12月にIKシアターで驚愕のAURO3D体験をしたので、年末アマゾンUSAで、AURO3D音声が入ったBDセットを発見。
 早速ポチって、1月の頭に届くという、その現物が届きました。

 いざ開けてみると、、ただの4KUHDのスチールブック仕様アメリカ版でした。
 4KUHD+3D+BD のアトモス版。

 スチールブック仕様ではない普通パッケージの4KUHD2049を私は発売時に入手していたのでした。
 その当時、2049発売に併せて、オリジナルブレードランナーの4KUHD盤が発売されていて、それを入手。

 その高画質、サウンドデザインに舌を巻いた経験から、2049はパチモンの観が強く、まじめに見ていなかったのでした。

 元凶のアマゾンUSの4KUHD スチールブック DISC3 AURO11.1 表記の商品画像。
 

  DISC3にAURO11.1と明記。
 字体は、英語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語などではない。おそらくポーランド語のようだ。
 これだったら、IKシアターで見たパッケージと同じではないか?とこの写真をメールで送ってAURO3D氏に確認もしました。

 Ikシアター体験の後、あの超絶サウンド体験を再現したくて、いろいろ考えてきました。

 で、手始めに、AURO3Dサウンドのブレードランナー2049BDを入手する作戦を立てたわけです。
 
 ところがアマゾンUSAの2049スチールブックは、マーケットプレイスの1点もの。
 単品で99ドル以上するやばい系のもので、さらに送料が49ドルもする。結局日本円で18000円位のコストになったのでした。

 ALICEINC という販売店。日本でいえばアリス商店でしょうか?
 
 届いた商品が、商品写真と違う!返品するからAURO11.1と書いてある写真と同じものを送れ、と面倒くさいアマゾンの返品やり取りを始めました。

 その中で、AURO3Dが入っていないのだけれど、アマゾンサイトの商品画像と同じAURO3Dが入ったものがほしい、お宅は持っているのか、と問うと、
 
 「私はスチールブック商品のコレクターで、商売している。アマゾンサイトの商品画像はエラーだ。その写真はいつ誰が貼ったか私は知らない」、と担当のアリス商店のアマンダ嬢が返事をよこす。

 お宅は、AURO3Dのディスクを持っていないのかと尋ねても、3Dのディスクには、AURO音声は入っていない、とか、早く商品を送り返してほしいだのと言ってはぐらかす。

 3回目のメールで、私は持っていない、返品確認したら、返送料も込みで返金する。とのこと。
 結局、AURO3Dディスクは入手出来ないことが判明。

 アマンダさんは、DISC3のAURO11.1と言うのが、AURO3Dの音声ディスク、と言うのことを理解できなかった。
 彼女は2回、3Dディスク と言ってきて、そのたびに、DISC2 3D は、AURO3Dではないよ、と言って聞かせるのですが、おそらくAURO3Dの存在を知らなかったのかもしれません。

 2回目のやり取りの時、出品者の評価欄で、間違った商品を送られて、私ががっかりしている。出品者は、AURO3Dのディスクを持っているのか、いないのか、正直に回答してほしい。☆1つ。
 と評価したら、血相を変えてメールをよこして、この出品者評価を取り消して欲しい、と。

 どうも、ヤフオクの評価みたいなものらしく、マイナス評価=とても悪い、がつくと取引に支障が出るらしいのだ。

 そんなの知らねー、インチキ商品送ってきたのはアリスじゃん。自分の販売商品の写真チェックすらしない業者に情けは不要!と言ってもよかったのだが、彼女をいじめても仕方がないので、アメリカアマゾンに評価の取り消し方法とか何やらをメールしたり、返品のヤマト国際宅急便のインボイスの書き方を勉強したりして居ました。

 3回目のメールで、やっとAURO3Dのディスクなんて知らない、私が持っているのはこのアトモス盤だけだ、と言ってきました。評価を消した後だったので、すこしは素直になったのかもしれません。アメリカ人でも自己中な人はいるのだ。

 その後、ポーランドアマゾン。
 AURO3D本体のウエブサイト。
 を調べました。

 アバックのブログの記事で2049AURO3Dの記事を発見。そこにアマゾンインドに商品があったとの情報で、アマゾンインドに登録し、などなど捜索活動しましたが、結局ブレ―ドランナー2049のAURO3D版入手作戦は失敗に終わりました。

 アマゾンポーランドには、AURO3Dの商品設定自体がない。
 AURO3D社のAURO3Dが入っている商品のリストからたどって行くと、ポーランドのDVDショップに接続。
 そこでサインインを試みたが、日本とは取引できないと言われてしまいました。

  ポーランド

DVDMAX.PL というショップです。 スチールブックではない仕様のBD。これで良いのですが。


 アマゾンインドでは、アマゾン商品は欠品。再入荷日は未定。
 アマゾンインドのマーケットプレイスに商品があったのですが、日本の私の地域には配達出来ない、と言われ、引き下がりました。

  インド

 これら2枚ともサウンドトラックにAURO3Dが明記されている。

 ものは、確かに世界のどこかに存在しているのに、日本では入手出来ない結果となりました。

 こういうものをアメリカのアリスincがいったんアメリカに輸入して、それが届いたら坂本に送って欲しい、とメールしようかとも思いましたが、英文メールを作成するのがめんどいのと、異常に高価に成る可能性があったので、アリス商店アマンダさんへのメール原稿は消去してしまいました。


 AURO3Dさんの言った「このディスクは日本に1-2枚しかないのですよ」と言うのは本当だったわけです。 

 何か大きな力が、日本にAURO3Dのブレードランナー2049を入れさせない、と働いているような気がしてなりません。

 せっかく、AURO3D対応のコンポのセッティングを開始しようと計画しているのですが、、、

 追記
 AURO3D社の日本語ツイッターに質問したら、早々と返信がありました。
 やはり、AURO3D社本体に載せてある、AURO3Dを含む商品のリストしかなく、お役に立てずごめんなさい、と。

 こんな地方の田舎者の質問に答えてくれたAURO3Dツイッター担当者様ありがとうございました!


〇20220101    新年開けましておめでとうございます!

 旧年中は色々あり、考えていた企画で流れたもの、実施出来たもの、色々。関連した皆様ありがとうございました。

  
倒福  ダオフー  逆さ福。   香港に伝わる幸運のおまじない。

 
 それが、WW2ドイツ戦車、ティーガー1型に描かれて居ました。
 戦時中のドイツにもしゃれがわかる人が居たものです。
 この虎壱は、ダスライヒ師団のS33号車。
 結局撃破されてしまったようですが、詳細は不明です。
 右は、ティーガーに描かれていたマーク。
 虎には虎。です。

 2021年十大ニュース。

1.2.13福島県沖大地震
2.UX-1 大メンテナンス
3.LX901 故障
4.会津のIKシアターで、ストームオーディオによるAURO3D体験
5.7月 大学ラグビー部OB戦 実施
6.2021年1月から新職場で1年
7.28年ぶりの定期健康診断と4年ぶりの献血
8.金華山くじらツアーと阿武隈川SCサイクリング
9.訃報と感謝
10.自宅改修工事